« チャーの憂い | メイン | BELLAGO(ベラゴ)の牛尾君 »

ブッテーロ革で作ったデブ・ペンケースと革の話

%E7%94%BB%E5%83%8F10%20439.jpg

デブ・ペンケースの定番中の定番革の、イタリア・ワルピエ社のブッテーロでも、
黒、チョコ、茶、ワイン、オレンジ、グリーン、赤の7色が店頭に登場です。
今回からこのデブ・ペンケースは「Pen and message.」さんと「分度器.com」さんの
仲良しトライアングル?各店舗でも販売しています。

%E7%94%BB%E5%83%8F7%20424.jpg

私は使っているタンニンなめしの革の中でこのブッテーロという革が一番好きです。
このピュアタンニン100%のイタリアンオイルレザーは大変小規模なタンナーで作られていて、
使い手の愛情に比例して良くもなるし、悲惨な状態にもなる革です。
同じイタリアの同じ村にあるバタラッシー社が作るバケッタ製法のミネルバ革は、
気にかけなくとも魅力なエージングを約束してくれる革ですが、ブッテーロはそうはいかない。
何もしないで使っていると爪キズいっぱいつくし、雨粒のシミも残ってしまう革です。
でも時間をみては細かな目の生地(ハンカチetc)で磨き続けてあげると、
清潔感のあるエージングをしてゆき、爪キズも収まってくるし雨粒のシミも残らない。
そんな風に使う人の愛情に比例して、その能力を発揮する革です。

%E7%94%BB%E5%83%8F10%20430.jpg

img085.jpgル・ボナーがタンニンなめしの革の場合イタリア革を中心に使うのには訳があります。好きな質感というのが最大理由ですが、それに加えて100%ピュアタンニンであることを認定する機関がある唯一の国なのです。認定されるとこのラベルが付きます。

なめしとは本来腐ってゆく皮という素材を腐らない革にしてゆく工程です。
タンニンでなめす場合は本来持っている生の部分をより長く保つ為、
クロームなめしの場合はその生を断って、別の新しい生に生まれ変わらせる為、
それぞれのなめし技法があるのだと私は思っています。
なのでタンニン(シブ)なめしの場合は相反するクロームが含まれた革は、
それぞれのなめしの良さを相殺してしまう革になると思うのです。
なのでル・ボナーでは100%ピュアタンニン革が確認できる革を使うようにしています。

%E7%94%BB%E5%83%8F7%20433.jpg

使う人の接し方次第で大きく表情変わる革です。
本来この革が持っている生命力と復元力は素晴らしい。
育て愛して接してあげた時にこのブッテーロという革は活きます。
そんなブッテーロでデブ・ペンケース作りました。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kabanya.net/cgi-bin/weblog/mt-tb.cgi/898

コメント (5)

pretty-punchan:

ル・ボナーで使用する革の中で、ブッテーロが一番好きです。「生きている」と感じる部分が最も多い気がするのがその理由ですが、持つ人の思いが反映される面白い素材だと思います。そんなわけで、私のデブペンケースもブッテーロですが、中にはカンダミサコさんのペンシースが5本はいっており、意味もなくファスナーを開け閉めしてニヤニヤしています。このデブペンケース、使ってみて初めて分かる良さを秘めた、実は中々のワザモノだと実感しています。

Re: pretty-punchan さん

プンちゃんの好きなブッテーロの黒に赤ステッチも作ったので、それもいいかがでしょうか?。
これからカンダさんとル・ボナーに注文した品々が続々出来上がってきますので大変ですね。少しの間ライターと万年筆はお休みですか?
余計なお世話でありました。

                        ル・ボナー松本

オカザキ:

 ご無沙汰いたしております。
 過日にも申し上げましたが、私は、『石田洋服店』さんが『江戸屋』さんに別注なさった白山羊毛のブラシでホコリはらいも兼ねてブラッシングしてます。
 エージングには時間がかかりますが、徐々にツヤが出てきます。
 4月、『エアロ・コンセプト』のドキュメントケースのカスタムの打ち合わせに、埼玉にある本社工場まで行きましたが、その時も「『ミネルバ』は経年変化が早過ぎるので、『ブッテーロ』でお願いいたします。」と意向を伝えました。
 革の色がレッド(A3サイズ)ゆえ、かなりインパクトが強くなる見通しなので、持ち歩く時間より、ブラッシングの時間のほうが長くなりそうです…。

Re: オカザキ さん

ブラッシングも効果ありますよね。
ブッテーロの赤はワインぽい色にエージングしてゆくので面白いと思います。お手入れを楽しんでください。

                          ル・ボナー松本

pura:

実はお願いしているケースを待ちきれず、吉宗さんのP&Mでミネルバボックス、グリージオのデブペンケースを入手済みです。
小生のパパスとお揃い素材のこちらも、素敵な味わいですね。pretty-puntyanさんと同じく、カンダミサコさんのペンシース(小生は「万年筆の外套」と呼んでいます)が5カラーで入っていますが、この組み合わせは最高ですね。
こちらにはPelikan 100シリーズを入れていますが、お願いしているケースには、400シリーズを入れる予定です。
5本の400シリーズとカンダさんの5色の外套(気がついたら10カラー揃えてしまった。。。)が首を長くして待っていまーす。

Re: pura  さん

そうですか。グリージオのデブペンケース購入されたのですか。じゃああのデブペンはどうしましょうか?。
それにしてもなぜそこまでヴィンテージペリカンにはまってしまったのですか?ご愁傷様であります。
あのケースの内装は早急にしないといけませんね。
これからも頑張ってください。

                          ル・ボナー松本

pura:

グリージオのペンケースは100シリーズ用、お願いしているシュランケンのデブペンケースを400用にと考えています。これらはキューブブリーフに入れて毎日職場に持ち運びたいです。
そして、フランクのケースを改装いただいたスペシャルケースには100と400すべてを自宅で収納したいと考えています。じっくり待っていまーす。

ヴィンテージペリカンは同じ型番でも胴軸のデザインに様々なバリエーションがあり、しかも書き味も様々、そんなところにすっかり魅了されているんだと思います。

あ、いえいえ、万年筆には全然興味ないですから(笑)。

Re: pura さん

了解しました。
頑張りまぁ~す。
万年筆に興味ない者同志がんばりましょう~?。

                          ル・ボナー松本

クレラ:

こんばんは。
シルバーウィーク初日に、佐川急便さんのようなポロシャツでお邪魔して、このペンケースを購入しました。
色でさんざん迷いましたが、オレンジにしました。
本当はバッグを購入しようと意気込んでいたのですが、とてももったいなくて買えませんでした。

友人がブッテーロの良さとル・ボナーと言う素敵なお店が神戸にあると教えてくれてから恋いこがれて2年ほどたち、やっとお邪魔する事が出来ました。
住まいが愛知県なのでなかなかお邪魔できませんが、
ル・ボナーのバッグの似合う良い女になったらたくさん購入したいと想っています。

Re: クレラ さん

お買い上げありがとうございました。
自分色に素敵にエージングさせて末永く使って頂くと嬉しく思います。今度来店された時は色々お話出来ると良いと思っております。

                          ル・ボナー松本

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2009年09月15日 21:01に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「チャーの憂い」です。

次の投稿は「BELLAGO(ベラゴ)の牛尾君」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35