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時計の迷宮

横浜の古くからの友人は大阪本社での会議がある時は我が家に泊まってゆく。
いつもオメガのシーマスターのチタンケースのクロノをつけてるけれど、
今日は見慣れぬ時計をつけていた。なかなか質感のある時計であります。

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ダイヤルにはBVONOとある。
一杯必要ないスモールメーターが付いていて複雑風なダイヤルデザインは凝っている。
このボーノというブランドをネットで調べてみると、南イタリアの地図でいうと靴のつま先あたりにある世界遺産の岩窟都市で有名なマテーラにある洋服屋だそうだ。そんな南イタリアの田舎の洋服屋が時計を作れるはずがないではないかぁ~!。

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裏はスケルトンでローターだけはすこぶる丁寧な仕上げ。ムーブ本体は北欧の時計メーカーのスカーゲンが出した初めての機械式に使われていた日本製ムーブメントに似ている。しかし全体的な質感はスカーゲンの機械式より優れている。
でもってよく見るとこのボーノは台湾製であることが判明。購入価格は1万円。
台湾製だろがなんだろうがこの質感で1万円は安い~!。

時計に興味を持ちここ数年で相当数の時計を所有するに至ったボンジョルでありますが、
10年ほど前には20~30万円で購入出来た時計が同じムーブメントで大きくなったケースに収まって着飾ることで100万円オーバーで売っている昨今の時計価格には幻滅を感じ、買える訳でもないから興味なくしアンティーク時計の道へ。
だからこのボーノのような時計には触手が動かないけれど、
現在の時計文化の狂乱のアンチテーゼとして面白い。
修理調整しながら長く使う愛情持てればこのボーノも特別な時計に昇華する。
その素質と理由は使う人それぞれ色々。


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私はこのところ私と同じ年月動き続けているこのオメガのハーフローターをずーっとつけている。
3万円で手に入れたこの時計しかつけていないのは、リューズを巻くとカリカリした感触が伝わりリューズ棒が危なかしく自動巻きオンリーでの使用を余儀なくされている状態のためです。
そうやってずーっとつけていると調子良く動いてくれてより可愛く感じられる。
他の10数本は朝一番のリューズ巻きが日課のボンジョルノ。
つまりそんなに沢山時計を持っていなくても何の支障もない。でも可愛いからいいのだ。
ただ朝一番のリューズ巻きの日課もこの数ぐらいが限界と感じているボンジョルノであります。
今月中にはスイス本国送りで瀕死の重症の修理をお願いしているルクルトのフューチャーマチックが戻ってきます。この時計はやはり私と同年代製のハーフローターの時計なのですが、リューズで巻く機構がなくて自動巻きオンリーの珍しい時計。
その時計が戻ってきたらこのオメガのハーフローターも修理に出そうと思っています。安く入手したとしても修理維持費がかかるアンティーク時計。だから安いからといって沢山所有すると悲惨な泥沼が待ち受けている。でもその苦楽享受しながら時計の迷宮を彷徨い歩くボンジョルノ。

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コメント (5)

orenge:

遊革とステッチの色がいいですね。「自動巻で手巻きなし」の時計は,私のは国産のアンティークですが,何本か持ってます。何度か軽く回す感じでふってから使っています。

Re:orenge さん

普段つけている時計なので派手に作ってみました。
既製ではなかなか売っていない、自身で作れるからこんな色のコンビネーションを楽しめるのだと思います。

                         ル・ボナー松本

pretty-punchan:

いわゆる一流ブランド品の中には、本当の意味でのリーズナブルさを失い、滅多矢鱈に高いだけというものが多いと思います。鞄しかり時計しかり。時計の現行ブランドで良心的なプライシングをしているのはオメガとタグ・ホイヤーだという話を聞いたことがありますが、そういう意味で一万円は立派ですね。万年筆でもなんであんなにモンブランは高いんでしょう?だからどうしてもヴィンテージに目が行きます。50年代のモノづくりは本当にリーズナブルだと思います。

Re:pretty-punchan さん

50年代の品は本当の意味でリーズナブルだと私も思ってます。それが中古品としてより安く入手できるのでなんとか私も所有することができます。安く入手して豊かな心持ちでいることができます。現行品の虚飾が価格を押し上げてしまう現実を受け入れるにはあまりに高過ぎます。私も本当の意味でのリーズナブルなカバンを作ってゆこうと思っております。50年代のモンブラン良いですよ。

                         ル・ボナー松本

d-sakata:

先ほどボンジョルノ氏と私に魅力的な時計をいつも持ってくるあの時計屋K氏が来院されて、またまたメチャクチャ程度の良い18Kのオリジナルのユリスナルダンを見せられました。細部にいたるまでオリジナルのままの完品。
思わず触手が伸びそうになりました。なんでも欲しいという人がいてその前に私のところに持ってこられました。思わずイタダキって言いそうになりましたが、先週のあのスーツの事が気になり出来上がってから持ってきてくれればよかったのにと後悔しています。
時計が先かスーツが先か?思わず迷いましたが機械縫いから手縫いに変更したので今回はじっと我慢でした。

Re: d-sakata さん

あちゃ~手縫いにしたのですか。ご愁傷様です。
アンティーク時計は一つ買うと後に引きます。必要以上に増えていきますよ。その道に進むもやめるも自己責任であります。私は知りませ~ん ハイ。

                           ル・ボナー松本

時計バカのたか:

リーズナブルで、クラシカルな時計がお好きなボンジョルノ様にお勧めの時計がこれ!
ランゲに負けないドイツ仕様でさらに素敵
マニアに大流行です~。
http://www.b-barrel.jp/22/

Re:時計バカのたか さん

ドイツ風バウハウスからブレゲまで凄いですね。面白いです。でも私はアンティーク一筋でゆきます。

                          ル・ボナー松本

taka:

5~6本のはずが、いつの間に十数本になったのですか?
この前、電話で相談した銀の懐中時計やめました。
会長ご存じの時計たちがすこぶる快調なのと、まったく飽きてないことが理由です。
本当は、家と会社をピストン輸送の毎日で、ためにする神戸出張も止められ、「もの」に走る時間も取れないが実情です。「もの」好きには、これが最大のストレスです。
一万円時計ですが、以前お見せしたがどうか忘れましたが、秋葉原駅のテントで衝動買いしたブライトリングの完全パクリもの(裏スケルトン)はリューズの軸が折れてしまいました。この手のものはたぶんそこが弱いのかもしれませんね。
私のような使い倒しユーザーには不向きです。


Re: taka さん

なっ何をおっしゃいます。相当前から10数本です。
冷静に考えると2個あれば十分で、それ以上持つとお飾りです。ゆえにtakaさんも今の数で十分。言える立場の人間ではありませんが。それでも欲しくなるんですよね。私もあと3~4個は増えるように思いますがゆっくりじっくりと思っております。
それと格安時計は確かに外れの可能性は大きいかと思いますが10個買えばその中の1個は当たりがあるはずです。それにもしハズレを入手いたとしても、修理して使おうと思う愛情が持てれば、面白いと思いますよ。ただ男が好きなストーリーはありませんが。

                          ル・ボナー松本

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2009年03月05日 14:29に投稿されたエントリーのページです。

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