2009年5月アーカイブ

2009年5月30日

リスシオ紙KOKUBU会議

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(リスシオ紙を使って作った活版印刷機に水性インキ使って罫線を印刷した便箋)

大和出版印刷が製紙工場に直接頼んで作り上げた万年筆の書き味に徹底的にこだわって作った特別な紙「リスシオ」を使った製品製作&販売計画の骨子を話し合う会議が大和の社長主催で昨夜肉のケーキ「KOKUBU」で行われた。
参加企業はP&Mさんと分度器ドットコムさんとル・ボナーの4社であります。
このリスシオ紙、本当に万年筆で書いた時のバランスが絶妙で惚れ惚れする紙です。
たかが紙されど紙。いつまでも万年筆で書き続けたくなるこのリスシオ紙を多くの人に使ってもらってその魅力を知ってもらいたい。そのための意見交換会でありますがなぜ神戸ステーキのKOKUBU?。社長@大和氏がご馳走すると言うのだから喜んでみんな集まった。

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あぁ~今週2度目の夜の三宮へ~。
大和の社員Tさんが迎えに来てくれてVIP待遇ではありませんかぁ~。
一番このリスシオ計画においていてもいなくてもどちらでもよいボンジョルノなのでありますが。
ハーバハイウェイを疾走し三宮の繁華街へ。

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KOKUBUの神戸牛は特別です。
「肉のケーキ」と称した言葉は適切で、何も付けずに食べても美味しくて口の中でトロける。
50過ぎてもう肉はそんなに食べたいとは思わなくなっている私ではありますが、
ここのステーキだけは喜んでいくらでも食べれてしまう罪深いお店であります。
美味しいモノを前にすると人は無口になる。会議どころではなくパクパク。


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今年82歳になるKOKUBUの看板お母さんが作るガーリックライスを食べずには帰れない。
これがまたまた美味しくて大満足。社長@大和氏ご馳走様でしたぁ~!。

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夜はこれから。みんなでバー「バランザック」へ行く事にしました。
ここでなら真剣な話し合いが出来るだろうと思って誘ったけれど、酔いが回りかけた社長@大和氏と私には無理だぁ~。細かい事は大和のTさんと吉宗&谷本氏に任せてモルトの香りに身を任せよう。

バランザックの扉を開けるとル・ボナーの顧客のIさんが一人飲んでいた。世の中狭いものであります、ここで会うなんて。Iさんお勧めのカスクは口の中でプァ~と広がってオォ~ワンダフル。

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そんな渋いバーにおいても自慢の万年筆広げて万年筆談議。
万年筆が好きになって、色々な人と知り合いになった。
万年筆が好きになって、色々なモノを作りたくなった。
そしてそんな深みの中で万年筆の書き味にこだわった紙「リスシオ」を作っちゃった人がいる。
この紙が新しい感動を生み出したら楽しいなと思っているボンジョルノでありました。

2009年5月27日

ビジィーが久々登場~!

何人かのお客様に長~く待って頂いていた新型ビジィーが出来上がりました。
2~3泊までの出張などに使うのに最適なサイズのバッグです。
今回は定番のバタラッシー社のミネルバリスシオの茶(コニャック)とチョコ(タバコ)以外に、シュランケンカーフのチョコとデュ・プイ社のマローカーフ(ボックスカーフ)の黒でも少量作りました。
どれも素敵に仕上がったと思っています。

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エージングを楽しむならやはりミネルバリスシオで作ったこの2色。
前回作った時はコニャックとタバコはすぐに売り切れたけれど黒だけ残って生産を躊躇させる原因となった。今でも黒はまだ前回作った品が何本か残っています。
黒も漆黒の黒にエージングして良いのだけれど。
定番革のミネルバリスシオで作ったビジィーは税込み115,500円での販売。

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今回少量マローカーフ(ボックスカーフ系)とシュランケンカーフでも作ってみました。
フランスのデュ・プイ社を代表する革であるマーローカーフは、輸入元のサライ商事さんがもう仕入れないと言っていたので慌てて最後の在庫を買い、その革で作りました。
お手入れしながら愛情持って使うと、ゴムのような弾力と黒色が深さ増す上等な革です。

シュランケンカーフのチョコは同じ革で作ったキューブ・ブリーフをお持ちのお客様の希望で。
素敵に仕上がりましたがあと残り2本。
でもってマローカーフとシュランケンカーフ使用のビジィーは税込み136,500円。

今回定番以外の革を使って作って分かった。ミネルバリスシオは本当に重い革です。
ミネルバリスシオで作ったビジィーは2500g。それに比べシュランケンカーフで200グラム、マローカーフで400グラム軽く出来上がりました。


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ショルダーの取り外しはフラボナシリーズでも使っているくちばしギボシを使って、
それに補強でループを巻いて重い荷物を入れても大丈夫。


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後ろポケットもついていっぱいのポケット付きはル・ボナーでは異色。
機能優先のビジネスシーン用の革鞄として作りました。

最大の特徴はハニカムというプラスチックのフレームが、
型崩れを防ぎ、中に入れる品を守る構造をしていること。
このハニカムフレームは、ソフトなトロリーケースや一昔前大流行りしたソフトアタッシュなどで使われていましたが、軽くて柔軟性がありながら丈夫な枠ですが革鞄ではあまり使われない枠です。それは厚みが一定なナイロンや生地を使って大量に生産する工業生産品として作る場合に適した枠で、素材の厚みの変化が大きく小ロットで作る革鞄では導入しにくかったからです。


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幅の狭い方は、仕事関係の書類などを入れることを想定して。
中央部分のポケットはパソコンを安心して収納出来るようにウレタンを内側に入れました。
裏地は軽くて強度があって汚れにくいナイロン素材。
色は共通で、いつの間にかル・ボナーのブランドカラーになったバーガンディー。

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幅広の方の荷室には、着替えの洋服などを入れる事を想定して作りました。
2~3日の着替えならこの広さで十分入るはずです。

衣料用の軽くて薄い革を使った出張用のカバンであれば他にも多くあると思います。
しかし革の質感を楽しむ厚みと使い込んで愛着感じるエージングが期待できる出張用のカバンは、そうないと思います。「ビジィー」にはそれがあると自信を持って言えます。

2009年5月25日

「TAKUYA受注会」そして「煮・あくつ」へ

昨日の日曜日はル・ボナーでTAKUYA君の受注会が開催された。
神戸は新型インフルエンザ騒動のまさに中心地でありますが、
そんな中来店頂いた皆様、本当にありがとうございました。

TAKUYA君と言えば、ル・ボナーにはやはり普段以上に万年筆愛好家が多く来られます。
そんな中私の口車に載せられて「ユーロボックス」さんでモンブラン146テレスコープを購入されたUさんが、まだハミには黙っていたのに私がモンブラン252も購入した事を言ってしまったぁ~。Uさんは決して悪くありません。黙っていた私が全て悪いのでありますが、微妙な空気が流れました。トホホ・・・・・。

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午後突然の大雨が降った。インフルエンザ菌も吹っ飛びそうな大粒の雨は気持ちよい。
その時間帯に尼崎でバッグを作っておられる同業の「HEDGE」の大垣さん家族が表敬訪問。
阪神間でカバン作りしている者同士頑張っていきましょうと話しました。
モノ作りは厳しく楽しくです。私の場合は厳しさが足りないか。

そんな事も含めて楽しい「TAKUYA受注会」の一日は過ぎてゆきました。
TAKUYA君たち二人と、いつもボンジョルノ的振る舞いを辛辣に責めるル・ボナーの勝手にビジネスアドバイザーF夫妻の5人で、閉店後久しぶりに三宮の繁華街で食事だぁ~。
今夜はお酒は飲まないと決めていたので、マイアルファに皆乗せて出かけました。
私の運転は同乗者が安心して載っていられないと辛辣な批評家のF氏は言う。
眠気を同乗者に与えないアルフィスタの走り~?。

今回は知る人ゾ知る「煮・あくつ」さんに行きました。
食事というより、料理を味わう大人の隠れ家的な創作おでんのお店。
でもお腹いっぱいになるまで食べてしまったけれど。

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先付け(お通し)からこの手のかかったお仕事。

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鯛にウニ乗せて焼いたこの一品は本当に美味しかったぁ~!

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美味しくて食べる方が優先で、食べ終わる寸前に撮ったホタテとアスパラの天ぷら。

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いよいよメインのおでん。海老のパン包みのおでんは外せません。
濃くないけれどしっかり味のあるスキッとしたスープは飲み干したくなる。

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季節限定のトマトの冷おでんは初めて。
この他にもいっぱい食べて、飲んで、みんな大満足。
美味しい料理ともてなしは人を幸せに導いてくれる。

一滴もアルコールは飲んでいなかったのに、
帰路同乗したF夫妻に恐怖を与えるような運転をしてしまったけれど、
その日の神戸の夜は心地良い風が吹いていた。

2009年5月23日

4連キーケース久々登場

長らく店頭に並んでいなかった4連キーケースが久々登場であります。
多くのお客様からご希望をお聞きしておりましたが、
なかなか作れずに今日まで来てしまいましたが、
やっとシュランケンカーフとブッテーロで登場です。
お待たせしていた皆さんごめんなさい。

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シュランケンカーフは左上から、チョコ、ライムグリーン、オレンジ、茶(ゴールド)。
右上から黒、ジーンブルー、バイオレット。
どれもシュランケンカーフのソフトな質感が生きています。


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ル・ボナーの小物の定番革のブッテーロでは、チョコ、オレンジ、ネイビー、赤、茶で。
どれも愛情持って使い込むと、素敵なエージングを約束してくれる。

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あっ 忘れていた。ブッテーロのワインでも作りました。
ル・ボナーでは一番人気のブッテーロのワイン色を忘れてはいけません。
このワイン(バーガンディー)は特に深みを増す色です。


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デブペンケースに続きこの4連キーケースでも始めてシュランケンカーフでも作ってみました。
予想していた以上に素敵に仕上がりました。
これからル・ボナーの革小物は、定番のブッテーロに加え、
このシュランケンカーフを使った品も定番化しそうです。
お店は華やかさが増しております。

4連キーケースはブッテーロもシュランケンも税込み6300円での販売です。

2009年5月21日

カメラの迷宮

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(カプリオR5で撮影)

カメラの迷宮に迷い込んだようです。
納得出来る写真を撮りたいのだけれど、そのための方程式が解けない。
光を操作する決め事が把握出来ればあとはセンスなのだろうけれど、
その初期段階で右往左往している。

レンズも増えた。広角レンズを手に入れれば世界が広がると思っていた。
しかし広角はより多くの難題を私に与えたのだ。
風景を撮ると平面的になり全然楽しくないのであります。
ついつい50㎜F1.4短焦点レンズを使ってしまう。

そして気が付いたぁ~!。
この広角レンズ一つ買う値段で、もっと広くて明るい広角レンズの付いたリコーのGX200ファインダー付きという魅力的なコンパクトデジカメが入手出来るではありませんか。私は愕然とした。
よ~く考えると(考えなくても)そのGX200ファインダー付きで、ブログに添付するサイズの画像であれば十分事足りる。その上軽くて持ち運びも楽。
思った通りの写真を撮る方程式ももう少しシンプルに解けそうにも思える。
ここ何ヶ月かこの重い一眼レフと交換レンズ、それに接写用にとコンパクトデジカメも携帯しながらチャーに引きづられながらの行き返りの苦行は何だったのかなんて。
なんか変なアナログなサイクルに迷い込んでいる。
一眼レフカメラで満足な写真を撮るには、まだ私は技術も知識もない。
でも面白いのも事実だから困ってしまう。だから迷う。何に?。


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(接写用にはこのカプリオR5を使ってます。50㎜F1,4単焦点レンズで撮影)

私は写真に興味を持ったのはつい最近です。
旧型の一眼レフのデジカメが手に入り写して見ると、
ファインダー越しに写る画像と、なんとも言えないシャッター音に魅了された。
これで思いのままの写真が撮れれば、カタチから入る私には完璧だった。
しかしそうは問屋が卸してくれない。益々写真の迷宮を彷徨うことになった。
自己満足で良いから、納得出来る写真が撮りたいと切望するボンジョルノ。

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広角レンズで撮った六甲アイランドの夜景。
昼間の風景写真を撮ると散々。ISO上げて撮った夜景は誤魔化しが効く。
広角レンズは夜景専用が今の私の現状。
それに比べ50㎜F1,4の短焦点レンズは楽しい。
何も考えず撮ってもまだなんとか満足できる写真が撮れる。

広角の広がりある写真と抜けの良い写真の両方、それに接写1㎝までこなせる、
リコーのGX200ファインダー付きが一つあればそれだけでそのすべてこなす。
でも重くても、難しくても、旧式ではあるけれど一眼レフデジタルカメラで頑張ってこそボンジョルノたり得るなんちゃって、まるで初心者マークでスポーツカーを運転しているみたい。
でもこれを克服しないと、憧れの銀塩ブローニーサイズのハッセルブラットのSWCで写せる日は来ない。永遠にその日は来ないかもしれないけれどいつの日にかと夢見てる。
そんな事考えながらもGX200ファインダー付きも実は欲しいなんて思っているボンジョルノ。
カメラの迷宮より、物欲の迷宮から抜け出す方が肝心なのか~。思考も堂々巡り。

以下50㎜F1,4単焦点レンズで撮った六甲アイランドの春の草花~。


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2009年5月20日

TAKUYAのフルオーダー受注会

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手縫いの革小物職人「TAKUYA」のフルオーダー受注会を、
5月24日(日)の12時~8時にル・ボナーで開催します。
東京のTAKUYA君の工房には行けない関西近郊の方は、
是非この機会をご利用ください。
TAKUYA君が懇切丁寧にご希望をお聞きし、
特別な一点モノを作らせていただきます。。

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アートディレクターのフランソワ・ルッソさんとの2人3脚で進められた、
世界に発信しようとスタートした「MAISON TAKUYA」ブランドの仕事も落ち着き、
TAKUYA君自身が手縫いでつくるフルオーダーライン「TAKUYA BESPOKE」も再始動した。
その再始動の関西でのお披露目であります。

彼の知性と感受性が素敵なカタチを表現する。
その刺激を私たちは感じながら、豊かなモノ作りできたら素敵です。
Iさんがオーダーされたグリマルディ・ペンケースも出来上がったので来てくださぁ~い。

2009年5月19日

戒厳令下のような神戸

新型インフルエンザの影響で、神戸は戒厳令下のよう。
神戸の最も多くの人が集まる三宮もガラガラだそうです。
そうでなくても人影少ない六甲アイランドのル・ボナーには誰も来ない。

新型インフルエンザは弱毒性で、季節性インフルエンザ並みだと聞く。
頭の悪い私には、ここまで大袈裟なのがなぜなのかよく分からない。
社会生活がマヒして、不景気に拍車をかけているこの数日の状態の方が大変だ。
確かに予防には心がけるけれど、困惑している。

そんな戒厳令下のような神戸に住む私たちを、
心配してくださる遠方の多くのお客様から電話やメールを頂く。
心配してくださってありがとうございます。私たちは全然大丈夫ですよ。
ただお客様が全然来店されないので、ひたすら鞄作りに集中しております。

私は鞄のコバ磨き作業を集中してやっています。
ハミはオーダーのショルダーバッグの型紙起こしています。
そんな時、「ねえこれ見てよ」と差し出した紙の端に書いたデザイン画。


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ハミは脈絡なく突然バッグのデザインが浮かぶ。
そんな時はこちらが集中して作業していようがおかまいなし。

そのデッサンは大まかだけれど革の質感伝える絵。
ハミのこんな絵から細部を私が考えて、今までル・ボナーの製品の多くは生まれてきた。
2人3脚でこれからもカバン作りしてゆく二人。

今日も新型インフルエンザの2次被害(お客様が来ない)を感じながら、
カバン作りに励んでいる私たち二人であります。

2009年5月18日

万年筆が向こうからやって来る~

先週の土曜日は萬年筆研究会(WAGNER)の第4回関西地区大会が神戸で開催された。
1ヶ月ほど前に営業活動?として参加させて頂いたペントレin東京を主催した皆様方が
大挙神戸にやって来られたのであります。
朝一番つきみそう先生が誘いに来て頂いて、行きたいのは山々なれど、
神戸の離れ小島で静かに仕事することにいたしました。

しかし先生、万年筆愛好家3人を引き連れて午後のひと時ル・ボナーに。
これがまた大変な人たちでありました。

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40本入り万年筆ケースを持ち歩くのです。その上あと数十本はカバンの中に。
私は「万年筆にはあまり興味がないのだけれど」を念仏のようにつぶやきながら・・・・・
持って来られた大部分の万年筆の書き味を試し書きしてしまったぁ~。
その中でも特に気になったのは~


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モンブラン142テレスコープのそれも緑軸ではありませんかぁ~!。
このグリーンのセルロイド軸はウォ~ワンダフル!。
書き味もまさに私好みのモンブランテレスコープ。

欲しいと思う気持ちは山々なれどそう簡単に入手出来る品ではないしその上高価だろうし、
指くわえて書き味楽しめれればそれでいいと思っていたら、
P&Mの魔の委託販売コーナーに同じグリーン軸の142テレスコープを持ち込んだ人がいるという情報まで一緒に持って来たぁ~。残酷な情報。
でも委託販売コーナーに展示される前にスタッフK女史がまた押さえることになるのかなぁ~。
彼女の万年筆欲しい病にはかなわない。しかしその方が私には都合が良い。
私は50年代のモンブランはボチボチ楽しめればそれでいい・・・・・。

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それよりこのアウロラ88。

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このハイレグペン先への執着心はつのるばかり。
シンプルな旧アウロラのペン先も魅力を感じるけれど、
この一時期あったほんとに伸びやかに長ぁ~いハイレグペン先はアウロラ史上、
ほんの一時期咲いたイタリアの色香の化身。
私は探し続ける。見果てぬ夢に終わらせたくない。
いつかと思える自分だけの特別な品があることが幸せ。

欲しいけれどすぐには入手出来ない。
その心の相克を楽しもう。それでいいのだ。
と自分に言い聞かせるボンジョルノでありました。

2009年5月17日

シュランケンカーフの新色スカイが入荷

東京でカバン作りしていた頃、革鞄は主に黒とブラウンで、
それ以外の色は売れないからその2色のバッグを引き立てるために
時々さし色として作るぐらいが良いバランスというのが業界の常識でした。

神戸でお店を持って16年。この地がその業界の常識を変えさせた。
先にカラフルな色から売れてゆきます。
ゆえにル・ボナーはヨーロッパのブランドのように多くの色のあるカバン屋さんとなりました。
お客様たちの趣向が、楽しい色のあるカバン屋さんにして頂いた。

昨日も関東に住むお母様に、母の日のプレゼントでバッグを購入したいと来られたお客様がおられました。神戸に長く住む間に綺麗な色のバッグが好きになったと。
それで神戸らしくてカラフルなバッグがある当店でプレゼント購入を決定。
ただ黒かブラウンを選ぼうとするお母様にお嬢様は否定的。
シックだけれど特別な色のシュランケンカーフのバイオレットかトープを勧めるお嬢様。
結局決定は一夜考えてから購入となりました。
バッグは服装の中で一輪の花のようにポイントとなる色を選ばれると、
持っていて楽しくなるのではと思っている私たちです。


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そんなル・ボナーのカラフルバッグをメインで支えている革が、
ドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフです。
今まで24色のクレパス以上の色が登場しました。

今回スカイという新色が加わりました。
ジーンブルーより少しグレーかかった水色です。
ハミがフランスのH社の使う革の色の中で、使ってみたいと願っていた色です。

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(左定番のジーンブルーと右新色のスカイ)

革のままで見ると、スカイという色ははっきりしない鈍い水色という感じ。
でもカタチになると、この微妙な水色が豊さを醸成する。

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まずはこのスカイを使ってミセスアンバランスポシェットを作ってみようと思っています。
アンバランスポシェットは久々です。

2009年5月13日

イタリア旅行の大義名分。

先週の土曜日の夜久しぶりに「分度器ドットコム」「pen and mesaage.」「工房 楔」「ル・ボナー」の合同食事会がありました。名前の順は売上順かぁ~?

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今回は灘・水道橋筋の鉄板焼き屋さんであります。
美味しく食べて多くを語り夜は過ぎてゆきました。
お店のアイドル君のパグちゃんが愛嬌を振りまいて可愛いではありませんか。
我が家のチャーとは大違い。

その夜私はイタリアへ行きたぁ~い!と叫んだ。
分度器ドットコムの谷本さんは大乗り気。
P&Mの吉宗さんは冷静に「行きたいですね」。
楔の永田君は俺は行けない。

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(2007年イタリア旅行にて フィレンツェ Photo by K氏)

私は冷静な吉宗さんまでは引き込むイタリア旅行計画を画策した。
10月にボローニャである「リニアペッレ」に仕事で行かねばと言って一人行けば済むことなのだけれど、一人だと面白くないし心細い。
道連れを作らないといけないボンジョルノです。

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(2007年イタリア旅行にて ミラノ Photo by K氏)

吉宗さんはある万年筆専門雑誌に毎号文章書いている。そのルートを利用しない手はない。
出版社にイタリアの万年筆ブランドの取材のアポイントをとってもらい、
取材兼ねてイタリア旅行良いではありませんか。
私にとっても一石二鳥の妙案だと自分ながら関心した。
ボローニャの「オマス」フィレンツェの「ビスコンティ」「スティピュラ」は近距離で取材しやすい。
ベネト州の「モンテグラッパ」は少し遠いけれど良さそうな町だから行く価値有り。

谷本さんはイタリアの面白そうな文房具を探し求めるという大義名分があるし、
私は~?・・・ないけれど革のステーショナリー見聞とか言っておこう。

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(2007年イタリア旅行にて フィレンツェ Photo by K氏)

出版社はイタリアの万年筆ブランドの取材の許可さへ交渉してもらえればいい、
自費の格安イタリア旅行で行こう~。旅券は格安チケットを探して、
宿は前回泊まったフィレンツェのドゥオモが見える古~いアパートなんかが良い。
今なら8人ぐらい泊まれて一日あたり3万円ぐらいか。

移動手段は鉄道が良い。
もし運転に自信がある人がいればレンタカーも面白いけれど、大変怖いような気がする。
時間に余裕があれば、トスカーナやエミリアロマーニャ州の小さな町々を訪れる事が出来れば最高。

無理すれば時間を融通できる自営業者の特権を行使して、この計画を是非実現させたい。
それには吉宗さんの出版社との交渉にかかっております。
計画決行決定したなら語学達者な人や気心知れた人を集って行きたいと思っております。


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丁度ボンジョルノ愛用の葉巻と革の香りのコロン「キューバ」もこの秋にはなくなる。
この「キューバ」はフィレンツェのサンタマリア・ノヴェッラ薬局で買った。
日本でも売っているそうだけれど、やはりこのコロンはあの中世そのままの本店で購入してこそ価値がある。

勝手に自費でイタリア万年筆取材旅行計画進行中。
時計ライターのN氏もこの企てに参加してくれると楽しさ倍増するのだけれど。
それにしてもK氏の一眼レフじゃなくてGX100で撮った写真はどれも素敵だ。
広角でこの色と遠近感がむずかしい。今度ご教授お願いしたい。
そして秋の取材旅行ではカメラマン・ボンジョルノとして活躍出来ると最高だぁ~。
その前にはたしてこの企て成就するのだろうか。少し不安。

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(2007年イタリア旅行にて フィレンツェ Photo by K氏)

トスカーナの秋の空は特別だったぁ~。
食事はボローニャが特別美味しいらしい。

2009年5月11日

30年作り続けているル・ボナーのペンケース

久々にファスナータイプのペンケースが店頭に登場です。
親しみを込めてこのペンケースを私たちはデブペンケースと呼んでいます。
まだ全然高級筆記具には興味なかった頃、
子供の頃のようにいっぱいの筆記具をジャラジャラ入れられる
革製のペンケースをと作ったカタチです。
30年作り続けている定番中の定番のペンケースです。

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ワルピエ社のブッテーロでは今回はネイビー・オレンジ・ワイン・茶・グリーンで。
グリーンは店頭に並べて間もないのに残り僅かであります。

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そして今回はシュランケンカーフでも初めてこのペンケースを作ってみました。
カラフルな色とソフトな質感が良いではありませんか。
ジーンブルー・ダークブラウン・オレンジ・ゴールド。

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ご要望に応えてミネルバボックスのグリージオでも。

どの革でも同価格の税込9,450円です。
大きくて少しかさばるけれど、このカタチでいつまでも作っていきます。

京都にいる息子はこのデブペンケースを小学校の頃から今も使っています。
その当時このペンケースは国産のタンニンなめしの革を使っていて、
20年経った現状は革表面がひび割れ寿命を感じるので、
新しい同じペンケースに交換するかい?と問うと、イヤこれを使い続けたいと言う息子。
使い続けた思い出と共に、革は寿命を感じるけれどフォルムは優しい形に馴染んでいる。

2009年5月10日

姉妹でネコリュック

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ネコリュックはル・ボナーのアイテムの中で一番お客様との関係を和ませる。
親子でネコリュックに続き今度は姉妹でネコリュックです。

イギリス在住7年目のお客様が一時帰国され、
2人のお嬢様にとネコリュックを購入された。
気に入って使って頂けているようで、
私たちにとって何より嬉しい姉妹と2つのネコリュックのこの写真。
遥か遠いイギリスの地でもネコリュックが活躍している事思うと、
カバン作り続けていて本当に良かったと思う私たちです。

作りはカジュアルなネコリュックですが、ル・ボナーらしさを伝える。
カラフルなシュランケンカーフで作るようになって、より魅力を増したように思う。

ワールドワイドに働いている人たちが多くなった。
そんな日本人ビジネスマンのお子様がイギリスでネコリュック。
イギリスに行った2匹のネコリュックも、家族4人と一緒に日本に今年帰ってくる。
7年間過ごしたイギリスは食さえ満足できる状態であれば、
永住したいほど素敵な場所だったそうです。
帰国されたらご家族4人で是非ル・ボナーに来店してください。
お嬢様たちはネコリュック背負って。

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夕方の神戸・六甲アイランドのル・ボナー店舗前です。
多くのエトランゼが住むこの街には、他の街にはないコスモポリタンな雰囲気。
特にここにはカナディアン・スクールがあるので、多くの外国の子供たちが遊んでいる。
塾や習い事に通う日本人の子供たちより、自由で楽しそうだ。
時々遊びが度を越し迷惑感じた時は日本語で「こらぁー!」と怒鳴ったりする私だけれど、
子供は他人の大人に怒られるような関係が健全だと思ったりする。

六甲アイランドで16年過ごして外国語のお客様も多く来られるけれど、
それでも日本語しか喋れないで困惑する事いっぱいの日本人のままだけれど、
カバン作り続けることで世界と繋がっていると思う。

そして今日も夕日を窓越しに浴びながら、
この日本の地方都市・神戸にある現代の長崎出島のような街で、
カバン作り続けています。

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2009年5月 8日

BERMAS(バーマス)のスーツケース

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朝出勤する時シェラトンホテル前にポルシェのボクスターが停まっていた。
現行の車の中で唯一欲しいと思っている車だ。
ドイツの品はメタリックグレーが合っている。
でも車の話では今日はない。

カバン屋である私は他社のカバンを買うなんていうことは今までなかった。
しかし海外旅行の必需品のコロコロが付いたスーツケースのトロリーケースは作っていない。
作りたいと思っているけれど、質感のあるタイヤ部分と引き出すバー部分が入手出来なくて、今もって作れないでいる。質感のある部品が入手出来て作れたとしても機内持ち込み可能な縦×横×幅の合計が115cmまでのトロリーケースだろう。革製だと預けるのは不憫だ。

そんな我が家は今まで海外旅行はレンタルスーツケースを借りていた。
これからも海外旅行には何度か行くであろう事を想定し購入することにした。

空港での荒い扱いで傷つきながらもそれが勲章のように思える愛着を感じれるスーツケースが良い。それに一番適したスーツケースの素材はアルミ(ジュラルミン)だと思った。そしてドイツのリモア社のアルミケースを調べてみた。しかし私の求めるアルミケースは見つからず、その上希望購入価格の5万円まででは買えそうにない事が判明。リモアは諦める事にした。

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しかしアルミ素材を諦める事は出来なくて5万円以下で購入できる品を探した。
そしてバーマスというブランドの品に辿り着いた。これ良さそうです。
しかし良いと思えたサイズの品は税込み63,000円。まだ希望購入価格より高ぁ~い。

アウトドア系のバッグとスーツケースの世界は、日々カバン作りしている私でしても理解不能な合理的な工業製品製造システムから生まれる別世界。ゆえに作りの複雑さや手間に比べて驚くほど価格が安い。樹脂素材で作られたスーツケースだと1万円以下で売っていたりする。
ゆえに5万円の壁は守りたい。しかしこの63,000円のアルミケースが欲しい。

それでももっと調べてゆくと輸入代理店のサイトのアウトレットコーナーに5万円以下あるではありませんか。少々キズがあるようですが、どうせ使い始めたら傷つくしそれが良いからアルミケース

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私はドイツのBERMAS(バーマス)社のアルミのスーツケースを購入することに。
そのスーツケースが今日届いた。

63×43×23の大きさで52ℓ入って重さは4.7kg。
生産工場はベルギーのようです。
1週間前後の旅行に最適なサイズ。アルミの質感が迫力あります。

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部品の耐久性やケースの強度は使ってみないとわかりません。
でもアルミ無垢の質感が使い続けて歴史を刻む予感。

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少々キズ有りはこの右端の少しスレたところのようです。
全然気にならない程度。

このスーツケースの上にキューブ・ボストン乗せて旅すれば、
気分だけはひとクラス上の旅人。イタリアへ行くための準備はこれで十分。
ただはたして今年は行けるのか。今のところ予定はない。


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2009年5月 7日

神戸は今日も雨だった

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今日はゴールデンウィーク後のル・ボナーの休日。でも雨だぁ~。
今日は神戸の中心地を訪れなければいけない用事がある。
当然愛車のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型でかっ飛ばして行く訳だけど、
雨は何かと苦手なロメオ君であります。
濡れた路面のコーナーでアクセルを踏み込むとFFだのにリアーが滑るのを感じる。
面白いファミリーカーであります。どこでもスポーツしたがる面白い車です。


まずは久しぶりに水谷時計修理工房に。
自宅から10分で到着。意外と早い。
私はこの元町の露地裏にある修理工房が大好きです。
愛し続けたいと願う時計たちのひと時の休息の地。
チックタックと掛け時計の音だけが聞こえる静かな路地裏の空間。

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今日は時計ベルトをオーダーされたお客様に頼まれて、
その時計ベルトを装着する50年代の手巻きのロレックスをメンテナンスで持ち込んだ。
やはり時計も50年代が好きだ。このロレックスも良いと思う。

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オイスターケースを開けてムーブメントを見る。素敵なムーブメントだ。
水谷さんの仕事を見ながらとりとめのない話をする時間がかけがいない。

水谷時計修理工房を後にして今日こそは行くぞと決めていた場所がある。
旧居留地の高砂ビルだ。ここは戦後すぐ1949年に建てられたビルだ。
個性的なお店が何軒か入居していて、三宮界隈にル・ボナーのセカンドショップを出した時候補に考えたビルだった。
今まで気付かなかったけれど、このビルを所有する高砂商行という会社は元々帽子を作っていて今でもデッドストックの帽子をビルの片隅で販売している。そのお店を覗いてみたかった。


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これがそのお店。あまりに雑然とした状態なので不安になる。
でも奥を覗いてみるとあるではありませんか。
夏用のお気に入りのパナマ帽が酷使の結果駄目になったので、
どうしても暑くなる前に入手したかった。それも格安で。

パナマ帽は消耗品だのに高価だ。
ボルサリーノのパナマだとご勘弁のお値段。消耗品に大枚ははたけません。
その上私の大好きなひさしが小さな大正ロマン風のパナマは日本製で十分。

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そして奥まで覗き込んで購入しましたぁ~!。
3つで1万円で入手は破格ではないでしょうか。やりました。
これで数年は夏の帽子に困らなくて済む。

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イタリア旅行の時もずーと被っていたお気に入りのパナマも3回の夏を酷使して、
代替わりします。気に入っているからとそればかり被っていると3年が限界のようです。
今回は交代で被って10年以上もたせようと思っております。
新しく入手したパナマ被ってイタリアに今年は行きたいなぁ~と思っているボンジョルノ。

2009年5月 6日

フラボナペンケースがラトビアのリーガへ

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フラボナの絞り技法を使ったペンケースも登場して1年半。
定番商品としてル・ボナーにはなくてはならない品となっております。

このフラボナペンケースが現在東欧の旧ソ連のバルト3国の一つ、
ラトビアの首都リーガで展示されているそうであります。
神戸と姉妹都市であるリーガ市に市長さんが親善訪問だそうで、
その時神戸セレクションに認定されているこの製品も含めた
神戸のモノ作りを紹介するためだそうであります。
一生訪れる事はないであろうバルト海の小国の人たちが
このフラボナのペンケースを見てどんな風に思うのだろうか。
制作者も一緒に行ってもらえますか?って言われたら即座にハァ~イと答えるだろうに。


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このペンケースの最大の特徴は、この機械式の絞りにあります。
この凸の強度はTAKUYA君の作っている手絞りペンケースの強度に匹敵する硬さ。
その強度を利用して仕切り部分の凹んだ部分を縫いつけないでも変形しないから、
入れらるペンの軸の太さの自由度が大きい。


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モンブランの149だってこんな感じで入ります。

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アンティークな細い軸の万年筆を入れてもホールドします。

この自由度は2枚革を重ねた状態で絞っているから生まれます。
強度のある凸凹ゆえに仕切り部分縫わなくても柔軟性を持って保ちます。
これが機械で絞るとなかなか難しい。多くの絞りは1枚で裏を出した状態で絞っている。
それだと強度が出なくて大雨降ってビチョビチョに濡れたりしたら絞り型が平らに戻ってしまう。
そんな状況に遭遇することはまずないだろうけれど。
この2枚重ねの機械絞りは大阪や名古屋の職人さんに頼んでみたけれど出来なくて、
唯一出来たのが浅草の80歳を超えるベテラン絞り職人さん。
その孤高の技術から生まれたフラボナペンケースをこれからも作り続けてゆきます。

欠品中だった3本差しのワインと茶も出来上がり、
現在全色揃って在庫があります。
お待ち頂いていたお客様の方々、今なら選べますよぉ~!。

2009年5月 5日

ドイツからペリカン400NN

お会いするたびに「万年筆にはそんなに興味はないのですがぁ~」
を連発しながら万年筆が増えている方がおられる。
K氏は元々フランク・ミュラーの時計のダイヤルコレクター。
数百は所有しているそのダイヤルは観賞用以外の何物でもなく、
実用などという言い訳はまったく通用しない純粋コレクター魂。

そのK氏もそろそろ手に入れたいフランク・ミュラーのダイヤルも大部分入手したようで、
コレクター魂を満足させる次なるターゲットを、本人は気付かぬ内に探し求めていたのではないだろうか。徐々に万年筆が増えている。
「万年筆にはそんなに興味はないのですがぁ~」と枕言葉を連発しながら。

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ダイヤル入手で鍛えられた海外のネットワークに潜入して格安で手に入れるという方法で、
あれよあれよと云う間に増えていますビンテージ万年筆。
今回は程度抜群のペリカン100Nをドイツとトルコのイスタンブール、そして400NNはUSA。ネット上のワールドワイドな万年筆愛好家の集いに参加して。もう少ししたらロシアからキャップもブラウントートイスのマニア羨望の100Nもやって来るそうであります。
万年筆は実用ですからという言い訳が時計のダイヤルと違って通用する。数本の間は。

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そんなN氏の海外ルートに便乗させてもらって、
私もこのペリカン400NNブラウントートイスをドイツから格安ゲット~。

ペリカンの歴代の定番万年筆の中で400NNはもっとも美しいフォルムをしていると思っていた。キャップの先端からクリップへと連動するスマートさが本当に美しい。
ペリカンの中で押さえておかないといけないビンテージでしょう。

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ペリカンにはあまり興味がないなんて言っておきながら、
いつの間にやら、100Nと特別な#500に400NNと3本に増えてしまった。
万年筆マニア初心者と宣言しているのでまあいいかぁ~。
あと初期700トレドと初期M800はいつか・・・・いやなくてもいいのだけれど。


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しかしこの400NNは不思議な魅力を持った書き味だ。
柔らかいけれど硬さを意識させ、引っ掛かりそうで引っかからない危うさが独特だ。
持ちやすい太さも相まって、飽きさせない魅力を感じさせながらペンを走らすマニアな私。
寄り道しながらも1950年代の万年筆が良いと思うボンジョルノであります。

万年筆に興味がなかった人たちを引きづり込みながら、
私は今年は少し控えようと年初に少し思った訳ではありましたが、
今年入手した万年筆を数えてみると、あらぁ~10本。困ったことであります。
今年はこれで打ち止めネとハミが言っております。

2009年5月 3日

素敵な街 銀座

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4月30日(木)私は夕方ペリンガー社・社長と会う前銀座に居た。
私は本籍はなぜか目黒なのだけれど、東京の皇居より西側だと居心地が悪い。
東京だと下町の方が落ち着く。その東京下町の粋が集約された街が銀座だと思っている。

一緒に色々な企てを画策しているケイズファクトリーの鴻野社長と打ち合わせのため「C.O.U.」へ。店の中央にはオープン時なかったオブジェが鎮座しているではありませんかぁ~!。

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ジブリの森の天空の城ラピュタのロボット兵他素敵なオブジェを作り続けている
造形意匠作家の鯱丸邦生氏作のファンタジー。素敵です。

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この素敵なオブジェはケイズファクトリーの夢を表現していて、
「C.O.U.」が独自の個性を発信する象徴。

そしてル・ボナーのレディースバッグも展示する事が決定しましたぁ~!。
関東近郊にお住いの皆様にもル・ボナーのレディースバッグを実際に見て触っていただける場所に「C.O.U.」さんがなります。今月中には何点か送り出そうと思っております。

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お昼ご飯はきっと私が喜ぶだろうと鴻野社長が連れって行ってくださったお店が
銀座の露地裏にたたずむこの「三州屋」。

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私の頼んだ海鮮丼はいっぱいの魚介類で大満足。
毎日築地で仕入れたその魚介類は新鮮そのもの。
味噌汁とお漬け物がついて1000円は大変満足。
銀座の素敵の部分を残し続けているお店だと思った。

「C.O.U」を後にして、少しの間オフタイム。
魔の館「ユーロボックス」へと向かってしまうボンジョルノでありました。
今回は万年筆にも当然興味がある訳ではありますが、藤井さんが西洋アンティーク全般を扱っていた時代の品で珍しい卓上ライターがまだ残っているから見においでよとペントレの時におっしゃた。それを拝見するのが主な目的。

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マニア羨望のダンヒルのアクアリウムではありませんか。
当時グランドピアノと同額で販売された幻の卓上ライターです。
当然手が出ません。その後に見えるオニキスの卓上ライターも良いではありませんか。
値段尋ねたら何とかなる値段。なくてもいいのに思わず手をあげてしまったぁ~。

銀座は私にとって東京のワンダーランド。
次の日仕事を済ませて神戸に戻る前にまたまた銀座へ。
何度か行こうとして見つからなかった念願のレモン社にも行ってしまった。
この教会ビルの上にある委託販売店(カメラ・万年筆・時計その他色々)は一度覗いてみたいと思いながら、神から見放された私は辿り着けないでいたのだがやっと行けた。
また銀座界隈で訪問しないといけないお店が増えてしまった。
あえて行かなくてもいい訳ではあるのだけれど。アーメン。

2009年5月 2日

ペリンガー社の革が私は好きです

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4月30日は東京出張。
ドイツのタンナーのペリンガー社の社長が来日していてお会いするのが主な目的。
ル・ボナーの革製品に使っている革は主に、タンニンなめしはワルピエ社のブッテーロとバタラッシー社のバケッタ製法の革、クロームなめしはペリンガー社の革を主に使って作っています。
特にペリンガー社のシュランケンカーフはル・ボナーらしさを表現する革としてなくてはならない革になっています。

ヨーロッパの多くのタンナーの革たちも品質が低下している。
その中でクロームなめしのタンナーとしては珍しく従業員25人の小規模なペリンガー社は、
高い品質を維持している創業して145年、5代続く世界で最初にクロームなめしの技術を確立したタンナーです。

私は今回ペリンガー社の作るクロームなめしの革たちの製造過程を詳しく聞きたいと思った。
特にシュランケンカーフはメインで使っているので知りたかった。
シュリンクレザーとはシュリンク剤に漬けて革が本来持っている革表面のシボを浮き立たせる加工で、そのことで型押しして出す画一的なシボとは違う豊な表情を持った革となるのだけれど、多くのタンナーは型押しを併用してシュリンクレザーと称している。けれどペリンガー社のシュランケンカーフはシュリンク加工のみの本シュリンクだ。正々堂々と本シュリンクと言える革は世界でペリンガー社のシュランケンカーフ以外私は知らない。型押し併用でなくシュリンク加工オンリーでシボ出しすると原皮段階より15%ほど小さくなる。それでも本シュリンクにこだわるペリンガーは素敵だ。

ドイツ人の作る革の弱点は色出しだと私は思っていた。
しかし40年以上付き合っているフランスの雲上ブランドH社の厳しい色指定をクリアーし続けた事で、ペリンガーは素晴らしい発色の色を表現出来ている。

これからも世界最高峰のクロームなめしのカーフを作り続けて欲しいと願う私です。
そして私は使い続けたい。

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(ペリンガー社・社長と私)

打ち合わせを終えて私はサライ商事の常務と夜の浅草へ。
今夜はイタリアン。ワイン3本一人で飲んで常務は熱く革について一人喋り続けていた。
素敵な革を世界から紹介し続けるサライ商事です。


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ワイン3本で十分酔っているいるからもういいのにバーへ。
浅草の夜は更けていったぁ~。ちゃんと常務は家に帰れたかな。

2009年5月 1日

土星を見るかい~?

昨日今日と東京出張でした。その事については明日以後に記するとして
今夜は「土星を見る会」が決行された。

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帰りの新幹線の車窓から見る空は晴れてはいるけれど雲が満遍なくおおっている。
今夜は星たちは見れないなぁ~と思っていた。
しかし天文マニアなH氏はやって来た。立派過ぎる天体望遠鏡を泉州から持って。

長い経験から今夜は天体観測に適した夜と判断したH氏はさすが。
夜になると雲はなくなり絶好の天体観測日和。

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それにしても立派な天体望遠鏡だ。そしてその性能は伊達ではなかった。
土星をボケなくはっきり捉える高性能にはびっくり。次回は木星も見たいなぁ~。


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近所のお店の人も集まって来て、いい大人が競って見て感動。
Hさん、素敵な時間をありがとうございます。
天体の鮮明な画像は見終わった後も素敵な余韻を私たちに残した。

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