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メンテナンス&修理の日

あれもこれもと仕事をしているとどれも終わらない。
そこでハミと二人会議して一週間の予定を決めました。
その中で最大の懸案事項がメンテナンス&修理の日。
17年もカバンを作って販売していると修理品は必ずあってやり続けないといけません。
しかし目の前の仕事に追われついつい貯めてしまいます。
そこで土日は基本的に修理&メンテナンスの日にすることにしました。
お客様はあまり訪れないル・ボナーではありますが、
それでも土日は普段の日よりはお客様が多く来られるので、
接客で多くの時間を使うその二日間を修理の日と決めました。

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その手始めに、頼まれている中で最も困難な修理から始める事にしました。
10年ほど使い続けたブッテーロ革で作った細ダレス。
10年ぐらいでは全然大丈夫なブッテーロ革なのですが。
汚れと後から付加したオイルで完全に革の気孔を塞ぐ結果になってしまい、革がもろい状態を呈して重みのかかるトップフレームを縫い付けている手縫いの本体のステッチ穴の部分の端から裂けた。
革が元気な状態なら粘り腰があってその部分が裂けるなんて事はないのだけれど。

部品はいくらでも交換修理可能だけれど、本体のダメージは修理出来ない場合が多い。
でも気に入って使っているのでなんとか復元できないものかと頼まれた。
そこで大手術を決行することにした。

フレーム&ハンドル部分は交換して、裂けた手縫いの菱目穴少し下までの約5ミリまでの部分を裁断し、新しく菱目を打ち直し縫い直す事にした。これは相当大変な修理です。
出来る事なら諦めて新品を買って頂き、ちゃんとしたお手入れして頂きながら使っていただけるならありがたいし、そしたらもっと長く使える。
でもどうしてもこのダレスに思い入れがあり復元して欲しいと頼まれれば、作った品だけに要望には答えたい。

日曜日から始めたこの修理、いつも以上にお客様多く来られた日曜日だった事と予想以上に困難な修理だったため仕上げる事出来ずに、月曜日までずれ込んだ。

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そんな月曜日の朝一番、福井からお客様。
色々なル・ボナー製品を使って頂いていて、
今日はパープル色のティアを下げて中からパープル色の紐財布が素敵です。

私たちにとってこの島で唯一よく利用している娯楽施設の映画館も1月末で閉めるそうです。
そうでなくても商圏としては厳しいこの人工島・六甲アイランドは益々寂しくなります。
そんな街で17年続けられた。これからもル・ボナーを大事に思って頂けるお客様たちに支えられてこの地で続けていきたい。続けていけると思う。

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ランチは少し贅沢して石焼ビビンバランチ。
出前は普段しない御隣さんの韓国料理屋さんに近所のよしみで持って来てもらった。
美味しかったぁ~その上お腹いっぱい。

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修理完了。
この後何度か水拭きして革にしみ込んだ汚れとオイルを拭き取って緩和すれば、
ブッテーロは驚異的な復元力を秘めた革だから、
瀕死寸前だった革もある程度復活するはず。
この後何度か水拭きしてブラッシングしたら、ご主人様の元に戻って行きます。

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コメント (1)

orenge:

ル・ボナーで購入したものは,完璧な修理サービスを受けることができるという見本ですね。「パープル色のティアにパープル色の紐財布」,素敵過ぎます。ティアは一度見ると忘れることはできない素敵なバッグですね。

Re: orenge さん

orengeさんのように酷使されやすい革小物を15年使って頂いてあのように良い状態保って頂けていると、どこか問題が生じて修理することになっても修理し甲斐があります。長く革製品を使い続けて頂ける為には良い革であることは大前提ですが、使い手と作り手の共同作業で長く使い続けれるのだと思います。

                          ル・ボナー松本

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2009年12月14日 21:47に投稿されたエントリーのページです。

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