2007年12月アーカイブ

2007年12月31日

楽しかった2007年さようなら~!

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今日は2007年の大晦日。
神戸は今年一番の寒波?と言いたいぐらいの冷たぁ~い風。
防波堤で仕切られたマリンパークの海辺も波立っていた。
なぜなんだぁ~海が2色にくっきり色分けされている。その不思議の理由知りたぁ~い。

寒風吹きすさむ中、チャーは耳をダンボのようにたなびかせながら前進、前進。
その後午前中、ル・ボナーのお店にいつもの二人と一匹は集合し、お互いの労をねぎらった?。
午後からは自宅の掃除、結構私も真剣に頑張ったと思う。
2007年は私にとって面白楽しく過ぎようとしております。

色々なモノをいただいた年の瀬でありました。
皆さんありがとうございます!。


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クリスタル・ペンは京都の老職人さんの作。ファンタジックなクリスタルの輝きが美しい!ハミにと、、、


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熊本から珍しい冬のスイカを頂いた。それも2度。

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オヤジは勝手にいっぱい買ってるからハミさんにと。ホワイトゴールド無垢のペン先の書き味にハミ大気に入り。

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軽井沢から段ボール一杯の林檎。私は林檎が大好きです。ただこの歳になっても、林檎の皮が怖くて剝けない私であります。山形からも林檎が届いたぁ~。私たちの正月はミカンじゃなくて、林檎で~す。ハミに皮を剝いて頂いて。

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ラミーのレディー。ハミさんにはこのペンがお似合いだと、、、、金の部分は専門用語でベロア金というメッキ。珍しい。七宝が綺麗です。ラミーの紫のインキ入れて使ってる。

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アンパン美味しいなぁ~。入ってる入れ物も捨てるのもったいなぁ~い。

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和歌山からフルーティーな日本酒。私でも美味しく頂けてしまう。飲み過ぎに用心、用心。
すっぱいは梅。イチゴは甘すぎたぁ~。ゆずは最高!

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ダヴィンチ入手記念にとTAKUYA君がグリマルディ作ってくれたぁ~!。ただ、かあさん(ハミ)が使うならばと。とうさん(俺)じゃぁ~作らないそうであります。

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自家製のお餅はハミがお姉さんと慕う人から。これで正月のお餅は十分足りまぁ~す。我が家は雑煮は白みそ関西風。

ハミにバトンタッチ

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長年のお客様から、日本海からの贈り物。かます、甘くて美味しくて、ご飯のおかわりがすすみました。

すでにお腹の中、撮り忘れた品や、こころに刻む温かく優しい気持ちも沢山いただきました。

国、地域、宗教、大人、子供、隣の人、すれ違った人、傍にいる夫、子供、生きるものみんな
喜び、悲しみは、変わりなく、いっしょだと思っています。
あなたがいて、私がいる。それが家族で、地域で、社会で、国で、世界で、宇宙で。
当り前で、当り前でだはない自然。人。大切にしたいな。
上手に言えないけれど。みんな大好き。

皆様、本当にありがとうございました。
皆様の温かい気持ちを胸に、新年を過ごしていきたいと思います。

良いお年をお迎えください。ありがとうございました。    ハミ

2007年12月30日

今日はのんびり大掃除

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今日は2007年最後のル・ボナーの営業日。それと大掃除の日。
その前にチャーの散歩を兼ねて、六甲アイランドの一番南側にあるアイランドパーク経由の遠回りで、ル・ボナーに出勤しました。
ここから見える海に浮かぶ神戸の街の風景が私は好きです。
繁華街から少し離れたこの人工の島でお店をかまえて15年。
ゴーストタウンのようだと初めて来たお客様は思うようだけれど、そんな場所で15年続けられたことに感謝しています。この距離感が、神戸をますます好きにさせてくれているとも思う。


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ル・ボナーに来てまずはガラス拭き。
外からは年に何度か水拭きするけれど、中からは年に一度。
窓拭き用モップを使ってしないと、ル・ボナーの外観は前面ガラスなので大変です。
そのため鞄や什器を窓際から待避させて窓拭きしないといけない。
綺麗になったガラス越しに見えるル・ボナーのカバンたちは一段と魅力的。自己満足。


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大掃除の時ぐらいしか、この位置からル・ボナーの店内を見ることはないなぁ~。
夫婦二人のル・ボナーになってから今年で3回目の大掃除。しゃかりきになって徹底的に大掃除というほどではなくなった。程々一年の締めくくりのような感じで、のんびりやっている。
今日も何人かのお客様が来られ、カバンを作っている訳ではないので、のんびり会話を楽しみながら仕事机の引き出しの中の整理整頓。すぐグチャグチャになるのは明らかなれど、気分、気分。

今年もまた、このル・ボナーのお店で多くの人たちと知り合った。
多くの刺激を頂き、感謝、感謝です。
来年もまた多くの人と知り合い、楽しくワクワクしながら一年を過ごしてゆきたいと思う私達夫婦です。

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この電球凄いんです。
何が凄いかというと、15年前にお店をオープンしてからず~っと灯き続けているのです。
毎日11時間ほどつけ続けているのに15年間切れず今日まで。阪神大震災も経験しているのにです。
ハロゲンにしても、白熱球にしても数ヶ月で交換の消耗品。それに比べてこの電球は15年です。
拝みたくなるありがたさです。私はこんなモノが大好きです。

51歳の年の瀬はあと一日。
充実した日々を過ごさないと勿体ないと思う年齢になった。
その思いとは半比例して年齢を増すごとに、月日が経つのがスピード違反で過ぎてゆく。
大事に一日一日を楽しまなければ、刺激を感じて思い出のこして。
そんな思いを抱きながら、モノを作り残すことを考えている。
私の出来る一番大事な事。自戒を含めてその事を強く思う年の瀬。

2007年12月29日

年末年始のお知らせ

2007年の年末は30日まで営業します。2008年は4日から開けます。

去年は2日から開けましたが、お客様が全然来なかったので、今年は3日まで休みまぁ~す。
今日は朝から年末恒例、棚卸。
こんな革あったんだぁ~。昔のフラスキーニの革は良いよなぁとか言いながら革のチェックをしていたら棚卸が今日中に終わらず、明日も続きをしなければ。
明日は接客しながら大掃除であります。

2007年12月28日

古山万年筆画伯の素顔

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古山画伯が参加者全員に配布した「アファンの森で語る会報告書」

古山画伯から「アファンの森で語る会」報告書という冊子が届いた。
参加者の文章とその時の写真がいっぱい。私のブログの記事まで無断で出演している。
楽しかった時間が甦ります。

画伯と知り合ってまだ1年半ほどしか経っていないのに、多くの楽しい思い出とやっかいな万年筆菌をいただいた。そして多くの人たちと知り合うことが出来ました。

一見したところ、売れない貧乏画家然とした怪しげな私以上のランドセルオヤジなのですが、多くの人が画伯の企てに加担し、楽しい思い出作っている。

そんな画伯主催の年間行事の主たるものが「アファンの森で語る会」と「頑固職人の会」。
万年筆界のかすがいなので、毎週のように色々な集まりに顔を出しているのは知っているけれど、主催はこの二つの行事です。他にもあるのかもしれないけれど、私が知っているのはこの2つ。

今回ハミも参加した「頑固職人の会」では、画伯が料理をその場で作り、皆をもてなしてくれたことに彼女はいたく感激していた。それがまた美味しいかったらしい。
料理にしろ、報告書にしろ、画伯はサービス精神旺盛で、その上してあげてるというお仕着せな部分が全然なぁ~い。むしろそれを楽しんでいるのであります。
そんな画伯の回りには老若男女色々な人たちが集まってくる。


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画伯が構成作成したイタリア旅行の時のアルバム。参加者全員にプレゼント。

俺の人生結構楽しかったなぁ~と思いながら死ねるといいな。
仕事も遊びも何でも一生懸命で、色々な人種の人たちと関わりながら、刺激を感じながら、喜怒哀楽露出しながら、生きると楽しい。
貧乏な時も、あぶく銭が入った時も楽しく馬鹿馬鹿しく笑い話の思い出の1シーン。
画伯はそんな生き方している。少し距離を置いて観察していると、非常に面白いお人です。
深く関わった人たちは、脳細胞がグチャグチャになって訳わからなくしてしまうお人でもありますから、私たち夫婦はほどほどに関わって、楽しませていただきます。

ハミ談
父さんが時折溜息をつきながら言う言葉
「画伯の傍にはなぜか若くて美しい女性方がいっ~つもいる。
汚さは俺と変わりないのに、なぜだろう」って。
職人の会、に参加してなぞのひとつが分かった。
集まった方々を楽しませようとするサービス精神なのか、料理好きなのか、
皆が弾む会話の中、ひとり狭いキッチンに立つ画伯。
ハーブをちぎり、にんにくを大胆に放り込む。あっという間に出来上がる二種類のパスタ。
「おーぅ、おぅ、どうしたぁー」の、のんびり画伯しか知らない私。
ゆったりした動きの中の、的確な早業。かっこ良かった。
画伯を支えるように、秘かに静かに準備や洗い物をする生徒さん方。
次回は父さんに参加してもらい、
是非、画伯を軸とする信頼関係とゆったりとした中の、フットワークの軽さを
見てとってきて欲しいと思うのです。
違いは、自分で見て、感じるのが一番!!
父さんにわかるかな~?

2007年12月25日

職人の思い伝わる上製本仕様の特別なノート

閉店間近、待ちに待った上製本仕様のノートが出来上がり、このプロジェクトを中心になって進めていただいた大和出版印刷の川崎さんにとどけていただいた。
この企てを大和出版印刷の若社長に持ちかけてから1年4か月。
出来あがったノートを目の前にして、感慨深い心情の川崎さんと私、、、、

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出来あがった上製本仕様の特別なノートは、このノート製作に関わったみんなの思いを受け止めてあまりある素晴らしい仕上がり。
閉店後の明かりを消したお店で、罫線だけが続くノートのページをめくりながらお金だけでは買えないモノのことを考えていました。

去年の夏、この企てを大和出版印刷の会議室に社員の半数の人に集まってもらいプレゼンし、古山画伯にも相談し始まった。

まずは紙の選定。万年筆くらぶ会長の中谷でべそさんや多くの万年筆好きの人たちに何十種類ものサンプルの紙に書き味を試してもらい、バガス紙とコンケラーCX22が残った。コンケラーは知名度もある高級紙、バガスはコンケラーより金額は高いのに無名。
私たちは無名で高価でも万年筆の書き味が上との理由で、この砂糖きびの糖分を抽出した後の植物繊維で作ったバガス紙を選んだ。
企画途中にバガス紙の生産停止という事態に遭遇し、あるだけのバガス紙を買い集め作れたのが全部で200冊分ほど。本当の限定品になってしまいました。

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製本は神戸一の製本職人、前田さんにお願いした。
80歳を過ぎた前田さんは現在、会社報をまとめて合本にしたり、特別なオーダー品の製本を中心に小ロットの仕事をされていますが、この企てを聞き集大成との気持ちでこのノートの製本を受けていただいた。
途中前田さんの入院もあり、この企ては頓挫してしまうかと思う時期をありましたが、退院後前田さんを師と仰ぐ須田製本所の協力を得て、前田さんの集大成の上製本の特別なノートは完成しました。

美しく、清い仕上がりです。
200冊あまりの製本は、緻密で豊かな表情を均一に伝えます。豊かな丸背の丸みとノートの淵の曲線が平行で、切り口は波状していない見事に均一。飾りが皆無のシンプルなデザインの上製本仕様ゆえ、職人の技術力とセンスが仕上がりを左右する。
お金だけでは買えない職人の誠意という価値を伝える上製本仕様に仕上がったのではないでしょうか。

私は工業製品を誠意を持って特別で均一な品に仕上げる職人芸に対して尊敬を感じています。
流れ作業の中で管理されて作る工業製品ではなく、一人の職人が自身の経験とセンスを最大限発揮して数を均一に高次元で仕上げた品は、芸術作品に劣るものでは決してない。
この上製本仕様のノートは、そんな誇り高き市井の製本職人の仕事です。


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この上製本仕様の特別なノートは神戸セレクション選定品として、絞りのペンケースと一緒に販売しています。
実際に見て、触れて、バガス紙の試し書きして購入したい人は吉宗さんのpen and messageかル・ボナーで。遠方で無理だぁ~という人は楽天で販売しています。
実際にこのノートを見たら、特別である事を分かっていただけると思います。
製本職人の誠意ある美しい仕事を感じていただけると思います。

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活版印刷機ですった罫線が入っただけのバガス紙に、あなたの思い出綴って欲しい。
この特別なノートはそんな使い方が似合う、時の流れを共有できるお金だけでは買えない価値ある品。

2007年12月24日

2007年の美味しい幸せいっぱいのクリスマスイブ

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友人のT店長からの携帯メール。
市場調査名目で、彼女と札幌でクリスマスイブであります。
「札幌はいいなぁ~」だそうであります。添付されてた写真何がなんだかわからない。


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札幌では道産子がトナカイの代わりに頑張っています。


イタリアから戻ってきたばかりの軽井沢のSご夫妻から、箱いっぱいの林檎が届いたぁ~。
軽井沢のクリスマスはロマンチックなんだろうなぁ~。S夫妻のイブは万平ホテルでディナーかな。

いつものF夫妻もイブは顔を見せない。昨日持って来ていただいた和歌山のフルーティーな日本酒を、今日は楽しみまぁ~す(この酒はジュースのように私でものめます。用心、用心)。

アンパンのセットは大阪のSさんご夫婦から。
みなさんからいっぱい幸せと一緒に美味しい頂き物。私達は幸せ者であります。

イブの夜だから、お店を早めに閉めようかなと思っていたところに、横浜から単身赴任しているエリートビジネスマンSさんが奥様と来店。
あれ、奥様と水入らずの神戸でのクリスマスイブで良かったですねとご主人に言うと、ニコニコしながら「ウン」だって。この大企業の取締役は、再び奥様と恋愛関係。奥様はご主人と一緒の気持ちかは神のみぞ知る。

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こんなにいっぱいの美味しいクリスマスプレゼントとまごころ頂いて、なんて幸せな私たちなのだろう。
お返しは、幸せ感じれるカバン作り。それがなによりと皆さん思っているはず。頑張らなきゃぁ~!。


夜はいつものように夫婦2人と娘と1匹の我儘犬のクリスマスイブ。
ケーキを一番楽しみしているのはお父さんと事実を指摘されながらメリークリスマス!。
なんかいいクリスマスイブだったなぁ~。

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クリスマスケーキのおすそ分けにあずかることが出来なくて、ふてくされて寝ているチャー。
毛布もグチャグチャ。    photo by 娘

2007年12月22日

クリスマスシーズンと町工場二階空目薬煙突工房

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クリスマスの唯一のル・ボナーの飾り付け。今回は古山画伯の絵も登場です。
が、プレゼント用の革小物が今年は全然なぁ~い。ル・ボナーの革小物不足はまだ続いています。
ただ来年前半にはなんとかなりそうなので、期待していてください。
ル・ボナーの革小物をお待ちのお客様、本当にごめんなさい。

私はクリスマスシーズンがなぜか大好きです。
外気はキーンと冷たいのに、心は温かな優しい気持ちがいただけるような。

私たちが独立した当初、屋号はサンタクロースとしました。「さむがりやのサンタ」という絵本が大好きだったからなのだけれど、それ以上にお客様が持つことで幸せになれるようなカバン作りをしたいなぁ~という意味合いからでした。それでハンド メイド レザー「サンタクロース」。
初めて営業に行くとインパクトあるし、相手も笑顔になる。良いと思ったのだけれど、期間限定みたいと言われて納得して1年あまりで屋号を変えました。
今の屋号「ル・ボナー」はフランス語でハッピーになぁ~るみたいな意味だそうです。意味合いはサンタクロースとつけた時と共通しています。初心忘れべからずです。

私はキリスト教信者ではありませんが、高校生の頃読書三昧の日々を送り、作家では遠藤周作が特に大好きで全部読んだ。その影響で1年半ほどプロテスタントの教会の日曜日の礼拝に欠かさず行っていた時期がありました。
ず~と出席していたのですが、キリスト教の”奇跡”という考えが理解納得できなくて洗礼は受けず、徐々に行かなくなりました。
それ以来私はヘーゲルのアウフヘーベンという思考に共感する実存主義者であります。いやここのところの私は物存主義者かなぁ~。それに冷静な時はアウフヘーベン的思考だけれど、感情的になると滅茶苦茶トンチンカンなオヤジ。都合が悪いと仏教の中庸という考えを持ちだしたりして支離滅裂。

そんな私はクリスマスシーズンだけはクリスチャンです。イタリアでもクリスチャンでした?。

恋人たちの季節、恋人のままのご夫婦の季節でもあります。
静かな優しさに包まれたシーズンもあと少し。

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ところで今日、関東の片田舎の過激派のアジトのような町工場二階空目薬煙突工房という怪しい場所で「頑固職人の会」なる集まりが催されている。
変なおじさんやおばさんが集まって飲んで食べて騒ぐだけの文化的でない集まりです。
主催者は古山画伯で、毎年師走の忙しいこの時期に開催されるので、当然私は誘われても行けるはずがな~い。

特に今日は、テレビでル・ボナーが紹介されて、オンエアーされた後数時間は連続して問い合わせの電話が鳴り続けた。テレビ恐るべし。お店は売れなかったけれど忙しかったぁ~。

あれ、今日のル・ボナーは私一人。ハミがいなぁ~い。
ハミは千葉の実家に行っていて、そのまま帰ってくればいいのに、「頑固職人の会」に参加してから帰神するそうな。
私より確かにハミの方が頑固職人であるから、この会に参加するのは似つかわしい。
会はすご~く盛況だったようです。古山画伯の人徳を認めざるおえないかな。
私は今夜も、宅配ピザ頼んで娘と寂しい夕食で~す。
ハミ早く帰って来ないかなぁ~。

2007年12月21日

モルトの香り

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アルファのイタリアちょい悪オヤジのY氏から、お歳暮と言ってアイラ島のラガヴーリンというシングルモルトを頂戴した。Y氏がいつも飲んでいるウイスキーだそうです。
この頃夕食後にウイスキーをショットグラスに半分香りを楽しみながら飲んでいる私には、半年は楽しめます。

私は時々バーに行く。
アルコールは全然体が受け付けない体質だと思って成人になってから30年アルコールを楽しむなんてことは考えもしなかった。バーに行っても葉巻を吸って、シャーリー・テンプルを頼んで場の雰囲気を楽しむだけであった。

その後、葉巻とモルトウイスキーの香りをこよなく愛する神戸人N氏とバー「バランザック」に行き、なめるだけとモルトウイスキーやグラッパを口に含むと、今まで経験したことのない香りのワンダーランド。
その後何度か試しているうちに、ストレート一杯香りを楽しみながら飲みほしたぁ~。2時間かかったけれど。これは私にとって大変な驚きでありました。

30年の間(その前にも)アルコールが飲めるように頑張ったことは何度かある。しかしいつも気持ちが悪くなって吐いた。カンチュウハイが飲みやすくて350cc飲み干したら、急性アルコール中毒だったのか、心臓が急にバクバクしてきてノックダウンしたこともあった。
そんな私が楽しみながら飲めてしまったのです。

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その事話したら、ル・ボナーの無料ビジネスアドバイザーのF氏がまずポピュラーなシングルモルトを試してみてはと、マッカランとラフロイグの小さな2本。この2本でも飲み干すのに1週間はかかる私です。
アイラのラフロイグの香りの方がクセが強くて私好み。Y氏から頂いたラガヴーリンはラフロイグ以上にクセの強いアイラ産らしいので、楽しみです。

バー「バランザック」のバーテンダー、太田さんに頼んで特別なカスクを出してもらい味わった時の凄い感動的な香りと口の中での広がり感を、酒文化をこよなく愛するF夫妻に話したら怒られたぁ~。
免許取りたてのドライバーがフェラーリを運転したようなもの。最初からショットグラス1杯5千~1万円オーバーの特別なお酒はもったいなぁ~い。お酒に失礼だぁ~といわれました。ごもっともなはなしです。

今夜はマッカランを楽しみながら、ブログを書いています。香りの悦楽。

2007年12月20日

2007年の締め、太ダレス製作

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1年の最後はいつも太ダレスを製作している、ここ数年です。
今回は革の種類、色、サイズ、仕様色々まとめて9本作っております。
この後今年最後のベルト製作も途中するので、完成は年越しかなぁ~。


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ル・ボナーのダレスバッグの最大の特徴は背が高くて正面から見ると四角に近いバランスで作っているということです。
上を枠で閉じて、横から見ると曲線の三角形になり、マチが内側に入り込むダレスの場合、サイズよりモノが入らないという問題点解消のためのサイズです。
三角形に閉じようとする下部分で書類が最大限収まることを想定して、このサイズバランスにしています。
ただ四角に近づけば近づくほど間の抜けた感じになるので、そう見えないための工夫は必要です。

枠を手縫いする前のダレスバッグは見映えするものではありません。
枠が縫い付けられると一変します。
枠はミシン縫いでも出来ますが、手縫いの方が強度が出ると思って手縫いしています。

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磨き上げ整形する前のマチ部分です。
仕切りの部分が数ミリ浮いているのが分かりますか?。枠を縫って閉じると本体のマチ部分と同じ高さに収まります。多くのダレスバッグの場合この仕切り部分は7~10ミリ上がってしまい重みの負担が接地している本体部分のマチにのみかかり変形の原因になると考え、少し工夫しています。

去年から各パーツ0,3ミリ厚くして作っています。重くはなりますが、使い込んで革が痩せても鞄の質感がより持続するであろうと考えての選択です。去年作った太ダレスを毎日使っていただいているお客様が最近そのダレスを持って来られましたが、その選択は正しかったと確信しました。

ただパーツを厚くして縫製すると大変です。仕切りをマチにはさんで縫う時、指先に力を入れて縫わなければならず、指先疲労で1本縫い終わるたびに指先がワナワナします。体力勝負であります。

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今回お客様のオーダーで、イタリア・バタラッシー社のプエブロという特殊な革でも太ダレスを作っています。
この革はバケッタ製法のミネルバリスシオの表面を擦って革の裏面のようにした革なのですが、使い込むとバケッタ製法の革の復元力を証明するかのように、リスシオと同じような経年変化(エージング)をするそうです。使いこんだ後の変化が楽しみです。


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今日は定休日。でも仕事していまぁ~す。
お昼休みを利用してブログ書いております。

2007年12月18日

パフ、パフ、パッフーン!

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パフの完成

先を急いでるため、アップが遅れました。


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柔らかく波打つギャザー、いかかでしょうか。


ソフトな質感のブロンジェ
パターン上は底も丸いのですが、置くとこの様なかたちになりますね。
でも、物を入れた時、まーるくなります。
また、
物を入れた時の極度な変形を防ぐため、内装の裏地は、原寸よりかなり小さくしています。

もう、ブロンジェでのバッグ製作は叶わぬ夢になりますが、
各色、少しずつ残っているので可愛い小物、つくりましょう。


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そして今、キューブボストン4色の製作に入っています。
ブラック、ヴァイオレット、トープ、グリージオ。
他の色をご希望くださった方々の分は、来年、革の入荷後になります。

内装はキューブボストン定番のピッグシルキー。
表の革色と内装の色はお客様のお好みで選んでいただいておりますが、
皆様、悩まれている時間を楽しまれてるような、そんな風に私には思えます。

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シュランケンカーフを原厚で使用する場合、
裁断後、一日過ぎると元気いっぱい縮んでくれるので (生きているんです!)
予め大裁ちし、パーツ、付属、内装等全て揃った後、型紙通りに裁断しています。

シュリンク革(なめす工程で薬品により革の繊維の特性どうりに縮めた革)で、なめしが甘いと
伸びようとする力が多いように思いますが、
このシュランケンカーフは、縮まろう縮まろうとします。
・・・ということは、より繊維が凝縮し、風合いをかもし出す力が増え、
丈夫さにも繋がっているように思っています。

今回は店頭に小さいサイズが並びます。

さぁー!年の瀬が迫ってきました。
さぁー皆様!、風邪をひかぬよう元気に、張り切っていきましょうー!!

2007年12月16日

不易を求めて

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メンズバッグとレディースバッグは同じモノを入れるカバンですが、根本的に違うなぁ~と思うのです。

メンズを作る場合、多くの決まりがまずあり、それを崩して作ることは出来ません。
まず入れるものに制約されたサイズ。こだわりを持ったディテール。物語り性を持ったバックボーン。
ビジネスシーンで使うバッグにおいてはそれにスーツや靴との相性も加わります。
そういった制約の中で、個性を創造する難しさがあります。

ただメンズバッグは作る職人のセンスと技術の差がはっきり同じような形の中で比較できるので、
怖くもあり面白いカバン作りです。
デザイナーとしての関与は部分的で十分です。

写真の被せのフタブリーフや今作っているダレスバッグはメンズの定番中の定番の形で、
どのカバンメーカーでも作っている形ですが、デザインではなく、センスや技術で差が如実にでます。
またこういった形のものは流行り廃れがないので、長く作り続けることによって、
より進化した工夫を加えることが出来ます。

それに比べレディースバッグはデザインの部分が大きい。
女性の場合、直感的に可愛いとか美しいというのが第一でサイズはその後。
入れる物を工夫してでもデザインが気に入ったバッグを選択するところがあります。
それも洋服に合わせて多くの種類のバッグをこだわりなく購入されます。

そのためデザインの自由度はメンズバッグに比べ制約がすくなく、楽しくデザインで遊ぶことができます。
しかし流行り廃れが激しく、新しいデザインを創造することの方が重要で、
新しい形を要望される場合が多々あるのがレディースバッグの宿命です。


革製のバッグを購入する男女比は圧倒的に女性が多い。
しかし独立系鞄職人はメンズバッグをメインで作る人が多い。
それは上に書いたような理由が影響しているのだと思う。デザインし続けることより、
技術的な部分に魅力を持って独立系鞄職人になりたいと思う人が多いからなのでしょう。

かくいう私も、デザインよりディテールやバックボーンにこだわるモノ好きであります。
ハミはそんな私とは正反対の感覚の持ち主です。いい意味でカバン作りで自由に遊んでおります。


ル・ボナーのカバンたちはそんな二人が作っているので、いいバランスを保っているように思っていますが、いかがでしょうか?。
遊び過ぎているオヤジがいるから、レディースバッグばかりがお店に並んでいる~!という声も聞こえますが、その言葉を謙虚に受け止め、これから日夜カバン作りに励む所存でありまぁ~す(残業はもう勘弁、昔やりすぎたぁ~)。

どちらにしても、デザインすることは表面的な差異であって、求めるのはその奥底にある不易。
ル・ボナーの不易(不変のアイデンティティー)を表現する鞄作りを求め続けています。メンズであれ、レディースであれ。それはカバン作りを続ける限り、終わりなき探究。だからモノ作りは魅力的なのではと思っています。

2007年12月14日

ボンジョルノ松本の悲劇

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昨日の木曜日は休日。午前中私は愛車アルファ145クワドリフォリオ前期型のコックピットに納まり目的のお店までのハイウェイを走らせていた。
時より雨が降る中でも、アルファは心地良いドライブフィールを提供してくれる。
高速道路でも私はこまめにシフトチェンジしながら、一番美味しいエンジンの回転域を探りながらドライブする。この車本当に面白い。当然燃費は悪くなってしまう。
この車で私は十分な満足を感じている。大きな故障に遭遇することなくこのままこの車で60歳を迎えたいと願っております。

今日の目的は、数日前に顧客のMさんから耳よりのメールをいただいた。
播州の小さな町に昔からの時計屋さんがあってMさんが覗いてみたら、私の大好きな50年前のセイコーのロードマーベルのデッドストック品を数点、倉庫の奥にたまたまあったと見せてもらったそうです。
時計好きのM氏はその時計たちの裏蓋を開けてもらってムーブも確認したそうですが、抜群のコンディションだったそうです。
値段を聞くと25,000円から35,000円と店主は言ったそうです。他にもオメガやユニバーサル・ジュネーブの同時代の古い時計もあったそうです。

M氏は時計好きですが現代の良質な時計が好きな人なので、アンティーク時計好きの私にその情報を伝えていただいた訳であります。これは行かなければ。
万年筆は今年はもう買わないと宣言しましたが、時計は買わないとは言っていません。

はやる気持ちを抑えて木曜日の休日を待ちました。
ロードマーベルは金メッキしていないステンレスタイプだと絶対買います。金メッキでもロービートのクラシックなものであれば欲しいなぁ~。オメガはコンステレーションかな、それとも初期のシーマスターかな。ユニバーサル・ジュネーブはやはり薄いシックなタイプかな。他にはどんなデッドストックな時計が隠れてあるのだろうか。
気持はワクワクドキドキ。車のスピードも上がり気味。


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1時間少しかけてやってきました。過去に忘れ去られたような時計屋さん。
大体の場所しか教えてもらっていなかったけれど、私の五感はあの店がM氏のいう時計屋さんだろうと確信した。そしてドキドキしながら近づいていった。私の至福の時間がこれから始まる!。


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近づいて見て分かった。木曜日は定休日だぁ~。
これはショックだぁ~。 でも閉店した訳ではない。また行けばいい。
傷心の私はこの地を後にしましたぁ~残念。

定休日がル・ボナーと共通なら、永遠に行けないわねと嬉しそうにハミが言ったぁ~。
確かにこの1年の私の行状を考え、現在のおかれている私の立場からして、営業日にお店をサボって(午前中だけなんだけど、、、)趣味の時計探索を決行出来る気配ではない。トホホ、、、、ショボォ~ン。
私が訪れることの出来る時まで、デッドストックの時計たちが静かに眠っていていただくために、今回は写真の修整をして、お店の名前と電話番号を看板から消しました。私の姑息な抵抗であります。

デッドストックな時計たち、私が引き取りに行くまで待っていておくれよぉ~。

2007年12月12日

「神戸セレクション」が始まったぁ~

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お友達の大和出版印刷さんがこだわりノートを作り、私が絞りのペンケースを出品して参加している「神戸セレクション」がまず楽天のネット販売で幕を開けました。
昨日もNHKテレビで紹介されたし、今日は朝日新聞の神戸版に武部大和出版印刷社長のお顔と製品の紹介記事がでました。
すまなくなるほど、「神戸セレクション」の顔のようにこの品たちがメディアで扱われて、ありがたいことであります。

絞りの3本差しと1本差しのペンケースは、楽天のネット販売がスタートする半月前からル・ボナーとpen and messageの吉宗さんのお店で先行販売を始めましたが予想以上に売れてしまい、追加生産のやりくりで四苦八苦しています。
お店に来れないけれど手に入れたいと思っているお客様は楽天のネット販売のご利用をお勧めします。
フラボナのネット販売でも取り扱うのですが、もうしばらく先になります。
店頭販売では、定番の5色以外の色のブッテーロの革でも絞りのペンケースを作って販売しようかとも考えております。
1月下旬の神戸大丸での「神戸セレクション」販売時にはそういった限定品も展示したいものだと考えています。


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これは「字母」と言って、これに溶けた鉛を注いで活字を作る、まさに字の母です。
大和出版印刷には、最新のオフセット印刷機の横で、活版印刷機も現役で頑張っています。

ノートは私が欲しくて、大和出版印刷の皆様に提案して実現した、万年筆の書き味にこだわった特別な高級製本のノートです。
何種類もの紙で書き味を試してこのバカスという紙が一番よかったのでこの紙を使った特別なノートを作る事になったのですが、この紙の生産は中止に企画途中になってしまい、
問屋の在庫にあるだけのバカス紙をかき集め作ったので、今回の販売は限定各100冊しか作ることができませんでした。
これは最後のバカス紙を使った幻のノートであります。私は各10冊言いだしっぺの特権で購入いたしまぁ~す。

万年筆で書くことを楽しむために、この特別なノートの書き味と重厚な製本と活版印刷で罫線を印刷した独特の味わいをお試しください。

この特別なノートに皆さんの心の思いを綴っていただきたいな。
万年筆の書き味楽しみながら、大事な明日のために今日を振り返るかけがいのない魔法の扉。

「神戸セレクション」では失われてゆく職人の技術を形にしたいという思いから製品化に着手しました。
この企画が終了した後も、「kobe.jpプロジェクト」として引き続きやってゆきます。新商品も順次お披露目してゆく予定にしています。多くの職人さんやスタッフと協力してこだわったモノ作りをするのは楽しいことです。
これからも頑張りまぁ~す。

2007年12月11日

Sご夫妻からのお土産と新鞄計画

ル・ボナーの顧客の方々はご夫婦ご一緒で来られるお客様が多い。
そして仲の良いご夫婦が多い。病気その他の苦難を二人で乗り越えお互いを支えながら手を添える後姿の70過ぎのご夫婦、柔らかな日々を一緒に思い出作りしている60過ぎのご夫婦、もう一度知り合った時の恋人同士に戻った50過ぎのご夫婦、漫才のコンビのような40代のご夫婦、恋する心のままの30代のご夫婦。沢山の仲の良いご夫婦と接して私達も幸せいただきます。

現在転勤で軽井沢勤務中のSさんご夫妻。今年は軽井沢を満喫すれば十分で、海外旅行は予定に入れていなかったけれど、私の「美女とランドセルを背負ったオヤジたちのイタリア珍道中」に触発されて、ローマ、フィレンツェ、パリの3都市に。去年はアラビア半島の砂漠の真ん中で野宿?の旅をしたご夫婦です。
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旅行の時も、いつもル・ボナーのカバンたちが一緒にお供します。その写真を毎回送ってもらって、私たちも幸せ。今回はパリで正装してレストランに行く時のために、このル・ボナーの鞄たち以外に奥様はキューブも持って行かれたそうであります。ありがたいことであります。


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そんなご夫妻から、旅行のお土産!。ローマやパリのスーパーマーケットで購入されたポップなラベルの食材たちです。見てるだけで楽しくなります。料理自慢のイタリアのマンマの隠し味を楽しみたいと思いまぁ~す。

パリは個人でモノ作りしているお店も多くて面白い街だったそうで、私の来年の欧州視察調査旅行はフィレンツェ、ローマにパリを加えて、3都市にしようかなぁ~?。

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KENSAKI樫本氏撮影の「ローマのボンジョルノ松本」あまりにもローマの街並みに馴染みすぎてる。

私の今年9月のイタリア旅行は、ただ楽しんできただけのように皆さんには思われています。
これからのル・ボナーの鞄作りに少なからず影響があるかと言えば、ないよなぁ~と思っておりましたが、すっとこどっこい2ヶ月半の時間の経過する中で、じわじわと発想が形になりそうな気配であります。

日々の仕事に追われている今日この頃ではありますが、手を動かしながらその新発想の鞄たちのことを考えております。
やはりキーワードはフィレンツェでした。ルネサンスの物作りが、私の枯れかけている年老いた脳に刺激を与えました。レトロモダンなデザインコンセプトはもう完璧。あとはそれを形に昇華させるのは来年の最大課題です。これを「RANDOSEL OYAJI プロジェクト」と銘打って進めていこうと思っております。

Sご夫妻の欧州旅行土産のマンマの隠し味を使った料理を食べて、この企てを成功させるぞぉ~!。

2007年12月 9日

静かな土曜日

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神戸の旧居留地ではルミナリエが始まりました。
阪神大震災で亡くなった人たちの鎮魂のためにはじまったこのイベントは年末の神戸にはなくてはならいものになりました。
財政難で続けてゆくのに四苦八苦しているそうですが、なんとか皆の知恵を絞って続けていってほしいイベントです。

神戸の中心地はルミナリエの行事も相まって多くの人でにぎわっていることでしょうが、同じ神戸でもここ六甲アイランドは人影まばらです。
師走の週末、接客をあまりする機会なく、カバン作りに集中しております。

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仕事しながら、めだかさんから届いた古山画伯がゲストとしてお話しているNHK FMの「日曜喫茶室」の録音を聞いていました。
画伯の会話は普段会って話す時と同じで、ランドセルおやじ丸出しのトークで、万年筆、カバン、と絵の事を少し話し続けていた。
1時間の番組の大半画伯の話で、私たち知り合いには面白かったぁ~。

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土曜日の夜8時前のル・ボナーのお店近辺。人がまるでいなぁ~い。
クリスマスイルミネーションが寂しげに感じます。

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ル・ボナーのご近所さんのスペイン料理のお店「リコ」さん。このお店は結構美味しい。
ランチは週に2~3回ご近所のよしみで、出前してもらっております。

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お隣のビルはシェラトンホテル。
毎週木曜日の夜、囲碁でお世話になっています。

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ショッピングセンターと結婚式場。
ショッピングセンターのこの階段はスペイン階段と言っています。
ローマのスペイン階段のように、多くの恋人たちが寄り添ってジェラードを食べている光景は見た事はないなぁ~。
結婚式場はロマンチックな演出。柱をたたいてみたら、プラスチックの張りぼてだったぁ~。興ざめ。

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この道を越えると我が家がすぐ近く。
それにしても、帰路人とすれ違うことの少ない街であります。

2007年12月 7日

テレビの取材

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今日は朝の9時前からテレビの取材。
ここのところテレビの取材が連続しています。
数日前もNHKの神戸放送局の「神戸セレクション」絡みであったし、今日はABC朝日放送です。
関西地域だけですが、12月22日(土)17時55分からの「ステキの扉」という番組でオンエアーされるということです。

テレビの取材は総勢5人、機材いっぱいで数分写るだけだけど3時間半もかかりました。
人影少ない六甲アイランドで特殊なカバン屋をこれからも続けていく上で、こういう取材は大変ありがたいことです。
ただテレビは放映された日から数日は問い合わせが連続し反響すこぶる敏感なのですが長続きはしません。

テレビに比べて雑誌の取材は効果絶大。そしてその影響は長く続く。
しかし東京近郊のお店に比べて、地方の取材は少ないなぁ~。


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今日はその取材陣を逆に撮影。ブログに載せました。
いいですか?と尋ねると、犯罪者はいませんからいいですよと了承していただいた。

チャーはカメラを向けると、魂を奪われると思っているのか半狂乱になって吠えまくるので、写されるのが嫌いなハミと午後から出社。
私は取材が終わった後、万年筆の魅力を得々と説明していた。なぜなのだろう、この習性。

2007年12月 5日

サンタがダヴィンチを持ってやって来た

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イタリア製ボルギーニ社のローラーボールやっとピッタシ納まるコンバーターを入手出来て、これで満足なスケルトン完成形。ペリスケよりかっこいいスケルトンローラーボウルが出来たぁ~と思っております。

万年筆と同じような仕組みを持ったスケルトンのローラーボールに出会い、どうしても万年筆用コンバーターを組んでメカニカルなローラーボールを作りたいと考え、最初にペリカンのコンバーターを購入。付けてみると太くて軸の中に納まらない。カッターナイフで鉛筆を削るように削って細くしようとしたら壊れてしまった。ヨーロピアンタイプの一番細いコンバーターは何か調べたところロットリングのアートペン用コンバーターが細くて入りそうだったので取り寄せました。それを装着してみるとピッタシ。バンザァ~イ。
これで840円でペリスケ並の良い感じ。ただコンバーターが同じぐらいの値段します。私の場合はコンバーター一つ壊したので、この状態に仕上げるため本体以上にかかっております。でも満足、満足。
こんな風な工夫をして筆記具で遊んでいる今日この頃のわたしであります。
万年筆は2か月半買ってはいません。(それって、誰への言い訳?・・・ハミ)

一昨日見せつけられた古山画伯のスティピュラのダヴィンチ限定品が頭から離れなぁ~い。
赤色であれば15万円で上野の「まるい」に行けば3割引きで買えるよと言うけれど、それでも10万円強する。今の私の状況では買ってはいけない。私は冷静になって、ハミの顔色も見ながら?諦めることにしました。とほほ、、、、

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28氏のチェザレ・エミリアーノとヤード・オ・レッド

そんな傷心の私は注文主の顔を浮かべながら太ダレスをいっぱい作っていたら電話。
ネットでも検索にひっかからないイタリアのチェザレ・エミリアーノという珍しい万年筆を日常使っている28氏からです。28氏のチェザレ・エミリアーノという万年筆は大変魅力的です。水牛の角が大理石のようで、それと無垢のシルバーのバランスが絶妙。上品なイタリアンな万年筆です。

その28氏は一昨日の私のブログを見て、私がスティピュラのダヴィンチに強い興味を持っていることを知り、実はその画伯の持っていたモノと同色同種類の万年筆を持っていて、売りさばく予定にしていたので、格安でお売りしますよという内容。
、、、、え?ほんとぉ~?私はその申し入れを断るなんて出来ないぁ~い!

28氏が来られる夕方を心待ちにして待った。


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おぉ~!スティピュタの限定193本の黒のダヴィンチだぁ~!
本当に私が所有できるなんて夢のよう。これはカラクリ箱、時計仕掛けのオレンジ?。無垢のシルバー部分が全体のバランスを締めている。未調整ながらこの85番も柔らかな書き味が気持ち良い。

ハミも書いてみて大気に入り。これは私が使いたぁ~い!とハミ。、、、えーえぇ~、それはぁ~
しかたありません。これはハミが使うことになるでしょう。しょぼぉ~ん。
(白魚のような私の指には、ジャストサイズ!・・・ハミ)

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ついでにこれもお付けしますと、デルタのアルファロメオ・ジュリエッタの万年筆。
アルフィスタの私には特別な思いを感じさせる万年筆ではないですか!それをおまけに付けてくれるなんて28氏は太っ腹。

デルタのデザインはレトロモダンでどこかマンガチックでイタリアの万年筆メーカーの中では独特です(ドルチェビータはデルタの中では珍しくイタリア万年筆の共通した美意識を持っている)。
このアルファロメオはデルタらしいマンガチックな胴の意匠。

その独特の感性に今まで興味なかったけれど、持ってみると面白い。その上アルファです。たまりません。デルタらしいデザイン、KENSAKIのデザインと共通することに気がつく。イタリア好きのランドセルおやじにはピッタシ過ぎる意匠。

サンタがダヴィンチを持ってやってきたぁ~!。
それにアルファロメオも。2か月半ぶりに万年筆を購入いたしましたぁ~!それも格安で!
うれしいなぁ~。

2007年12月 4日

サンタさんだのに物々交換

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古山画伯がクリスマスバージョンの絵を持って来て下さいました。
私達夫婦は画伯の絵が大好きです。今回の絵はマツモトの名が入ったランドセルを背負った裸の王様と仲間たち、、、、? もしかしてこの王様は私? 皮肉な冗談はあまりに的を得ている。私はこの絵が大変気に入りました。これから朝お店に来たら真っ先にこの絵の前に立ち、教訓を噛締めよう。
しかし私だけではなぁ~い!描いた当人もこのランドセルを背負った裸の王様であることを肝に銘じるべきですぞ。

プレゼントではない。ル・ボナーのカバンとの物々交換品であります。古山画伯はサンタさんではなかったのであります。
古い昔作ったカバンや何やらいっぱい没収していった。新しいカバンよりカバン作り30年の歴史遺産のような品が御所望のようで、捨てるには忍びないカバンたちを在庫置き場の奥の奥から引っ張り出して持っていってもらった。今回の物々交換は得した気分。量だけはいっぱい持っていったけれど。

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実物大の作品名「ぼやっとしたサンタ」


こんなに持っていくのは忍びないと、ハミにはこの絵。
どうやら次回出版予定の古山画伯著「鞄が欲しい2」のネタになるようです。
事実をありのままに描いた私が登場するそうですが、信じてはいけません。話三分の一だと思って読んでくださぁ~い。具体的な内容は教えてくれないので、何を書かれるのか戦々恐々であります。
ブログの「美女とランドセルを背負ったオヤジたちのイタリア珍道中」の中でよくもまぁ~あれだけ書いてくれたもんだ、その仇打ちだぁ~というのです。私的なブログに比べて、本に書くのは反則だぁ~。

ハミの参加・・・話の真実
父さんの話は百分の一、画伯の話は三分の一、イコール・・・怪しいけれど、
人生、楽しくあるべし!!・・です。

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絵の交換品。大きな段ボール箱の中いっぱい。25年前に作ったオール革のキャディーバッグも。

真面目な東京組は日曜日の夜、明日からの仕事のため急ぎ帰京。
古山画伯だけは延泊。で、またまたバーで首脳会議?。
万年筆界のカスガイと呼ばれている古山画伯 (本人は、この頃は万年筆界のカス、、と呼ばれ始めたぁ~と言っております) は鞄にも同じぐらい造詣が深い。本業の絵の方は2年半後に大フィ~バ~すると占い師が言っていたことを信じている。少し前まで2年後だったはずだけど、軌道修正があったようです。

そんな画伯と鞄について真剣に語り合った。来年は面白いプロジェクト画策することになりそうです。名づけて「ランドセルを背負ったオヤジ プロジェクト」。
人生面白可笑しく一生懸命に仕事を楽しまなければ。そんなプロジェクト始めまぁ~す。

2007年12月 3日

神戸の夜

私は51歳という年齢になりながら、配慮に欠けたランドセルを背負ったオヤジであります。
親しくなると、相手の事を深く考えずに思ったことを言ってしまう。そして親しくなった人を傷つけてしまう困ったオヤジです。それを何度も繰り返し、何人もの親しい人を傷つけ、そのたびに反省するのですがまたやってしまう。死ぬまでそんな性格直らないでしょう。でも少しは気をつけて言葉を選ばないと、周りの人を傷つけつづけます。そんな私と30年、ハミはよく付き合ってくれているものだとありがたく思う。
そんな子供の残酷さを未だに消化できていない未熟な大人である事に反省しつつ、今週末は始まりました。


12月1日(土)の「TAKUYA実演受注会」は盛況のうちに終わりました。
告知は私のブログとTAKUYA君のメルマガのみでしたから、私はそんなには来ないと思っておりましたが、人影まばらな寂しい六甲アイランドの中でル・ボナーだけはいっぱいのお客様。TAKUYA君の作る革小物は私が思っている以上に支持されているのだと実感いたした次第であります。

その後上野の森美術館の出張絵画教室の先生として来神している古山画伯一行と落ち合い吉宗さんのpen and messageに訪問。


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pen and messageではコーヒーいただきながら、始まった古山画伯のマイ万年筆自慢。
20本近く持ってきている。何のために?。万年筆好きの悲しい性なのか。その中の気になる2本。

まずは70年前のジェードグリーンのシェーファー。年月が見事な経年変化をしていて見事な味わい。少しインクは漏れるけれど、それもご愛敬。

世界限定198本のスティピュラのダビンチではないですか。これは良い!。繰り出し式というからくりが機械チックな上、ペン先未調整なのに素晴らしい書き味。これ私も欲しい!。値段を聞いて愕然、見ないことにいたします。でも良いなぁ~。

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その後みんなでKOKUBUで神戸ビーフであります。
イタリア旅行の時にKOKUBUの神戸ビーフは世界一と叫んだ私がいけなかった。その時の連中がそこまでいうならランドセルオヤジのおごりで食べてやろうではないかと図々しく来神したぁ~。
世界一の牛肉であるわけだから、そんなに安くはない。私の財布はスッカラカァ~ン(笑)。

昨夜も絶品鳥鍋の「富」とイングランドパブのようなバー「パパ・ヘミングウェイ」と夜の三宮界隈で、親しい人たちと早々忘年会?をし、そこでみんながよってたかってランドセルオヤジの欠落した性格を糾弾され続ける時間を過ごし、次の日もまた夜の三宮界隈。その次の日もバーに行ったので三夜連続午前様。当然ブログを書く時間はなく、しばらく更新できませんでした。ブログの更新が出来ていないので、体調でも崩したのではなかと心配して何人かのお客様からメールがありました。ゴメンナさぁ~い。
念のために言っておきますが、こんなに連続して午前様なんてことは、ここ何十年ありませんでしたよ。

KOKUBUの神戸ビーフはやはり旨い。ある人はKOKUBUの神戸ビーフを称して「肉のケーキ」だぁ~と言いました。まさにその通り、口のなかでとろける絶品神戸ビーフです。
関東から来た皆は当然、その旨さに無言。どうだぁ~まいったかぁ!。
その味に加え、KOKUBUのおばあちゃんが素敵です。おん歳80歳、毎日厨房に立ち旨い神戸ビーフを選択し切り出してくれます。聞きだし上手の画伯がその80年の人生を聞くと、その波乱万丈の味わい深い80年の歴史は小説にしても色褪せない魅力的な内容。人生KOKUBUのおばあちゃんのように苦しいことも楽しいことも含み込んで充実したものでありたい。

我々は万年筆大好き集団です。こんな席でやらなくていいのに、最後に同席したあかの他人の家族連れのご夫婦に、万年筆とノートを出して書き味試してもらったり、万年筆の魅力を得々と説明。場違い気にしなで、変な我々であります。私も持っていたありったけの万年筆を自慢していた。画伯といっしょに。

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KOKUBUのマスターとおばあちゃんと同席したお客様たちに見送られ、いい気分で次はバー「バランザック」へ。
「バランザック」は疲れた大人の隠れ家のようなバー。大人数で行くのは似合わないバーです。でも大人数で行ってしまった。
ここにはル・ボナーのお客様のN氏がボトルキープしている特別な手作りのグラッパがあり、それをみんなに味わっていただくのが目的。N氏の特別なグラッパまたまた頂いちゃいました。ごめんなさぁ~い。

普段はダンディーで無口なバーテンダーの太田さんから、聞き出し上手の画伯が酒とバーテンダーの美学についての会話で盛り上がる。特別なシングルモルトを奥の棚から出しもらう。モルトウイスキーにも詳しい画伯、東京のバーでもお目にかかる機会の少ない特別なウイスキー。私もなめて香りを嗅ぐと、その芳醇な芳香はアルコールがダメな私でも特別であることがわかる。この香りを楽しむ趣向に今私は凝っております。次の夜も画伯とホテルのバーに行ったけれど、バランザックにあったような特別な香り広がるお酒はなかった。私は市井のこだわりを持ったバーがいい。

神戸という町は、魅力的な人たちが万華鏡のように絡み合いながら特別な文化を織りなす街だと思う。
地方都市、神戸のアイデンティティーの片隅にル・ボナーも加わっているとしたら、それで充分幸せです。「pen and message」の吉宗さん、「KOKUBU」のおばあちゃん、「バランザック」のバーテンダー太田さん、神戸のアイデンティーティー持っています。

最後の締めはラーメン。いやがるみんなの気持ちを無視して「トマトラーメン」。食べると見た目と違って旨ぁ~いとみんな。バランザックではいつものように一人夢の世界にさ迷っていたTAKUYA君は二杯もトマトラ~メン食べていたぁ~。

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