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2006年1月 9日

ラチエン通りの卓袱堂

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私の”ル・ボナーの一日”によく登場してもらっている、20年来の友人の陶芸家の卓袱堂の卓ちゃんが、なけなしのお金をかき集めて購入した神奈川、茅ヶ崎ラチエン通りにある店舗兼工房兼ワインバー?兼自宅です。年末、年始、卓ちゃんと仲間たちは資金難を自分達の体力で補いつつ内装工事に没頭しているそうで、プロバンス地方出身のフランス人がデザインした和風?をイメージしながら、お店の内装をやっているそうです。完成したら南フランスを味わうために泊まりに行こうと思ってます。
卓ちゃんはお金がなくても、生活を楽しむ天才です。陶芸家としての卓ちゃんは陶芸素人の私には未知数なのですが、人生を楽しむことにおいては卓越した才能を感じます。文才があれば、椎名誠の怪しい探検隊よりおもしろい物語がいっぱい書けるほどです。
初めての霧が峰での越冬キャンプも卓ちゃんと6歳になった息子の一穂と私たち夫婦で行きました。敷き布団持参でのキャンプでしたが、他の装備がディスカウントショップで揃えたお粗末な物だったので、マイナス15度の夜はたいへん厳しいものでした。ランタンの光があんなに暖かいものだとは、それまで知りませんでした。
富士山の西湖でキャンプした時も、卓ちゃんは歩くことより泳いでいる方が楽だと言い放つので、じゃあ西湖を泳いで往復してみろよと言うと彼はほんとにやってしまいました。望遠鏡で確認していたので事実です。私は藻に絡まって溺れそうになりました。
卓ちゃんは湖を見ると泳ぎたくなる習性があり、十和田湖を泳いでいて、線路が湖底に向かって伸びているのを発見したそうです。素もぐりでその先がどこまで伸びているのか確認しようとしたのですが息が続かず諦めたそうです。誰かスキューバーダイビングの出来る人で、もの好きな方、線路がどこまで伸びているのか教えてください。
人生の価値はお金をどれだけ儲けたかとかどれだけ有名になったかとかではなく、思い出をどれだけつくったかだと思っている私には、かけがえのない刺激を与えてくれる11歳年下の友人です。

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