2008年7月アーカイブ

2008年7月31日

休日返上でダレスの手縫い

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予期せぬ出費があり、街を彷徨すると欲しくなるお宝に出くわす可能性があって
それはまずいと考えたからではないのです。
今日は休日でしたが、工房の方だけ明かりを点けて、仕事に励んでおりました。

太と細の両ダレスの手縫いをしておりました。
太ダレスは私が12月恒例の仕事として作っていて、
ず~と本体とトップのフレームは手縫いでしたが、
細ダレスはここ3年ほど、東京・足立の名人鞄職人さんにお願いし、
菱目を開けて、手縫い風にミシンで縫って頂いていました。

多くの名人と呼ばれる量産鞄職人は、技術はあっても、
今までやったことのない事に対して拒む方が多い。
足立の名人は、新しいことにも楽しそうに挑戦して下さる。
本当に素晴らしい技術を持った量産鞄職人です。
足立の名人には染料でのコバ処理に挑戦して頂いています。
その他にも色々、独立系鞄職人の非効率な技術だけれど、
既存の量産鞄にはない味わいを生み出す技術を残しながら、
数作る方法を工夫して頂いています。

それで、ル・ボナーの代表的なメンズバッグの細ダレスも、足立の名人にお願いしていた。
ただ手縫いは量産の場合は難しく、工賃換算すると高すぎるし、今までしたこともない。

手縫いのメリットはしっかりステッチを絞ることが出来て、
通常ミシンで縫うステッチの太さより、倍ほどの太さでも、
絞るので同じ太さに見えます。
細いフレームを使うル・ボナーのダレスは手縫いによって、
強度を加えることが出来ると考えています。
荷物を入れると相当重くなる太ダレスは当然手縫いでしたが、
細ダレスは十分ミシンでも変形を防げると考え、ミシンで縫っていました。


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私は手縫いに対してあまり強いこだわりを持っていない鞄職人です。
ミシンだと1分で縫える部分が、手縫いだと1時間かかってしまいます。
当然その分価格に反映します。
総手縫いが価格に見合うメリットがあるかというと、私自身はないと思っています。

ただ強度補強という部分で、負担のかかる部分の手縫いは大いにメリットがあります。
価格とバランスとりながら、補強の意味で手縫いもするル・ボナーです。


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ヨーロッパ皮革高騰もあり、トップを手縫いする細ダレスを前提に、
価格の見直しをした結果、今回から税込126,000円での販売となります。
手縫いは私の担当です。いっぱい縫わないと。
本体とフレームを手縫いすると変形しにくくなるというのが最大のメリットですが、
それと鞄全体がふくよかなフォルムになります。
ブッテーロ革の黒・チョコ・茶・ワインで作りました。

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今回太ダレスの組み上げも、初めて足立の名人にお願いしました。
太ダレスの価格は157,500円です。
今回ブッテーロ革の黒・チョコ・ワインで作りました。


オーダーのお客様の太ダレスは、年末私が気合いと根性で作ります。
型紙は一緒ですが、仕様がそれぞれ違うので、私が作ります。

今回なぜ急遽両ダレスを作ることになったかというと、当然ル・ボナーの代表的なメンズバッグがお店に並んでいないのは淋しいというのもありますが、
親しい同業者の、ケイズファクトリーさんが今秋銀座に出店されます。
是非ル・ボナーのダレスを置きたいと頼まれて、その希望にも沿うという事もあったのです。
フルハルターの森山さんのところで扱っているワイルドスワンズの革製品の会社と言えば、
万年筆愛好家の皆様はご存じだと思います。
東京の万年筆愛好家のメッカ・銀座でル・ボナーのバッグを見れるようになりますよ~!。

私たちが考えた色々なオリジナルな革製品をお店にいっぱい並べるには、
二人だけで作るには限界があります。
自身で作るだけでなく、いっぱい心通う人たちに協力していただきながら、
ル・ボナーの世界を構築していきたいと思っている私たち二人です。

2008年7月28日

アルフィスタになって1年・・・油断していたぁ~

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去年の夏、10年落ちではあるけれど、走行距離16000キロしか走っていない、
程度抜群のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型を、
アルファ大好き人間のイタリアチョイ悪風Y氏のネットワークを駆使していただき、
ディーラー経由で格安で入手する事が出来た。

車好きの多くの友人は、20世紀最後の問題車と言われているとか言って、
恐ろしげな事例を列挙して、私の夢を壊そうとした者もいたけれど、屈することなくチョイスし、
私は若かりし頃から憧れいたアルファロメオとの蜜月の日々を現在楽しんでおります。

この車に搭載する2000cc直列4気筒DOHCツインスパーク16バブルエンジンは、
快感と緊張を60キロ走行時にも提供してくれる、感情を伝える傑作エンジン。
高速コーナーでは、フロントガラスをピシッ、ピシッと不安にさせるきしみ音をさせながら、
緊張感は十分あるけれど、心地良いドライブフィールで高速コーナーを疾走する。
車庫入れの時は、4WDより最小回転半径が大きくて難儀する車だのに、
高速になればなるほど、ハンドルから敏感に路面状況を伝達し、鈍感にはドライブ出来ない、
ファミリーカーのエクステリアを持ったスポーツカーであります。

今回1年目の定期点検のために、アルファロメオ芦屋に持ち込みました。
今まで乗り継いだ車たちは、定期点検したことのなかった私ですが、
なにせ悪名高きアルファロメオですから、用心するにこしたことはないと思い、持ち込みました。

ABSの警告ランプが消えません。つまりABSが利いていないのです。
それでもそれまで載っていた68年式ビートルのビーちゃんよりブレーキは断然効くので、
気にせず乗っていたのですが、直さないといけないようであります。

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修理に時間が要るため、代車を借りました。代車はトヨタのカムリ。
アルファかフィアットの車を用意してくれるかと思ったら、カムリです。
私は愛するアル君を入院させて、代車のトヨタのカムリでアルファロメオ芦屋を後にしました。

トヨタの車は素晴らしいです。
20万キロは飽きなければ壊れずに安心して載れる驚異の耐久性。
比類なき中速域までの直進安定性。
アクセルレスポンスもアルファのように唐突には反応せず、
驚くほど無感動に加速し、メーターを見ると思ったよりスピードが出ている事に気付く。
室内もゆったりしていて、運転していると眠くなりそうになるほどです。
疲れずに安心してA地点からB地点に移動するための道具として考えた場合、
まさにこれ以外の選択の余地がないのではないかと思うほどの優等生です。

ル・ボナーのお客様は、ラテンの車に乗っている人の割合が多い。
でも仕事ではトヨタの車を使う人が多い。これは正しい選択。

アルファに昔載っていて、年齢を重ねたので、
今はエグザンティア以前のシトロエンらしいシトロエンに載っているという人も何人かいる。
これはまさに私ごとき者が踏み込んではいけない、泥沼エンスーの世界。
小さなプジョーに載って、雨漏りとエンジントラブルと戦い続けながら載り続ける人。
その小さなプジョーに載る別の若者は、何回目かの車検で30万円かかった。
その2年後の車検では、見積もってもらったら50万円かかると言われ、泣く泣く手放した。
ランチャ・デルタのインテグラーレは、1年の大部分を修理工場で過ごすと聞く。
優等生のルノーですら、私的服飾アドバイザーM氏の携帯に奥様から
「運転していて煙が出ている」と悲痛なメールが届いた。
多くの問題を抱えたラテンの車ではあるけれど、面白いのだ。
鈍感な車より、感情を豊かに表現する車を楽しいと思う人たちが、少数だけどいるのです。

私のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は、
今のところ大きな問題もなく、快感を提供してくれています。
ボンジョルノ松本にピッタシの車です。

ここまでは、昨夜書いて未公開で保存していた部分。

今日アルファロメオ芦屋から電話があった。
ABSの警告ランプが消えない(ABSが効いていない)問題点は、
コンピューター部分の基盤の不具合が原因で、交換しないといけないようです。
ABSが効かなくてもかまわないとごねたのだけど、
今交換しなくても、車検の時には交換しないといけないらしく、問答無用です。
で部品交換の修理代を聞いて驚き桃の木山椒の木。
マイナートラブルの修理代でこの金額は、国産車だと絶対有り得ない。
アル君との蜜月の日々を継続するには、この理不尽さも受け入れないといけないのか~。
皆さんが忠告した泥沼への一歩を踏み入れたような。貯金通帳を見ながらトホホ・・・・。
アウロラのレッドが余裕で入手できるよなぁ~。悲しい現実。
でもこの程度の事ではま~だまだ。アル君への愛は続く。

2008年7月26日

スーツを誂えに石田洋服店さんへ

前々回のブログで書いた経緯から、結婚式用のスーツを誂えることになり、
早速、私の服飾アドバイザーであるMさんに引率されて、石田洋服店さんを訪れた。
私はスーツを誂えるのは、初体験であります。ドキドキしております。

石田洋服店さんは、この神戸の離島と呼ばれる人工島・六甲アイランドにおいて、
センスの良いクラシコイタリアなスーツを仕立てることで全国的に人気のあるお店です。
石田洋服店さんのオーダーベルトは私が作っていて、色々と関わりながら、
一緒に六甲アイランドで頑張っている仲なのですが、私は普段スーツを着る機会が少なく、
今まで冠婚葬祭用に、友人から頂いたダブルの黒のスーツ1着で充分だった訳であります。

それがボンジョルノがボンジョルノであり続けるためには、
結婚式用のスーツを誂えるべきだと言う事になり、ハミも賛同し、石田洋服店さんに。
一人では行けない内気な私は、言いだしっぺのMさんに同行してもらい、行くことになりました。


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石田洋服店の主人の石田原さんは、私と同世代ですが、
私のようにランドセルを背負ったオヤジではない。
慶応ボーイで、商社マンとして長くヨーロッパ勤務した経歴を持つ、
豊かな知識を持ったモノ好きな紳士です(モノ好きであるところだけはボンジョルノといっしょ)。

私はスーツの事、生地の事はまったく素人です。
洋服について深い知識と見識を持つ石田原さんとMさんに、色々な説明を聞きながら、
生地を選び、スーツの仕様をチョイスしていきました。
でも基本的にはよく分かっていない私ですから、二人におまかせ。
カバンの事、革の事であれば得意で、雄弁になる私なのですが。


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ただこれだけはお願いした。
本来礼服で被る帽子である、私の大好きなのボウラーハットをこの機会に被りたい。
イタリア・グエラ社製のこのウサギの毛のフェルトのボウラーハットに似合う、
礼服にして欲しいと頼んだ。さあどんな礼服が出来上がってくるのか楽しみです。

来月始めには仮縫いがあり、9月はじめには出来上がります。
仮縫いの時、希望を最大限伝えチョイス相談することが肝要とM氏。
その事で、特別なモノに一着のスーツが変身すると言う。
スーツの生地はイタリア製のソフトなグレー色。
それに光沢のあるホワイトグレー生地のベスト。
名探偵ポワロが着ているような、襟付きのベストにしたいと言ったのだけれど、
礼服には合わないと、専門的知識を持った二人の意見一致で却下。

生地を選んで、仕様をチョイスして、採寸して、
石田原さんとはモノの話はあまりしたことがなかったのだけれど、
Mさんも居たので、色々話す事が出来た。
石田原さんは時計も好きで、イギリス滞在時に購入したアンティークも含め、
100本ほどの時計を所有しているらしい。完全なコレクターだぁ~。
3人は現行の時計たちの多くが、
成金趣味的な見た目の派手さと、価値以上の価格高騰を嘆いた。
3針時計はケース径35ミリまでが良い感じというのが一致した意見。
だからアンティークに走る。

あれぇ~。素敵なトランクがいっぱいあるではないですか。
石田原さんは箱モノの鞄が好きなのだそうです。

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私の大好きだった頃のグローブトロッターのトランク。
現行品は付属に革を使い、高級を演出しているけれど、
昔のオールファイバーの方が、グローブトロッターは潔くて素敵だと私は思っている。
石田原さんのお父上が洋行する時使っていたトランクなのだそうです。

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エースに買収される前のサムソナイト。
私はこの時代のサムソナイトのトランクの意匠が好きだ。
工業製品としての合理性から生まれたこのトランクは、現在でも十分魅力がある。
私はLVのトランクより、このトランクの方が好きだ。
アメリカの古き良き時代の夢がいっぱい詰まっている意匠。

この程度抜群の大中小3点セットをイーベイで落札したそうです。
私も欲しい。だって3点で2万円ほどだったそうです。石田原さんは買い物上手。

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このクロコのトランクも立派。
程度抜群で、錠前もブラスの削り出しで、素敵な質感。
このレベルのクロコのアンティークトランクはなかなか見ることができない。
良いモノみせていただきました。

良いモノは時間が淘汰して残って行く。
そんなモノを作りたいし、そんなモノを所有したいと思う。
今回誂えるスーツも、そんな1着として付き合っていきたい。

2008年7月24日

新ショルダー・パパスのファーストサンプル

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新パパス・ショルダーのサンプルが出来上がりました。
何か所かの修正点はありますが、それを伝えて本生産に突入です。
9月中頃にはお店に並べることが出来ると思います。

ショルダーベルトは今まで生地テープを使っていましたが、
革にして欲しいという希望が多かったので、
サンプルではミネルバボックスの2枚合わせで作ってみたのですが、
本生産ではミネルバボックスを表に使い、裏は生地テープの2枚合わせにする事に。
無駄にコストが上がるのと、色落ちを気にしなくて済み、
それでいて上質感は損なわれない良いバランスかと思います。

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本体の口元は工夫して4㎝広くなりました。
旧パパスは、A4ファイルだと曲げながらでないと収める事が出来なかったけれど、
新パパスの口元の工夫で、スムーズにA4ファイルを収納出来るようになりました。
私がず~と使っていて、一番気になっていた部分です。
A4ファイルをパパスに収納することは、そんなにないと思うけれど、
いざという時助かると思うのです。

ファスナーの両側も今回のサンプルでは旧型と同じようにしてしまいましたが、
新型は革でバインドして補強して登場します。

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内貼りは旧型のナイロン生地を変更して、ピッグシルキー革にしました。
ファスナーポケットの内側もピッグシルキー。
蓋なしポケットはピッグシルキーの2枚重ね。
ル・ボナーではこのピッグシルキーという革を内貼りに使ったカバンが好評です。
特に男性の支持を受けています。で今回の新パパスでも贅沢に使うことにしました。

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本生産ではグリーンのピッグシルキー革を使うことにしました。
開けた時のコントラストが爽やかだと思います。

このピッグシルキー革は、思いのほか汚れにくくて丈夫です。

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前ポケットのカブセも本体ファスナー口と同じように、
バインドすることで、使い込んでヘラヘラになるのを緩和してくれると思います。

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ショルダーの付け根も改良しました。
これでも十分旧パパスより丈夫にしたのですが、
サンプルより厚みを増やして迫力を加えようと考えています。

私が使いたくて、私がデザインしたショルダーバッグです。
パパス・ショルダーはル・ボナーのメンズバッグで一番人気のあるバッグです。
ヨーロッパ皮革の高騰、その他色々な事情から、旧パパスと決別し、
基本パターンは残しながら、使い勝手を改善しつつ高級化して登場します。
価格は現在思案中ですが、税込5万円をオーバーします。
でも十分その価格に見合うスペックを持ったショルダーバッグに仕上がったと自負しています。
9月を楽しみに待っていてください。

2008年7月22日

みんなに支えてもらいながらボンジョルノ

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私の書くブログの誤字や変な文章を、辛辣にチェックをする赤ペン先生がいる。
世界に発信しているのだから、間違った日本語は許しませんと、
誤字その他チェックが入る。特にF嫁と弁護士O君。時計ライターのN氏は時々。
理路整然とした文章を書くのが仕事の弁護士O君には、
私のいい加減な日本語が耐えられないそうであります。
それで今日もO君からこんなメールが。


 魑魅魍魎は、闊歩ではなく、跋扈(ばっこ)するのではありませんか?
 順風漫歩→順風満帆(まんぱん)
 趣味趣向→「好み」という意味で使っていますが、趣向は意味が違います。
 たぶん「主義主張」から思いついた語呂合わせなのでしょうね。
 あえて書くなら、趣味、嗜好(しこう)

 また、よく「Aさんが、~していただいた。」と表現していますが、これは誤りで、
 「Aさんに~していただいた。」又は「Aさんが~して下さった。」と表現すべきです。

 文章はなかなか魅力的ですが、誤字が多いので、
 辞書くらい引けよ(インターネットでも辞書はある)と時々思います。

という風に的確な指摘。

パソコン音痴の私は、システムエンジニアのF氏なしには、
マイパソコンライフは続けることが出来ません。
そのF嫁様は特に私のカタカナの間違いに敏感に反応していただけるようで、
「フィレンテェ」は「フィレンツェ」に。その他いっぱいのカタカナをチェックしてもらっています。
会社のオフィスに到着して、まずは「ル・ボナーの一日」のチェックで始まります。

従順で素直な私は、先生の指摘に素直に従い、すぐに訂正いたします。
覚えの悪い小学生に教えるようで、私にも理解できます。
赤ペン先生たち、これからも諦めずにチェックし続けてくださぁ~い。
それでも私の誤字、変な文章は繰り返すと思いますが。

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ボンジョルノのライフ&服飾アドバイザーで、
モノ好きの泥沼を一緒に楽しんでいるMさんが居る時、
某印刷会社のル・ボナーも担当のKさんが、次回の企ての打ち合わせで来店した。
Kさんは今秋めでたく結婚~!ばんざぁ~い。で私も結婚式に呼ばれています。
多くの知人が、私を呼ぶと式が滅茶苦茶になると思っているのか、
そう思っていないKさんからの、久しぶりの結婚式の招待です。
須磨のクラシックな洋館での結婚式、楽しみにしています。

私はその式のために大人しい黒のスーツを、スーツ量販店で新調することを話すと、
ライフ&服飾アドバイザーM氏が、それはダメだと言う。
ボンジョルノがボンジョルノであり続けるためには、
結婚式でキラリと光る特別なスーツを作りましょうよと。
でないとこれからはボンジョルノではなくて、普通の50過ぎオヤジと呼ぶという。
私はKさんの結婚式のために、個性的なスーツを誂えることになりました。それもまた楽し。
でも新郎より目立ったら、まずいよなぁ~。

親しい人たちに支えられながら、ボンジョルノは踊る。
ブログ「ル・ボナーの一日」はつづく。

2008年7月20日

万年筆の魔界からの誘惑

ここのところ万年筆ネタを連発し、しばらくその話は自制しようと考えていた。
でもなぜかその話題へと導く出来事が私の回りで発生する。

私の影響で、万年筆菌に感染してしまった横浜のNさんから、暑中見舞いのメールが届いた。
この人、イタリアの魑魅魍魎が跋扈する混沌とした魅力満載の万年筆中心に、
カラフルワールドな軸の高級万年筆が増殖している。
何度も書きますが、イタリアの万年筆は悪女のような万年筆たちです。
その迷宮に深入りしては危険です。

でNさんからのメール。

松本さま

梅雨明けをしましたね。暑中お見舞い申し上げます。

我が家はエアコンを使わない生活をしていますが、さすがに今日は辛いです。

そろそろ部屋に西日が入る時間なので、非難のため外出しなければいけません。

こうした節約を積み重ね、こつこつと貯めた小遣いで購入した伊太利亜万年筆の写真
を送らせていただきます。

一服の清涼剤になれば嬉しく思います。

お忙しいとは存じますが、暑さで体調を崩さぬようにご自愛ください。

なんていう、言い訳としか聞こえない暑さ対策による小遣い捻出方法を書いて、
添付してあった写真を拝見。


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下からオマスのアルコ。インク漏れの問題点多々発生すると聞くオマスです。
でも味わいあるセルロイド軸が全ての問題点に目をつぶらせてくれる万年筆であります。
ビスコンティーのミケランジェロは、まだ加藤翁が関わっていた頃の名残りを感じる、
ビスコンティーを代表するセルロイド軸の名品。
モンテグラッパのエキストラ1930バンブーブラックのセルロイドの文様はまさに芸術的色合い。
それが作りのほどほど感に文句つけたくなる気持ちを抑える筆記具のジュエリー。

そして一番上の万年筆はと見ると。
なんということだ! 私が恋焦がれるアウロラの85周年「レッド」じゃありませんか!。

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Nさんも「レッド」を購入したぁ~!。
何が清涼剤だぁ~ 私は益々暑くなってしまった。

私の恋焦がれるアウロラ85周年「レッド」は、いつか格安で手に入れたいとの下心から、
私の周りの多くの万年筆好きが所有するに至った。
知っているだけで10人以上の人が、この「レッド」を所有している。
その仲間に万年筆菌感染歴1年の横浜のNさんも加わったのだ。

Nさんはセルロイドとシルバー中心で、セルロイド似ではあるけれど、
レジン素材のレッドには手を出さないと思っていたら、これも守備範囲だったようであります。
恐ろしい勢いでNさんの高級万年筆は増殖している。恐ろしやぁ~。
私と一緒に泥沼まっしぐらぁ~。

そんな刺激的なNさんからの暑中見舞いが届いてすぐ、
某印刷会社の若社長が、「レッド」を入れたTAKUYA君のグリマルディー・ペンケースをぶら下げて、それを見せびらかすように来店であります。アウロラ85周年「レッド」の誘惑2連発。
彼は半月ほど前、ドイツに仕事?で視察旅行に行っていたのだけれど、
その時、もし私がヨーロッパで命を落すようなことがあれば、
アウロラのレッドとランゲ&ゾーネの1815は、カバン屋の馬鹿オヤジにあげるようにと、
美人の奥様にメールしてくれたのですが、私の祈り(呪文)虚しく元気に帰国した。
最後のバガス紙を使って作った万年筆の書き味にこだわった上製本ノートは好評の内に完売し、その第二段として、配合からオリジナルで万年筆の書き味にこだわった紙を作って、
本格的に色々な紙製品を作る計画が現在進行中で、その相談に来たのだけれど、
この人も万年筆の泥沼に確実に足を踏み入れた哀れな子羊。


「レッド」に対する私の思い入れについては、今まで何度も書いたので今回は書きませんが、
この万年筆が欲しいと思い続けております。
ここの所の私の馬鹿げた万年筆連続入手の愚行を制御出来ていたら、
間違いなく「レッド」は手に入れることが出来ていたのは確かなのだけれど、
どうしても私の万年筆入手において、1本10万円オーバーでの購入には躊躇いがあるのです。
その躊躇だけは死守しながら私の万年筆趣味はこれからもつづく。

中古であることにこだわりは全然ありません。
8万円で売るという慈悲深いお人がおられたら、是非私に一報を。

2008年7月19日

フェルディナンドカーフで作る最後の鞄

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レジェ・ボストンを北欧のフェルディナンドカーフを使って作っております。
お客様の要望で、この革を使って作っておりますが、
フェルディナンドカーフで作る大きなバッグは、これが最後です。

私たちはこのエルク(大鹿)に似た質感でありながら、
鹿の弱点である表皮が弱い(革自体は丈夫なんだけれど)という部分をカーバーしながら、
より繊細にエルクの質感を表現したフェルディナンドカーフという、
生後6ヶ月の子牛の革が大好きでした。

率先して使うようにしましたが(フェルディーは最初この革を生かすためデザインした)、
高価だったためなのか、ル・ボナー以外使うところがなく、
零細なル・ボナーだけで北欧から買うのは厳しく(一度に買わなければならいロットがきつい)、
買い込んでいたデッドストックがあるだけとなりました。

そうこうしているうちに北欧最大手のタンナー・ボルゲ社系列の、
フェルディナンドカーフを作っていたタンナーは廃業してしまい、
ロットの数量をOKしたとしても、2度と購入することは出来なくなりました。

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そのフェルディナンドカーフで作るレジェ・ボストンは良い感じになりそうです。
ソフトな革のためコバの磨き処理は困難な作業ですが、何とか磨けそうです。
内貼りは、今までの定番とは違って、今回からピッグスキンを使いました。
厚みと重さは増えますが、口元を開けた時に「わぁ~綺麗ぃ~!」という感動を感じるはずです。

それにしても、厚みがあるのに柔らかくしっとりしたカーフって、
作るタンナーがヨーロッパでも少なくなってしまったなぁ~。
残念な事であります。


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同時に店舗展示用として、ダークブラウン色のタンニンなめしのバッファロー革でも、
レジェ・ボストンを作っています。これも内貼りはピッグスキンを使って作っています。
良い味わいのレジェ・ボストンが出来上がりそうです。

梅雨も開け、関西の暑~い夏が始まりました。暑い夏に、革製品なんて売れません。
でもカバン作りの方は終わり無き現在進行形。
目の前の人工の川・リバーモールで水遊びする家族連れを恨めしそうに見ながら、
私たちはカバン作り頑張っております。

2008年7月17日

おねだりと愛ある贈り物の境界線

私は小学生だった頃が一番学力優秀でした。
田舎の小学校でしたが、クラスで2番であった。
しかし1番との距離は埋めがたく、その後私は奈落の底に。
逆に1番は成績優秀な道を歩み続けた。
その1番が、初めてのイタリアを一緒に旅行した、とぼけた弁護士O君。

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その弁護士O君が司法試験の受験勉強をしていた頃使っていた万年筆を持ってきた。
私の万年筆菌が感染したのか、
久しぶりに昔使っていた万年筆を使おうかなぁ~なんて思ったようです。
パイロットのオーバーフィード可動式の「ジャスタス」と、プラチナの「#3776」。
書いてみると良い。
ジャスタスはパイロットの万年筆とは思えないペン先のしなりがあり、毛筆のような書き味。
#3776は典型的なプラチナの独特の書き味。
それが良く使ったためにイリジュウムがなめらかになり、
メリハリがありながらス~と気持ち良い書き味。

#3776のキャップがぐらぐらなのをメーカーに私が出してあげると言って預かった。
ジャスタスはその場で、私のモノに無理やりなったのだけれど、
その後1500円で完調になった#3776も、必然のように私の元へ。

どさくさまぎれに私の所有物に無理やりなったこの2本。
すごく気に入って、普段一番良く使っています。
O君は良い人ですから、使うのなら現在手元にある149と146を使って下さい。
ジャスタスと#3776は、O君の事を少し想いながら、私が使わせていただきます。
この2本良い。私の処に落ち着く運命だったのだ。

私の万年筆収集はこのように、優しい人たちから半強制的に譲り受けたり、
なけなしの小遣いを、つめに火を灯すように買っています。
それに比べ、ハミはランドセルオヤジの犠牲になって可哀そうなんて、
間違った認識を持つ優しい人たちが、プレゼントしてくださるものだから、
万年筆を集めることには興味がないといいながら、
多くの万年筆を所有する、隠れ万年筆コレクターとなっている。

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先日も万年筆愛好家Uさんから、ハミさん使ってくださいと、
シェーファーのタルガ・スリムを頂いたのだ。
この万年筆大変細い胴でありながらキャップを開けると、
シェーファーの金字塔、象嵌加工のペン先が出現する感動~。
私も同じスリムな万年筆はモンブランのノブレスを、
友人の店長(ニックネーム)から奪い取って持っているけれど、
このタルガスリムの方がペン先が出現した時、感動的です。
私が欲しい~。

というように私にではなくハミにと、愛ある贈り物を頂くのだ。
ハミの持っている10数本の万年筆の中で、購入したのは3本だけ。


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先日名古屋のお客様のKさんから封筒が届いた。
中には、万年筆でのお手紙とご本人が削った「篆刻」という印が入っていた。
押してみると、カバンの絵の中に「はみ」の文字。
ハミは至極喜び、これから万年筆で手紙を書く時の必需品として使うそうです。
親しいお客様が来るたびに、「良いでしょう」と嬉しそうに見せているハミです。


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私も実はマイ印鑑を持っている。
親しくしている若くしてメタボ体型まっしぐらのミステリアスY君が、
サントリーのモルトを8杯飲むと樽の木で作った版をもれなく作ってもらえるキャンペーンを、
期間限定でやっているバーがあるという情報を持って来た。
本人の分を見せてもらうと、これがなかなか良いではないですか。
私は是非とも入手したいと、ミステリアスY君に脅しをかけ、
彼は締切間際のこのキャンペーン期間中に、私の版を作るため、
バーに通いサントリーのモルトウイスキーを飲み続けた。
その結果、私もマイハンコをゲットすることに成功しました。
飲み代は当然ミステリアスY君の自腹です。

このように私は人の優しさに感謝しつつも、半強制的にモノを収集しております。
それに比べ、ハミは愛ある贈り物が自然に増えていきます。
その間には大きな隔たりがあるように思います。
モノにこだわることなく達観したボンジョルノ松本にはなれそうにありません。

2008年7月15日

7年間肌身離さず使っていた鞄の修理

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7年間365日御主人から離れることなく使い続けられた、
ブッテーロ革で作ったブリーフケースが里帰りしました。
お手入れらしいお手入れは一度もすることなく、7年間毎日肌身離さず使いつづけたそうです。
気に入って使って頂いて、とても嬉しいことなのだけれど、
相当厳しい状態であります。

同じ形で新しく作ったのを期に、やっと修理修繕お手入れのため戻ってきました。
水拭きだけでもしていたら、ここまで老化しないで済んだのだけれど。
ご主人の仕事上、工事現場などにも頻繁に連れて行かされただろうから、
いっぱい土埃とか木屑とかも吸っているはず。汗に含まれる塩分も。
これ以上ない過酷な条件で7年間使われたカバンです。

普通のオフィスワークなサラリーマンの人が普通に使う場合であれば
この状態になるには、20年近くかかるはずです。
ブッテーロは抜群な生命力を持った革ですから。

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前ポケットのフタは完全に死んだ状態です。革はこの状態になると、復元は不可能です。
この後表皮がぼろぼろ剥がれていきます。一巻の終わりです。
こうならないようにするには、お手入れが大事。なってからだと遅い。

で、この前ポケットのフタは新しく作って交換することにします。
最初は違和感あるけれど、数年すれば馴染んじゃいます。

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あと本体フタ部分が、ショルダーのナスカンがぶつかり続けて破れてる。
ここは少しくり抜いて、縫い直して、磨き直せば、いけます。

修理終了後ばっちりお手入れすれば、
新しく作った同じ形のブッテーロのブリーフケースと交互に使えば、
あと倍の年月は使えるはず。

革のカバンは、時計や万年筆のように大事にすれば次世代まで残るモノではありません。
でも使う人と一緒に馴染み、時間をかけて滅びの美学を楽しむモノです。
私たちが作ったカバンは、私たちが手を加え少しでも長く使い続けて頂きたい。
7年間、毎日ご主人の傍にいてくれたカバンに、ありがとう!

2008年7月13日

ユーロボックスからPFMが届いた

小学生の頃、文具をお菓子箱にいっぱい入れて、学校にいつも持って行っていた。
消しゴミ、筆記具、定規、特殊コンパスetc・・・。
玩具をねだると怒られたけれど、文具なら許す親だった。
それを良いことに、必要ないけれど面白いと思った文具を沢山持っていると幸せだった。

その後そういった部分は露呈することなく、大人になっていった。
幼き頃の文具集めの悦楽を、40年後50歳を越えた年齢を迎えて復活してしまったぁ~。

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銀座のヴィンテージ万年筆の聖地「ユーロ・ボックス」から待望の万年筆たちが届いた。
アンティーク万年筆に魅せられた人たちは、この万年筆屋さんを訪れると、
その膨大な在庫に圧倒され、ますます病気が悪化する。
それで”悪魔の館”と呼ぶ人もいる。

2か月前、東京出張の時にTAKUYA君に道案内してもらい初めて訪れた。
ユーロボックスが店舗をかまえるレトロなビルヂングの前では、
ユーロの常連客で、インク瓶コレクターのOさんも待っていてくださった。
3人で手動ドアのレトロエレベーターで悪魔の館へ~。

ユーロボックスに初めて訪れる人は、必ずと言っていいほど道に迷う。
なんとか辿り着いても、お店が閉まっていることも多々。
土日以外の営業日は月に2日ほどなので、
平日に訪れる場合は、よ~く営業日を確認してから行かないとまず閉まっている。
私は確認して訪れたので、その驚愕の在庫の山を見ることが出来た。

私はインク瓶コレクターのOさんが、ル・ボナーに来られた時見せていただいた
シェーファーのPMFスノーケルに魅力を感じ、どうしても私も欲しいと強く希望し、
ユーロボックス初訪問となった訳であります。そして購入しました。
ただ購入後整備調整していただき、手元に届くのが1ヶ月以上先になります。
待ちに待ったその万年筆が届いたのです。

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シェーファーのPFM-3スノーケルです。
現在のシェーファーの万年筆でも継承されている、
独特の象嵌のペン先はこのPMFが最初ではないか。
それも象嵌ペン先の中でもPFMが最大級の大きなサイズのペン先です。

日本でも技術力のある万年筆メーカー パイロットが、
象嵌のペン先の「ウルトラ」という大変魅力的な万年筆を出しましたが、
製造過程で不良品の発生率が高くて、その後作っていない。
その象嵌の美しいペン先を安定して作り続けるシェーファーは偉い。
まさにオリジナルな発想の美意識。コンコルドライン。

そしてスノーケルという魅力的な機構。
蚊が血を吸うように(喩えが悪い)、細いノズルがペン芯から出てきて、
タッチダウン式という、ニューマチック式に似た独特の吸入方式でインクを、
ペン先を汚さず吸引する馬鹿馬鹿しくも楽しい工夫。

シェーファー100年の歴史の中で、一番輝いていた時代の、
傑作万年筆がこのPFMスノーケルだと思うのであります。


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それと通称「豚ぺん」と呼ばれている独特なペン先のシェーファー。
1ヶ月ほど前に新関西版悪魔の館?で、同じペン先のタッカウェイを入手してしまったので、
豚ペンはこれと合わせて2本。ただこれは面白機構のスノーケルタイプ。後悔はありません。
シェーファーは独自のオリジナルな発想で、面白い万年筆を創造していたことに感動。

私はその後に登場したタルガも含めて、シェーファーの万年筆を7本所有していることに気付く。
ある時代まで、シェーファーは本当に面白かったと思う。


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予想より安くお目当ての2本を購入することに成功した私は、
このメカニカルペンシル モンブランの1,18ミリ芯のピックスも入手することにした。
多くのシャープペン愛好家が「シャープペンはピックスが最高~!」と、
自信を持って言うそのピックス。一番オーソドックスなピックスを選んだ。
大学卒の初任給が2~3万だった頃、定価4000円だった高級シャープペンシル。
カチカチという小気味良い音と感触で、芯を送り出す。
1.18ミリの極太芯が、万年筆に似た書き味を提供する。
大満足の初めての高級シャープペンシルであります。

で結局予算オーバーしながら3本の筆記具を購入。
何度も言います。私のように筆記具をいっぱい買う必要はまったくありません。
お気に入りが数本あれば、それで十分。
それにしてもユーロボックスは私にとって、魅力的過ぎた。
子供の頃の悪癖の再現か。三つ子の魂百までなんて言うよなぁ~。
オノトのマグナもマンモスもあったぁ~。いけない・・・いけない。

2008年7月11日

休みはいつも遊歩道を散歩

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ル・ボナーの休日の木曜日はハミとチャーとで散歩です。
六甲アイランドの住宅地を囲うように一周5キロの周遊道路が整備されていて、
その両側に植樹された木々や草花を愛でながら約一周歩きます。

六甲アイランドが生まれて20年経ち、
小さかった植樹された木たちも立派な大きさに成長し、
私たち家族がこの地に来て長く住んでいることを、しみじみ感じます。

チャーもこの5キロの遊歩道を一周すると、
相当へばる年齢になってきました。


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六甲アイランドは散歩するだけで、神戸が港町であることを感じさせてくれます。
私は海の見える場所に住むのはここが初めてです。ハミも同様。

神戸の中心地には少し距離があるけれど、住宅地に隣接する場所を歩くだけで、
港町・神戸を感じさせるこの場所は、絶妙なバランスで居心地良い。
レトロ好きの私には似つかわしくない計画的に作られた人工島・六甲アイランドではありますが、
私たち夫婦は気に入っていて、此処に住み続けるだろうなぁ~と思っています。

ハミは今まで住んだ場所で、こんなに空が広く感じられる場所に住んだことがないと、よく言います。
私もそう思います。そのことが気持ちを明るくさせてくれます。
だからル・ボナーのバッグは、カラフルな色のバッグがよく売れるのかもしれない。

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photo by ハミ

一眼レフカメラを入手して、いやいや半永久的に無料レンタルして、
技術があれば表現力のある写真が撮れることの面白さに魅了された。
技術がなくても、時々偶然にいい写真が撮れたりする。

下手なりに、意識して写真を撮る私に比べて、
何も考えずに撮るハミの写真の方が、詩情があったりする。
なぜなのかぁ~。

私たち夫婦はこの場所で年老いていく。
親しい人たちと楽しく遊びながら。

2008年7月 9日

新絞り技法を使ったペンケース思案中。

私はレジェ・ボストンの制作にはいりました。
今回はオーダー品だけを作る予定にしていましたが、
バッファローのダークブラウンでも作ることにしました。

ハミはキューブ・ブリーフ制作中。
お店にも並べようと、オーダー品以外にも沢山作っているため、
テンヤワンヤで大変であります。

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レジェ・ボストン作る前に、万年筆が10本納まるペンケースを考えておりました。
絞り技法を使って、厚みを出して両側に5本ずつの筆記具を収め、
中央に仕切り代わりの、メモ用紙などが収まる部分を取り付けて、
コンパクトでありながら10本の大型筆記具が個別に仕切られて納まるペンケース。

万年筆を10本も携帯するペンケースなんて誰も求めていないと、
普通の人は思うでしょうが、万年筆に魂を奪われた感染者は10本以上持ち歩く。
万年筆道の深みに導かれた私もまた、その必要性を強く感じるに至った訳であります。

まず絞り型のサイズと型紙を作って型を作らないと始まりません。
そして内装をイメージしなければ。

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イタリアの秘宝 チェザレ・エミリアーノの入っていた、
ワイン色のイタリアンカーフのケースの内寸が、
思案中の新絞り技法のペンケースに近いサイズであることに気付いた。
このケースを使って、10本入るペンケースの内装の試作をしてみることにしました。
大変素敵なイタリアンカーフのケースです。
使わずにしまっておくにはもったいないケースです。
絞りの3本差しのペンケースより少し大きぐらいですが、
このケースの中に大型の筆記具が10本入ります。

内装の試作に取り掛かりました。
夢中でやっていたら、あっという間に完成。
しめて3時間でありました。やればやれる。

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1本1本仕切りを入れて、万年筆が接触しないようにして、
出来るだけ万年筆の胴が見えるように工夫した。
ゴム紐で固定させるペンケースが一般的だけど、
漆の胴軸に良くないと、漆軸の万年筆をいっぱい持っている愛好家の人が言っていたので、
ゴム紐を使わず、革紐2本で固定することにしました。

製品化するまで試行錯誤は続くと思いますが、
まあ最初の試作としては、良い感じに仕上がったのではないでしょうか。
これから私が使ってみて、改良点を洗い出していこうと思います。
ただボンジョルノ松本が使いたくて、3時間を浪費しただけじゃないのかと言われれば、
確かにそれもまた否定できない事実ではありますが、
万年筆愛好家の皆様が待ち望んでいた
コンパクトだのに大型万年筆10本が納まるペンケースを生み出すためだというのも事実。

2008年7月 7日

優しい贈り物

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夏は革製品を扱うお店は暇になる季節です。
涼しげな色の革のバッグが多い方のル・ボナーではありますが、
やはりお客様の来店は少なくなります。
ただ秋冬の繁忙期に向けて、製造部門は大忙しの時期でもあります。

そんな季節でも顧客の方々は、顔を見せてくださいます。

六甲アイランドにル・ボナーがオープンした頃からのお客様の、
Yさんが来店されました。もう16年のお付き合いになります。
神戸生まれの、神戸育ち。神戸を離れて住んだことのない神戸人。
自分や家族の品、それに贈り物として沢山のル・ボナーの革製品を購入していただき、
今回も贈り物にタンクトートを買っていただいた。

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そして帰り際、お菓子を差し出すYさん。
Yさんはいつも美味しいお菓子を見つけては、持って来てくださる。
私たちは買って頂きお礼を言う立場だのに、逆にいつもお菓子を持参して来られるYさん。
それも食べきれないほどの量。
私たちはいつも恐縮してしまうのですが、図々しくいつも頂いてしまう。

それも今回は播磨屋のおかきです。
味が薄くて、もち米の香ばしい味わいをストレートに感じられる、
ハミと二人、今一押しのおかきです。

たしか前回Yさんが来られた時、
Yさんに頂いた播磨屋のおかきがすこぶる美味しかったことを伝えたから、
今回こんなにいっぱい持って来られたのかな。
私たち二人は恐縮しながら、大喜び。
来られたお客様たちにも優しさのお裾分け。

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いつも大阪の美味しい甘いモノを持ってきてくださる浪速のSさん夫妻。
卵いっぱいのロールケーキや、きな粉をまぶした特別な団子とか。
でも今回は岸和田名物「水なす」。真ん丸ななすびをぬか漬。
でもさっぱりしていて、ぬかの味は感じない。これは美味です。

美味しいねぇ~と言いながらパクパク食べてしまいました。
関西食文化の奥の深さを感じる漬物であります。
私はず~となすびの漬物はあまり好きではなかったけれど、これは美味しい。
私が大人になったのか、それとも岸和田名物水なすが特別美味だからなのか。

私は神戸にお店を出してから10数余年、その間20キロ体重が増えた。
東京の食べ物が合わない訳ではなけれど、東京は値段に比例しているため、
あまり美味しいモノとは出会わなかった。
それに比べ関西は安くて量があって美味しい食べ物がいっぱいある。
そのため私はメタボまっしぐらぁ~。


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東京在住のモノ好き泥沼会員で還暦のダンディーTさんが、
福岡からの帰り立ち寄ってくださった。
今回初めて最愛の奥様同伴でのル・ボナー訪問であります。
仕事で来神され、ル・ボナーに立ち寄ったり、バー「バランザック」で飲んだりするたびに、
「愛する奥様の写真見せてぇ~」とせがみ続けた私でありました。
そして今日その奥様と実際にお会いすることができたぁ~!。

腕白小僧をそのまま60歳にしたようなダンディーTさんとは違って、
静かな上品さを伝えるご婦人。年齢が美しさを醸成したような。
ランドセル背負ったオヤジには、そんな奥様でないとつとまらない。
我が家も・・・・・。

そんなダンディーTさんが面白いモノ見つけたからと言って、
携帯ルーペをプレゼントしていただいた。
万年筆愛好家がルーペでペン先を確認する姿には少し抵抗があり、
私はルーペを持っていなかった。でも実は欲しかった。
おぉ~、ペン先のイリジュウムの形状がはっきり見えるではありませんか。
これは良い。益々万年筆趣味に拍車がかかるではないですか。
ダンディーTさんは罪なお人。でも大変うれしいプレゼントでありました。

ダンディーTさんは奥様の体を気遣い早々ル・ボナーを後にされた。
私にはこの気遣いが出来ない。
ダンディーTさんは私より8歳年上なだけあって、私より大人であります。

儀礼や思惑を持った贈り物はいらないけれど、
美味しいモノを共感して欲しいとか、こんな品をプレゼントしたら喜ぶだろうなとか、
そんな愛ある贈り物をいただくのは、なんて幸せなことだろう。
私はそんな幸せのバトンタッチを、別の愛する人達につないでいければと思う。

今日は七夕ですよね。二人は会えたかな。

2008年7月 6日

夏も革ベルトがいいなぁ~

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趣味と実益を兼ねて時計ベルトをル・ボナーの商品アイテムに加えたところ、
思いの他希望するお客様が多くおられ、私の毎月の定例の仕事に定着しそうです。

今年は例年以上に梅雨が梅雨らしかったように思う。
その梅雨ももうすぐ終わり、本格的な夏が始まろうとしています。
この時期、革ベルトの時計には厳しい時期で、
多くの人は金属ブレスの時計を使って夏を乗り切る。

私は金属ブレスがどうしても好きではなく、
夏場も革ベルトで時計を使用しています。
というより、時計本体と革ベルトのコンビネーションに魅力を感じているので、
持っている時計は全部革ベルトです。

ただ革ベルトの時計を一年中付けて生活すると、
革ベルトは1年ほどでダメになってしまいます。
特に夏場が鬼門で、汗が大敵です。

それでも夏も革ベルトの時計を付けたいと願う私のような革フェチが、
少しでも長く一つの革ベルトを使うための工夫を考えてみました。

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まずDバックルを使うことをお勧めします。
通常のピンバックルだと、しっかり締めないと時計本体が移動してしまいますが、
Dバックルだとゆるく締めても移動し難く、腕と革ベルトの間に隙間を作ることが出来て、
そこから汗がある程度逃げてくれる。
それとピンバックルだと毎回の着脱時にピン穴に負担をかけることになるけれど、
Dバックルだとその負担も軽減させることができます。

あと出来るだけベルトの裏部分は濡れた生地で拭いてあげましょう。
革には塩分が大敵、汗に含まれる塩分を濡れた生地で拭いて緩和することで、
格段に長持ちします。汗と革が混ざったいや~な臭いも緩和してくれます。
その後少し香水なんかを付けてあげるのも、いいかもしれません。

靴と同じように、何本かの時計を交代で使うと格段に革ベルトは長持ちします。
一つの時計をず~と使いたい場合は、
時計ベルトを何本か交換しながら使うというのも妙案です。

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そんな使い方をする時の強い味方が、上の写真のピン。
これを使った時計ベルトであれば、工具がなくても簡単に着脱ができます。

夏場は時計が一番目立つ季節(半袖着たりするから)です。
そんな季節、カラフルな革ベルトをブレス感覚で付けると、
あなたの時計は素敵に映えると思います。

ル・ボナーは夏場も革ベルトで時計をしたいと願う人たちを応援します。
どこかで聞いたフレーズだなぁ~。

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このところよく付けているレビュートーメンのクリケット。
この時計、歴代アメリカ大統領が付けていたということらしい。
品がないほど大きな目覚まし音で、これが面白い。
当然革ベルトであります。この革ベルトはブラウン色のエレファント革で、
いい艶がでてきています。

ただ時計付けなくても不便しないですむ時代です。
だからこそ、時計を楽しむということなのか。
革ベルト推進論者のボンジョルノ松本でありました。

2008年7月 3日

チェザレがボンジョルノの処へやって来たぁ~!

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チェザレ・エミリアーノがボンジョルノ松本の処にやってきましたぁ~!。
これは私の今年の万年筆収集のハイライトであります。
そう簡単には見ることのないイタリアの珠玉の一本であると私は確信している。
と言うより、私のイタリア好きの波長にぴったしの意匠の万年筆なのです。

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譲っていただいた万年筆愛好家の28氏は、
ボンジョルノにイタリア万年筆の魅力を伝えたお人。
去年の暮にはスティピュラの世界限定198本の黒のダヴィンチと、
デルタの限定アルファロメオを譲ってもらったのも28氏。
pen and message.の魔の委託販売ブースにも多くの万年筆を出品している。

28氏の選択眼は素晴らしく、今まで上等な意匠の万年筆を数多くコレクトし、
現在その珠玉の万年筆たちを数多く放出し、私はその恩恵を得ています。
それにしても28氏は高級万年筆を何本所有しているのか。


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ペン先もオリジナルの刻印が入っています。
書き味もウゥ~ン ビューティフル!。

スターリングシルバー部分のカービングも手彫りだそうです。
それが全体の意匠の質を、高めていると思う。


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胴の水牛部分はまるで古代ローマの大理石の柱のよう。
手作りの味わいを強調する。

チェザレ・エミリアーノはトリノに工房があるということだけは分かっているけれど、
詳しい事はよく分からない独立系の万年筆工房。
でもこの万年筆の名は知らなくても、万年筆自身の質感と意匠が上質であることを伝える。


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入っていたケースは革巻きで、その革が革マニアな私が見ても、
文句つけようのない素晴らしいワイン色のイタリアンカーフ。
昨今これ見よがしに立派なケースに入った限定高級万年筆を良く見ます。特にイタリア万年筆。
チェザレのケースはシンプルでこれ見よがしな部分がない、素敵に上質を演出する革ケース。
現在ではこの質感の革を作るタンナーはイタリアにはなくなったなぁ~。
ル・ボナーはデッドストックでこのタイプのクロームなめしのイタリアンカーフを持っているけれど。

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今回もまたまた、放蕩オヤジの犠牲者のハミさんにと
28氏は上の3点をハミにプレゼントしていただいた。28氏は太っ腹。
そんな28氏のような優しい万年筆好きの人たちが、
ハミを隠れ万年筆コレクターにしている。感謝、感謝ぁ~。

デュポンのオランピオではないですか。
書き味も良いのだけれど、それ以上にキャップを閉じる時の質感が上質。
さすがライター作りのノウハウが、万年筆に生かされている。
病みつきになりそうな締め具合であります。

万年筆は色々な視点から魅力満載で面白い。
だから抜け出れなくて困るのだけれど。


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このスネークウッドの定規は、親しくしているイタリアチョイ悪Y氏プロデュースで、
Y氏が親しい独立系のギター職人にお願いして出来あがった品なのですが、
最初「5000円は高ぁ~い」が私の第一声。

しかし頂いて使っているうちに、これなかなか良いではありませんか。
思いのほか持っていて豊かさを醸成するのです。
「高いけれど良い」に意見変更。

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さりげない白蝶貝の象嵌の目盛りが、いかにもギター職人の仕事。
銘木の質感を高める役目を担っています。

この銘木定規はpen and message.のネットショップでも好評販売中

大量生産の工業製品は幅広い層にまんべんなく売らなければいけないので、
価格というファクターが重要で、売れる価格にするために、
生産システムを考え、量のメリットを最大限利用して、絞り込んでゆく。

そうでない我々独立系の職人が作る品は、
価格は高低バラバラ、良し悪しは価格とは関係なく有る。
そんな独立系の作る品は隙間産業で、でもそれが世の中を面白くしていると思う。
チェザレ・エミリアーノもこの銘木の定規も独立系職人が作り出した品。
購入者が自身の感性で選択すればいい。
作る側は、自分に正直に作ればいい。
あとは一部の興味を持つ人たちに支持されるかは時の運。

チェザレ・エミリアーノを手に入れて興奮気味なボンジョルノ松本であります。
この万年筆の威光よろしく、しばらくはイタリア万年筆は見ないことにいたしまぁ~す?。

2008年7月 1日

迷犬チャーの一日

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チャーと一緒に暮らし始めて10年が経った。
この我儘犬は、自身の感情のおもむくまま飼い主に配慮することなく、
10年をル・ボナーの主のような顔をして過ごしている。

マンションを購入する時も、室内では決して大小便が出来ない犬であるチャーのことを考え、
いつでもすぐにトイレに連れて行けるように一階にした。
一日3回の散歩はかかしたことがなく、お店への出勤もいつもチャー同伴です。
自宅に一匹残して留守番させたとしたら、きっと精神的ダメージ絶大で、ショック死すると思う。
だからこの10年、彼は一人ぼっちを経験したことがない。

そんな飼い主の思いなど気にせず、ル・ボナーでは我儘放題。
初めてル・ボナーに訪れるお客様は、
必ずチャーの島内一のよく響く遠吠えの洗礼を受けなくてはならず、
犬嫌いな人は店内に入ることなく、帰られた方も何人かおられる。

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しかしいつもお客様でにぎわうお店ではないので、
私たちが作業している時は、このようにリラックスモード。
野性の本能は何処へ行ったやら。

緩んだメタボ体型が目立ちます。
ビーグルは本来小型犬のはずですが、チャーは20キロオーバーです。
チャー恐怖のオタニ動物病院に連れて行くと、必ず「太りすぎ」と言われます。
ハーゲンダッツのアイスクリームはチャーの大好物です。


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チャーは前足を器用に使う犬です。
以前から紙袋にお菓子を包んで渡すと、
前足でその袋を押え袋を破る器用さは持ち合わせていた。

親しいお客様が来店すると、キュンキュン言いながら、
お店と仕事場を仕切る仕切り板を押してお店の方に出て行くようになってしまった。
他のお客様が入ってくると危険です。
仕切り板を押して開けれないように、重しを店舗側に置くことでそれを防ごうとしました。

すると最近 彼はなんと前足を使って引き開けるようになったのです。
まるで招き猫の前足のようなしぐさで。そのしぐさを犬が出来るなんて。
そこまでして、なぜお店側に居たがるのかは不可解。
上の写真が、仕切り板を引いて開けた直後のチャー。お腹がつかえて出られなぁ~い。

人間様に従順な頭の良い犬ではないけれど、
自身の本能に対して頭が良い猫族に似た、頭の良さと器用さを日々駆使して、
彼は私たちを困らせながら、楽しませてくれる。
そんな迷犬チャーは、私たちにとってなくてはならない存在として君臨している。

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