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KENSAKI専用グリマルディー

火曜日、私は10時前には東京のアトリエTAKUYAのドアをノックしていました。
KENSAKI万年筆のグリマルディーを仕上げてもらうためです。TAKUYAブランドのコラボ・グリマルディーを置いているお店の特権を利用してのオーダーなのですが、そうでないと完成は半年以上先になってしまう忙しくしているTAKUYA君であります。
KENSAKIはクリップが硬いので差すのは抵抗があり、だけれど見せたいという私の要望をかなえるには正確な採寸と微調整が必要なための訪問です。早速採寸して木型を削りだしました。

独立系革小物職人のTAKUYA君は仕事を始めると素晴らしい集中力。いつものTAKUYA君と違う修行僧のような一面を見ました。私はKENSAKIを残して東京での仕事をこなすためアトリエTAKUYAを後にしました。


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木型製作中

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絞り中

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手縫い中

彼の革小物は素晴らしいと思う。手縫いでないと出来ないフォルムを想像し、使う人の要望に沿った革小物作りをしている。そんな彼のモノ作りの姿勢は、方向性は違うけれど私は大いなる刺激をいただきます。

仕事を終えた後、フルハルターの森山さんのお店に、KENSAKIのペン先調整で初めて来店する予定にしていたのですが、フルハルターは火・水とお店がお休みであることが判明。調整は次回の東京出張の時にしていただくことにします。調べてから東京出張の日を決めればよかった(トホホ、、、)。

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で、TAKUYA君にお供してもらって、赤坂8丁目にある「みんみん」(王に民なのですが書けませ~ん)。
私にとって思い出いっぱいの中華料理屋さんです。30年前、私が東京に来て初めて住んだ場所が赤坂でした。極貧の若者には、東京でも特に物価が高い地域の赤坂は生活するのに厳しい地域でありました。そんな私にとって美味しい本格中華を安く提供していただける赤坂の「みんみん」は特別な飲食店でした。ハミにも携帯で今夜は「みんみん」で夕食たべるんだぁ~と連絡すると、私も行きたいと懐かしく感慨深そうです。「みんみん」という名の中華料理店は全国に沢山あるけれど、赤坂の「みんみん」は特別です。

赤坂8丁目の路地裏にある「みんみん」は30年前からプチ改装は何度かしているけれど、私の思い出を壊すような改装はしていない。厨房は当時のままです。
極貧の若者であった私がラーメンだけやチャーハンだけ頼むと、時々サービスと言って注文の品より何倍も高価な一品料理を作ってくださったご主人は今はいない。若い人たちが厨房に立っている。その人たちにおかあさんと呼ばれている、お店をきりもりする奥さんは30年前は娘さんであった(当たり前だけど)。
私はその後30年間中華料理を食べ続けたけれど、あの頃食べた「赤坂・みんみん」のレバニラ炒めとチャーハンより美味しいレバニラ炒めとチャーハンに出会ったことがない。30年経って代替わりしたけれど「赤坂・みんみん」の味は変わっていなかった。
今回二人前ほどの大盛りの炒め物3皿と3人前ほどの大量のチャーハン、それとラーメンを各1杯頼みました。ザーサイは山盛りサービス。細いのに大食漢のTAKUYA君が3分の2は食べてくれたので、満腹で動けなくなりそうになりながら完食。これだけ食べて二人で3,200円。頭を深くさげたくなりました。
今度ハミと「赤坂・みんみん」に一緒に行きたい。味も雰囲気を30年前と変わらない。

その日午前3時半に起きてしまった私はTAKUYA邸に戻ると睡魔が襲ってきた。
TAKUYA君はKENSAKI用の特別仕様のグリマルディー仕上げに没頭。私はTAKUYA邸で夢の世界へ。

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翌日の朝5時に目を覚ますとKENSAKI専用グリマルディーが完成しているではないですか!。
ピッタシサイズの木型が功を奏し、クリップささなくてもKENSAKIをグリップしているではありませんか。
これは大満足であります。
早朝の新幹線で神戸に帰神。午前11時にはル・ボナーのマイ仕事机で、TAKUYA君の仕事中の集中力に刺激を受けて、東京で買ってきたラージサイズのナイルクロコとにらめっこ。この貴重品革のクロコでアタッシュケースを作ります。緊張感のあるお仕事に突入です。


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コメント (13)

orenge:

この組み合わせはスゴすぎですね。収まるところに収まっているという感じですか・・・はまりスギです。これは参りました。

ル・ボナー松本:

orenge さん
ペンケースのオーダー面白かったですよ。私の無理難題をTAKUYA君は苦しみながらもかなえてくれました。これからはこのグリマルディーとKENSAKIは一心同体です。

TAKUYA:

松本さん

格別のお取扱いありがとうございます!!
みんみん最高でした!ご馳走さまでした♪

松本さんと案を練っている時は本当に愉しかったです!!
いつも沢山のヒントをありがとうございますぅ~!!

ル・ボナー松本:

TAKUYAさま
イビキと歯ぎしりご迷惑おかけしました。次回からはノーズクリップとマウスピースを持ってゆきますので、これからもよろしくお願いします。TAKUYA君が肩がガチガチになるのがよくわかりました。

めだか:

松本様

うわ!すごいですねえ、これ。
クリップの部分のホールドを見たとき、「カッコイイ!」とつぶやいてしまいました。
ジャストフィットのペン、出し入れするのが楽しそうです。いつか、触らせてください。

ル・ボナー松本:

めだかさん
私はこれからいつでもこれをぶらさげていると思いますので、いつかまたお会いする時に見てくださぁ~い。
表革は私の好きなブッテーロの黒を使い、内貼りの革はKENSAKIの象牙色にあわせてミネルバリスシオの白色を使って作ってもらいました。コバの芯に使う革もコバしか見えないけれどブッテーロのイエローを使っているんですよ。クリップさしていないのに走っても抜ける気配はありません。

kazubon:

実物を拝見しましたが、存在感が素晴らしい!
手のひらに乗っかるぐらいのサイズなのに、、、。
存在感とサイズは、かならずしも比例しないことを実感。
いいな~(w

でも僕の場合、まずは自分に合う万年筆選びから始めないと。
吉宗さんに相談しよーっと(w

松本さんの作るレザーペンケースも期待してます!

万年筆用ノートも、さらに完成度を高めないと…。
がんばりましょう~!

ル・ボナー松本:

kazubonさん
サウスポー用にペン先を調整してもらうと、kazubonさんも万年筆に必ずはまります。その万年筆で自分達が作るこだわりのノートに記すると、今まで知らなかった世界の扉を開くことになるでしょう。少しオーバーでした。

たか:

東京在住中にTAKUYAさんの所に遊びに行ってみたいですね。まずは先立つものをがんばらねば。

たか:

追記です。そういえば、なぜかscatola del tempoのペンケースが我が家にやってきました。そのうちご披露します。

ル・ボナー松本:

たか さん
アトリエTAKUYAはお店ではなく自宅兼仕事場なので、敷居が高いですよ。オーダーしたい品を前もって相談した上で、絶対作るぞぉ!と決心してからでないと訪問しずらいです。彼は笑顔の仮面を被ったミステリアスTAKUYA君ですから。

TAKUYA:

たかさん
是非お気軽に!!
自宅ですので、事前にご連絡頂ければ笑顔の仮面を被ってお迎えいたします!!
具体的なイメージがなくても一緒にいろいろ考えると沢山案がでてくるのですよ!それがオーダーの醍醐味だと思っております。

たか:

TAKUYAさん、コメントありがとうございます。がんばって先立つものを用意します。

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2007年07月05日 18:55に投稿されたエントリーのページです。

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