2008年11月アーカイブ

2008年11月28日

再び新型パパスショルダー登場~!

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%98%E3%83%91%E3%83%91%E3%82%B9.jpg

新型パパスは予想以上に好評で、初回生産分はあっという間に売れてしまい、
急遽連続して2度目生産を決行し出来上がりました。今回も半分ほどは予約でなくなります。

今回のパパスでは多くのお客様の要望もあり、グレーとチョコは糸を同色で作りました。
茶は前回と同じ生成の糸です。あとは全てファースト生産と同じ仕様です。

ル・ボナーのメンズカジュアルバッグの中でパパスは一番人気のバッグでした。
そのパパスをマイナーチェンジして高級仕様にするのには少し勇気がいりました。
でも高級仕様と使い勝手の向上により価格が上がったにもかかわらず、
多くのお客様に支持していただけたことは本当にありがたく思っています。

世界で一番エージングを楽しむことの出来ると私は思っている、
イタリア・バタラッシー社のバケッタ製法のピュアタンニン革である
ミネルバボックスという革の魅力を思う存分味わうことの出来るショルダーバッグ。
それが新型パパスだと思っています。使うとそれが分かります。

チャーは恐怖の館に行きました。

チャーにとってオタニ動物病院は恐怖の館です。
去勢手術に始まって、何度となく痛ぁ~い思いをこの場所で経験し、
臆病者のチャーにとって勘弁して欲しい場所なのです。

耳の中が赤くなっているので、爪切りがてらオタニさんで診てもらうことにしました。
「オタニさんに行って来るね」とハミが娘に言ったのが悪かったぁ~。
その話をチャーは聞いていたようで、車好きのチャーは乗るまでは機嫌よく乗りはしましたが、
乗ってから私たちの会話を思い出したようで、六甲アイランドの橋を渡るあたりかから悲惨な鳴き声が始まった。それから30分あまり車内ではず~っと続き、オタニ動物病院に近づくにつれてそのボルテージはあがり、それと同時に体の振るえが増幅してゆく。本当に怖いようです。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%97%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%EF%BC%91.JPG

診察台では私たち夫婦を含めて4人で押さえつけての診察。
ビーグルの中でも一番大きめの薩摩ビーグルという犬種ではありますが、
20キロオーバーは相当メタボ体型。
そのチャーが暴れる暴れる。押さえつけながらあまりに暴れるしつけの悪さに、
可笑しくなってしまう皆。耳に薬つけた綿棒押し込まれチャーは「フギャァ~!」と鳴く。
爪切る時だって無駄な抵抗を繰り返す。家で爪切ったら深爪して血がトロ~リ。
それ以来私たちは爪を切るのもオタニ動物病院へ。
今回は診察台の上で恐怖のあまりオシッコちびらなかったからまだまっし。

診察終わり早くこの悪魔の館から遠ざかりたいと、
尻尾をさげてホフク前進のような姿勢で、アル君まで逃げ帰るぅ~。
車内に戻ればもう安心。あの恐怖の態は何だったのかと思うほど、
上の写真で分かるようにすました顔。少し怯え残っているかな?。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%97%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%EF%BC%92.JPG

彼が松本家に来て10年。私たち夫婦は二人してチャーを残して外出したことがない。
ハミが千葉の実家に数日行った時などは、仕事場では大人しくず~と外をうつろに見ているし、
家に戻っても玄関にず~といてキュンキュン泣いている。
オタニ動物病院で全身麻酔がまだ残っているのに、切ない鳴き声が尋常でなくて、
迎えの電話要請を受けたように、ペットホテルなどには決して泊まれるしつけ良い犬ではない。
きっと寂しさノイローゼで発狂するでしょう。そんな世話のやける迷惑犬チャー。
でもそれを補って余りある私たちの日々の時間の中の大事な存在になっていることに気づく。
騒がしいけれど、我儘だけれど、臆病だけれど、役に立たない頭の良い犬だけれど、
私たちにとって迷犬チャーは大事な可愛い存在。

チャーは我が家のフォトジェニック。
気づくと魂奪われると思って半狂乱で怖い顔して吠え続けて写真どころではないけれど、
気づかぬ時に撮った写真はいつでも絵になると私たちは思っている。
上のうつろな表情は、まさにル・ボナーの「モナリザの微笑み」。

2008年11月25日

アウロラのレッドから146テレスコープへ~

イタリア好きのボンジョルノ松本にとってアウロラのレッド「マダム・モニカ」入手は、
今年の私的万年筆趣味の集大成であった。
去年の暮から今年前半にかけて、アウロラのレッドへの思いを断ち切るために?
多くの万年筆を手に入れた愚行はボンジョルノの悲しい性。
レッド入手後私は少し大人になった・・・・・・・?。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%93%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86.jpg

私の持っているイタリア万年筆はこの4本。
一時イタリア万年筆の百花繚乱のカラフル&豪華風意匠に誑かされそうになりはしました。
ただ意識して地味系に走ったことが功を奏して派手なのは「マダム・モニカ」のみ。
良かった。これでいい。イタリア好きだけれど、イタリア万年筆はこれで十分。

アウロラのレッド「マダム・モニカ」入手から2ヶ月私は万年筆を入手していない・・・・・・。
しかし今書いてみてわかった。たった2ヶ月しか経っていない事実に驚かされる。
たった2ヶ月しか経っていないのにすご~く長~く感じるのはなぜなのだ。

その間も万年筆の誘惑は私に襲いかかってくる。
多くの万年筆好きがカバン屋であるはずのル・ボナーに来店し、
多くの魅力的な万年筆を私に見せびらかし、
私の悔しがる顔を見て満足して帰ってゆく悪魔たち。
私は極力万年筆関連の記事はブログに書かないようにここ2ヶ月あまり意識していた。
モンブランの146テレスコープ以外は。

私は万年筆に興味を持ってまだ2年の新米です。
古山万年筆画伯がル・ボナーに訪れた時が始めての出会いであった。
万年筆に無垢で染まる前の純白の生地のようなボンジョルノには、
その強~い万年筆菌の魔の手から逃げる術はなかった。
その後万年筆秘密結社?KENSAKIの皆様とイタリア旅行を経て準会員に加わり、
完治不能の道を進むことになった。
その間ル・ボナー界隈の連中に、万年筆菌は私を介して広がっていったぁ~。
なんという哀れな連鎖反応。悪魔の所業。


1123%E6%9F%94%E3%82%89%E3%81%8B%E3%83%9A%E3%83%B3.jpg

現行の大部分の万年筆たちが硬い書き味にになってきているのは、
字を書くという行為において正しい進化と思っているボンジョルノです。
安心感があって、綺麗な字が書きやすい。
しかし柔らかな古い万年筆の書き味を知ってしまうと、
字は思いのほかミミズがはったように崩れやすいけれど、快感を伴うことを知ってしまう。
そんな柔らか書き味の万年筆は上の写真の4本しか私は持っていない。
しかし柔らか書き味と言っても千差万別。わたしの理想の書き味の万年筆はまだ持っていない。
そして私好みの特別な柔らか書き味の万年筆の存在を知り、今その万年筆が気になっている。

私は新米コレクターです(言ってしまったぁ~)。
多くの人が実用のために万年筆を使っているなんて言うけれど、
字を書くために数十本の高価な万年筆はいらない。
そんなコレクターな私が今注目しているのがモンブランの146テレスコープ。
この独特の柔らか書き味こそ私が望んだモノだったと今のところは思っている。

先日も東京から軽自動車を走らせて、
日帰り旅行でル・ボナーに万年筆好きの方が来店。
そしてまた見て書いてしまったぁ~。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%93%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E8%89%B2%E3%80%85.jpg

TAKUYA君に特注したペンケースから出現した万年筆は、
ペン先がオブリークの146テレスコープと642Nです、つまりあのウイングニブの642です。
初めて書くウイングニブの筆のような書き味も今まで経験したことのない甘美な罠。
ペン先を斜めに削ったオブリークの独特の書き味の146テレスコープは特別な世界。
ペン先が生み出すワンダーランド。ペン先の誘惑~。

50年代のモンブランのペンを夢中で走らせるボンジョルノ。
それを見てお会いした記念にこの146テレスコープをプレゼントします
なんていうとんでもなくありがたい事をおっしゃったぁ~。
しかし間髪入れずにハミは言った。
ありがたい申し出ではありますが、特別なモノは安易に手に入ったらもったいない。
四苦八苦しながら手に入れてこそ宝物になるとボンジョルノは思っていますだって。
私はうつろな目をしながら、本当にその通りと小声で言っていた。あぁ~。

私のモンブラン146テレスコープとの出会いまでの旅は始まったばかり。
ゆっくり楽しみたいと思いまぁ~す。

2008年11月23日

1914年製のエルジンの懐中時計

%EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%93%EF%BC%90%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%EF%BC%92.JPG

アメリカのボストンに1年間滞在していた顧客のAさんが帰国され、
その時ボンジョルノさんが喜ぶだろうと、このエルジンの懐中時計を頂いた。
アメリカの中で一番文化的で英国的な風情が色濃くあると私は想像している
ボストンの町の骨董屋さんでみつけた懐中時計を私に。私は狂喜乱舞しました。

奥様同伴の楽しいボストンでの研究生活が始まったのもつかの間、
おめでた判明し、めでたいことではあるけれど奥様先に帰国され
ボストンに着て再び訪れた蜜月生活は終止符を打ったぁ~。
そのAさんは寂しさをまぎらわすため?に、研究の傍ら暇をみてはアンティーク時計物色の日々。そんな時Aさんが見つけたのがこの懐中時計。

081030%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%EF%BC%91.JPG

裏蓋を開けてムーブメントのシリアルナンバーを見ると17491875。
アメリカの懐中時計はこのシリアルナンバーで製造年を特定できる。
これは1914年製です。つまり94年前に作られた時計だということなのです。
その上19石で、上級タイプの鉄道時計ではありませんか。

これは素敵な懐中時計だぁ~!。しかしまともには動かない状態でした。
どうやらムーブメントのどこかの部品が折れているようです。
そんな時私には水谷時計修理工房があるから大丈夫。
早速持ち込み修理をお願いしました。


%EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%93%EF%BC%90%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%EF%BC%93.JPG

ガラスもその時交換していただき、
往年のこの懐中時計が活躍していた頃の姿に復活。そして水谷さんに教えて頂いて分かった。
この時計の時刻合わせは前蓋を開けて1時位置の普段隠れているピンを移動してから、
リューズを動かして時刻を合わせる方式の時計であることを。
知らなければきっとリューズを力ずくで引っ張って壊していたことでしょう。

1117%E6%99%82%E8%A8%88%E8%A3%8F%E8%93%8B.jpg

裏蓋にはその当時の最新か夢の汽車の図柄がエッチングされていて良い風情。
職人の手仕事であった頃の時計が私は好きです。
この時代のアメリカの時計はスイスにも負けない、素晴らしい時計を作っていました。
その後アメリカはモノ作り文化を大事にしないようになり、時計文化も衰退していった。
もうこんな素敵な時計を作っていた頃のアメリカには戻れない。

アメリカ発のグローバリズムとは名ばかりの拝金主義が生みだした全世界的な経済の失速。
アメリカはそんな失敗をしても、丁寧なモノ作りをしていた時代には戻ることはない。
アメリカ経済が戻るとしてもその時は、泣く国を生みだしながらマネーゲームで数字合わせ。
日本はモノ作り文化を大事に育み続けて欲しい。それが日本の生命線。
私は日々カバンを作りながら、その机上にはこの懐中時計が時を刻んでいます。
アメリカにモノ作り文化があった時代の残り香を楽しんでいるボンジョルノでありました。

2008年11月21日

小銭入れ登場~!

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%91%E5%B0%8F%E9%8A%AD%E5%85%A5%E3%82%8C.jpg

ル・ボナーの定番の小銭入れが久々に店頭に並びましたぁ~!。
今回はドイツ・ペリンガー社のカラフルなシュランケンカーフを主に使って作ってみました。
右下からライトレッド・オレンジ・パープル・ブラックそして左のジーンブルー。
仕上がりよくてふくよかでいい感じに仕上がりました。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%91%E5%B0%8F%E9%8A%AD%E5%85%A5%E3%82%8C%EF%BC%92.jpg

ワルピエ社のブテーロではワイン・チョコ・茶で。
イタリアのクラシコカーフの黒と、ドイツのサフィアンゴートの赤でも作りました。

このタイプのコインケースは多くのブランドで作っていますが、
多くの他ブランドでは本体とマチを縫い合わせる部分をヘリ返しという方法で仕上げています。
ヘリ返しで仕上げた方が納まりが良くて上品ですが、
ヘリ返し部分をぎりぎり薄く漉いて巻いてくるため、
相当に表皮が丈夫な革でないと数年たたないうちに擦り切れてしまいます。
革の破れは基本的に修理出来ません。
そんな理由から、ル・ボナーの革小物はコバを切り身処理で仕上げます。
コバが痛んでもすぐ元に復元出来ます。

この形のコインケースは開口部が広くて使い勝手が良いと思います。
小銭入れ付き折財布でもこの形の小銭入れにしています。
それにマチが付いていっぱい入るようにしたのがこのコインケース。

価格は税込み9,450円です。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%91%E4%BF%AE%E6%AD%A3.jpg

ただブッテーロとクラシコカーフの品は今回に限り税込み7,350円での販売です。
実は私の手違いで部品時の保存中に写真の左の小銭入れを見ていただければ分かると思いますが、中央部に小さな凹みをつけてしまったのです。
重ねた時に裏に付いているホックの跡です。
その跡が気にならない人(時間が経てば収まってきます)か、
右のようにイニシャルを刻印して購入する人は買ってくださぁ~い。
使い込むと素敵に経年変化するタンニンなめしの革ではありますが、
クロームの革とは違って製作途中に扱いに気を配らないといけない革です。
今回やってしまいました。すべて私の不注意です。反省・・・・・・。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%91%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%90%E3%83%A9.jpg

それと来春に雑誌「サライ」で折り紙財布だけでなく、ジャバラの小銭入れも販売予定だと編集の人から電話があり急遽サンプル作りました。
シュランケンカーフのトープと黒とゴールド(茶)です。
シュランケンカーフの質感生かされたコインケースです。

今ル・ボナーには革小物がいっぱい揃っております。
オープン以来最も品揃えが充実した状態で師走を迎える事が出来ました。

2008年11月19日

ウールフェルトのハンチング

急に強烈に寒くなりましたぁ~。今日の神戸の最低気温は3度だったそうです。
その上六甲おろしの風が強烈で、神戸も冬だと実感する日でありました。

朝6時前に目を覚ましコーヒーを入れてブログでも書こうかとしていたら、
急に悪寒が走りブルブル。どうやら熱が出ているようです。
主治医の小泉さんのところに行き診てもらったら、単純なかぜとのこと。
小泉さんは私の囲碁仲間で強いです。診断も的確。
仕事しようと工房に行ったけれど、集中できない状態なので家にチャーと追い返され、
昏々と寝てました。そしたら元気復活しました。

寒くなると防寒のために帽子はかかせません。
私のように剥げていると夏も必需品なのですが、そうでない人も冬は帽子がありがたい。

前の日曜日、顧客のA夫妻がオーダーしていたライトレッドのキューブを引き取りに来られた。
その時ご主人が被っておられたフェルトのハンチングが素敵でハミは興味津々。
よく見るとイタリア・グエラ社のファーフェルトのハンチング。大変上等であります。
それで入手された川淵帽子店のホームページを教えて頂き、早速私のカードで購入することに。

しかしホームページを見てみると、この16000円ほどする(ボルサリーノだとその倍以上)高級ファーフェルトのハンチングはサイズが58㎝以上しかありません。
私だと大丈夫ですがハミには大き過ぎます。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%98%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%BC.jpg

で別のアメリカ製のウールフェルトのハンチングを購入。
ファー(うさぎ)に比べてウールはキメが荒いけれど、しっかりした質感。
ハミは私のプレゼントを気に入ってくれました。送料税込み4683円でした。
グエラのファーフェルトのハンチングはいつか私用に購入することにいたしましょう。

私たち二人は帽子が大好きです。
ハミは鞄職人になろうと思った若かりし時、帽子職人とどちらにしようかと悩んだそうで、
結婚前デートの時はいつも色々なパステルカラーのベレー帽を被っていた。
私も剥げて必需品になる前の若かった頃も、
インディージョーンズの被っているような帽子被っていた。

特にフェルト素材の帽子が大好きです。
パターンで立体を形成するカバン職人である私には、
木型で整形して作りだすフェルトの帽子のフォルムに魅力を感じます。
この絞り技術をカバンに応用したいと常ずね思っています。
フラボナの絞りのペンケースがその手始め。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%98%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%BC.jpg

ハミにと半年ほど前購入したこのライトグレーのボウラーハットは私が被ることに。
私はボウラーが3つになりました。イタリア・グエラのファーフェルトの黒のボウラーと、普段使いのウールフェルトのチョコとライトグレーのボウラー。
私の仕事机回りは帽子屋さんのようです。
何人もの通りすがりの人に「帽子も売っているのですか?」と聞かれます。
私たちは帽子も大好きですが販売はしておりません。

2008年11月17日

晩秋のル・ボナーとデュポンのライター

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%95%E7%A7%8B.jpg

六甲アイランドの木々も紅葉し、落ち葉多い季節になりました。
この人工の島の木々は当然植林された木々ですが、
16年前ここに来た頃に比べて緑深くなりました。
そして私たちもこの街にしっかり根付いたと思う今日この頃であります。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%95%E5%A4%96%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%BC.jpg

土曜日曜はル・ボナーが一番にぎわう2日間。
だから接客と雑談?に忙しくカバン作りは進まない。
焦りと楽しさの相克?に身をまかせる二人でありましたぁ~?。

ル・ボナーに集うお客様たちは色々なモノにこだわっておられる方が多い。特に男性。
バランス良く必要なだけのモノを趣味良く持っておられる方はダンディーだ。
年齢と共に枯れて、渋く厳選して数少なくモノを愛でる紳士は大人だ。でも思うのです。
馬鹿馬鹿しく数をコレクトして常識人に呆れられるのもまた良いではないかと。
そんな連中がいた方が世の中おかしく楽しいと思う。配偶者には迷惑な話だけれど。

土曜日そんなモノ好きが集うル・ボナーに孤軍奮闘ライターコレクターのS氏が来店したぁ~。
色々なモノにこだわる人いっぱい来られるけれど、ライター500個以上はS氏だけ。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%95%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3.jpg

デュポン菌を感染させようと重いのにデュポンのライター色々30個ほどを持参。
もっとデュポンあるそうだけれど、今回はケースに収まる数だけ。
いやはや素敵です。でも私は感染しません。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%95%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC.jpg

その中でも写真の品が特別貴重なのだそうな。
前左から2つが1940年代の、デュポンがライターを作り始めた最初期の品。
後ろに控えるのが、フランスの外人部隊用の別注品。
そして右端は~聞いたけれど忘れたぁ~。
デュポンはライター作る前はカバンや馬具を作っていた事etc話して頂いて
私は少し興味いだくけれど、やはりライターはそんなにはいらなぁ~い。

S氏の新居に母上が訪問した時、運悪くS氏の部屋のドアを開けてしまった。
そこで母上が垣間見たのは予期せぬライターだらけの世界。
嫁である奥様に「なぜこんなになるまで放置していたのぉ~!」と嘆いたそうな。
奥様とんだとばっちりであります。息子のS氏はこれからもライター道まっしぐらぁ~。


S氏は10年間イタリア車のフィアット・ブントに乗っている。
1年で3000キロ弱しか走らないそうです。と言う事は車なくても困らないということなのですが、
イタリア車はあまり乗らないのが長持ちの秘訣などと言いながら維持し続けている。
その程度しか毎年乗らないのならただの道楽車じゃないですかなんていう本音を言ったら
私自信の墓穴を掘ることになるから決して言わないけれど、
私と同じように車は無くても困らない生活を送れる人種であるのは確か。でもイタ車は面白い。
そんなS氏から不安になる話を聞いた。
弟さんが私と同じアルファロメオ145に載っていて(兄弟でイタ車とは)、
私と同じように溺愛しているのだそうだけれど、
前回の車検時に56万円かかったそうです。私は相当に恐くなった。


%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%95%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%BC.jpg

そんなS氏がライター館への帰途に着いた後、私たちは作業しやすく変身した工房で、
ハミはティアの裁断の続きを、私はオーダーの財布風ポーチの内装部分の張り込み。
カバン作りがやはり私たち二人は一番好きだ。モノなんてなくても全然大丈夫でぇ~す・・・・・。
モンブランの146テレスコープは脳裏をよぎりはするけれどまだまだ。
仕事、シゴトと自分に言い聞かせる晩秋の夕方のボンジョルノ。

1114%E6%8A%98%E3%82%8A%E7%B4%99%E8%B2%A1%E5%B8%83.jpg

ところで来春 ル・ボナーの財布が雑誌の「サライ」で販売する予定です。
その折り紙財布のサンプルが出来ました。
シュランケンカーフの質感がシンプルに表現出来た財布に仕上がりました。
でも革がいっぱいかかって表と裏とで計30デシ(1デシは10cm×10cm)。
そんなにかからないでしょうという人多いのですが事実かかってしまうのです。
ル・ボナーの作る品は見た目より革をいっぱい使ってしまうものが多い。

今の私たちはしなければならないことがいっぱいあって、焦りはいつもあるのですが、
充実した仕事生活を送れることに感謝する日々であります。

8109%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%BE%8C%E5%A7%BF.jpg

そんな私たちの傍らで迷犬チャーはマイペースで邪魔ばかりしています。
フワフワのベットで寝ていればいいものを、仕事する私たちにの傍に来て大股開き。
緩んだ皮膚は後から見るとムササビのようで、空を滑空出来そう。
でも駄目だぁ~。20キロオーバーの体重では飛べない。

2008年11月15日

ハミの作るキューブとティア

1114%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96.jpg

いっぱいバックオーダーを抱えているキューブの内数本出来上がり、
写真に撮る前に何本かは取りに来られ、
このライトレッドのキューブの小サイズしか撮れませんでした。
お店にも並べたいのですが、まだまだお待ちのお客様もおられるので、
お店に並ぶのはいつのことになるやら。

ハミの作るキューブは、レディースバッグですが男性的な厚みを持たせて作ります。
漉き割りも厚めで革の質感を最大限残しながら、そう感じさせない工夫をしながら、
内縫い鞄の豊かなふくよかさを最大限表現しようと試みているハンドバッグです。
キューブの小は税込み147,000円です。

1114%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2.jpg

キューブの注文はまだまだ残っていますが、
これまたバックオーダーいっぱい抱えているティアの何本かの制作に突入です。
ハミは年末から来春にかけてキューブとティアを繰り返し作り続けることになります。
このオレンジのティアはハミ用。


%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%94%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88.jpg

ティアの裁断風景です。このようにハミは革中央から裁断していきます。
この裁断は前代未聞の暴挙です。
一般的には端から取り都合を考えながら裁断するのが一般的なのですが、
革の質感を最大限表現したいと考えながら作るティアの場合、
芯材で革の伸びを防ぐ方法を使わないで作るため、
伸び方向を左右共通前後ろ共通を意識した裁断となります。

使う革の量から考えると1枚の革から3本は取れる計算になるのですが、
この裁断方法だと1枚で1本しか取れません。
ティアのふくよかなフォルムを長く維持するには、
この裁断方法でないとダメと頑固なハミは主張します。
その上届いたシュランケンカーフの中から厳選して選んだ革でのみティアを作るので、
ハミのお目に適うシュランケンカーフが見つからなかった時は
次回の入荷まで作れないという事になる訳です。

ティア裁断後のシュランケンカーフは、革小物などに私が裁断するのですが、
非常に無駄が出てしまいます。
そういった無駄という豊かさと丁寧な仕事からティアのふくよかなフォルムは生まれます。
ゆえに価格は189,000円になってしまう訳です。

ル・ボナーに並ぶ品はすべて二人の気持ちが入った品ではありますが、
私たち自身が最初から最後まで作っている品はそう多くありません。
私たち自身が作るカバンは、そんな贅沢をしながらこれからも作らせていただこうと思っています。

2008年11月14日

休みを利用してまた仕事場の模様替え

これから一年で一番忙しくなる時期を迎える。その前に
休みの木曜日を利用して私は仕事場の模様替えを敢行した。
ハミに話すと呆れたように「要らないモノを処分して整理整頓するのが先じゃないの?」と。
確かに私は模様替えは大好きなのだけれど、整理整頓は好きではない。
ふてくされながら私はそれでも一人で模様替えすることに。

今回のテーマは「すきっとした仕事しやすい見通し良い配置」。
そして重い什器を一人ぎっくり腰に注意しながら移動し頑張りましたぁ~。
そしてこうなりました。

1113%E6%A8%A1%E6%A7%98%E6%9B%BF%E3%81%88%EF%BC%91.JPG


すっきりしたでしょう?。でも昔この配置の時があったような。いやいや今回は少し違います。
仕事場とお店を仕切る米軍払下げの家具の引き出しが仕事場側を向いている。
この配置にするため私はまず甲南ホームセンターへ行き必要な木材を購入。
天板とお店側の家具裏側に貼る板を購入して自作のカウンターテーブルを作ることにしました。
お金をかけなければいけない時はかけた方が、模様替えも理想形に近づくと、
今回悟った訳であります。

甲南ホームセンターで板を吟味した。
天板は手頃価格で良い感じの品を入手できたけれど、
側面には杉板を貼る予定にしていたのだけれどこれが高い。
側面をカーバーする枚数買うと2万円ほどかかってしまう。これはいけません。
結局1枚498円のベニヤを2枚買って、色塗って出来上がり~!。
これで年末に向けて仕事に集中で~す。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%93%E6%A8%A1%E6%A7%98%E6%9B%BF%E3%81%88%EF%BC%93.JPG

今回初めて引出しが全部仕事場側向いた。これは使いやすいはず。
なぜ今までこの事に気付かなかったのか。
カット台はやはり中央にあるのが良い。
仕事机が窓越しなのはこれがベスト。外見ながらの作業は大気に入り。

昔ル・ボナーは現在のお店側だけの広さのお店で、その半分が工房だった。
その後隣の宝飾品屋さんが閉店したので、壁を取り壊して工房にした。
その工房で一時は5人の作業場であったけれど、今は2人の作業場。
その工房は2人になってからますますスペースを占領するようになり、
ル・ボナーの店舗20坪の3分の2を使うようになってしまった。
それでも狭いと感じてしまうのは、貧乏性のいらなくなったものでも廃棄できない性格のため。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%93%E6%A8%A1%E6%A7%98%E6%9B%BF%E3%81%88%EF%BC%92.JPG

また模様替えなのぉ~と否定的な発言をしたハミも、
「わぁ~使いやす~い」と早速模様替えした工房でお仕事。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%93%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%EF%BC%91.JPG

チャーも広々熟睡モード。
これで突然の落下物にビビりながらのお昼寝から解放されたぁ~。

2008年11月13日

フラボナのポーチ久々

1106%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%91.JPG

在庫がしばらくの間欠品状態だったフラソリリティー バイ ル・ボナーのポーチが出来上がりました。
この品はネットでも購入出来ますし、神戸元町のpen and messageさんでも。
そして東京でも銀座に今月オープンした「C.O.U.」でも取り扱ってます。

このポーチは私と老舗鞄メーカー「猪瀬」さんとで始めたフラボナシリーズの中でも、最も人気のある製品です。イタリア・バタラッシー社のミネルバボックスを使って作った、3通りの使い方が出来る可愛いポーチです。


%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%92.JPG


%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%93.JPG

サイドのギボシをはずして薄いポーチ&ショルダーとして使った場合は、
B5サイズまで収納出来て、スマートに使えます。
女性もこの形で気に入って使っておられる方が何人もおられます。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%94.JPG

サイドのギボシを止めて、可愛いポッチャリポーチにしても思いのほか沢山収納出来ます。

今まで何度か書きましたが、バタラッシー社の作るバケッタ製法の革は魅力的です。
イタリアの古来の革のなめし製法であるバケッタ製法を復刻した最初のタンナーであり、
数社あるバケッタ革を作るタンナーの中で、最も忠実に復刻しているのがバタラッシーのバケッタ革です。その中でもミネルバボックスは一番エージングを楽しめる革です。

価格は税込み29,400円。
素敵なエージングを楽しみたい人は、このポーチをまず使ってみてください。
面白いですよ。

2008年11月10日

田舎のイタリアオヤジがしているような時計

8104%E6%99%82%E8%A8%88%EF%BC%91.jpg

仕事している時、この時計をこの頃気に入ってよくしている。
モノの趣向はそれぞれの人となりを伝える。
この時計のダイヤルデザインは、なんとなく垢抜けていなくて、
昼日中から広場で井戸端会議しているイタリアのオヤジたちが
つけてる時計のイメージが私には感じて、ボンジョルノ的と思うのであります。

スイス・オレオール社の50年代の最初期の自動巻き機械式時計。
このブランドは知らなかったけれど調べてみたら、
現在もあって100年以上の歴史を持った会社なのだそうです。

この時計は水谷時計修理工房で見つけた。
本来古い時計は、作られた時の状態のままであることを良しとする。
この時計は水谷さんの遊び心によって、裏スケルトンに改造しちゃった。


8104%E6%99%82%E8%A8%88%EF%BC%92.jpg

非売品と言う水谷さんを説得して格安で購入したけれど、
着けていると大変時間が狂う。これでは実用に耐えられない。
どうも改造部分の風防を削って装着した裏蓋が関渉しているようで、
その部分のさらなる改良を水谷さんにお願いした。

その改良後、この時計の精度は支障のない状態になり、
私はこの時計に愛を感じるようになったぁ~。

全ローターの自動巻きだのにテンプにはチラネジ。
最初期の自動巻きムーブであることがわかる。その上耐震装置付きで安心装備。
防水は全然ダメだろうけれど、その事を意識して使えば大丈夫。
問題が生じた時は水谷時計修理工房に持ち込めばいい。

8104%E6%99%82%E8%A8%88%EF%BC%93.jpg

この小さなマークがムーブメントを作ったエボーシュ・メーカーのしるし。
どこだか私には全然わからないけれど、時計ライターのN氏であればこのマーク見ただけで
このエボシュメーカーの事やその時代背景などを事細かに話していただけるのだが。

ある辛辣な常連客の夫婦が言ったぁ~。
ボンジョルノは古ければ何でも好きになるんでしょうだって。確かにその部分はある。
私の否定的なモノ御三家にしても、80年代以前のベンツ、60年代までのロレックス、
モノグラムのソフトバッグを作る前までのLVは確かに好きである。
モンブランにしても古いモンブランは大好きです。
でも全て古ければ好きな訳ではな~い。作った人を感じれるモノが好きなのです。
時計は特に納得出来ない価格までつり上がって、
私には価格と魅力がつりあっているとは思えない。
手頃な価格でその気持ちを満たすには時代を溯らないといけない。
苦肉の策なのであります。

この時計、アルファロメオではなくてフィアット500が似合いそう。
勿論古きよき時代のホンモノのフィアット500のチンクエ。
見栄ではなくて、自身の内なる満足感を満たすモノが好きです。
数はいらないけれど・・・・・・・・?。

2008年11月 8日

カメラな一週間

初恋の人とも再会出来たハッピーなボンジョルノは、
今週も元気に頑張って、
一週間があっという間に過ぎて行った。

%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC.JPG

去年「フェンテ交流会」のオークションでTAKUYA君が落札してプレゼントしてもらった
スワロスキーのクリスタルインキポット。
今年は前持ち主の「道化は踊る」のぱいたんさんから嬉しいプレゼント。
これで銀と金のペンが刺してあるクリスタルインキポット揃い踏み。
二つ仲良くショウケースに鎮座しています。本当にありがとうございま~す。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%81%AE%EF%BC%96.JPG

水曜日は天体趣味のエアコンマンさんが
自慢の大きな双眼鏡を車に積んでやって来たぁ~。
公道でその双眼鏡を組んでウンチクを聞く私。
変なおじさん二人。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%81%AE%EF%BC%91.JPG

私のアル君は1週間に一度は必ずエンジンかけて少しは走る。
今週は六甲アイランドから出なかった一週間でしたが、島内を走った。
このリアのたたずまいが、ウゥ~ン ビューティフル!。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%81%AE%EF%BC%92.JPG

抜けの良いチャーの写真が撮れたぁ~!。
これも数撃って当たった写真。


%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%81%AE%EF%BC%93.JPG

このところいつも被っているウールフェルトのボウラーハットと、
休日使うカバンは、この黒のオブレ。
ボウラーハットは現代日本社会において違和感バリバリだけど、
気にせず被り続ければ、なかなか良いものです。
オブレに使っているミネルバボックスの黒も良い艶出てきました。


%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%81%AE%EF%BC%94.JPG

休日の夜はシェラトンホテルで囲碁が私の楽しみ。
初段になってから一進一退。というより後退気味。
大局を見損じて負けてしまうボンジョルノ。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%81%AE%EF%BC%95.JPG

囲碁の帰り雨でした。
いつも静かな六甲アイランド。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%98%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%AB.JPG

土曜に突然親しい東京在住の顧客のT氏来店。
ダンヒルのシルバー無垢の40年代のオイルライターを見せびらかしに。
年がいもなくヤフオクで大枚はたいて延長戦を制してゲットしたそうな。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%98%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%BC%EF%BC%92.JPG

グチャグチャ乱雑状態の工房。
少し整理整頓しないといけないなぁ~とは思っております。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%98%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%BC%EF%BC%91.JPG

今日のル・ボナーの店舗。
今までになかった充実した状況のル・ボナー。
メンズもレディースも革小物も充実しています。
年末に向けて、もっと色々並んでゆきます。

2008年11月 7日

エージングを楽しむ革でも新書カバー

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%97%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC%EF%BC%91.jpg

新書カバーの後発部隊のタンニン革で作ったタイプも出来上がりました。
ル・ボナーの定番中の定番革のワルピエ社のブッテーロ革では
左から黒・茶・ワイン・オレンジ・ネイビーで作りました。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%97%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC%EF%BC%92.jpg

経年変化最大級のバタラッシー社のミネルバボックスでは
グリージオ(グレー)とタバコ(チョコ)で。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%97%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC%EF%BC%93.jpg

デッドストックのイギリス・ピアス社のクラシックバッファロー革でも作ってみました。
この地にお店を出した頃は、革小物のメインに使っていた革です。
ピアス社ももう廃業したので、もう新しく入手は出来ない革です。

クロームなめしの革でも、よくなめされた革はエージングしますが、
タンニンなめしの革ほど顕著ではありません。
ミネルバやブッテーロは特に100%ピュアタンニンなめしなので、
扱い次第で特別なエージングを楽しむことが出来る革です。

タンニンなめしの革の中でもバケッタ製法のミネルバボックスは劇的なエージングをします。
水拭きを繰り返し、汚れを取ってあげて清潔さを保てば、活性化して特別な変化をします。
ブッテーロはバケッタの革ほどには早くエージングしませんが、
お手入れ次第で素敵な変化を楽しめます。私はブッテーロの経年変化が好きです。

革のエージングは同じ革でも千差万別。
使い手によって違っていて面白い。

081029%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0.jpg

最も素敵にエージングしたと私は思っている
チョコのパパスショルダーのオーナー使用のブッテーロのワインの名刺入れ。
ポケットにいつも入れているので少し変形しているけれど、
良い感じでエージングしてます。

%EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%96%E8%89%B2%E5%A4%89%E5%8C%96.jpg

ミネルバやブッテーロを使ったカバンを色々購入されたお客様の
TAKUYA君の作ったバッファロー革使ったグリマルディーペンケースも、
素敵な艶が出ています。

革のエージングは滅びの美学。
時計や万年筆のように使い込んだ品を転売なんて出来ないけれど、
出来ないからこそ、その個人的な満足感が特別なのがエージング楽しむ革製品。
使う人と同じペースで年老いてゆく。それが良い。
タンニンなめしの革は、熟成してゆくワインと同じように楽しみたい。

2008年11月 5日

プティトートと初恋の人

1104%E3%83%97%E3%83%86%E3%82%A3.jpg
写真ではチョコ色に見えますがパープル色のプティトート。

このバッグはハミがパターンを起こし、
一番長く定番品として作り続けているトートバッグです。
30年ほど作り続けています。
最初国内のタンニンなめしで裏貼りなしで作りはじめ、
現在はドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフで作るようになりましたが、
パターンはず~っと同じで作り続けている、ル・ボナーのベストセラーです。

オーダー中心で作っていた頃、
このバッグの形のまま大きさを変えて作って欲しいという要望が多くありましたが、
このプティトートはこのサイズバランスが最も魅力的であるという信念のようなものがあって、
サイズ変更の注文はお受けしなかった私たちだった。
今もその気持ちは変わらず、小さく見えるのに実は結構いっぱい入るサイズバランスと、
柔らかなフォルムが、長く支持されている理由だと思う。

昼下がりご婦人が来店された。
ゆっくりル・ボナーの鞄たちを愛で、ハミが接客し、このパープルのプティトートに決められた。
ブログで見ていて、このプティトートが欲しいと思って来られたそうだ。

私は少し胸騒ぎを感じていた。
もしかしてという気持ちを感じながら、気持ちそこにあらずの状態で仕事をしていた。
クレジットカードにサインしていただく時に名前を確認して確信したぁ~!。
37年前私が中学校2年生の時の初恋の人なのです。

私は親父の仕事の事情から中学校は各1年ごとに転校していて、
中学2年は梁瀬中学という古びた木造校舎の小さな中学校。
その梁瀬中学の1年は私の中学3年間で一番思い出多く残る1年間でした。
そこで私はクラスの優等生に淡い初恋をしてしまった。
完全な片思いから始まった恋は、私の猛烈なアタックが功を奏して成就したのも束の間、
私は中国山脈を越えてなお遥か、加古川という未知の地に引っ越すことになった。

しかし私の恋心はそう簡単に失せはしない。連続文通攻撃。
そして親に参考書を買うからと嘘言って旅費を作り何度も播但線に乗って会いに行った。
その時の文通の手紙で彼女を魅了しようと、多くの小説読んで素敵な文章に赤線ひいて、
それらの文章を失敬しながら手紙を書いた。
私が強烈な読書家であった時期の始まりは、
実はそういう決して褒められはしない理由からだった。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%94%E5%8D%92%E6%A5%AD%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%EF%BC%92.JPG
卒業していない学校の卒業アルバムですが持っています。
素敵な想い出いっぱいあった中2の1年間を謳歌した梁瀬中学。

しかし遠距離恋愛は長くは続かなかった。
徐々に疎遠になり、私の初恋は終焉を迎えた。
その後私はその傷心?を隠すかのように、何度かの恋愛を繰り返した。
ハミに出会い年貢を納めるまで、付き合った女性の人数を数えてみると、
1年に一人お付き合いしていたことになる。とんだカサノヴァかドン・ファン。

その初恋の女性と37年の時を越えて私は再会したのだ。
37年前の面影残しながら、素敵に年齢を重ねた女性。
私は動揺を隠すかのように、いつもより口数少なくなっている。

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%94%E5%8D%92%E6%A5%AD%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%EF%BC%91.JPG

初恋の人が去った後、私の初恋の人が、素敵な女性だねとハミ。
37年ぶりに再会して、パープルのプティトートの似合う女性になっていた。

神戸にお店を持って16年。
東京にいたら二度と会うことのなかったであろう、
想い出の中の大事な人たちの何人かと会える機会も得る事が出来て、
思い出のホームグランドに近い場所・神戸を終の棲家と決めて良かった。
人生の後半戦は、豊な時間を得る予感を感じる私でした。

2008年11月 4日

お財布

1031%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E9%95%B7%E8%B2%A1%E5%B8%83.jpg

先日、信州から関西に出張のお客様が、長札2つお買い上げくださいました。
数日後、そのお客様より電話があり

「あの~、お財布のことなんですけど・・・」
しばらく沈黙があり、不安に思った私は
「何か不備がありましたでしょうか?」

「いぇ~・・・あのぅ~」
またまた長い沈黙
不安はつのるばかりで「何でもおっしゃてください」と私

「実は・・・妻が撫でると・・・出るんです・・・」
「?・?・なにが・・・」

お客様は、絞り出すようような声で

「・・・小判が・・・」 と、おっしゃいました。
「小判!!」 と・・・

そこで、
目が覚めたのです。
朝方見た夢、でした。

娘に、「今時小判なんてねー」
「小判は純金だよっ!換金できるじゃない!」
「わぁ~そうだよねっ!お金持ち!」と二人で盛り上がっていましたが、
父さんには軽くあしらわれてしまいました。

なぜ、こんな夢を見たかは不可思議ですが、
お札でいっぱいになる財布だといいな、なんて思っています。

その後の一昨日、信州のお客様より、
嬉しいメールを頂きました。
ありがとうございます!

2008年11月 3日

新書サイズのブックカーバー登場

1102%E6%96%B0%E6%9B%B8%EF%BC%91.jpg

ご希望が多かった新書サイズのブックカーバーが出来上がりました。
まずシュランケンカーフを使って作ったカーバーから登場です。
エージングが楽しめるタンニンなめしのミネルバやブッテーロ他を使ったブックカバーも
今週中には少し遅れて登場します。

シュランケンカーフで作った新書サイズのブックカーバーは、
上左から、ライトグレー・茶(ゴールド)・パープル・チョコ(ダークブラウン)
下左から、オレンジ・水色(ジーンブルー) の5色で作りました。
ステッチは色々な色を使ったので、革色でまず迷って、
糸色でも迷わすことになりますがそれもまた楽しいではないですか。
価格は税込み6,510円です。遅れで出来上がるタンニン革のカバーも同じ値段です。

1102%E6%96%B0%E6%9B%B8%EF%BC%92.jpg

若かった頃は驚異的な量の本を読んでいたボンジョルノですが、
今はそんな時期が昔あったなんて考えられないほど読まなくなっております。
新書は岩波新書その他、文庫本に比べて本当に少なかった。
でも今は色々な新書サイズの本が出ているそうです。
文庫本と同じように、新書本もハードカバーではないので、
ブックカーバーの要望が大変多く、今回久しぶりに作りました。
相当厚い本でも大丈夫なフリーサイズです。

読書家の皆さん、見に来てください。
今週中にはタンニン革のカバーも出来上がります。

2008年11月 1日

改造デュポンのオイルライター入手

迷惑な話だけれど私は愛煙家であります。
それも何をたぶらかされたのか、シガリロ(葉巻の紙タバコサイズ)をこのところ吸っております。
そしてライターは1940年代のダンヒルのオイルライター使ってます。
知人に頂いたモノですが、使い始めていつの間にか
このライターで火を点けて吸わないと損した気分になっているボンジョルノでした。

そんな私はいつの日かデュポンのオイルライターを手に入れたいと思うようになっていた。
デュポンの現行のデザインのケースでありながら、ガスではなくオイルの品は
製造された年月が短く高価だと聞いていた。
でもデュポンのオイルライターでシガリロを吸いたぁ~い。


%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%93%EF%BC%90%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9D%E3%83%B3.JPG

そして私は手に入れたぁ~!。
ル・ボナーに来られる変なお客様の一人・S氏に相談した。
彼はライターコレクター。困ったことに500個以上のアンティークライターを所有する。
一時反省してもう集めるのはよそうと思った時期もあったらしい。
しかし元来の収集癖の可笑しくも哀しい業は、簡単には終焉をむかえさせてはくれない。
ライターはやめたけれど今度はマグカップの収集に走ったぁ~。
主婦の牙城・台所の棚を占領していくのにそう時間はかからなかった。
奥様はライター以上の恐怖に襲われることになった。
お願いだからライターに戻ってと奥様。
S氏の部屋の中だけでで納まるライターの方がまっしと考えた太っ腹な奥様。
かくしてS氏のライター収集は前にも増して拍車がかかってしまった次第。

そのS氏の幅広いライター愛好家関係の情報の中から選んでいただいたこのライター。
東大阪にYさんという人がいて、デュポンのガスライターのジャンク品を入手しては、
夜な夜なオイルライターに改造するのを趣味にしていて、
その改造デュポンのオイルライターだと格安で入手できるという。
その上Yさんの改造技術は、
数いるライター改造を趣味としている人の中でもトップクラスなのだそうだ。
私は改造した品だろうが、雰囲気が満たされればそれで十分満足。
万年筆ほどにはこだわりを持ってはいないボンジョルノであった。

%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%9D%E3%83%B3%E6%94%B9%E9%80%A0%EF%BC%92.JPG

ライター改造趣味人のYさんは近くだからと、本業の仕事途中に自転車乗って、
Sさんの勤務先までそのライターを配達してくださったので、
送料もかからず、ありがた~い格安値段。無関係なのに得をしたのは私。

このライター良い。開閉時のカッチリした質感は正にデュポン。
アンティークライター500個以上のS氏はしみじみ言う。
デュポンに最初に出会っていれば、こんなに数を集める所業に身を染めなくて済んだと。
そんな事はないだろうけれど、確かにケースの質感も最高。私は大満足。


%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%9D%E3%83%B3.jpg

私はライターの二大巨頭ダンヒルとデュポンのオイルライターを手に入れる事が出来た。
これでライターは十分満足なボンジョルです。

昔の紳士の3種の神器は、時計と万年筆それにライターだった。
喫煙家にとって肩身の狭い今の時代。
だからこそ、最大限趣味的に喫煙を楽しみたいと思うのだ。
そのためのアイテムとしてライターはこだわると楽しい。
なくても困らないけれど、あると楽しい道具っていいなぁ~。

月別 アーカイブ

このアーカイブについて

このページには、2008年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年10月です。

次のアーカイブは2008年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。