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ペリカン100Nと商館時計

前回の私事の結婚記念日のブログネタに、
多くの人からコメントやメールでおめでとうのお言葉いただき恐縮するのと同時に、
私たち二人は本当に幸せ者だとしみじみ感謝する次第であります。
これからは皆さんの期待に答えて、二人してカバン作りまっしぐらで、
ブログもカバン関係中心にいくぞぉ~と思いはいたしましたが、
ごめんなさい。今夜も万年筆と時計のお話しです。


昨日は雨の休日となってしまった。
休日前の日、新悪魔の使者、K氏が来店され、
元町の某万年筆屋さんの委託販売万年筆の中にペリカン100Nがありましたよ
という情報を伝えて去って行ったぁ~。
知ってしまったらダメです。私はず~と100Nは欲しかった。
ヤフオクでいつもチェックしていたのですが、なんせ60年ほど前の万年筆なので、
インク吸入機構がちゃんと機能するか不安で購入できなかった。
その100Nが調整してもらえる某万年筆屋さんにあるなんて、
不安なく購入出来るじゃありませんか。
いつか絶対購入しようと思っていた100N。
購入しなくても全然かまわないのだけれど、その100Nは私を呼んでいる。
私は次の日朝一番で某万年筆屋さんを訪れた。

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ありましたぁ~!。クラシックペリカン100N。
60年の歳月が良いやれ具合。

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先週何人か万年筆愛好家な人が来店され、
10年ほど前までのスーベレーンM800は現行品とは全然違う書き味なのを知った。
柔らかでしなりがあり私好みの書き味。
その書き味をこの100Nで得る事が出来るならもうペリカンはいらない。
でも100Nを調整してもらい書いてみると、、、、大変微妙な書き味。
これはこれで味わい深い書き味なのだけれど、
10年前までのM800の懐の深い柔らか書き味ではない。
やはり私はもう1本ペリカンを手に入れないといけないようです。
でもこのペリカン100Nを入手出来て大満足。

その場に新悪魔の使者K氏が来たぁ~。
他の人の手に渡る前にと、朝一番急ぎ某万年筆屋さんに来るであろう私の行動など、
悪魔の使者はお見通し。購入場面に遭遇したいとK氏も仕事誤魔化して朝一番来店。
この人何者なのか。私は伯爵シリーズのペルナンブコも納得価格で委託販売されていたので、
欲しいなぁ~と思いはしましたが、イヤイヤいけません趣旨が違います。
某万年筆屋さんに近づくといけません。色々な万年筆が欲しくなってしまいます。怖い、怖い。

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そのK氏は面白い筆記具関連の品や情報を発見する達人です。
今回も上の画像の万年筆を持って来られた。
この万年筆よく出来ている。ペン芯エボナイトで胴は一部スケルトン。
その上特殊なインク吸入方式が面白い。そして書き味も良いではありまあせんか。
そんな面白い万年筆がなんとワンコインで売っていたというから驚きであります。
今時缶コーヒーですらワンコインでは買えないご時世にです。

この万年筆色違いで3本もらっちゃいましたぁ~。
新悪魔の使者K氏は良い人です。
今でも京都のある雑貨屋さんで売っているそうです。

ペリカン100Nの購入は、教える人がいなければなかった出来事。
本命の用事をすまさなければ。

Tさんに頼まれていた懐中時計を水谷時計修理工房に先週持ち込んだのですが、
もう出来たとの知らせ。水谷さん相当夢中で復元作業に没頭されたようです。
持ち込む前相当な状態でした。
リュウズその他関連部品は無い状態で、
象嵌細工が施された銀無垢のケースは真っ黒でした。
どんな風に直ったのか、ドキドキしながら水谷時計修理工房の扉を開けました。

その約100年ほど前の動かなくなっていた時計の修復後の姿が


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素晴らしい!。本当に素晴らしい変わり様。
この文様は銀無垢のケースにエッチングした後、
Nielloという合金を流し込み変色させて、その後磨き上げて光らせる象嵌細工の一種。
大変手間のかかる細工で、現在ではあまり見ることのなくなった細工。
銀と黒のモノトーンの美が甦ったぁ~!。磨けば磨くほど美しい文様が引き立つ。

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ここまで復元してくださった水谷さんは偉い。
そして復元したくなる時計は偉い。
基本的なスペックがしっかりしていて、
大事にしたいと思える時計は、100年の時を越え甦る。

私はいつも思うのです。
お祖父さんや、お父さんから譲られた特別な品をお持ちの方は幸せだなぁ~と。
いくらにわか成金になって、一千万オーバーの複雑時計を買えたとしても、
このお祖父さんから譲り受けた商館時計の方が、素敵だと思うのです。

私はこの素敵な懐中時計に着ける革紐を頼まれています。
確かに繊細な銀ケースに金属の鎖はいけません。
和風の紐が素敵じゃないかと思うのですが、ご希望なら革を編んだ紐を作ろうじゃありませんか。
鹿革使って編み上げることにしましょう。
このNiello細工の銀無垢ケースが映える紐を考えるのも楽しい作業です。


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コメント (8)

ノブ:

100Nでしたか、これは趣のある万年筆ですね。ヴィンテージで欲しいと思える数少ない万年筆です。それよりも10年以上前の800が気になります。

ル・ボナー松本:

ノブ さん

本当に10年以上前の800の書き味にはびっくりしました。現行品の厚い金ペンの先のイリジュウムで書いているという感じではなくて、ペン先全体でしなりながら深みを持った書き味とでもいいましょうか。とにかく魅了されました。その時代20金ペン先も数少なく販売されていたようで、その20金ペン先の書き味を想像すると、これは絶対入手しないとと思ってしまいます。だめだぁ~。

いつも我儘をお聞き頂きありがとうございます。

松本様とのご縁をいただき、漸く時計が生き返らせる事が出来て凄く幸せな気分です。

本当に大切な時計でしたので、どこに出して良いものやらさえ分からなかったのに夢のようです。

また、革紐も受けていただきありがとうございます。
折角松本様のご紹介で直してもらった時計の仕上げはやはり、松本様の手でお願いしたかったのです。

どうぞ宜しくお願いします。

ル・ボナー松本:

たなか さん

本当に素敵に復活しましたよ。ハミと二人で見惚れております。ル・ボナーに来られたお客様にお見せすると、感動されます。

つきみそう:

20Cペン先のM800、持っていますけれど、どうなんでしょう、感激するほどでもないような・・・。それより昔のペン先にあこがれますね。100、大切にしてあげてください。

ル・ボナー松本:

つきみそう さん

是非今度20金ペン先の書き味を試させてください。15年前のM800は、今一番気に入っているジャスタスの書き味に重厚な安心感を加えたような書き味だったのです。それは18金ペン先でしたが。

d-sakata:

いやぁ~~!危なくあのモンブランを買うところでした。朝一番にやっぱりボンジョルノ松本氏は見に行っていたのですね。さすが!
確かによ~く見ないと見間違いそうになりました。値段に惑わされなくてよかったです。その後で悪魔の片腕、危険な香りのする謎の時計屋さんのK氏とフリマめぐりをしました。時計を売っている所では流石の眼力。(本職ですから)手に取るまでも無く本物、偽物の判別を意図も簡単にされたのにはこちらはびっくり。そのくらい出来なきゃプロにはなれませんね。いろいろ面白いお話をお聞きできたのもよかったです。では次回にはまた良いものをお持ちしますね。目の保養に?なれば幸いです。

ル・ボナー松本:

d-sakata さん

モンブランの偽物は私も危うく買ってしまいそうでした。でも格安で面白い品が見つかるフリマはその危うさも含めて面白いです。でも先生はなかなか泥沼に入って来られませんね。是非参加していただきたいと思っておりまぁ~す。

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2008年06月06日 21:00に投稿されたエントリーのページです。

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