2008年5月アーカイブ

2008年5月30日

オメガのリュウズと黄緑のラミー

休み前の夜、私は久しぶりに映画館に行った。ジャック・ニコルソン主演の「最高の人生の見つけ方」という映画が見たくなったから。見終わって良い気分でその場を立ち去った。映画館で見る映画はやはりいい。すぐ近くに映画館があるこの環境、利用しないなんてもったいない。また来ようっと。

私も陽気に人生の最後を迎えたいなぁ~。ハミもその気持ちは同じはず。どちらかが余命6ヶ月なんて宣告されたらちゃんと本人に伝えて、思い残すことなく死にたいねと話している。
私は日本一周ハミと旅したいなぁ~。アルファにテント積んで、自由気ままな旅。見知らぬ町や自然をのんびり愛でながらの旅。やはり東京に長く滞在することになるのだろうなぁ~。親しい人たちと別れの挨拶いっぱいしないといけないから。そして最後に鞄作ってバイバイ。ボンジョルノ松本は面白かったと笑いながら思い出話で見送ってもらえたなら、何て幸せなことだろうか。

私の今までの人生、人はどう思っているかは知らないけれど、良きにつけ悪きにつけ結構面白かったと思っている。何よりの幸運はハミと一緒になれと事。私はもし生まれ変わってもハミと一緒になりたいと思っている。ハミはそれだけは勘弁と言っているけれど。元々輪廻なんて考え方は信じていない私ですから、残りの人生を悔いなく喜怒哀楽を楽しもう、ハミといっしょに。

そして翌日はお休みの日。ここのところ何も特別な予定がない休日の私の行動コースは決まっている。
まるで動物園の白熊のように同じ場所を訪れている。

まず水谷時計修理工房。頼まれていた懐中時計を水谷さんに診てもらうため。
その懐中時計、素敵な絵柄が彫られたシルバーケースの商館時計。リュウズと軸と扉を開けるための部品がなくなっていて、その部品たちを手配して、分解掃除して、ケースも磨きなおして、スイスから船で送られてきてショーケースに飾られていた明治の頃のお姿に復元いたしましょう。シルバー無垢のケースだから驚くほど奇麗になりますよ。水谷さんは時計の中で特に懐中時計が大好きで、やる気満々。


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ついでに純正のオメガのリュウズが手に入ったので、私が今一番気に入ってよく着けているハーフローターオメガにつけてもらいました。今まで汎用のリュウズが付いていて気になっていたので、これで完璧。純正のリュウズだといっても時計によって削ったり色々しないと装着できない場合が多いのだそうだけれど、このリュウズはこのハーフローターオメガにピッタシ。加工なしでまるでこの時計のためのリュウズではなかと思うほど凸凹にキッチリ納まった。これだと防水性も格段に良いはず。朝から気持の良い仕事ができたと、水谷さん上機嫌。その勢いで商館時計の修理も宜しくお願いしまぁ~す。

その後いつものように吉宗さんの処へ。
今日は珍しくお客様がいない。じゃぁ~ゆっくり調整お願いできます。ここのところ万年筆が急激に増えた。それも中古の品なので特に調整が必要なのであります。それにしてもPen and message.は居心地の良いお店です。
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今回はラミーのサファリ・2008年限定ライムグリーンの万年筆とボールペンのセットをハミへのプレゼント?として購入。バウハウス的デザインコンセプトを一貫して表現し続けているこのドイツのメーカーは、私の大好きな懐古趣味なレトロモダンとは対局に位置しますが、デザインの価値を伝え続けます。今回のライムグリーンは特に良い。工業製品として割り切ったモノ作りでありながら、それでいて無二の価値を提案している。潔さを感じるラミーのモノ作り、私は尊敬の念を持つ。

頂いたメロンもライムグリーン。その表面の網の目の文様は、自然界が作り出したモノだとは思えない。
世の中自然が創造し、人間が創造し、その混沌の中で多くの刺激を受けながら生きていく。
その楽しさの中で、ボンジョルノ松本は何かをル・ボナーの鞄にフィードバック出来ればなどと、言い訳の様な事を思っておりますなんて。

2008年5月28日

愛しのフューチャーマチック再び

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山奥のお宝寺の住職から格安で入手した1950年代のルクルトのフューチャーマチック。
ルクルトが最初に作った自動巻き時計。
色々なダイヤルのデザインで作られたけれど、
このレトロモダンなダイヤルデザインの品が素敵だと思っている。

ハミが気に入って私のモノではなくなったけれど、ハミのモノは私のモノ?。
そのフューチャーマチックが壊れた。
元々丈夫な仕組みではない時計、50年の年月よく頑張ったものだ。

水谷時計修理工房に持ち込んで診てもらうと、ムーブメントの部品が摩耗していて、
部品が手に入らないから治せないと言われた。もう修復は無理なのか。

そんな窮状を知って、時計ライターのボウラーN氏がジャガー・ルクルトに持ち込んでみましょうかとの提案。半世紀前に作られた それもアメリカのルクルトの古い時計を、現在のジャガー・ルクルトが直してくれるはずがないと思っていた私。ダメで元々 時計ライターN氏に動かなくなったフューチャーマチックを預けジャガールクルトに持ち込んでもらいました。

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ジャガー・ルクルトの担当者は言いました。
ルクルトが作った時計は、使い続けたいと持ち主が思う限り直しますと。
もし部品の在庫がない場合は、特別に作っても直しますと。その姿勢素晴らしい!。
同じスイスのR社は古い自社の時計は直さないと宣言するご時世に、さすがジャガー・ルクルト。
ただこのところ、メンテナンスだけでも凄ぉ~くお値段高くなったと言われているジャガー・ルクルトです。
部品を特別に作るなんてことになったら、もう直したくても財布がついていかなぁ~い。

まずスイスに送り修理の見積もりを。これにも料金が必要なのだ。
愛しのフューチャーマチックはかくしてスイスのジャガー・ルクルトに送られた。

その修理の見積もりが3か月を経て届いた。
時計ライターN氏が持ち込む事で、特別待遇してくれるのではないかとの期待は甘かった。
リシュモングループ恐るべし。時計ライターN氏も驚く修理代が提示された。

撤退すべきか、前進すべきか。
高級時計をアンティークというマジックで手に入れることが出来て、水谷修理工房を知った事で大きな問題が起きない限りは安く維持できる道が開けて、アンティーク時計まっしぐら。
今回初めて高級時計を持つには身分不相応なのを痛感するボンジョルノ松本であったぁ~。

今回の決断が、自分の所有する時計たちを本当に愛せるかどうかの踏み絵なのかもしれない。
修復作業を終えて私の手元に戻ってくるのが12~14か月後になると見積書には書いてあった。
ということは月々へそくりを蓄える猶予があるということではないか。私は前進する道を選んだ。

修復作業は流れ作業では出来ない時計職人の手作業です。
スイスの老舗時計メゾンの仕事をしっかり見せていただこうじゃありませんか。

1年後手元に届く時、ルクルトのフューチャーマチックは前にも増して私たちにとって特別な時計になって戻ってくる。50年前に作られたこのハーフローターの時計を入手しようと思えば、私がルクルトに支払う修理代で買うことができるだろう。でも摩耗部品を交換した我が家のフューチャーマチックは、大事に扱えば新しく50年 時を刻み続け始める。

2008年5月27日

月末恒例ベルト作りと威嚇顔のチャー

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只今月末恒例ベルト作りに突入です。
ベルトのオーダーは初めて5年ほどになりましたが、安定して注文が毎月あります。
オリジナルのバックルが底をついてきたのでこれを期に、新しいデザインに順次変えていこうと思っておりますが、いつになるかなぁ~。

私は30年間ず~っとカッターナイフで革の裁断をしています。
ハミを含め多くの日本の革関連の職人さんは、日本独特の片刃の革包丁を使って裁断をしています。
私も手漉きする時は革包丁を使うのですが、裁断はカッターナイフです。
欧米では両刃の切り出しナイフや、薄くて柔らかい革の場合は手術に使うメスを使ったりしています。
カッターナイフでの裁断は見栄えしないので、取材で裁断しているところを撮られる時は革包丁を使っているフリをしている次第であります。

革包丁は直線を切るのには向いていますが、カーブしたところを切るのには向いていません。
両刃のカッターナイフの場合はその逆です。そう思っているのは私だけか。
カッターナイフの方が私は繊細な裁断がし易いのですが、
厚い革を裁断する時切り目が斜めの裁断面になり易い。
でも私はカッターナイフ裁断歴33年、裁断面を直角に切るのには自信があります。
どちらを使うにしろ正確に裁断出来れば、道具の違いが出来上がった鞄の良し悪しを決定する訳ではないので、私は慣れ親しんだカッターナイフを使い続けています。

カッターナイフはいつもホームセンターに売っている一般的なモノを使っていましたが、
今工房・楔(せつ)の永田さんに銘木使って大きいタイプのカッターナイフを作ってもらっています。
出来上がるのが楽しみです。月末に会うときには出来上がっているかな?。


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最近ますますお客様が来店するとよく吠えるようになったチャー。
バカ犬だと思っていたら悪知恵だけは大変あるようです。
接客中吠えると静かにさせるためにオヤツをあげたのがいけなかった。
覚えてしまい、ここぞとばかりによく吠える。

カメラを向ければもう大変。ご覧の形相で吠え続ける。
カメラで魂は取られませんよ。でも歯垢取りした牙は真っ白。

この2枚の写真はEOS10Dで、親しいお客のF氏撮影。
私はまだまだこの一眼レフカメラを使いこなせないでいる。

2008年5月26日

一週間に2回もバーに行ってしまったぁ~

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先週私は2度もバーへ行った。
火曜日に東京からきた若い連中とワイワイガヤガヤ、パパヘミングウエイへ。
ここは気軽に行けるくつろぎのバー。
木曜日は東京・浅草の少しスタイリッシュなバーなんぞに立ち寄ってしまった。
ここではアルコール度数が高ぁ~いアイラのカスクなんぞを飲んだものだから、
初めてフラフラ千鳥足。

私はバーの雰囲気が居心地良くて大好きです。
バーテンダーのお茶の作法を見るような静かな所作が素敵だし、
何気ない控え目な会話のバランスが絶妙で、
「大人のワンダーランド」という言葉が脳裏をかすめる。

私はバーなんて50歳過ぎるまで行ったことがなかった。
アルコールを全然受けつけない体質だと感じてこの年まで来た。
バーに行き始めて最初はノンアルコールのカクテルなんぞを嗜んでいたのに、
去年の暮あたりからウイスキーなら少し楽しめる自分を知ってしまった。
シガーを吸いながらシングルモルトを楽しむおじさんになるなんて、自分自身驚きであります。

ウィスキーなら飲める事を知って、シングルモルトを何本か購入し、
夜な夜なちびりちびり飲みながらブログを書こうと思ったけれど、
バーで飲む時のようには楽しめない。
マッカランは半分から減っていないし、
バランザックで味わった香りに魅了され入手したリンクウッドはまだ口を開けてない。

私はウィスキーが特別好きなのではなくバーの雰囲気が好きで、
ウィスキーはバーで飲む時のみ特別なモノに私の中で変化する事に気づいた。

こんな50過ぎおじさんに誰がした?
まず元凶は私より10歳年下のF夫妻だぁ~。
時計の魅力を語り、シガーとバーの魔力を伝授した。
うぶなおじさんの私は、免疫力をまるで持っていなくて魔の世界へ~
その後追い打ちかけるように東京のN氏とT氏が来神するたびに、
プレゼントなんて言って葉巻を持参し、
その夜は渋いバー「バランザック」に行くに至って、
この大人のワンダーランドから抜け出せぬおじさんへと変貌していったぁ~。

でもこの悪魔の使いたちには感謝しています。
今週もまた私はバーに行くことが決まっております。
大人のワンダーランドへ。

2008年5月24日

大好きなペリンガー社のクローム革

休日を返上して東京に行ってきました。目的は来日しているドイツ・ペリンガー社の社長さんにお会いするためです。決してお目当ての万年筆を銀座のユーロボックスで手に入れるのが主な目的ではありませ~ん。でも手には入れたので、調整して届き次第その万年筆は紹介しま~す。

本題に戻ります。
ペリンガー社はドイツのクロームなめしのタンナーで、140年以上の歴史を持ち、クロームなめし技術がアメリカで考えられ、世界で最初期にクロームなめしの革を製品化したタンナーです。

多くのクロームなめしのタンナーの革が品質低下している中、ペリンガー社は良質なクロームなめしの革を、安定して作り続けています。
それを現在も続けられているのは、古い歴史を持ちながら家業として革作りを続けてきたことで、品質を落して利益最優先のグローバル経済的考え方を良しとしない革作りを守り続けているからだと思う。

ただドイツの革はラテン系の国の革に比べて色に対して弱い。
しかしペリンガー社の場合はその部分も、最高の革色を誇る雲上ブランドの革を作る事で、ドイツ革とは思えない色を表現している。ラテン系の感に頼った色出しではなく、データーの積み重ねからカラフルな色を作り出している。なめしの良さは犠牲にすることなく。

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私はそんなペリンガー社が作り出すクロームなめしの革が大好きです。
カタログの写真を見ると、大手のクロームなめしのタンナーの工場の機械化が進んでいる現在において、多くの部分がローテクであることに驚かされる。まるでタンニンなめしのタンナーじゃないかと思うほどです。それがこの素敵なクロームなめしの革を生んでいる秘訣なのかもしれない。

私はそんなペリンガー社が作るクリスペルカーフがどうしても欲しくて、ペリンガーの社長さんが来日されたこの機会にお願いすることにしたのです。
クリスペルカーフは世界一のボックスカーフ系の革だと私は思っています。伝説の4分の1世紀前に作られていたカールフローインベルグのボックスカーフにも負けない素晴らしいなめしの革です。
クリスペルカーフがどうしても手に入れたかった。3か月後には届きます。手作業で仕上げられた世界一のクロームなめしの革が。驚くほど高価ですが、世界一の牛革なのですからしかたありません。

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クリスペルカーフ(黒)とシュランケンカーフのライムグリーンとライトレッド

ペリンガー社の作るシュランケンカーフも世界一のシュリンク革だと思っています。この革は今までスポットで入手する方法しかありませんでした。そのため希望の色を満足な数入手する手立てがありませんでしたが、高価でまとまった数を頼まないといけませんが欲しい色を購入できるようになりました。これであまりスポットでは入手できなかったライムグリーンやライトレッドを購入することが出来るのです。

信念を持って素晴らしいクロームなめしの革を作るタンナーの革を私は使いたいと思っています。
ペリンガー社の革はそんな革です。

会見後、浅草で飲んだ。2軒目は浅草らしくない洒落たバーへ。
大好きなペリンガーの革が安定して手に入る期待感で高揚気味、アルコール度数高めのアイラのカスクなんぞを飲んだものだから、店を出る時は少し千鳥足。人影まばらな浅草の夜の空気が気持ち良い。

今日の宿は浅草のビジネスホテル。一泊朝飯なし8000円。いつもの東京の常宿・学士会館は満室で泊まれなくてそれだけが残念。早めに予約していればよかった。次の日東京駅までバスに乗って浅草を後にし、午後1時にはル・ボナーに戻っておりました。今回の出張は公私両方に収穫がありました。

2008年5月21日

パイロットのジャスタス

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今年になってこれだけ万年筆が増えた。非常にマズイ状況であります。
今年の収集の傾向は、クラシック方向に傾向しているということでしょうか。そのため格安での入手にも成功してしまうため、月2本ペースで増えている。イヤ5月中にもう2本購入計画があるので、月3本ペースか。

私の恋焦がれるアウロラ85周年レッドを所有するブルジョアな皆様に「こんな高価な万年筆を買えるお金持ちはいいよなぁ~」と妬み満載の言葉を発すると、数買わなければボンジョルノだって十分買えると言う。私は安く数を手に入れてレッドへの執着を誤魔化しているだけと言いながら、今年入手した万年筆の総額をたしてみると・・・・・あれぇ?レッドが入手出来る金額に達している。これはどうしたことだ。

本末転倒、グリコのおまけ状態。でもこれで良いと思っているボンジョルノ。
ハミには万年筆趣味は新規顧客獲得の営業行為などと言っているけれど、自分ながらよくこんな屁理屈言えるものだと感心する。
万年筆は2~3本これぞというのがあればそれで充分と人には説教しながら、私はその逆方向に暴走している。バカは死ななきゃ直らなぁ~い。

幼友達の弁護士O君が奥さんと一緒に来た。学生時代に使っていたという(つまり30年ほど前)2本の万年筆を持参しての来店。「この万年筆たちわかる?」と万年筆趣味初心者の私を試すように問う意地悪なO君。分かる訳ないじゃありませんか。ネットで調べて判明した。
一緒にモンブランの149と146を持ってきたけどそちらには興味はなぁ~い。

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パイロットのジャスタスです。この万年筆面白い。ペン先を抑えるオーバーフィード(エンペラーのような部分)が軸の先部分を回すことで上下に可動してペン先の書き味をコントロールするという機構を持った万年筆。しかしオーバーフィードを動かしても書き味の変化は実感できない。その上短くして柔らか書き味モードで書くと、インクフローがおぼつかなぁ~い。調整すれば改善するのだろうか?。
でも面白い。私は過去にあった工夫を持った万年筆に興味の矛先が向いている。

私はこのところ、気が付くとパイロットの万年筆をよく使っている。デザインは好きでは全然ないけれど、書き味が私好みなのです。だったらもう増やさずに、パイロットの万年筆を数本使っていればいいではないですかと常人はおっしゃるでしょうが、使う使わないという次元では語りつくせない奥深さぁ~?。

この万年筆使わないから差し上げるとO君がおっしゃる。
自分のノーテンキな性格は棚に上げ、ボンジョルノ松本のピュアー(幼稚)な言動と行動を糾弾しつづけた意地悪な友人であったけれど、いただけるのならばO君はいい人です・・・・?。もう返しません。

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その交換条件としてこの30年前使っていたプラチナ3776をチャンと書けてキャップがゆるゆるなのを直して欲しいという。私は万年筆屋さんではなぁ~い。でもpen and message.の吉宗さんのところに持っていって直してもらう事にいたします。

この使わなくて詰まっているプラチナ3776をつけペンで書いてみると、プラチナ独特の書き味。この書き味は好き嫌いがはっきりしている。でもこの書き味を良しと考え万人受けしなくても作り続けているプラチナの信念には敬服する。

直ったら、O君には連絡せずにそのうち忘れるだろうから、私ののコレクションにしちゃおうっと。
その方がこの30年前製造のプラチナが生んだ傑作万年筆3776も幸せなはず、、、、、?。

2008年5月19日

Tさんとの共同作業

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現在ベルトキーホルダーの「ル・ボナー」のロッドボタンを打ち込んでいます。
今回製作分は100本オーバー。ロッドボタンを打ち込むのも1日仕事であります。

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今回はこれだけの革違い色違いで作りました。このキーホルダーはル・ボナーの縫製技術のエッセンスを多く入れ込んでいる革小物です。使い続けて愛着感じていただくため、このシンプルな革小物の中にギュッと詰め込んでいます。
だから皆さんに使っていただきたいので、価格は3990円で据え置いての販売です。

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それとこれも定番中の定番。ふっくら少し大きめのファスナーペンケースもブッテーロ革8色で久々に店頭に並びます。私たちの息子もこのペンケースを使いつづけて15年経ちましたが、まだ現役で頑張っています。その頃はまだアメリカ原皮国内なめしのタンニン革で作っていましたが、今はフランス原皮イタリア・ワルピエ社のピュアタンニンのショルダー革を使って作っていますから、もっと長持ちします。
価格は値上がりして9,450円での販売です。

革小物欠乏症のル・ボナーでしたが、そこからの脱出にやっとメドがつきました。
Tさんが手伝ってくれる事になったのです。その手始めがこのベルトキーホルダー「ル・ボナー」とペンケース。裁断と割り漉きとホック打ちは私が担当し、Tさんに縫製とコバ処理をお願いした。初挑戦でしたが、丁寧な仕事をしていただいて私たちは大満足です。

Tさんは7年ほど生地のバッグの縫製職人をしていたのですが、革のバッグが作りたくて独立系鞄職人になろうとしている若者です。ル・ボナーに来店していただき知り合った。
ル・ボナーの革製品作りを手伝いながら、並行して自分のオリジナルなバッグ作りをしていきたいということで、共同作業は始まった。
彼は大阪に工房を持ち、仕事をしています。何度かサンプルを作ってもらい検討を繰り返し、今回のまとまった数の縫製をお願いした。


ル・ボナーの革小物を作りながらTさんのオリジナル革製品が誕生したら、ル・ボナーの革製品と一緒に並べているTAKUYA君のグリマルディーペンケースやフラソリティーのバッグたちの仲間に加わってもらいたいと思っています。ル・ボナーにそんな仲間が作る革製品が増えていくことを、私たちは望んでいます。

まだ20代前半でつたない鞄を作って卸ししていた頃、国立の村田さんご夫妻はそんな私たちが作った品を自分たちのお店(当時の屋号はホワイトホエル)に置いてくださった。それが嬉しかった。その事で井の中の蛙ではいられなくて、その後私たちの鞄作りは変化しつづけたことを思い出す。
そんな場所にル・ボナーがなれるとしたら、私たち自身も刺激を受け成長できると思うのです。
多くのモノ作りをする人たちと関わりながら、ル・ボナーの現在より豊かな未来を一緒に作っていければ幸いです。

2008年5月17日

オリヲン座からの招待状

私が子供の頃住んでいた但馬の田舎町には、すぐ近所に映画館が一軒あった。夕方映画が始まりますよ~と美川ケンイチの「ヤナガセブルース」という曲が流れた。その曲が流れる時間には風呂に入っていることが多く、湯ぶねにつかりながらその曲を小学生の私は、詩の内容などわからないまま丸暗記してしまった。その後年月過ぎておじさんになった私がカラオケで歌う十八番の曲になってしまったのだけれど、決して好きな曲ではない。ただ歌詞を見なくても歌えて、この曲だけは音程が狂わず歌える数少ない曲なのです。幼少の記憶は恐ろしいほど強烈だ。

その映画館には大都市で上映された新作が、半年遅れで上映された。その映画館は同級生の女の子の親がやっていて、二階の映写室からタダで小林明主演の「ギターを持った渡り鳥」シリーズを見せてもらったり、009のアニメのポスターをもらったりしたことを覚えている。エントランスホールにはその頃の映画スターの写真が額入りで何枚も飾られていた。
そんな幼少の頃の記憶がトラウマになってなのか、映画館を舞台にしたドラマが好きな私であります。「ニューシネマパラダイス」は私のベストに入る映画だし、テレビドラマの「歌姫」は大変夢中で見てしまった。

ハミは娘と一緒に数か月に1度ほど映画館で映画を見るのを楽しみにしているけれど、私はいつもチャーとお家でお留守番。久しく映画館に行っていない。
ハミが映画館で見損じた映画を見たいと言う。それでレンタルビデオ屋さんで借りたのが「オリヲン座からの招待状」。昭和レトロ大好き人間である私には期待大のシチュエーション。


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この映画は淡々とした静かな物語です。浅田次郎の原作の短編は読んでいたけれど、よくここまで想像力を広げて物語を解釈した脚本になったものだと驚かされる。見終わった後時間が過ぎてから余韻がジワァ~と沁み入ってくる。
そして舞台になる映画館のセットが良い。私の子供の頃の但馬の田舎町の映画館に似ているのだ。だからより感情移入してしまう。

身体のあちらこちらからきしみ音が聞こえてくる年齢になったなぁ~と思う私は、今を生きているのだけれど、思い出の場面場面が偶然のスイッチオンで蘇る。映画はそのスイッチの最たるもので、通り過ぎた私的な過去の出来事とつなぎ合わせて見てしまう。

「地下鉄(メトロ)に乗って」「眉山」「嫌われ松子の一生」「オリヲン座からの招待状」とつづけて日本映画を自宅で見ている私たち。人は過去の自分が歩んだ道を反芻しながら現在を生き、明日へと進む。そんな時、私にとって映画は作り手の熱い思いの共同作業を内在していることを感じながら、明日への豊かな心を願いつつ見ている。特に懐かしい時代をバックにした物語は、私の懐古趣味も手伝って感情移入してしまう。

私はオリヲン座を閉める最後に集まった思い出を共有する人たちの一員になっていた。
ル・ボナーも革鞄を仲介してそれぞれの思い出の一場面に参加していたとしたら幸いです。
私たち夫婦が鞄を作り続けられるのもあと15~20年ほどでしょう。その最後の時、ないしは新しい世代に引き継いだル・ボナーの第2の出発の時、ル・ボナーという鞄屋の事を思い出してもらえたのならばそれが何より嬉しい。お金だけでは得られない大事なモノ。そんなモノを積み重ねてゆきたい。
やさしいお客様方と、共に。

2008年5月15日

チャーのいない一日だったはずが

今日は雲一つない晴天の木曜日。前々から決まっていたチャーの歯垢取りの日であります。早朝の散歩を終え、チャーにとって恐怖の館・オタニ動物病院へ出発です。気配を察しているのか、少し不安げなチャー。

犬の歯垢取りは全身麻酔して決行するため、歯垢取り自体はたいしたことではないのですが、麻酔で意識が完全に戻るのに半日ほどかかるらしく、その間チャーがいない半日の時間を夫婦二人でエンジョイできる日でもある訳です。私はウキウキ、チャーはしょんぼり、ハミは~。私はイタリアだって、東京出張だって本当はハミと行きたいと強く思ってるのですが、この極度の甘えた犬チャーの存在が、それを阻んでいる。でも今日は半日チャー君バイバァ~イ。

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麻酔の注射はすぐ効き始め、私たち二人だけの休日は始まった。時間は十分にあるので、ゆっくり神戸の街を楽しみましょう。アル君をpen and message.横の駐車場に止め、まずは吉宗さんのところで美味しいコーヒー飲みながら一休み。元町の雑踏から少し距離を置いた場所にあるpen and message.の店内はジャズが静かに流れる心地よい空間。万年筆見ていたら欲しくなるけれど、いやいや今日はいけません。コーヒー飲みながらハミは雑記帳に万年筆で何やら書いている。その机の上には過去に吉宗さんが記した文章をお客様がまとめ、美しく製本された特別な本が鎮座してました。pen and message.のスタッフとお客様たちにとって特別な宝物。

pen and message.を後にして水谷時計修理工房に。
お願いしていたダンディーTさんのセイコーファイブスポーツは~


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水谷さんに預ける前の向こうキズだらけのセイコー・ファイブスポーツ。
それが~


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別物のようになりましたぁ~!。ハミと顔を見合わせ感動~
ベゼルは新品ではないけれど、水谷さんが見つけてくれました。思い出はそのままで、Tさんの青春時代のファイブスポーツが蘇りました。レンズとベゼル交換して、ムーブのメンテして9000円。素敵な思い出再生工場。

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ハミにはこの手巻きのセイコーの時計を。
沢山の婦人用の古い時計を見せていただき、その中からこの時計をハミはチョイス。

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昼食はどこにしようか?。神戸の飲食店スペシャリストのF夫妻に神戸の奥深さを味わえますぞと推薦していただいた和食のお店は次回の楽しみに置いておいて、トアウエストにある台湾料理の「愛園」へ。
町場の庶民的なこの中華料理店、私は大好きです。

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私は何度も来ましたが、ハミは初めてです。ここのえび春巻きのプリプリの食感がサイコーと言い続けた私。ハミに何度も話したようで、ハミも食べてみたぁ~いという事で決定。
えび春巻き以外にも何点か注文したのですが、二人だと品数いっぱいは食べられません。中華料理は大人数で、いっぱいの品頼んだ方がいいなぁ~。でもえび春巻きは絶品でしたぁ~。

「愛園」でお腹一杯になって、のんびりウインドウショッピングしながら大丸神戸店へ。
2階のエルメスを拝見。エルメスのショップはいつでも品薄状態が当たり前だったのだけれど、沢山あるではないですか。予想以上の値上げをしたエルメス製品、その影響か。買うわけではなくただ見せていただくだけの私たちにとってはありがたいことです。革の質感を生かした高級を表現しつづけるエルメスの革製品を見ることは勉強になります。


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エルメスでは当然買わずに、7階のスワロスキーショップでハミにブローチを購入。その後バカラ、ヨーガンレールのお店を見て、大丸を後にしてこれからが神戸散策の本番と思っていた矢先、携帯が鳴った。

オタニ動物病院からです。チャーを引き取りに来て欲しいという電話です。麻酔はまだまだ効いていて意識朦朧としているはずのチャーの悲鳴のような切ない鳴き声が、電話口の後方から聞こえる。まだ3時間しかたっていないではないですか。半日はチャーからフリーになるはずだったのに、3時間でタイムオーバー。


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チャーを迎えに行くと、意識は朦朧としていてまだ歩くのもままならない。だのに寂しくて泣いていたチャーを思うと、コノヤロ~!という気持ちと同時に愛おしく思う私たち。

チャーは夜の10時を過ぎても完調では全然ない。麻酔がまだぬけていないのか、それとも私たちと離れて過ごした3時間の精神的なショックから回復していないのか。3時間でタイムオーバーにさせられた恨みよりも、大人しくしている普段とは全然違うチャーが心配な私たちであります。
「よく頑張ったなぁ~」と家族みんなでチャーをなでなでしながら夜は過ぎる。私たちの過保護は続くだろう。でも歯はピカピカ真白になりました。これで年取っても固い食べ物を食べることが出来て長生きするでしょう。オタニ先生ありがとう。

2008年5月14日

縦型カブセ式のブリーフケース

ヨーロッパ皮革を仕入れてもらっているサライ商事の常務に用事があり電話したら、作るのはハミさんだけで私はブログを書くこととお客さんと趣味の話だけに精出して、鞄作りしていないのではないかなんて言うではありませんか。失敬なぁ~!。私は日夜寝る暇も惜しんで?鞄作りに精を出しておりますです。

現在フルオーダーの7割手縫いの縦型のカブセ式ブリーフケース製作中で、もう少しで完成です。基本的にはフルオーダーは現在休止中のル・ボナーですが、創業当時からのお客様の注文は完成月日の制約は勘弁していただきながら作っております。

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革はブッテーロよりオイルを多く含ませたマレンマという同じワルピエ社のピュアタンニンのショルダー革。良い馴染みが期待できます。

今ではあまり一般のお店では売っていない縦型のカブセ式ブリーフケースですが、注文主はこの形に非常に強い愛着を持っておられるようで、2~3年に一度の割合で同じ形で革を変えて手縫いで注文されます。手縫いに対して強いこだわりは持っていませんが、クライアントの希望であればやりますよ。

この鞄を引き取りに来られた時に、今まで使っていた兄貴分はお手入れがてらル・ボナーに里帰りです。どんな感じに経年変化しているか、愛でるのが楽しみです。

2008年5月12日

おじさんの小さな旅

テレビのチャンネルを変えていたら「おじさんの小さな旅」という番組に遭遇した。俳優の竹中直人さんが25年ほど前に住んでいた国立~国分寺界隈を散策する番組でした。私たち家族も25年ほど前、その界隈に住んでいたので、懐かしく見入ってしまいました。


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国立市のメインストリート・大学通り

私が23歳の時から10年この界隈に住んでいた。と言っても住んでいたのは府中市武蔵台。国立~国分寺の丁度中間あたり。ミーハーな私は最初素敵な街並みの国立に住みたいと考え、国立駅近辺の不動産屋さんで物件探しをしていたのだけれど、なかなか安い家賃で広い借家なんて見つからない。その結果決定したのが、国立市の境界線まで100メートルあるかないかの府中市武蔵台。府中の住所になると急に安い家賃の借家が見つかるのです。3K風呂付のボロ家ではあったけれど、車が2台は止めれるほどの広い庭付き一戸建て。ここで私たち家族は、頻繁に発生する雨漏りと冬の底冷えに耐えながら10年過ごした。

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いつまでも残しておいて欲しい国立駅舎が奥に~

国立の街は東京多摩地区において特別ハイソな雰囲気を持った街で、紀伊国屋スーパーもある。元々何もなかったところに、計画的に作られた昔のニュータウン。名前も国分寺と立川の中間の街ということで「国立」。でも相当昔の計画都市だろう。だって一ツ橋大学のキャンバスの建物は相当クラシック。私はこの街に憧れながら、最後まで馴染めない違和感を持ち続けたのはなぜなんだろう。


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国分寺らしいお店(1)

国分寺は若者が住みやすい街。気取りがなくて好きな街だった。多摩の聖跡桜ケ丘に初めてのお店を持った時も、什器は国分寺のアングラなお店で安くて雰囲気だけはある家具で揃えたなぁ~。

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国分寺らしいお店(2)

そんな都心から少し距離ある居心地良い場所に10年住んだ。ただその10年は大変貧乏な日々でもあったから、国立の文化的でスタイリッシュなお店も、国分寺の昭和レトロなお店も、あまり縁のない私たちでした。

でも多くの仲間がこのボロ家に集った。大学にこのボロ家から通う者もいた。居候も何人か居た。10年住んだ後半は、広い庭に借家だのに無断で8畳ほどの仕事場をプレハブで作り、その上車も止めていたので、庭スペースは4畳半ほど。そこで10人以上集まってバーべキュー。お店をつぶして車工場の期間従業員していた頃も、夜勤明けの早朝眠い目をこすりながら帰宅したら、仲間が待っていてそのままキャンプにみんなで行った事もあったなぁ~。お金はなかったけれど、夢と体力はあった。

もしまた東京に住むとしたら、やはりあのあたりに住みたいと思う。
いつかハミと一緒に東京を旅したい。そしてあの場所で知り合った仲間や恩人に会い、思い出の場所を巡りたい。私たちの「東京物語」。

2008年5月10日

時が味わい深める鞄たちが好きなんです

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8年ほど前に友人の店長(あだ名)に作った学手風ブリーフケースです。
あまりにも私の願った経年変化をしているので、
嫌がる店長を屁理屈満杯で説き伏せて
無理やり奪い取り、私が使うことにしました。
店長は顔は怖いけれど、いい人です。

8年の年月がこの味わいを作り出しました。
革鞄は長く使うと当然形が崩れたり、傷ついたりします。
そういったことも含めて、馴染んでいけばいいと思っています。


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マチの変形も雰囲気だと思っています。
作り終えてお客様の手に渡り、愛情持って使っていただき、時々ル・ボナーに里帰りしてメンテナンスしながら味わい深めるカバンたち。そんなカバンたちを見るのが愛おしい。

この学手風ブリーフケースはイタリアのワルピエ社のブッテーロで作りました。
この革は100パーセントピュアタンニンなめしのショルダー革で、オイルは植物性オイルを使った革です。
ミネルバリスシオなどのバケッタ製法の革のような凄いエージングはしませんが、長く寿命を保つ私の大好きな革です。傷付きやすい革ですが、時が癒してくれる復元力のある革です。
そんなブッテーロの魅力を出来るだけ引き出した鞄を作りたいと思いながら作った鞄がこの学手風ブリーフケース。鞄を包み込む2本のベルトは開け閉めが面倒ですが、この鞄においてなくてはならない部分だと思っています。オーソドックスな革鞄ですが随所にル・ボナーらしい工夫を加えています。


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学手と同じぐらいの年月使われたライターコレクターのSさんがオーダーしたブリーフケース。
本体底部分が変形していたので、矯正したらこんな感じ。ついでにコバも磨き直しました。
Sさんが定年退職するまで使い続けても、このブリーフケースが寄り添っていることでしょう。

カブセ式のブリーフケースは固い芯を入れずに作っています。革なりの緩みが使い込んで出てきても良いと思っています。緩みながら、経年変化しながら、馴染みを愛でながら、使い手の思い出がしみ込んでいくような革鞄が好きだから。私たちが鞄職人を続けている限り、それをサポートしながら良い形で年老いていって欲しいと願っています。

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名古屋に住む女性が6年間毎日仕事の相棒として使いつづけている、ブッテーロ革のグリーン色のブリーフケースです。糸がほつれたのでその修理での里帰りです。
ブッテーロのグリーン色は新品の時、特に爪キズが目立つ色です。でも使い込んでゆくと、その爪キズもエージングと共に内包され、こんなに良い感じに馴染んでゆきます。ついでにコバ磨きして革の表面をリフレッシュさせてあげましょう。ブッテーロという革は使いこんだとき、そのなめしの素晴らしさを実感できる革なんです。


8年店長が酷使して私の所有物に無理やりなった学手風ブリーフケースも、これから私が私色に馴染ませていこうと思います。愛しさえすれば、私と一緒に年老いながら生き続けるブリーフケースです。私はこの馴染みを素敵だと思っています。

2008年5月 8日

一眼レフで撮影の一日

5年ほど前のデジタル一眼レフカメラEOS10Dがル・ボナーにやってきた。
親しくしている某社長が最新のモノを入手したので、
お古の10Dをル・ボナーに無料レンタルしてくれたのだ。
なかなか面白いではありませんか!。重くてかさばるけれど、写真写すのが楽しい。
休日の今日一日、二人で撮影大会。

朝一番、チャーの散歩を兼ねて一眼レフを持ち出して、花と緑をパシャ、パシャァ~。

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photo by hami

サクランボ可愛いではありませんか。

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photo by hami

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photo by hami

六甲アイランドは今つつじがいっぱい。

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photo by hami

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六甲アイランドの街を包むように遊歩道が5キロ。
今あちらこちらで花がいっぱいです。新緑もみずみずしい。

その後、再度山公園に行きました。
私たち二人はこの場所が大好きです。チャーも大好きです。
アルファロメオに乗って行くのは今日が初めて。狭くて急なコーナーの連続の再度山公園までの道をドライブしていて、ドライバーに緊張感を強いる。3速までシフトアップできない。でもビーちゃんのようなバックファイアーは起きない。

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再度山公園に続く道は新緑が気持ち良い。

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池にはコイとカメがいっぱい。ここの売店のおばあちゃんが作る焼きそばが大好きな私たちですが、今日はいつもより訪れる時間が早かったので、食べませんでした。

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ログキャビンが出来上がっていました。
出来あがるのに2年以上かかったのではないでしょうか。
でも大きな平屋のログキャビンです。店長できあがっていたよぉ~。

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その後新西宮ヨットハーバーまで車を走らせた。
ここでヨットたちを見ながらお弁当。チェーン店ではない手作りほか弁屋さんのお弁当美味しいではないですか。飛行船が飛んでいたぁ~。

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このヨットハーバーに来たら必ず見ないと気が済まない佐野造船が作ったチーク材の小さなヨット。
まだおやじさんと3兄弟で作っていた頃の佐野造船製手作りヨットです。
小さいヨットだけれど、豪華なクルーザーや大きなヨットより魅力を私は感じる。
手をかけつづけないと、このコンディションは維持できない。
作り手と使い手がいっしょになって特別なモノは育ってゆく。

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photo by F

最後につい最近入手した「オノト」の万年筆。1920年代のオノトだそうだけれど、ペン先は交換している可能性大。他にもいろいろ疑問点が。でも雰囲気はレトロ感満杯で満足している。

そんな感じで今日はEOS10Dで撮った写真でまとめました。
これから切磋琢磨して、一眼レフカメラを使いこなすぞぉ~!。

2008年5月 6日

時計ネタ2連続

ドクターS氏が大阪の時計屋さんと一緒に来られた。
ドクターSさんは、美味しい食べ物には目がないお人だけれど、モノには淡白な方です。
でも広い人脈で、私のモノ好きを刺激する。
もしかしてこの人物が、私をモノ好きの魑魅魍魎とした世界へ導く使者なのかも。

もう入手は決まっていた2本の時計の裏蓋を開けてもらい、中のムーブメントを見せてもらいました。
まず1950年代のユリスナルダンの三針時計。

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シンプルな時計ですが、普遍の上等な意匠を伝えるたたずまい。
ケースは14金無垢で美しく傷らしい傷は見当たらない。
手をかけたムーブメントは、クラシックムーブメントの定石、テンプにチラネジです。
紳士のつける時計として、バランスが素晴らしい。
現行品の時計ではなかなかお目にかかれないクラシックアイデンティティー。
これは良いですぞ。


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もう1つは1960年代のオメガ・シーマスター。
ベゼルだけは18金無垢で仕上げた上等なシーマスターです。
ムーブメントはこの時代のオメガらしい無骨だけれど頑強さを感じられる質感と色。
コンデション抜群の60年代のシーマスターです。

この2つあわせて驚きの価格。アンティーク時計好きであれば買いたくなるお値段。
「またまた時計を買ったのですか」とこのブログの常連は呆れていると思いますが、今回は顧客の一人に頼まれてのアンティーク時計探しだったのです。私は時計屋さんではなく、鞄屋です。だのに私に探してくれと頼む客も客です。そして実際に見つけてみると、私自身が欲しくなったぁ~。
2本入手したから、1本は私の手元に残ると思ってニコニコしていたら両方欲しいなんて予想外。
明日にはこの2本の時計は、東京に旅立って行きます。
さようなら~もしかしたら私の手元で安楽な日々を送ったかもしれない程度抜群の2本のアンティーク時計さんたち。使ってなんぼなんて考えの人のところで、過酷な日々をこれから過ごすのかと思うと忍びない私であります。(ランドセルおやじより、ダンディーさんの方が時計も喜んでると思うよ!・・・ハミ)

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シーマスターについていたベルトがあまりに貧相だったので、
勝手にクリスペルカーフで作ったベルトと交換しちゃいました。
ますます見栄えがよくなりました。
当然Dバックルをつけて税込み18,900円はちゃんといただきます。


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追伸    愛すべき、もの好きさん!
今日は朝一番ライターコレクターのSさんが来られて、500個あるライターのほんの一部を見せていただきました。素晴らしいコンデションのライターたちは魅力的ですが、500個と聞くと悲哀感を感じずにはおれません?。なぜそんなになるまで奥様は野放しにしていたのか。ご愁傷様です。
人のふり見てなんとやら。

ハミの追伸
時計とは異なる、火をつけるだけの単純な機構のはずなのに、なぜ?ここまで・・・と。
ライターに思いをよせる職人の思いの深さ、そしてS氏のコレクションから、それぞれの歴史、機構のおもしろさの話に魅了されてしまいました。こんなに小さな箇所に時計とは違うメカが凝縮してる。
とっても魅力的な世界で、「マイッタ!」

2008年5月 4日

モノ好きな人たち

横浜からTさんご夫妻が、連休を利用して山口まで行く途中に、立ち寄ってくださった。
何度もマフラーが錆びて落下し交換しつづけながら載り続けている年代モノのオペル・ヴィータに乗って。
Tさんは何より時計好き。その時計たちの一部を私に見せるためにわざわざ持参していただいたのだ。

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これがまた凄い。クロノグラフを中心に貴金属ケースのものも含め、マニアックな品揃え。
普段はパネライをよく付けているそうだけれど、そのパネライもルクルトのムーブの品。

この品々の詳細はあえて説明しない。
時計に少し興味がある人ならわかるでしょう。


そんな中で私が一番興味を抱いた品がテルダ社のクロノグラフ(1950年代かな)。
素晴らしいコンディションのそのクロノグラフに内蔵されるムーブメントは希少なビーナスの中でも特別希少なタイプ。丁寧な仕事が施され、まさにムーブメントが小宇宙を形成しているではないですか。

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私も欲しい~!と思ったけれど、イヤイヤ今持っている時計たちで十分と自分に言い聞かせる。
時代モノの複雑な時計なんかに興味の矛先が行ってしまったら、泥沼だぁ~!。
Tさんはその底なしの泥沼をあえて享受している。
でもアンティークなクロノグラフって、機械仕掛け大好き人間には魅力的過ぎます。

Tさんの時計道楽はこれからが本番~?


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午後一番、「買っちゃったぁ~」と親しくしている某社長。1年間無事に過ごせたことに感謝を込めて、次の1年のやる気の発奮材料のために、某社長は高級時計を1年に1本買い続けている。これは間違いなく屁理屈である。もう毎年買うのはやめて、5年後にパテック買うぞぉ~なんて言っているけれど、どうだか。

今年はウブロのビッグバン。去年のランゲは私の好みであったが、この時計はわからない。
でも強そうな時計ではある。趣向は千差万別、色々だから楽しい。

昨日も愛知の万年筆マニアなKさんがどっさり万年筆を持参して来店したぁ~。
2泊3日で松江~鳥取~神戸と万年筆行脚の一人旅。Kさんは万年筆を媒体に思い出作り。
どれも魅力的な万年筆たち。購入予定の鞄の事は二の次で、愛でて書き味楽しみ万年筆談議は続く。
一本づつ書き味楽しむことに夢中になっていて、Kさんの万年筆の写真を撮るのを忘れていた。残念。


私は万年筆も時計も大好きになってしまっているけれど、財力とのバランスを考えながら自己満足出来る屁理屈を構築して大人しく収集しております?。
多くのノーマルな大人は言います。数多く持つなんて愚行はやめて、これぞという1本を一つ手に入れた方がいいじゃないかと。ごもっともな正論であります。
でもランドセルを背負ったオヤジはその1本が見つけられなくて右往左往しながら数ばかりが増えてゆく。

上記のような困ったモノ好きがル・ボナーに集い、面白くて楽しいゴールデンウイークです!
まあいいかぁ~。いいよね?。

2008年5月 3日

アンバランスポシェットは可愛いよぉ~

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アンバランスポシェット久々の登場です。
このポシェットも5年ほど作り続けているル・ボナーの定番品。
今回はシュランケンカーフの水色、パープル、オレンジ、ライトグレーの4色。

厚みが薄いように見えますが、最大で5センチまで広がるマチが、
思ったより収納力を持ったポシェットに仕上がっています。

このポシェットのリアのボリュームが大好きです。
この意匠が、外のポケットの容量の余裕を生み出します。

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縦27,5センチ×横19,5センチ×マチ5センチ(最大)。
本体トップには磁気ホック。縦長で長財布入れても安心と余裕。
携帯電話は外ポケットに納めましょう。

このポシェットはたすきがけ専用。
2本にわかれるショルダーベルトが秀逸。
微妙に長さを変えて肩にフィット。
重さを軽減する工夫をしています。
左右非対称のスマートなショルダーバッグです。
お値段は税込38,850円です。

2008年5月 1日

ゴールデンウィーク前の休日

頼まれていた長財布が昨日のうちに完成したので、今日はのんびり。
完成していなければ休日返上で仕事しなければいけないので、良かったぁ~。
これからゴールデンウィークの本番です。その前に少しの休息。
常連客のF夫妻は今年も今日からイタリアです。今回はアマルフィー海岸。良いなぁ~。

朝6時に起きてハミとチャーの散歩。少し汗がにじむ季節になりました。
その後、神戸の大丸界隈までお買い物に行った後、灘、東灘区の目的のお店をマイアルファで廻った。


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まずは大丸神戸店の北側の三角地帯トアロード寄りにある神戸堂。
ル・ボナーにはよく帽子も売っているのですか?と尋ねられることがある。
私の仕事机の横にいっぱいの帽子があるからですが、すべて私の私物であります。
そんな私が神戸で一番お世話になっている帽子屋さんが「神戸堂」。
今回は私の帽子をまた買いに行った訳ではありません。
体調がよくない日々が長く続いたハミも、やっと復調。
そのハミの夏用の帽子を買うためであります。彼女は私のように帽子を仕事机横にディスプレイしたりは恥ずかしくてしませんが、若い時から帽子好きで、鞄か帽子のどちらの職人になろうか悩んだほどです。

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今回ハミが選んだ夏用の帽子は麻のメッシュの男性用の帽子たち。
神戸堂のベテラン店員のお二人に、女性に男性用は似合わないと既成観念を説く声を無視して、ハンチングとベレー。特にハミが気に入ったひさしの短い黒いハンチングは逆に男性は似合わないでしょう。ベレーはハミの大好きな淡いグレー色。薄茶のハンティングはボルサリーノ。微妙な曲線を描くパターンはバッグにも応用したくなる魅力的なライン。

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それにしてもアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は、市街地のドライブは本当に楽しい。
高速道路ではシビアなハンドリングがドライバーに緊張を強いる(それはそれで楽しいとは思っている)けれど、中速域のアクセルレスポンスは楽しくてしかたない。50歳を超えたおやじだのに、信号最前列では、青信号と同時にブイブイ言わせながらトップを疾走してしまっている私。アルファサウンドが心地良い。毎日の通勤に使う車としてはよろしくないかもしれないが、私のように週に一度乗るか乗らないか程度の者にとっては、本当に面白い車であります。そして何よりこのリアのフォルムが可愛い。

オートバックスの駐車場に入ると、黄色いフィアット・ブントの初期型。アバルトだぁ~。
同時代のイタリア車オーナーは共感の笑顔の会釈を交わす。
この快感、乗ってみないと分からない。

夕方からシェラトンホテルでの囲碁クラブ。今日は2勝1敗でした。
ゴールデンウィークの本番がこれから始まります。
遠くから来てくださるお客様たちがいっぱいの予定。

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