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時の遊び人・フランク・ミュラー再認識

私は時計に興味を持ち始めて、
ず~とロレックスとフランク・ミュラーとパネライには否定的でした。
なぜこの3ブランドなんだと言われると、明確な理由は言えませんが、
アンチ体制的な天邪鬼がそう思わせるのか。
それとも私の趣向とは対極に位置するからなのか。

そんな私ではありましたが、このところロレックスは良いなぁ~と思うようになりました。
フランク・ミュラーも、芸能人御用達的な部分が強く印象に残ってしまい、
詳しくは理解していませんでしたが、買わない(買えない)けれど、
90年代の時計は魅力的なのだと知った。パネライは今だ理解出来ませんが。

先日フランク・ミュラーが大好きなK氏が、細ダレス購入のため来店された。

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腕に巻いておられる時計は当然フランク・ミュラー。
マスターバンカーという名称の、3つの時刻を表示し、
その時刻合わせを一つのリューズで操作してしまう面白い機構の時計。
私はフランクミューラーの時計はETAの汎用ムーブを使っているのに
なぜ高価なのかという反発を今まで持っていたのですが、
この品のように、その汎用ムーブを改造してオリジナルな機構を発想する
豊かなイマジネーションに脱帽。
90年代のフランクミュラーは現代のブレゲだったことを知った。

そしてK氏の最も力を入れているコレクションが、フランク・ミュラーのダイヤル。
その一部を見せていただいた。みなさんもご覧あれ~!。

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今まで多くのモノ好きの人たちがル・ボナーに来店した。
でも時計のダイヤルをコレクトする人は始めて。それもフランク・ミュラーのみ。
これが本当に素晴らしくて、しばしハミと見入ってしまった。

フランク・ミュラーの魅力はムーブメントを工夫する時計師としての魅力と、
それ以上にデザイナーとしての豊かな感性を持っていること。
それがデザインしたダイヤルに、如実に表されている。

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下のダイヤルは、サッカーのナカタが特注した時計のダイヤルのプロトタイプ。
このダイヤルも含め、得意の英語力とネットを駆使して収集し続けているK氏。

K氏はフランク・ミュラーの時計は3本だそうです。
使いながら愛情を注げるのは、これぐらいと言う。
そしていっぱいダイヤルを収集して、その美意識を愛でるのは勿論、
このダイヤルたちが装着された時計たちを想像し、楽しむのだそうです。
このコレクション面白い~!。


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フランク・ミュラーの話を聞きながら、私はK氏のカフスに目が向いた。
「それは?」と私が聞くと、気が付きましたかとニコニコしながら見せて頂いた。

なんと本物の古いレディースのムーブメントを
スターリングシルバーでカバーしてカフスにした品。
これは面白じゃありませんか!。
私も欲しいけれど、きっと高価なんだろうなぁ~と思っていたら、130ドルだそうです。
私も買えない値段ではない。ただ英語が全然ダメな私に買えるだろうか。一つ楽しみが増えた。
本物の古い万年筆のペン先をカフスにしたタイプもありました。購入先はK氏と私の秘密です。

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二つ持っているからと頂いたフランク・ミュラーのクレジーアワーズのダイヤル。
早速次の日に額装してみました。
フランク・ミュラーという時計師の感受性が凝縮されて表現されている小さなプレート。
小さいけれど、十分過ぎる存在感。見てるとハッピーな気持ちにさせてもらえる。
フランク・ミューラーという時計師を、今まで誤解して見ていたようです。
なくても困らないモノを作る職人は、遊び心いっぱいに夢を紡ぐモノを作り出せれば幸せ。
そんな遊び心いっぱいのフランク・ミュラーの時計は素敵です。

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コメント (6)

HIRO:

はじめまして。
以前より拝読させて頂いておりました。
いつも素晴らしい情報をありがとうございます。

私も時計好きなものですから初コメントさせて頂きます。

仰るとおりフランクミューラーはミーハー的に見られがちで、私も敬遠しておりましたが最近妙に惹かれておりまして、
中でもマスターバンカーが好みです。
それにしましても、ダイヤルコレクション・・・すごいですね。

ル・ボナー松本:

Re:HIRO さん

好き嫌いは別として、独立時計師出身の中で、最も才能があった人だと思うようになりました。
マスターバンカーは3つも時刻が必要かと言えば、そんな人そんなに居ないと思いますが、才能の片鱗を強く感じられる時計でした。
そしてダイヤルコレクションは圧巻でした。特にフランク・ミュラーのデザインは派手なので、ダイヤルだけで十分存在感がありました。

orenge:

ロレックスからムーブの供給を受けていたころのパネライはものすごく精悍でかっこいいんです。ロレックスやルクルトは変なムーブの流用はせず基本に忠実です。角型の時計には角型のムーブが当たり前に使われています。ムーブの流用は無駄なスペースをうみ,いたずらに時計が大きくなってしまいます。レディースなら問題なしかもしれませんが・・・。でも,これらのダイヤル,芸術的ですね。

ル・ボナー松本:

Re:orenge さん

ルクルトのムーブメントのパネライを見ましたが、やはり興味は感じませんでした。ただこれは偏った趣向を持つ私の勝手な感想です。私は作る職人の姿が思い描ける時計が好きなのでしょうね。
多くのダイヤルを見ながら、フランク・ミュラーの感性が強く感じられました。

oyaji:

うわ~、素晴らしいコレクション。実物が見たかった…
これだけ並ぶと自然にアリガタヤ、アリガタヤと両手を合わせそうになりますね。(笑)

ル・ボナー松本:

Re:oyaji さん

本当に圧巻でした。作り続けるエネルギーと、苦しみながらも楽しんでいる様を私は感じました。頂いたダイヤルを額装して置いてあるので、それ一つでも十分見たら感じていただけると思いますので、今度来店した時見てくださぁ~い。そしてルクルトの次はフランク・ミュラーとなるのでしょうか。趣向的にはバッチリだと思うのですが。

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2008年08月19日 05:22に投稿されたエントリーのページです。

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