2009年6月アーカイブ

2009年6月29日

コラボ手帳カバーを工夫して使っているボンジョルノ

P&MさんとのコラボA7サイズ手帳カバーを私も使っています。
ただ薄いコクヨのノートを付けて使うだけだと面白くないと、
少し強引な方法で色々な手帳に装着して使うようになった。

最初は伊東屋オリジナルのフランス製上製本仕様で縁が金色の豪華手帳が
ピッタシ収まる事が判明。ただこのノートは年末限定販売で今の季節は売っていない。

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次にこれは良いと思って今常時携帯しているのがこのダイゴーのダイアリー。
このダイアリー手帳は1月始まり以外に4月始まりのタイプもあるのだ。
100ページオーバーのこのコンパクトだけれど充実内容の手帳も収まる。
まるで革張り手帳のように革カーバーがピッタシ収まっている。
ただこの大容量の手帳をこのようにピッタシ収めるには少し工夫しないといけない。

表紙と裏表紙をカバーにに収まるサイズに切って納めるているのだ。
手帳に可哀そうとも思ったが、革カバー着けたままで
毎年革カバーを色違いで着けることにしたら手帳も可哀そうではないし、
コラボA7手帳カバーも、使っている人は毎年買って頂けることになる。
これは一石二鳥の販促広告活動~?。
ダイゴーのダイアリーは金600円也。コラボ手帳カバーは5,250円~。

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この改造使用方法の提案者は、一部上場企業の役員している文具好きのエリートビジネスマンのSさん。そのネタを発展工夫してボンジョルノ仕様にしている。
しっかり書き込みたくなるダイアリー手帳の出来上がり。

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ロディアタイプのメモ帳だってこのように納めて使えます。
メモ帳の裏表紙の型紙に少し横に切り込み入れると、こんな風に納める事が出来ます。
この発想はなかなか思い浮かばない。これもSさんの発案。

このようにこのコラボ手帳カバーの利用方法は色々ある。
しかし現在この人気のカバーは売り切れていて、
P&Mの吉宗さんには優しい口調だけれど内心イライラしながら、
スタッフK女史には涙目のマンガをファックスに記して、
今か今かと待ちわびておられる。
私は出来上がるまでは神戸の元町界隈には足を踏み入れる事が出来ません。
現在組上げ中。もう少しお待ちくださぁ~い。

2009年6月27日

「リスシオ・ワン」がフラボナのオンラインショップに登場。

私は文房具屋さんでも万年筆屋さんでもありません。カバン屋です。
でも仲間の大和出版印刷さんが書き味にこだわった「リスシオ・ワン」という紙を良くもまぁ作ったものだと感心して、なので場違い甚だしいけれど販売しております。
この「リスシオ・ワン」という紙に惚れております。
書いた時のインキの発色が特に私は気に入っております。それと大和さんの情熱と。
万年筆で書いた時の書き味に特化した特別な紙です。

でもって「フラソリティー バイ ル・ボナー」のオンラインショップでも扱うことにしました。
ご興味のある方は是非この「リスシオ・ワン」という紙の特別な書き味を試してみてください。
分度器ドットコムのアルフィスタ谷本さんのところとpen and message.の吉宗さんのところでも取り扱い始まったようです。手始めの無地の「リスシオ・ワン」をスタートに、これからこの紙を使った色々な製品が登場すると思いますので期待して待っていて下さい。

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100枚セットのA4とA5の無地の紙に続いてジョッターサイズと名刺サイズも発売になりました。

ジョッターサイズ 税込み315円  名刺サイズ 税込み283円 


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私は名刺サイズの「リスシオ・ワン」を名刺入れに名刺と半々入れて使っています。
名刺入れを下敷き代わりに、ちょっとした事柄を伝えたりする時に使ってます。
万年筆で書いて伝えるのが楽しくなります。

ル・ボナーのオリジナルの革のジョッターも作らないといけないなと思っています。
リスシオ・ワンで作った製品が出来上がるのと並行してそれらの革カバーその他色々なル・ボナーの革小物増やしていこうと思っています。

素敵なモノたちを神戸から発信し続けたいと思っています。
仲間が力あわせて成就出来ればなお楽しい。
文化祭のような感じで真剣勝負したいと思うボンジョルノ。

2009年6月25日

初めてのユーザー車検・それも98年式のロメオを

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98年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型の車検の季節になった。
同種の車に載っている方々の驚きの支出を色々聞いていただけに怖かった。
最低でも24万で、あるお方は50万オーバーかかったなんて聞いて、
楽しくて愛おしいけれど、ラテン車ユーザーにならなければよかったと思ったりも少しした。
けれどこのエンブレムの車が好きだ。ボンジョルノにとって維持費を最小限に抑えて末長く乗り続ける方法を模索していた。消耗部品は惜しみなく交換しながら適正価格で。

そんな時オバQ似のYさんが「ユーザー車検でいきましょう~!」と。
オバQ似のYさんはル・ボナーの古くからお客様で車に関わる仕事をしている人。
何度もユーザー車検をしている私がサポートするので大丈夫だとYさんは言う。
悪名高きラテンのそれもアルファです。ユーザー車検では通らないよぉ~と思った。
内心半信半疑の私ではありましたがダメで元々挑戦することにしました。

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休みを利用して今日朝一番で「大阪陸運協会 兵庫支部」でYさんを待った。
彼はじらすように待ち合わせ時間より少し遅れてやってきた。
オバQ似のYさんがいないとまず考えもしなかったユーザー車検の始まぁ~り。

まず書類を提出して車検代と自動車重量税を払う。
さぁ~車検コースに突入だぁ~!。


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「始めてのお買いもの」宜しく「始めてのユーザー車検」であります。
始めての体験は50歳を過ぎてもドギマギしてしまうボンジョルノ。
それも悪名高きアルファを点検せずにそのまま持ち込む暴挙。
はたしてスムーズに合格出来るだろうか。そんなに甘くはないようなぁ~。

まずブレーキでダメ、次に一番心配していたライトの照射角度でダメ。
特にアルファ145のヘッドライトの光軸は耐久性が4年ほどと言われていて、購入時も片方折れていて修理に5万円ほどかかった。もう片方が折れているのかという不安がよぎった。

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しかし経験豊富なYさんはもう一度挑戦しましょうと。不安を胸に再度車検コースに。
ブレーキは脚力最大限に踏んづけたら合格。照射角度はハイビームにした後少しでも車高上げるためドライバーの私が降りたら何と通ってしまったぁ~。サスペンション柔らか過ぎます。

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約1時間で車検に合格。
車検代1,800円+重量税37,800円+自賠責保険22,470円で計62,070円でした。
消耗部品の交換は具合を見ながらこれからしないといけません。
ディーラーで車検をお願いする事で得られる保証なき安心はありません。
でもこの金額で車検が出来てしまうなんて新鮮な驚きであります。
オバQ似のYさん、貴重な時間を都合して私の窮状を助けて頂いてありがとうございます。
50歳過ぎた頼りない私は、多くの親しいお客様に助けて頂きながら、
ボンジョルノ的優雅な生活をエンジョイさせて頂いていると痛感しております。

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安く車検を終わらせたから、残りは万年筆その他モノを買おうなんて思ってはおりませぬ。
この98年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型がいつまでも元気でいてくれるように注ぎこみます。ディーラー神話から決別し、街の修理屋さんに預けて愛車と会話しながら。

2009年6月24日

人気の色と新色で「ミセス」登場~!

ジーンブルーとチョコだけになっていた「ミセス」でありましたが、
シュランケンカーフの人気色3色と新色のスカイが店頭に並びました。

少し大振りで肩がけして小脇に抱えることを想定して作ったミセス。
じわじわ人気が出て、6年経った現在ではなくてはならないレディースの定番です。

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まずはル・ボナーでは不動の一番人気の「トープ」。トープは訳すとモグラだそうです。
なんだかなぁ~なんて思ってしまいますが、ヨーロッパの人のユーモアなのか。
一年を通じて持ててシックな色で人気です。


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バイオレットはル・ボナーにおいては強く支持されている色。
光の状態によってチョコ(ダークブラウン)にも見える微妙な紫色。
上品な紫色は大人の色です。

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ライムグリーンで今まで注文生産でミセス作ったことはありますが、
ライムグリーンのミセスが店頭に並ぶのは初めてです。
素晴らしい発色のライムグリーンはなかなか手に入る量が少なくて
お店にバッグとして並ぶ事が少ないシュランケンカーフの色です。
今回アンバランス・ポシェットに続きミセスでも登場です。

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そして新色の「スカイ」でも作ってみました。これは素敵だ。
ハミが大好きな色で、春から夏にかけてピッタシの淡い水色。

このシュランケンカーフの「スカイ」を見ていて思い出した。
私たち二人が結婚する前、ハミはこのスカイと同じ色の柔らかなウールのベレー帽を、冬よくかぶっていた。寒い冬には似つかわしくないそのスカイ色のベレー帽が、逆にダークな色合いの多い街行く人たちの中で目立っていた。
そんな色選びするハミが素敵だと思った。30数年前の記憶です。
このスカイという色と出会って不思議なほどそのベレー帽姿の30数年前のハミが、私の記憶の中から鮮明に蘇った。色は記憶の引出しの鍵。
ハミは今もパステルカラーが好きな女性です。それとパフスリープも。

2009年6月23日

私の好きな革の質感

革という素材が好きだ。特に質感に魅せられる。
生地などの素材に比べて厚みがあり、それだのに柔らかさ持つ質感。
この質感を最大限生かした革鞄を作りたいと望みながらまだ途上。
無理に成型したり、自身の稚拙な技術にはめ込むのではなくて、
革なりの表情に任せて鞄作れたらなんて素敵だろう。でもそれは大変難しい世界。
でもそんな鞄が作れたら何よりの至福の時。素敵な革に触れるとそんな事を思い描く。

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H社指定のカラフルシックな発色がまず印象に残るドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフだけれど、この手をかけた本シュリンク加工の質感は特別だ。
シボの立ち方がナチュラルで、シュリンク革と言っている多くの革が型押し併用で作っているけれど、このシュランケンカーフは本シュリンク。だから型押し併用だと感じる表面の硬さを一切感じない本物のシュリンクレザーの質感。

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もう入手出来ないイタリア・フラスキーニ社のクロームなめしのカーフ革。
このしっとりしたタンニンなめしのような肌触りでありながら、締まっていながらソフトな質感の10年ほど前までのフラスキーニ社のクロームなめし革は特別だ。
唯我独尊、独特のなめし技法を駆使したフラスキーニ社の特殊なピット槽はもうない。
今は多くのヨーロッパブランドの希望に沿った顔料厚塗りの革しか作っていないタンナーになってしまった。ネットリシットリのイタリアンカーフはもう新しく作ろうと思っても作れない。
強烈なアンモニア臭を持ったそんなねっとりしっとりのフラスキーニのイタリアンカーフはル・ボナーの革棚にまだ少し眠っている。イタリアンカーフの残り香。

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ペリンガー社のボックスカーフ系のクリスペルカーフ。
無表情だけれど特別な革だ。作り手に「私を旨く料理出来るかな?」と問いかける。
作り手の腕を試そうとする革。最上級のクローム革は深く侘び寂の世界。
日本のある靴職人がこのボックスカーフを使って靴つくったらシワが出やすくて、デュ・プイ社のボックスカーフの方が良かったと言っていたそうだ。確かになめしがしっかりしている分締まっていて革の方向を意識して裁断方向を配慮しないとシワが出やすい靴になってしまうだろう。でも革の方向考えて裁断して作れば珠玉の靴になるはず。私はこの革が現在知っている革の中で最上のクローム革だと思っている。

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私は貴重革、特に哺乳類以外の革は好みではない。
希望があれば作るけれど、その良さはあまりよくわからない。
今回も頼まれてこのクロコを入手したけれど、好きにはなれない。
なぜなのか。きっと触った時の質感に違和感を感じているのだろ。
高価です。迫力あります。でもソフトクロコでも硬い感触。

革自体が個性強い革はカタチにすればそれだけで表情が出る。
けれどなめしの良いクロームなめし革は無表情で作り手を試す。
「私を旨く料理出来ますか?」と。だから面白いし永遠の自己嫌悪と背中合わせ。

良い革は耐久性があるとか複雑な加工をしているとかいうより、
作り手(タンナー)の思い入れが質感から感じれる革だと思っている。
その思い入れをバトンタッチされて、ストレートにそれを伝えるカタチに出来ればそれが何より。
でもそれがうまくいかなくて悩み続ける鞄職人が此処にいる。
しかしそんな苦悩という快感を与えてくれる革が少なくなってきた今日この頃。

2009年6月22日

神戸・海の手六甲アイランド

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神戸に住んで16年、六甲山は日々違う表情を見せて飽きさせない。
そんな六甲山を仕事場への行き返りに毎日のように眺めて16年が過ぎた。
瀬戸内海と六甲山に挟まれた神戸の地でも、
ここ六甲アイランドは海に周囲を囲まれた人工島。
しかし海は毎日見ないけれど、六甲山はいつも見てしまう。
東京から引っ越してこの地で生活の糧を得、暮らすようになって最初は馴染まなかった。
でも神戸を知れば知るほど好きになり、今の私はこの地が居心地良い。

神戸でも東灘区は、神戸の中心地から少し離れた住宅地区。
そして山の手の高級住宅地から下町風情のある阪神電車界隈まで変化のある住宅地を形成している地域です。
そんな神戸東灘区の中でこの六甲アイランドは現代の長崎出島のような特異な街。

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梅雨の合間を縫って昨日の日曜日も、ル・ボナー店舗前では水遊びする人が増えてきた。
冬場は六甲おろしとと呼ばれる北風強く寒々していて、休日も人影少ないけれど、
暑くなると多くの人が訪れ賑わう。その事で売上が良くなるかと言えばそんな事は全然ないのだけれど、仕事の合間目線を外に向けるとなんか良いのだ。そんな情景は目に優しい。

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外国人の人たちが水辺で食事。よく見る風景だ。
この街は本当に多くの外国人が住んでいる。
関西で最も多くの外国人が住んでいる街ではないだろうか。
その事がこの街に独特の雰囲気を生んでいる。
現代のエトランゼは、外で集まって食事をするのが好きだ。
プロ野球の外国人選手が家族と一緒にバーベキューをしていたりするのもよく見る。

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六甲アイランドには英語系の小学校~高校までのカナディアンスクールがあるのだけれど、
今度ヨーロッパ系の幼稚園と小学校が併設した学校も出来る。
行き返りいつもこの建物の前を通るのだけれど、木造の在来工法で作った建物だ。
鉄筋で作った建物とは違って、私が子供の頃通った木造校舎を思い出し懐かしさ感じる。


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そんな街で16年間過ごした。
レトロ好きの私には不似合いな街だけれど、不思議と居心地良い。
商売するにはしんどい地域ではあるけれど、なんとか16年頑張れた。
でもこのように、夜ともなると野中の一軒家のように灯りがつくお店は少ない。
モノ作りしながらお店するなら、商売繁盛間違いなしなんて事は決して言えないけれど、
いっぱい空き店舗あるし、だれかモノ作りする人が出店しないかな。
このショッピングモールがモノ作りをするお店が
切磋琢磨するような場所になると楽しいなと思っている。
ここは普通の商売するお店は勧められないけれど、
モノ作りしながら楽しく過ごすことを望む人には良い場所じゃないかなと思っている。
私たちはこれから先も、この神戸の六甲アイランドでカバン作り続けていきます。

2009年6月19日

リスシオ・ワン いよいよ登場~!。

私の万年筆菌を感染させて豪華絢爛万年筆趣味にはまった大和出版印刷株式会社の社長@大和氏。その結果会社ぐるみで万年筆関連グッズを作る事に相成りました。
その手始めが上製本ノート制作でありました。その時使ったバカス紙は製造中止。
そこで諦めないのが社長@大和氏。静岡にある製紙工場で直接妥協なしに万年筆の書き味にこだわったオリジナル紙を作る事にした。直接製紙工場のラインで作るとなると最小ロットでも10トンオーバーの量作らないといけない。その上特別な紙で最小ロットなので高ぁ~い。でも社長@大和氏は作る事を決断した。

何度も試作の紙を手漉きで作り試筆をくりかえして、滑らかな書き味だのにインキの紙への染みこみが良くて乾きが早いという相反する能力の両立に成功した。その上インキにじみがなくて、裏写りしない。
私の持っている極太でインキドバドバのフロー良すぎて今まで裏写りしない紙にはお目にかかったことがなかった万年筆ですら、このリスシオ・ワンだと筆圧かけて書いてみても全然大丈夫。その上ヌラヌラ書き味は他に類を見ないなめらかさ。これは凄いです。

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10トンオーバーのリスシオ・ワンを作ってしまった。冗談ではすみません。これから順次ノートや便箋その他このリスシオ・ワンを使った製品を作っていかないといけない訳でありますが、まず多くの人にこのリスシオ・ワンの素晴らしさを知ってもらうのが肝心と思い、手始めに白紙の紙をお願いした。これならすぐ製品化出来るはずだと考えて。しかし思ったより時間がかかって、ようやく販売開始であります。

100枚セットで  A4サイズ  税込み1,260円  A5サイズ  税込み840円

での販売となりました。

この値段設定もいつか万年筆で書くならリスシオ・ワンと多くの人が思うようになり、製紙工場の一般的ラインの100トンオーバーの生産体制を利用できるようになれば紙の価格も驚くほど安くなるはずだからその時利益出ればいいじゃないか、今回の10トンオーバーのリスシオ・ワンはそのための種蒔きだと考えようよなんて説得して(言いくるめて)この価格に落ち着きました。しかしそれでも高い。高いけれどそれだけの魅力をもった紙です。

ただ後で分かったことですが、このリスシオ・ワンの特長である裏写りを防ぐために、滑らかさを出すために紙表面に塗布する無機顔料の填料を紙内部に混ぜ入れるという特殊な製造方法を試みたために、10トンほどの製紙工場の最小ラインでないと紙を作る前に原料が固まる事が判明。つまり100トン頼んでも10トンのラインを10回回して作るしか無理で、よってスケールメリットは生まれない製法の紙だとわかった。でももう決めた値段は変えれません。私の責任ではありません。
           
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是非皆さんこのリスシオ・ワンに万年筆使って書いてみてください。
その滑らかな書き味に「オォ~!」と驚きの声を発することでしょう。
そしていつまでも万年筆を走らせたくなる事受け合いです。

メール(info@kabanya.net)でのご注文をお受けしてます。ただ送料が800円かかってしまうのでまとめ買いかル・ボナーの製品と一緒に購入された方が得したような気分になると思いますよ。当然ル・ボナーに来店して購入される場合は送料はいらないので良いかも。pen and message.さんや分度器ドットコムさんで購入できるようになるともっと便利になると思います。

今後このリスシオ・ワンを使った製品が順次登場していきますが、その前にこの白紙に書いてみてください。リスシオ・ワンという紙が特別だという事がストレートに分かって頂けると思います。
万年筆の書き味にこだわってオリジナルで作った素敵な紙です。

2009年6月18日

海の向こうからやって来たシズレ

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海の向こうと言っても海外のことではありません。
瀬戸内海の向こうの四国の地で万年筆を煩悩の種類(108)持っている人がいる。
そのお方に頼まれていた鞄が思っていたより早く出来あがった事に感激して頂き、
鞄の代金は頂いた上にこのデッドストックのパーカー75シズレを頂いたぁ~!。
108の煩悩は種類であって数ではないのだそうで、この時代のパーカーはそれどれ数本づつ持っているので大丈夫だそうです。何が大丈夫なのか。

このありがたい贈り物を拒絶する事は出来ません。シズレは一本は欲しかった。
昭和の終わりと供に生産を終えたパーカーの傑作万年筆。高度成長時代のビジネスマンの憧れ。過度に高級ではなくて、それでいて満足感十分な万年筆。
今年は万年筆はもう増やさない予定でしたが、頂き物を拒絶するほどストイックな考えは持っておりません。役得を素直に受け入れるボンジョルノでありました。

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四国にはまだまだまだ文房具屋さんの片隅にお宝万年筆が隠れて埋蔵されているようです。
この75を含む昭和のパーカーを10本ほど見つけて購入された時は、店主に値段を尋ねると「1万円」と言われて1本1万円と思っていたら10本で1万円。凄い。

頂いたパーカー75シズレは調べてみると1974~79年代に製造された万年筆。
私が18~23歳頃のまさに青春時代真っ只中に作られたモノであります。
パーカーらしく硬い書き味は実用的。
ただカートリッジを装着して書いてみるとガリガリひっかかる。
無謀にも自分でペン先を研いでみることにしました。

多くの万年筆調整師の仕事を見ていて、素人の私でもイリジュウムをまろやかにしてスムーズな書き味にする事はできるのではないかと考えて挑戦してみた。
ルーペでペン先を確認しながら研ぎました。そして書いてみて引っかかる部分見つけては研いで出来上がったペン先をルーペで見てみると個性的な形状。
極細が私好みの中字ほどにもなった。イリジュウムを相当削ったようだ。

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つきみそう先生は長刀砥ぎよろしく「幻のコテ砥ぎ」と命名。
私の角度で私の書き癖だと素敵な書き味。
ただ角度を少しでも上下すると極端なまでにガリガリ不快な書き味。
スイートポイント極端に限定されたペン先になってしまった。

ペン先を素人が研いだ結果がコレ。お勧めしません。
でも私だけが満足できるペン先というのは気に入っているボンジョルノ。
私の普段使う万年筆はこのパーカー75シズレになりそうだ。

2009年6月15日

さりげなくショルダーバッグ

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ハミがオーダーのショルダーバッグを作った。
60歳を過ぎているのに渋い長身の、私たち夫婦はダンディーと呼んでいるお客様の注文。
シンプルで洒落たショルダーバッグをと頼まれた。

通りすぎる人はそんなに気にならないけれど、
よく見ると丁寧な作りで洒落ているなんて感じのバッグ。
これがなかなか難しい。

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革はタンニンなめしのバッファロー(水牛)。バファローのタンニンなめしは珍しい。
タイの原皮をイタリアでなめしたバッファロー。この革大変個性的だ。
丈夫な革だろうけれど、ふちを漉くだけでビヨ~ンと伸びたりしてしまう。
のび止めのために芯材が必要な革だ。ただしっかりした芯だとこの革の質感を殺してしまう。
出来るだけ腰のない芯をチョイスし、内貼りの革も腰の無いしっとりしたデュ・プイ社のソフトカーフのアテネを使う事にした。そんな工夫が出来上がった時の質感に表れております。


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ショルダーベルトは4cm幅で幅広。ただバッファローの2枚貼り合わせで作ると伸びるので、中央にカーフ革をサンドイッチして裏にはブッテーロを貼り合わせている。
調節にバックル使うと4cm巾だとさり気なくはないので、くちばしギボシ使った調節方法でいきました。重い荷物入れたとしてもこれで十分耐久性はあります。

注文主には気に入って頂けた。
特別凝ったパターンではないし、特別な技術を使った訳でもないけれど、
私たちもこのさりげないショルダーバッグが気に入りました。

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で少しサイズとラインと仕様を変更しシュランケンカーフ一枚仕立てでの型紙を同時に
作ったハミでした。
さりげないけれど、シュランケンカーフの質感が生かされていて良いのではないでしょうか。

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ぐるりと回る幅広4cmのベルトが安心感を与えます。
縦29㎝×横27㎝でカブセの自由度あるからA4まで入ります。
マチ巾は6㎝はスマート優先。もう少し幅あっても良いのか現在思案中。

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裏貼りなしの一枚仕上げ。シュランケンカーフの質感そのままに元厚で。
裏貼りないけれどファスナーポケットと携帯電話や定期入れが入るポケット2つ。

このショルダーバッグを新作として登場させようかと思っています。
価格は新パパス・ショルダーと同じぐらいになるかな。
お洒落な大人の男性のオフタイムに、そして女性が使っても素敵です。
ハミが創造するカタチが、シュランケンカーフの爽やかな色彩と豊な質感に融合して、
素敵を生みだす予感。

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特別ではないけれど、さらりと優しいショルダーバッグ。
さりげなく身に沿って豊かな心持ち持てるようなバッグを作りたいなぁ~。

2009年6月13日

アンバランスポシェットはコサージュのように

店頭に久々アンバランス・ポシェットの登場です。
バッグはモノを収納し持ち歩くためにあるのは当然ですが、
レディースのバッグはコサージュのような存在として、
日々の外出時においてアクセントになればいいなと思いながら作ってます。

そんな思いで作るル・ボナーのレディースバッグにおいて、
カラフルな色がいっぱいのシュランケンカーフと出会えて、
神戸のご婦人たちの趣向に支えられて、
色のあるかばん屋さんとしてオリジナルな道を歩めています。


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今回シュランケンカーフの新色スカイを使って初めてカタチにしてみました。
定番のジーンブルーより少しグレーかかったスカイという色はシックであります。
この色はハミがず~と待ち望んでいた色です。


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大人気のトープ色でも作りました。
トープ(モグラ)色という名も可愛い、素敵なシックを表現したカラー。

アンバランス・ポシェットはモノをあまり入れない時はスマートに見えるように、しかしいっぱい収まるようにたたみマチ仕様。なので荷物を入れるとマチが広がって立ちます。


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シュランケーンカーフの中でもターコイズブルーに次いで華やか色のイエローでも作りました。
イエローのシュランケンカーフの革は在庫わずかになっておりますが、アンバランス・ポシェットのコサージュのような存在としてのバッグというコンセプトには最適な色だと思っているので作っちゃいました。


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ライムグリーンは特別な色だ。新緑のグリーンが映える。
アンバランス・ポシェットの外ポケットは飾り程の収納力ではありません。
紐を緩めると驚くほど収まります。実用性も十分持ったポシェットです。

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最後に控えるのはライトレッド。
生成のステッチで今までのライトレッドとは少し違ったカジュアルな印象に仕上がりました。

2本に分けたショルダーベルトが絶妙のバランスで、たすき掛けした時に重さを分散する効果を発揮して、肩がこるからとショルダーバッグを敬遠していたご婦人方にもお勧めできるバッグです。

2009年6月11日

万年筆のワンダーランドに行って来ましたぁ~

今日は週に一度の休みの日でしたが早朝六甲アイランドからバスにのり阪急岡本駅へ。
そして久しく乗っていなかった阪急電車で目的地へ。久々に阪急神戸線に乗ると新鮮だ。
車内の色調も目に優しくて素敵だし、直射日光を避けるためにルーバーが優しい。
そして車窓から見える阪神間の山の手の住宅街は、関西の豊かさ伝えて飽きさせない。

そしてあっという間に目的の駅へ。Pen and message.の吉宗さんと待ち合わせです。
世界有数の万年筆コレクターのすなみさんのお宅訪問に誘われたのであります。
ドキドキワクワクしながらこの日を楽しみにしていた私でありました。
吉宗さんとKさんと3人で万年筆のワンダーランドへいざ出発~!。

すなみさんは笑顔で迎えてくださった。

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そして通された和室にもいっぱいの万年筆やその関連グッズ。

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ペンシルもいっぱい。
子供の頃万年筆は高くてそんなには買えなかった頃の思い出の筆記具たち。
これでも十分驚かされた私たちでありましたが、
ここは待合室のようなところでこれからが本番です。
そして万年筆のワンダーランドの扉は開かれたぁ~。


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ショウケースの中のディスプレーは物語感じられて、
いつまでも見ていても飽きさせない。
万年筆の妖精が隠れ住んでいるよう。

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1万種類あるという万年筆をすべて見るには何日もかかる。
だから今回はすなみさんが特に好きだというシェーファーのビンテージ中心に見せて頂いた。
80年以上前の万年筆だのになんという素晴らしいコンディション。ただただ圧倒的だ。

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Sさんが「万年筆の達人」見て欲しいと思って、
台湾で探したけれどみつからなかったドラゴンの万年筆もありましたよぉ~

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こんな万年筆もありました。

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すなみさんから万年筆に関する資料を見せてもらいながら、
話に聞き入る吉宗さんとKさん。
私はこの私的万年筆ミュージアムの品々見るだけで精いっぱい。


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インキボトルや陶器のインキ壺もいっぱい。
万年筆の妖精がその中に隠れているかも。

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万年筆関連だけではありません。最後は押入れから鉛筆たちも登場。
その量と質に酔ったのか、手ブレの写真になってしまいました。
きっと私たち以上に分度器ドットコムの谷本さんもいっしょに来れば狂喜乱舞してただろうな。
彼は鉛筆を中心とした古い文房具関連什器には特別興味を持っているから。
そんな幅広く筆記具全般に興味を持つ人たちにとって、
この私的ミュージアムはなんて素敵な場所なのだろうか。

今回のすなみ邸訪問が、万年筆の深淵への入口なのか、
それとも傍観者として万年筆趣味と少し距離を置くきっかけとなるのか、
そんな事を考えてしまうほど衝撃的な2時間あまりでありました。

2009年6月 9日

マイブーム カメラ撮影

現在私はカメラ撮影が面白いと思っている。
アングル良くてしっかり構えて撮れば伝達手段としての写真は撮れる。
しかしそれだけだと満足出来なくて、ボンジョルノらしい写真を標榜し始めた。

しかしその思いとは裏腹にあまりにも撮影技術について何も知らない私でありました。
そんなカメラ技術初心者の私にとって聞くことすべてが新鮮で、
乾いた大地が水を吸うように、カメラ撮影のイロハから勉強中のボンジョルノであります。

まずISOを知り、絞りを操作する事を知り、つい最近ホワイトバランスなる存在を知った。
お恥ずかしながら本当に何も知らない初心者なのであります。

それでもって今回また新しい技を教えてもらった。
撮影技術の教師は、私より一回り若いF氏です。

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F氏がコンパクト銀塩カメラで撮ったこの「ローマの夜」は素敵だぁ~。
いつか私もこんな写真を意図して撮れるようになりたいと思っている。

彼は現在初めてのデジカメ・シグマDP1を入手して、
思った絵が撮れなくて悪戦苦闘中。ただ私とは次元が違う。

で今回挑戦した撮影方法は長時間露出での夜景撮影。
思いっきり絞って夜景を写すとシャッターは20秒ほど開いたまま。
ということは当然カメラを固定しないといけません。
宝の持ち腐れだった三脚の名器ジッツオが生きるではありませんか。

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そして店舗前から撮った写真がこれ。
前を通過して行った六甲ライナーの車両が光の線になってまぁ~す。
絞って撮っているので建物その他鮮明に写っています。

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夜景の中に浮かび上がる灯が映える。
新しい技を知った。これは面白い。
ただこの方法をスナップ写真で利用するには三脚が必要になる。
持ち歩くにはこのジッツオは重すぎる。
山岳写真を撮る人たちの情熱と体力に改めて感服いたします。

まずは色々覚えて、徐々にボンジョルノらしい写真を確立したい。
次回のイタリア旅行までには・・・・・・?。

2009年6月 6日

ハミの初めての海外旅行

6月1日から3泊4日で韓国ソウルへ、ハミは初めての海外旅行。
狭い旅客機の座席に長時間拘束されるのがイヤとか、
寂しがり屋のチャーを置いては旅行に行けないとか、
色々理由をつけては海外旅行を拒絶していたハミでした。
しかし親しいお客様で、何度も韓国旅行を楽しむご婦人方が多く、
その上関空から1時間40分の空の旅は沖縄より近い。
顧客S夫人、韓国文化の造詣を輝くばかりの表情で話してくれたことで
ハミは行く事に決めた。

お隣の国・韓国だと言えどもフリーでの56歳と10ヵ月にして、
始めての女友達との二人での海外旅行。
その上結婚してから30数年、飛行機には一度も乗ったことがない。
行く前数週間ドキドキワクワクのハミでした。

そして6月1日ハミはソウルへ旅立ったぁ~。

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歴史的遺産や韓国らしい町並みを楽しんだりもしたけれど、
何より仕事の事を考えずに過ごす4日間が大事。
夜の10~11時になると「海外からでも携帯電話通じるのね」なんて呑気な事言いながら、
毎夜ウキウキした声で電話かけてくる。来月の携帯電話料金の請求が怖ぁ~い。

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韓国料理と言えば「焼肉」と思ってしまいますが、海鮮モノも豊富。
肉を全然食べれないハミも、韓国の庶民の味を十分堪能したようです。

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ソウルの朝の露地裏

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ハムエッグサンドにもキムチ入り。
美味しかったそうです。


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私たちが若かかった頃の日本のような雰囲気を感じれて、
何より韓国の若者から伝わる「熱」が刺激を感じたハミでした。


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このハミの韓国旅行のためと言って購入した「バーマス」のアルミのスーツケースは、
一度目の海外旅行だというのに予想以上に角を中心に凹んだぁ~。
あと数回海外を往復したら、相当使い古した風情になる感じ。

行きはこのケースの5分の1ほどの着替えしか入っていなかったのに、
帰りは韓国海苔中心に食料品が満タン状態。買出しに行った訳ではないのに。


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私へのお土産はこの黄色いメガネ。
ハミの作ったピンクのメガネと両方韓国らしい色のメガネは少し派手だけれど、
メガネマニア?でもある私たち老年夫婦の新境地。

オフシーズンだったからなのか、不景気だからなのか、新型インフルのせいなのか、
飛行機の往復もソウルも観光客が少なかったようです。
海外旅行を格安でのんびり過ごすには今がチャンスなのかもしれない。
ハミにとって貴重な休息となったソウルでの4日間でした。

私たちの結婚記念日の6月4日がハミの帰国の日で、
二人ともまたまたいつものように過ぎてから気が付いた。
でも韓国旅行を心から満喫したハミの笑顔を見ているだけで幸せなボンジョルノでありました。
いつか夫婦二人で海外旅行したいなぁ~。

2009年6月 4日

EOS10Dで十分面白いではありませんか

写真撮影には全然興味がなくてブログに載せる画像もオマケ程度と考えていた。
しかし二度のイタリア旅行において、満足なスナップ写真が撮れなくて悲しい思いをした。
その後大和出版印刷株式会社で社用で使っていたEOS10Dを永久無料レンタルして頂き、カメラ初心者の私はその面白さにはまった。しかし思うようには撮れない。だから益々はまった。

そして思った。フルサイズの5Dを入手すればとか、プロ御用達の高価なレンズを入手すれば何とかなるなんて。その前によ~く考えたら(考えなくても)このカメラの能力を十分引き出す努力を貴方はしていますか?と周囲のお言葉。
確かに時々撮れた満足する写真も数打ちぁ当るの奇跡の一枚。技術的な裏付けは何もない。最近ホワイトバランスなる言葉を知ったばかりというお粗末さ。
私は決めました。このEOS10Dで極上の一枚を撮れる様に精進することにします。
広角方向は目をつぶって50㎜F1,4短焦点レンズ一筋で行けばいいのだ。
6年前発売された時は198,000円もしたカメラです。頑張るぞぉ~!。

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私の仕事机を写したこの写真は意識してシャープに写るように試みました。
意図は画像に少し反映されたようですがまだまだ。
それにしても「帽子も販売されているのですか?」とよく訪ねられるのは、
この写真見ればしかたないよなぁ~。

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私が万年筆以外の筆記具を入れているデブペンケースを撮ってみました。
ボケ味意識し過ぎて焦点合っているところがほんの少し。いやないか。
もう少し絞って写した方がいいようです。

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でもこのデブペンケースはいっぱい入る。これだけ入れてもまだ入る。
大容量のチャーミングなペンケースはまだ在庫ありまぁ~す。


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私は特に革の質感と色を写し取るのが下手です。
今回はブッテーロの質感と、いつもブラウンぽく写してしまう黒の色も、良いのではないでしょうか。ホワイトバランスいじるだけで同じカメラで写したとは思えない写真になりました。やはりこれは難しくて面白い。
このランドセルのような鞄の制作もいよいよ最終章。

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ハミの使っているトープ色のミセスを撮ってみました。
シュランケンカーフの質感を写せたかなと思っています。
微妙な色で今まで伝えきれなかったトープの色も、
なんとか伝える事が出来たのでは。
現在欠品中の大人気のトープ色のミセスも今月中には、
新色のスカイ他と一緒に店頭に登場しまぁ~す。

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この10Dで行くぞと思った私の気持ちを察してなのか、親しいお客様から6年前に発売されたこの雑誌を頂いた。これは滅茶苦茶ありがたい。益々10Dに愛着感じたぞぉ~。
それにしても載っているプロが10Dで撮った写真たちはどれも素敵だ。頑張ろう!。
ROWモード撮影かぁ~。大変そうだけれど面白そうだ。50㎜F1,5単焦点レンズに特化してこの10Dを使いこなせるようにしたいと思っています。
スナップ写真はおいおいGR・DIGITAL入手して、ワイドコンバージョンレンズとファインダーで武装して持ち歩く事に決定~いつになるかは未定だけれど。

2009年6月 2日

作り手の思いが伝わるモノが好きだぁ~で252

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(Photo by F氏 50㎜F1.4)

モノ作りの心が優先され、コストは後から考えた品が好きだ。
コスト最優先で足してゆくのでなくて省いていって成立する品が巷では氾濫している。
マーケティングや演出によって偽りの価値を利益追求のために作り出している。

そういった消耗する品(価格の高低とは関係なく)を作る現場には熟練職人は必要なく、
マニアル通りに作業をこなすパートさんがいればモノが生み出されてくる。
人は便利を求め過ぎて、モノそのものを愛おしく思う関係が希薄になってきているように思える。
多くのモノ作りの現場も、自分達の作った品への思い入れより、コスト削減利益効率向上にばかり目が向いている。

その誤魔化しは目の肥えたユーザーには分かる。
現行の多くのモノより、職人たちが誇りを持って作っていた一昔前のモノたちの方が次世代まで残っていくように思う。モノ作りしている私たちは、愛情感じて使ってもらえて次世代にバトンタッチしたくなるカバンを作りたいと思っている。時代と逆行しながら一昔前のモノ作りのように。

特に現代社会での必需品には要注意。機能は進化したけれど消耗品の多い事。
愛情を持ちたくても数年で壊れるのであれば、悲しい思いをするだけ。
私の残り人生ぐらいは修理しながらも全うしてくれるだろうと思えるモノを選びたい。
裏切られる事の方が多いけれど。

と言う事はキャノンの5Dと思って(だけ)いたけれど、スペックは劣るけれどちゃんと職人さんが作っていた時代の今使っている古い一眼デジカメの10Dの方が愛情持てるということか。
チャンと使ってあげよう。やっぱしリコーのGX200かGRデジタルなのかなぁ・・・?。


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(ホワイトバランスという新しい知識を知って撮った1枚)

私の使っている身の回り品は50年代が多い。写真の4本と現在スイス本国送りで修理を頼んでいるルクルトのフューチャー・マチックを含めて5本が私の持っている50年代の時計たち。私が生まれた時代だというのも相まって気に入って使っている。そして作り手の職人さんたちを感じ取れる時代の品であることが何より心地良い。
もう50年動き続けている時計たちだけれど、あと50年は動き続けてくれると思う。
愛情という関係さえ持ち続ければ。ただ本当のところ沢山はいらないと言われればその通り。
でもインターの50年代のcal89のムーブメントの時計は欲しいなぁ~。

でもって大好きな万年筆もここ半年の本命の50年代のモンブラン146テレスコープ入手と一緒に、同じ50年代のウイングニブのモンブラン252も付いてきた・・・・?。
これには色々事情がある訳ではありますが、困ったものであります。
しかしこの252もモンブランのマイスターの魂が宿っております。
このペン先は細字で普通に実用として使えますハイ~。


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50年代のモンブランはこれで3本になりました。
もう十分です。向こうから訪れてこない限りは。
なんか頭の中で思考が混沌としているなぁ~。
寝る事にいたしましょう。
本当に色々言い訳がましい屁理屈考えながら、
多くの煩悩と対峙するボンジョルノでありました。
煩悩即菩提という言葉もあることだし。

2009年6月 1日

モンブラン146テレスコープがやって来たぁ~!

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ル・ボナー界隈でアウロラ85周年記念レッド騒動を引き起こし、
私の知る限り20人ほどの人がその万年筆を購入した。
そんな道連れを多く誕生させる事で、あわよくばその中の誰かがボンジョルノの口車に乗って買ったけれどいらないなと感じ、格安でボンジョルノに譲ろうと考える人物がいるはずという私のしたたかな計算ははずれ皆気に入ってしまったため、そのイタリアの悪女を入手するまで私自身は1年数ヶ月を要した。
入手した時点ではもうこれで万年筆は十分と一瞬思った。

しかし私の周りには万年筆の色々な魅力を伝える多くの人がおられる。
そして知ってしまったビンテージ万年筆の世界。
これはいけません、大海に漕ぎ出した小船状態であります。
そんな中私の生まれた年代である50年代のモンブランに強くそそられた。
特に146テレスコープ。この書き味には仰天した。

そして私の次なるターゲットはモンブラン146テレスコープと相成りました。
その私にとって1本目のモンブラン146テレスコープが手元に届きました。
悪魔の館「ユーロ・ボックス」さんを知ってしまった私は、幸か不幸かアウロラ85周年レッド「マダム・モノカ」を入手するまでの時間と策略を要することなく手に入れる事に成功した。

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軸のデザインはアウロラのレッドの色香とは対極に位置する万年筆の中の万年筆。
その極めつけのオーソドックスの最初期のテレスコープ吸入方式のマイスターシュティックは、
146唯一のセルロイド軸。これが深い味わいを感じさせてくれる。

モンブランが世界トップブランドの礎を築いたのが50年代。
その時代の熱き思いを持ったマイスターたちの心が、
この時代のモンブランの筆記具からは伝わってくる。

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今回入手した146テレスコープは、3Bはあるであろう極太のペン先。
その上潤滑なインクフローが後押しして、ドバドバヌ~ラヌラの書き味で、
ボタ落ちしそうでしない寸止め感覚はまさにモンスター。

筆圧かけて書けるシロモノではないけれど筆圧かけてみると、
私が魅了された146テレスコープの書き味の特徴である、
最初柔らかくてある程度のところでしっかり支える感覚が、
このドバドバヌ~ラヌラのモンスターでも十分感じ取る事が出来る。

念願の万年筆を入手するたびに、これで万年筆は十分満足したからもういらないと思う。
でも回りの誰一人信じてはくれない。鼻で笑う人も多くいる。
しかしこのモンブラン146テレスコープのセルロイド軸を眺めていると、これ1本で十分だよなぁ~と思ってしまう。最初にこの146テレスコープの中字あたりを入手していたならば、ここまで万年筆菌重症患者にならずに済んだだろうに・・・・・もう遅い。

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