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ティア製作途中

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ハミは現在ティアの製作中。このバッグのフォルムは美しい。内縫いの極端にいせ込んだ技法によって生まれるふくよかなラインはシンプルだけれど豊かなオーラを発散させています。手間をかけた縫製と贅沢な裁断によって生まれるティアはハミの大好きなバッグです。使ってみないと本当の良さと耐久性が説明できないと、今回作る内の1本はハミが使うそうです。まあいいかぁ~。

長いお時間お待ちいただいた皆様には大変ご迷惑をおかけしていますが、今しばらくお待ちください。取っ手は出来ているので、裏地を縫製してファスナーを取り付けて(この工程が鍵であります)、取っ手を本体に手縫いで縫って完成です。シンプルな鞄であればあるほどそれぞれの作業は慎重に丁寧な仕事でないと鞄が台無しになってしまいます。もう少しで出来上がりです。

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このバッグはエルメスのガオというバッグの写真を頼りに、ハミがパターンを起こしたバッグです。ガオはファスナーの部分が外に開いていてそれには抵抗がありました。ナチュラルに作るとどうしてもファスナーの口元は開いてしまうので何度かの試作を繰り返し、口元が開かない方法を考え出しました。そのことによって、いせ込み技法の工夫と相まってエルメスのガオのまねっこでない豊かなオリジナルなフォルムになったと思っています。購入されたお客様は一度見比べてみてください。違うバッグに昇華できていることがわかっていただけると思います。

ハミはこのバッグを作る時、仕入れたシュランケンカーフの中から特別肌が均一でキズのないものをチョイスし、その一枚の革を贅沢に裁断します。このサイズのバッグを1枚で1個です(私は出来ません)。
それゆえに破綻のないこのフォルムが生まれるのでしょうが。そんな贅沢なバッグです。

今日、幼稚園の園長をされているル・ボナーのお客さまから、私が似ているからと「くつやの まるちん」という絵本を届けていただきました(最初の写真に載ってる絵本です)。優しい絵で優しいお話です。実際は私は俗物で優しくないから、聖人のようなまるちんとは全然似ていないけれど、夫婦二人三脚でバッグを作り続けて、そのことで幸せのおすそ分けが出来ればと思っています。バッグを作り続けられている私達はそれだけで幸せです。とうさんはそのこと忘れないようにねと横でハミが言っております。

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コメント (4)

こむぎ:

ティア、本当に美しいフォルムですね。細かい部分まで、考えつくされていて、またまた欲しいバッグが増えました。困ったものです。

ル・ボナー松本:

こむぎさん
シュランケンカーフというシュリンクカーフ革の特性を十二分に生かしたバッグだと思っています。思案して困ってくださぁ~い。

クワハラ:

こんにちは。
ティアの製作過程を教えて頂き、一枚の革が、ハミさんの魔法の手によって、素敵なバッグに生まれ変わってゆくのがよく解かります。そして、それが自分の手に届けられるのだと思うと、恋人に会うのを待つ心境です。幸せな待ち時間です。ハミさんは、何色を使用されるのでしょうか。お揃いかな。ティアを初めてお店にて拝見したのは、父が入院していた病院帰りでした。一目ぼれでしたが、そのときは、見送ってしまいました。その父ももういません。何故か、ティアは、父を思い出すお品になってしまいました。急ぎませんので、よろしくお願い致します。
また、お伺い致します。

ル・ボナー松本:

クワハラさん
ハミはオレンジです。出来上がりを楽しみにお待ちください。ハミが今楽しそうに作っております。革の表情も格別良いものばかりです。

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2007年08月06日 20:24に投稿されたエントリーのページです。

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