2010年2月アーカイブ

2010年2月28日

自転車も面白いなぁ~とボンジョルノは思ったぁ~

自転車も面白いと思い始めた今日この頃のボンジョルノ。
いや昔から自転車は好きだった。小学校の頃自転車を同級生の多くが買ってもらっていた。私は買ってもらえなかった。その後マイ自転車を所有出来たのは20歳の時でした。その自転車の荷台に座布団くくり付けて、ハミを乗せて東京都内をドライブした。おまわりさんを確認した時に素早く動いている自転車から飛び降りれたハミは若かった。その後もロードスポーツのスマートな自転車に憧れながら、所有する事なく時は過ぎて行った。


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同じショッピング街に自転車屋さんが出店した。
ご主人は最近までレースに出ていた自転車大好き人間。
週末の午前中は、自転車の面白さを多くの人に感じてもらいたくて、
老若男女集まって楽しくサイクリング。
サイクリング用のジャージにヘルメットの人たちが多く集ってる。
そんな自転車屋さんと近頃親しく話すようになった。

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そんなオーナーの愛車は軽量とスムーズな操作性にこだわった魅力的な自転車。
まじまじと見てみると。

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装着された部品の一つ一つが素晴らしく質感がある。
このブレーキ一つとっても何と美しい曲線を描きながら硬質な質感が魅力的。

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ブレーキレバーに開けられた穴たちは、
グリップ力上げる為に自身でドリルで開けて磨いたそうだ。

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軽量な自転車にするために、サドルもメッシュで。徹底したロード仕様。

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何だこのハンドメイドで作ったようなチェーンホイールは~!。
装飾性が全然なくてインパクト有り過ぎる。

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そんな風に質感ある部品が組み込まれた自転車は、
オーナーの自転車に対する思いが十分感じ取られて、
清さ感じる素敵な自転車。

私も自分らしさを表現出来る自転車に乗りたいと思った。
この自転車レベルに組み上げると簡単に50万円オーバー。それは私には無理だぁ~。
いやいやお金をそんなにかけなくても、と言うよりかけないで工夫して組み上げた方が面白そうではありませんでしょうか。私は自転車用のジャージとヘルメットが似合うより、ブレザーとニッカポッカにツィードのハンチング被って英国の田園を颯爽と風を感じながら走る姿が似合うような自転車にしたいな。そんな自転車を工夫とセンスと労力惜しまず安く組み上げる。そんな自転車を今持っている自転車のフレーム使って少しずつパーツを組み替えながら、長期計画で楽しみたい。目立つ部品だけはカンパニョーロのアンティークパーツを入手して組み込めれば嬉しいな。

この頃色々なモノに興味を持ってしまうボンジョルノでありますが、
その共通した部分は何かと考えてみると、お金だけでは買えない価値があると思えるモノ。
自身が関与することで自分にとって特別な宝物へと昇華する。
アナログな関係持てるモノたちが愛おしい。

思い出に刻まれた30年前の自転車を介した幸せな時間を、
50歳過ぎてもう一度。

2010年2月26日

工房「楔」と大和出版印刷のコラボ商品

工房「楔」の永田君は、赤ちゃん生まれてベタベタ。
見て見てと入手したばかりのGR DIGITALⅢにある画像は娘ちゃんの写真ばかり。
この親馬鹿さ加減が、微笑ましい。

そんな永田君は仕事も精力的にこなしている。
今回は神戸のステーショナリー・シンジケート?の中心的存在の大和出版印刷さんとのコラボ企画で、机上にあると素敵なメモホルダー「ポルト」が登場します。

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ウォールナットのそのメモホルダーには、大和出版印刷さんが万年筆の書き味にこだわってオリジナルで作った300枚のメモ用紙が付いての販売となります。販売価格は5,000円台か?。
大和出版印刷さんのネットショップで来月中旬頃発売開始~。

販売はまだですが、このシンジケートの中で最年長者の役得か、
発売前にまたまたサンプラーとして頂いちゃった。
ウォールナットのエージングが今から楽しみです。
乗っている木軸の万年筆は別売で、P&Mさんで好評発売中。

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神戸ステーショナリシンジケートは、大和出版印刷、分度器ドットコム、Pen and message,、ル・ボナー、工房「楔」(売上順)にカンダミサコさんも加わって、
ゆるく楽しく関わりながら、色々のステーショナリー作ってゆきます。

2010年2月23日

オール革の最薄革小物への挑戦

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チャーの仕事場での寝床の位置を変えた。
このところ店内まで日が差し込む午後になると、勝手にお店側の玄関口あたりで日向ぼっこするようになってしまった。これではお客様があまり来ないお店だといってもいけません。ますます入りづらいお店になってしまう。そこでハミの仕事机の下の引き出し部分を移動して、そこをチャーの寝床にした。ここだと外が見えるし、ハミと私の仕事机の中間に納まった状態で、淋しがり屋のチャーも気に入るはず。案の定寝床移動計画決行後、お客様が入ってくると「おやつくれぇ~!」と吠える悪知恵が定着してしまったチャーではあるけれど、いつもよりそのトーンが弱いような。相当気に入っているようだ。


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多くの皆様方にお待ち頂いていながら、
製作が遅れに遅れている名刺入れの試作が出来上がりました。
今まであったル・ボナーの名刺入れと同じに見えるけれど、型紙全面改装しています。
サイズは横巾だけ5ミリ増やした。それとマチの折目を変えた。これで少ない名刺の量を入れた時でもマチが干渉せずに、名刺の角を傷めないはず。
そして今回作る名刺入れの最大の挑戦はオール内貼りも革を使った革小物において、最薄の厚みでの仕上がりに挑戦しました。革製品はある程度の厚みある革の方が質感あって丈夫だ。しかしル・ボナーのお客様の年齢層は高めで、薄い革製品を要望する人が多い。内装を合皮や生地を使って作る革小物であれば、それはそんなに難しくはないのだけれど、オール革で作るとなると大変だ。その質感と強度も考慮して薄く仕上げるとなると、より工夫が必要だ。

革は薄く割ると紙のようにもろくなる。特に0,5ミリより薄くすると極端にもろくなるように思う。しかしオール革での薄仕上げにするには0,3ミリまで割る必要がある。それも何重にも重なる部分はもっと薄くする必要がある。0,3ミリ割で縁斜め漉き。これは私には到底出来ない領域で、割り漉き専門の職人さんにお願いしている。斜め漉きの最端は0,0いくつかの世界~。

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上の写真は0.5ミリ割りで縁を斜め漉きした内側に使うパーツ。常時刃をみがきながらの割り漉きによって、削っているのではなくて切った断面は、革のコシを残す。

革を0.3ミリで割ったパーツでも強度をだすために、その薄さのパーツは2枚ベタ貼りして圧着して使う。そうすると0,5ミリの強度のあるパーツとなる。1,0ミリの1枚仕立てより、0,5ミリの2枚圧着ベタ貼りのほうが全然強度がある。そして薄い。そういった強度のある薄いパーツを思考することで、オール革での薄仕上げの革小物の限界に挑戦してみたのが今回の名刺入れです。

内側に使う革は革の表皮が強いクロームなめしの革を使う。
内貼りを生地や合皮を使って作る場合に比べて3倍ほどの革が必要になる。

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4月の声が聞こえる頃には店頭に並びます。
今回は定番のブッテーロは勿論、それ以外にシュランケンカーフ、クリスペルカーフ、イタリアンバッファローの革でも作っています。もうしばらくお待ちください。
特別な薄い仕上がりで、それでいて丈夫で革の質感は十分感じられるル・ボナーの名刺入れはもう少ししたら登場です。

2010年2月20日

今日のル・ボナーは千客万来

神戸の中でも離島のような六甲アイランドにあるル・ボナーは、
お客様が平日よりは多く来店頂ける土日と言っても、そう店内が混雑するような事はない。
しかし今日は珍しく混雑した。

まず朝一番に愛媛から車を飛ばしてやって来られたご夫婦。
「いつもブログ見ていました」と挨拶されて、鞄職人じゃなくてブログ職人だなんて言われながらも書き続けた私の販促努力?が報われた思いでありましたぁ~!。

お昼ご飯食べて日課のチャーのお昼の散歩を済ませて戻ってくると、久々に岐阜に限りなく近い滋賀のみずうみのほとりからTさんが来られていた。万年筆をP&Mさんの委託販売コーナーに出す前に、私に見せに来られたのだ。モンブランのモンテローザ4色揃い。欲しいのは山々なれど、今年は万年筆は少数精鋭で行こうと思っているので泣く泣くパス。あくまで万年筆趣味は販促活動の一環として・・・なんて言い訳はもう鼻で笑われるだけだよなぁ~。

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でもってそんなボンジョルノを哀れんで、上の写真のモンブラン#030頂いたぁ~!。
スティールペン先なれど、さすが60年代モンブランの書き味は凄い。
ビィンテージモンブラン共通の切なさ感じる魅力的な書き味。

Tさんが帰られた後の数時間が、今年になって一番お客様が連続した。
月に一度東京から車でやって来る不思議なカップル。そしてoyajiご夫妻も来られた。
秋田から来店されたお客様は初めての来店。でも知っているお顔。東京出張時にユーロボックスで会った。その後ペントレーディング会場でも再会した人物だ。万年筆の気配ある場所にこの人あり。カバンの話はあまりせずに、万年筆談義に花咲かせるボンジョルノでありました。

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そんな状態のル・ボナーにモノ好き候補生も。
怪我して入院中に近くにあったP&Mさんに行くようになって、万年筆の魔力にはまった若者。
今日は自慢の自転車に乗っての来店。

ル・ボナー界隈にはこのところなぜか自転車好きが多くなったと感じる。
そしてこのミニベロ(小径タイヤの自転車)タイプに乗る人も何人かいる。
この自転車は英国製のブロンプトンという折りたたみ式のミニベロ。
チェーンはカンパに変えたそうだけれど、見ただけでは私には分からない。
シマノの部品は一つも使っていない英国製。

ミニベロタイプの自転車は、アレックス・モールトンぐらいしか今まで知らなかったけれど、
色々なタイプがある事を最近知ったボンジョルノです。この世界もなかなか面白い。


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私も自転車欲しくなった。しかしよく考えるとあまり乗らない。
そうだぁ~!。高性能車が欲しい訳ではないのだから、今持っている自転車のフレームだけ残して、それ以外の部品はすべてカンパで揃えるなんていう改造も面白いかも。

そんな事思いながら、多くのお客様が来店した一日が過ぎて行きました。
そしてまた万年筆が1本増えたぁ~。

2010年2月19日

顔料仕上げのコバ処理

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太ダレスの本体で一番厚みのある部分のコバ処理中。
革製品の場合、裁断した断面は収まり良くするために処理しないといけない。
今まで染料を塗って磨き上げる処理方法を主に使っていたル・ボナーですが、
厚みのあるコバの場合は顔料での処理の方が傷みにくいと思うに至った。

今まで顔料での仕上げを使わないでいた理由は、
既存の顔料を厚塗りした仕上げの鞄のコバの表面に塗られた顔料の被膜が、
一年も経たないうちに剥げ落ちた品を何度も見てきたのが大きな理由。
しかし下処理の仕上げをきっちりしてから顔料を革の断面に染み込ませる工夫をすると、
染料仕上げにも負けない仕上がりと、染料仕上げだと使い続けるとコバの断面の重なりが分離するという避けて通れない問題が緩和される。
そんな理由から顔料での仕上げもするようになった。

顔料を使うようになったきっかけは、エルメスのコバ。
顔料で処理しているのに、その顔料がはがれにくいのに驚いた。
その上染料だと仕上げると黒ないしは濃茶のコバ色になってしまうのに比べ、
顔料だとカラフルなコバの色も可能。
シュランケンカーフなどのカラフルな色の革にはカラフルなコバ色が似合っている。

顔料での仕上げは染料での仕上げより美しくないという固定観念が今まであったけれど、
綺麗な仕上げは、顔料でも染料でも下処理次第だと確信した。
綺麗に収まって剥離しなければ顔料仕上げの方が利点は多い。
特に厚みのある重なった断面の場合はより効果的だ。
その断面に芯材などの異素材も一緒にコバ処理する時などはなおさら。


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コバの断面を切り揃えて、豆カンナで角を削り、その後何種類かの荒さの違う紙やすりで断面を滑らかに揃える。ここまでは染料であれ、顔料であれ、収まったコバにするには同じ作業。
その後顔料磨きは顔料を塗布して熱と紙やすりを使って滑らかにし、その工程を収まり良い状態になるまで繰り返す。美しく仕上げるには近道はなかった。

ただ顔料での仕上げの場合、厚塗りは避けたい。厚塗りは剥離を助長させる。
あくまで顔料は薄塗りで、革の断面にしみ込ませる仕上げが頑強。

そんな風に太ダレスのコバ処理を、今回から顔料仕上げでしています。

2010年2月17日

多くの優しき人たちに助けられて

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皆様にお待ちいただいている太ダレスも、
あと少しで出来上がり。

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コバ処理して、トップの枠を手縫いすれば出来上がりです。


私たち二人は社会性が欠如していて、その上不器用な職人です。でも鞄作るのが大好きで、でも商売は下手で、そのため四苦八苦しながら鞄作り続けてきた。
それでも何とか今日までこの神戸の隅っこの、人影寂しい六甲アイランドという人工島で、お店を17年間続けられたのも、多くの心優しい顧客の皆々様のおかげだと思っています。
私たち二人だけのル・ボナーになってからは6年ほどですが、そんな失意?の私たちに、親身になって接していただける顧客の皆様は逆に増えていった。そんな皆様に助け支えられながら、これからも一緒に楽しい思い出作ってゆきたい。

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表革、内装の革、仕様もそれぞれ要望を聞いたものだから、
老人性痴呆症気味のボンジョルノの頭の中はグチャグチャ大混乱。
でも間違えずに作っていると思うのだけれど~。

利害関係の中で生きていると、嫌な思い経験する事は何度もある。でもそれをもおおらかに受け止めて生きて行けば、優しい関係の中から生まれる豊かさ満ちた日々を過ごせると信じているボンジョルノです。そんな思いにして頂ける人たちといっぱい知り合えて過ごす私たちは幸せ者です。

昨日も生命保険のスペシャリストM氏が立ち寄ってくださった。会社の同僚を紹介頂き、そのお二人がオーダーされた太ダレスの製作状況を見に来られ、ボンジョルノがさぼっていたら喝を入れようとぉ~。M氏から生保は入っていないけれど、保険の事はM氏に尋ねると安心だ。丁度色々な理由で、お店や車の損保の継続をしていなくて、少し不安を抱えていた矢先の来店。専門外の損保だけれど、迅速に知り合いに連絡して頂いて翌日には契約出来た。
そんな風にそれぞれの分野のスペシャリストが、自身の損得勘定ではなくて、長屋の近所付き合いのような関係の中で、ル・ボナーの私たち二人は助けてもらっている。私たちに出来る事はそんな皆様に満足して頂ける革製品を作り続ける事。

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「手先は不器用な職人だけど、生きて行くのは器用なボンジョルノ」なんて酷い事言う連中もいる。生きて行くのは不器用だ。手先が不器用なのは当っている。だから33年も鞄職人でいるのだと思う。器用じゃないから自己嫌悪と戦いながらモノ作り続けられる。そして新鮮な新しい発見が今でもあってドキドキしながら作り続けられる。そんな私たち二人を暖かく見守りながら手助けして頂いている皆様に感謝。

そんな皆様の何人かに頼まれている太ダレス。
少し遅れておりますが許して頂けるかなぁ~?。

2010年2月15日

ディプロマそしてパパス

ハミがデザインし、昨年登場したショルダーバッグの「ディプロマ」第二弾が店頭に並びました。
このショルダーバッグはライターN氏のお力添えで、台湾&香港で発売している高級な雑誌で紹介して頂いて、ル・ボナーは国際(アジア)デビュー。
海外からのメールが多くあり(中国語や英語)、日本語オンリー(日本語もままならない)の私たち二人は嬉しい悲鳴を上げながら対応した訳でありますが、
今回のセカンド生産ではファースト生産時に使った色は使わず、
新しく別色のシュランケンカーフで作りました。
なので店頭にはファースト生産時のわずかに残っている3色を加えて、
全9色がお店を飾っています。

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オリーブとオレンジ。昨日並べたその日に各1個岐阜と奈良に旅立っていきました。
オリーブはシュランケンカーフの色の中では、あまり多くは入荷していない貴重な色。
オレンジはシュランケンカーフを代表する色の一つ。多くはレディースのバッグに使う事の多い色だけれど、誰かさんの要望で男性が多く買われるこの「ディプロマ」で使ってみた。

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ブルーとパープル。
ブルーはシック。落ち着いた雰囲気を演出する。さりげなくカラーを楽しむのに良い色だ。
シュランケンカーフのパープルはル・ボナーの人気色。紐財布に使ってみたら多くの男性も購入された。それで今回初めてメンズ主体のバッグでも使ってみた。光の加減ではダークブラウンにも見えるこの深いパープル色は魅力的だ。

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ライトブラウンとホース。
ライトブラウンは相当前に入荷して使いきったと思っていたら、年末の棚卸し時にまだ1枚だけあることがわかった。その1枚でこのショルダーバッグを2個取る予定だったけれど、1個しかとれなかった。この「ディプロマ」は2~3泊用のボストンバッグなみの贅沢な取り都合のバッグ。サイズからは想像出来ない無駄が出やすい1枚革仕立てのショルダーバッグなのです。さすがハミがデザインしただけの事はあ~る?。
シュランケンカーフの代表的な色のゴールドより少し深い茶色のホース。ハリスツイードのジャケット姿で提げるとベストマッチング。

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ファースト生産時のジーンブルー、エッグ、ライムグリーンは残り各1個ずつとなりました。
「ディプロマ」が9色現在店頭に並んでいる状態は壮観であります。
黒とネイビー(両方ブルーステッチ)も各1個出来上がったのですが、
店頭に並ぶ前にイギリスと東京に旅立って行きました。


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内貼りも芯材も使わないで一枚仕立てでくみ上げる「ディプロマ」は、
カブセを開けると裏のトコが丸見え。
でもシュランケンカーフの裏はまるでバックスキンのようにシルキー。

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今回のセカンド生産で唯一の変更点は、後ろ身頃のトップを横ベルトで補強した。その事でしっかり感が「ディプロマ」のフォルムに加わる。それと同時に横ベルトを着ける事で後ろ身頃とカブセを別々に裁断出来て、そうでなくても取り都合の悪いこの「ディプロマ」の取り都合が少し良くなるのではなかという思惑もあった。しかし200デシ前後のシュランケンカーフから2個このショルダーバッグは取る事は出来なかった。一挙両得を狙った変更ではありましたが、補強の意味合いのみ成就した変更となりました。

「ディプロマ」は外寸 縦28×横28×巾7のサイズで、税込み56,700円で好評発売中~。


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そしてル・ボナーのメンズカジュアルバッグの定番中の定番「パパス」も久々、タバコ(チョコ)、コニャック(茶)、グリージオ(グレー)の定番3色が静かに揃い踏み。どの色も素敵なエージング楽しめるバタラッシー社のバケッタ製法で仕上げたミネルバボックス革。イタリアらしさ極めた革で作ったショルダーバッグ。

2010年2月12日

アルファロメオ145との蜜月は続く~

トヨタのリコール問題は色々感じるところがあった。アメリカでのリコールは当然だとは思ったけれど、プリウスのリコールには驚かされた。あれがリコール対象になるという事は、痒いところまで配慮した車作りの姿勢が、人の五感を退化させてしまった結果のように私には思えた。

それに比べ私の愛車の1998年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は良い。まずそこまでコンピューターで制御していない時代の車(今のアルファも同じ程度の電子制御かも)だし、ブレーキの効きの悪さは全域で感じられるので、その腹積もりで運転するから安心だ。そんな車に乗っていると五感で車と会話しながら乗らないと(それが楽しい)危険だ。隙間(余白)がどんどん無くなってゆく時代の中で、少し緩めなモノたちに楽しさ感じるボンジョルノでありました。

昨日「アルファを所有したいと思っているけれどご意見聞かせて」と来店した若者がいた。私は車に関して詳しい訳ではなくて、アルファとの付き合い方も相当思い込み満開のところがある。ただこの金食い虫と思われているアルファを安く維持している事においては自慢出来る。

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この1998年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型を私が溺愛するのはなぜなのか。
まず第一に高級乗用車ではあってはならないことだけれど、五感を刺激し続ける車だという事。車体は安普請であちこちからきしみ音がし、ハンドルはシビアに路面の状況を伝え、唐突な反応をなだめすかしながらのアクセルワーク、傑作ツインスパークエンジンは思いっきり回してと要求する。なので長距離走行だと楽しいけれどすこぶる疲れる。それと走行中まず眠くなる事がない。いつもドライバーに緊張を強いる。雪道へはスタッドレスタイヤを履いたとしても行く気にはならない。でも近場への短いドライブでも、多くの事を車は運転者に語りかけ飽きさせない。
この一体感がアルファの魅力だ。

現行の国産の乗用車から乗り換える人には勧めない。私のように1968年式のビートル、その前はランクル40系、三菱ジープJ-38といった一癖ある車を乗り継いだ者にとっては、ラクチンこの上ない車だ。その上刺激的。ただこの感想はそれまで乗り継いだ車たちと比べての事で、一般的な意見ではありません。念のため。


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アルファをディーラー使って維持すると大変だ。新車で購入した1600ccの147の1回目の車検をディラーで見積もってもらったら総額52万と言われたそうだ。アルファは程度の良い中古車を格安で入手し、五感を研ぎ澄まして車の状態を感じ取りながら、親しい車修理屋さんと純正部品にはこだわらず修理しながらその事も楽しんで維持すれば、そんなには維持するのも厄介な車ではない。ただ年間走行距離5000キロ未満の人限定。トヨタの車のように走行距離25万キロ到達なんて事は望めない。

大多数の人が不満を感じないモノ作りは、その代償に尖った魅力をスポイルせざるおえない。しかし少数の人の望みを叶えるために多くの部分に目をつぶって、目指す方向が特化したモノは魅力的な輝きを見せてくれる。
BMWとアルファロメオは表裏だと言う人がいる。ドライブする楽しさを追求する車作りの方向性は同じだけれど、BMWはその目的を最新の技術を駆使して大多数の人たちも満足させながら演出する。それに比べアルファはイタリアのマンマの手料理。既存の部品の寄せ集めなれど、アルファ的味付けで少数は支持する特別を創造する。そんなアルファロメオが愛おしい。


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そしてこのエンブレム。私はフェラーリよりもポルシェよりも、このアルファロメオのエンブレムが車の中で一番素敵なエンブレムだと思っている。20代に免許を取得してから憧れ続けたこのエンブレム。悪評に躊躇し、それでも憧れ続けて50歳過ぎてからアルフィスタ。これからもアルファロメオです。

先日道路で右折する時、反対車線で右折しようとする同じアルファロメオ145と対面した。
その時思わずニッコリしながら手をお互い振ってしまった。

2010年2月10日

100円万年筆と卓球台

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明日は祭日なのでル・ボナーは営業します。
ここのところ休み返上で仕事していたので、この人工島から出ていない。
今日はどうしても購入したいものがあって、家電量販店のあるショッピングセンターにアルファを走らせた。目的のスカイプ用のマイクとカメラのセットを吟味して1980円にて購入。

その後同じショッピングセンターにある100円ショップ「ダイソー」を覗いてみた。
安くて良質な文具を探し出して自慢したがる人が、ル・ボナー界隈には多い。
ナカバヤシのA7ノートが58円は圧巻だった。数日前パーカーのゲルインクボールペンが替え芯付きでダイソーで100円で売っているという情報がメールで届いた。私が気に入って工房「楔」のリグナムバイダの軸のボールペンでも使っているパーカーのゲルインク。しかしその芯は高価だ。私は900円払った。そのパーカーのゲルインク芯が2本で100円は安い。私は手に入れたいと願い、ダイソーを訪れた。しかし念入りに探しても、近所のこのダイソーにはパーカーのゲルインクボールペンは売っていない。失意を感じながら別の列を見ると~100円で万年筆が売っているではありませんか。方向転換して100円万年筆を2本入手することにした。

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その1本がこの中国製だけれどプラチナの万年筆。書くと十分満足出来る書き味。ルーペでペン先見るとイリジュウムも付いているように見えるが、はたしてどうか?。筆記具として使う上では十分だ。

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もう1本が、ダイソーオリジナル中国製万年筆。100円プラチナに比べて少しひっかかるけれど問題ないレベル。ラミーのサファリやパーカーのシズレのように書きやすい軸形状していて、その上滑り止めの軟質ゴムもどきが巻かれている優れモノ。

私の万年筆に対しての守備範囲は広い。高価な万年筆から100円万年筆まで。それにしても100円でちゃんと書ける万年筆が日本で売っている事に驚かされる。デフレと上手く付き合っていこうと思うボンジョルノでありました。


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午後には卓球台が届いたぁ~・・・・・?。
いやいや勘違いしないでください。革を広げたり裁断する時にこの大きさの台が欲しくて、持っているけれど使わなくなった人いないかなぁ~?と尋ね続けていたら、ル・ボナーの顧客の方が譲っていいよと言ってくださった。届いた卓球台は公式用のビッグサイズの上、私たちが子供だった頃学校にあった足も木のレトロタイプ。これからどんなに大きな革でも十分な広さの台の上で広げられる。Aさん本当に譲ってくださってありがとうございました。
ネットとラケットも今度買うことにしよう。せっかく入手出来たのだから時々は本来の使い方もしてあげないと。

2010年2月 9日

今年初めてベルトキーホルダー「ル・ボナー」が店頭に

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多くのお客様にお待ち頂いていたベルトキーホルダー「ル・ボナー」も、今日店頭に並びました。
今最後の仕上げ中。一度にいっぱい作ったので仕上げも一日がかりです。

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イタリア・ワルピエ社のブッテーロ革では、手前から黒(赤ステッチ)~黒(緑ステッチ)~ワイン~オレンジ~茶(緑ステッチ)~緑~赤と6色7種類作りました。


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ドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフでは、手前からスカイ~ジーンブルー~ライムグリーン~ライトレッド~ライトブラウン~オリーブ~トープ~パープル~黒~イエローと10色つくりました。

タンニンなめしのブッテーロとクロームなめしのシュランケンカーフはル・ボナーで使う革では代表的な革たちで特別思い入れを持って使っています。だからこのベルトキーホルダーにはこの2種類の革以外では作ろうとは思っていません。この小さなベルトキーホルダーはル・ボナーらしさを伝え続ける特別な革小物だから。

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このベルトキーホルダーも25年以上作りつづけている革小物です。
最初カタチは同じだったけれど、シンプルな一枚仕立てのベルトキーホルダーでした。
それから色々な技術を覚えるたびに、このシンプルなカタチの中に加えてゆきました。
斜め漉き合わせでの自然な膨らみ表現したり、いせ込み技法を応用してナチュラルな曲線を描く等の工夫を加えてこのベルトキーホルダーは進化していった。

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手前が新品時のブッテーロの赤。
そして奥が私が使って数年経った同じ赤。
深みを持ったエージングしてくれる。

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店頭に一斉に並びました。
やはりル・ボナーにはこの革小物は常時あった方が良い。
ル・ボナーらしさ伝えるベルトキーホルダーです。
他の製品は、革価格の高騰他の理由によって値上げすることは今後あるだろうけれど、
この「ル・ボナー」は私たちがお店を続けれる限り3,990円での販売を続けます。

2010年2月 8日

ネイービーとワインの学手風鞄

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8年友人が手入れせずに使って、それでも良い感じになっていたので、
私が奪い取って使うようになって2年、計10年使用したブッテーロの黒の学手鞄。
手入れ名人が使うともっと良いエージングしているだろうけれど、
この風情気に入っているボンジョルノでありました。

ハミが作っていたネイビーとワインの少し定番サイズより巾広の、学手風鞄が出来上がりました。
ル・ボナーを代表するカタチです。

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ネイビーはブルーステッチでの仕上げです。
この鞄は革なりのしなり感を意識しながら作っています。
なので芯材は極力使わないで、革なりに馴染んで欲しいと願って作っているカタチ。
ただそのように芯材で補強しない外縫いのブリーフケースだと型崩れしやすい。
それを2本のベルトをグルリと回している事で補い、使い込んだ時に特別な表情を見せるのです。

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ワインはシュルダー付きでの仕上げ。
インドネシアに旅立って行きます。
私はル・ボナーが今まで作ってきた鞄の中で、
このル・ボナーの学手風鞄が一番好きです。

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これからも、このカタチを作り続けていくでしょう。
完成するたびに、「この鞄は良い~!」と叫び続けるボンジョルノでしょう。
残り2本は途中までは出来てます。
お待ち頂いているお客様、もう少しお待ちくださいとハミが言っております。。

2010年2月 7日

サンプルのピッコロを使い始めたボンジョルノ

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去年登場したメンズポーチ・ピッコロはスーツスタイルの紳士が最小限常時持ち歩く品を納めるためにと考えて作った品です。中に入れる品を考えながらジャストサイズの縦+横+マチ巾を私なりに考えて、その上、出っ張りが出て容量以上のサイズを必要とする内縫いとか外縫いとかの縫製方法を使わず組上げる縫製方法を何度も試作を作って導きだして生まれたのがル・ボナーのポーチ・ピッコロ。
そのピッコロを使ってみることにした。しかし商品を使うのはもったいないので、サンプルで作ったピッコロを使う事にした。

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完成品のポーチ・ピッコロと違ってこのサンプル製作時の仕様は高さが1cm低く、内装にマチ付きの長財布の代わりをする部分が付いている。使ってみて、中の品の納まり具合が窮屈で、1cm最終的に大きくした事は正解だった。それとやはり長財布の代わりをする部分も取り払って融通が効くようになった事も良い選択だったと確認できた。私はこのサンプルのポーチ・ピッコロを使う事によって、愛用していたライムグリーンの紐財布は必要なくなり、使わないならとハミに奪われる事となった。サンプルのこのピッコロより販売しているピッコロの方が断然使い勝手は良いが、最終形の過程で生まれたこの仕様でも気に入って使い始めたボンジョルノ。

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普段は愛用のパパスショルダーに収めて持ち歩いている。
家と仕事場を歩いて往復するだけだのに、パパスの中に収める品は増殖し続ける。
この状態に万年筆以外の筆記具をジャラジャラ収めたデブ・ペンケースも収まることになる。

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そのデブ・ペンケースはP&M、分度器、両店にて現在好評販売中。ル・ボナーでも。
私はブッテーロの茶を使っているけれど、ル・ボナーのお手入れ名人なお客様たちにはかなわないけれど、私的には十分良いエージングさせる事が出来て気に入っている。
その中にはこんな風な万年筆以外の筆記具をいっぱい入れている。
これに大きな消しゴムも入いる。それでも入れようと思えばまだ入る。

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芯ホルダーは好きな筆記具だ。私が小学生だった頃「学研サム」という芯ホルダーが発売された。その時私はすぐにサムを入手した。そんなに使う事はなけれど、私にとって鞄のデザインを発想する時使う筆記具だ。3ミリ芯の方は分度器さんが仕入れている「デビッド・ハワード」のロシアンカーフを巻いたタイプを使っている。5ミリ芯は20年以上使い続けている品で、真鍮素材にに一部シルバーメッキされたものだったけれど、今回その銀色部分にバッファローの革を巻いた。良いではありませんかぁ~。このところ持ち物に革を貼る事に凝っているボンジョルノでありました。

とりとめのない文章になってしまいました。自分の作った品を使って自ら実験台として使っています。なんて研究熱心なボンジョルノでありましょうか。それにしてもポーチ・ピッコロは良いと思う。そしてデブ・ペンケースの次回完成は2月末頃でありましょうか。

2010年2月 5日

卓袱堂の卓ちゃんはコロンビア~

卓袱堂の卓ちゃんとは25年の付き合いになる、私より一回り若い陶芸家の友人だ。
私が東京多摩の聖跡桜ヶ丘に始めてお店を持ったのは25年前で、その時アルバイトとして高校3年生だった卓ちゃんと知り合った。将来の方向に迷い悩む若者だった。
その後京都での陶芸修行を終え鎌倉に窯を持った。陶芸だけに専念すれば、今頃それなりに有名にもなっていただろうけれど、お金と名声よりも自分しか出来ない事を謳歌したいと願う陶芸家・今泉 卓 であったのでした。

そんな卓ちゃんがJICAの仕事でコロンビアへ。2年間の赴任期間だそうだ。
エジプトでの4年間、そして今回の何の仕事かは知らないけれど陶器作りの技術者としてのコロンビアでの2年間。彼のこだわりのない生き方に憧れを感じる。
「好きなように生きればベリーハッピー」と言って逝った加藤万年筆職人の言葉を思い出した。

そんな卓ちゃんのホームページの「今日の卓袱堂」のコロンビア編は面白い。
現在はまだ首都ボゴダでの研修中だけれど、今月後半からはコロンビアに住んだ数少ない日本人の中でも、こんな田舎で生活した者はいないであろうと思われるほどの田舎での暮らしが始まる。コロンビアでのJICA関係者は車もバイクも治安の関係で禁止だそうで、動物だったら許されるであろうと解釈して、馬に揺られての通勤(何処へ?)を画策中の卓ちゃんでありました。

そんな卓ちゃんが撮ったコロンビアの写真を添付~。

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コロンビアの首都ボゴタ。人口800万人の大都市。

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街には人がいっぱい。

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オォ~私にとっては幻の名車・フィアット ムルティプラじゃありませんかぁ~!。
その横には元気そうな卓ちゃん。

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首都ボゴタから4~5時間。卓ちゃんの任地先の村ラキラのメインストリート。
ここで卓ちゃんは何するの?。

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卓ちゃんはこの家の離れのコテージ群に住むらしい。
通勤手段の馬といっしょに。

そんな卓ちゃんとメールで連絡をしたら、スカイプというネットを使った無料通信手段がある事を伝えてくれた。早速つないでみた。オォ~!コロンビアに居る卓ちゃんの声が聞こえた。無精ひげはやした卓ちゃんが写ってる。これは凄い。でも私の声は届かない。マイクがないから。必死でチャットに文章打ち込んで意思疎通。彼と会話するためにマイクを入手しないといけない。こんな通信手段があったなんて全然知らなかったボンジョルノ。面白いではありませんか。

英語は昔から帰国子女の彼は喋れた。エジプトでアラビア語、そして今回のコロンビアでスペイン語も会得することになる卓ちゃん。ついでに今度住むコテージの大家さんのイタリア人老夫婦にイタリア語も教えてもらって欲しい。2年後帰国したら一緒にイタリア行き当たりばったり貧乏周遊旅行のエスコートをお願いする予定なのでその時役立つというボンジョルノの身勝手な理由。

彼の生き方ってもしかしたら素敵じゃないかなんて思うボンジョルノ。
そんな彼と知り合えて良かった。一回り年下の友人。

2010年2月 3日

ブッテーロのデブ・ペンケース

お待たせしていたブッテーロ革のデブ・ペンケースが出来上がりましたー!。
Pen and message.さんと分度器ドットコムさんでも販売しているこのデブ・ペンケースは、
多くのお客様に支持され、今後も繰り返し作り続けて行くであろうル・ボナーのカタチです。
特にブッテーロ革を使ったタイプは人気があります。
イタリア・ワルピエ社が作る、フランス原皮のショルダー革を使ったブッテーロという革は、
革が長生きするよくなめされたタンニンなめしのオイルレザーです。
ショルダー革とは牛の革の上半分の丈夫な部分で、伸びやすい腹部分(エン)は省いて仕上げたヨーローッパ原皮特有の革部分。ブッテーロの場合はそのショルダー革をタンニンでなめし植物性オイルを含ませています。
お手入れ次第で、清潔感のある特別なエージングを楽しめる革です。
特にこのデブ・ペンケースは、手入れしてブッテーロ革の良さを体感するには、
最適なフォルムとサイズの革小物ではないでしょうか。

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今回はブッテーロ6色で作りました。
グリーン色は、ル・ボナーのお客様の中で最もお手入れ上手なFさんが使っていて、お手入れしながら使い込まれたそのデブ・ペンケースは~ウゥ~ン ビューティフル!。
新品時よりも間違いなく美しい。
オレンジ色は分度器さんではダントツ人気のデブ・ペンケース。
染料仕上げの革でこのカラフルな発色は凄い事です。
このオレンジ色のブッテーロの場合はそのまま使うと茶色になってゆく。
オレンジ色を維持して深みを出すには、入手直後に表面を締めるために磨き上げましょう。

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黒に赤ステッチはP&Mさんで人気大爆発。
私は黒にブルーステッチのコンビネーションが良いなぁ~と思っているけれど、
吉宗さんがそれを許してくれなぁ~い。
ネイビーはル・ボナーでのみ取り扱う事に今のところなっているので、大人しくステッチは同色に。ブッテーロのネイビーは外光で見ないと黒との差が分からないほど濃いネイビー。

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ブッテーロのチョコは新品時は少し薄いダークブラウン。
しかしお手入れ次第で深みを持った色へと変貌する。
ブッテーロのワインはル・ボナーの人気色。
この色をバーガンディー色という人がいるけれど、その呼び名はイギリス製の革においてのワイン色の呼び方。ラテンの国々ではこの色はワインが正解。

ミネルバボックスのグリージオや、シュランケンカーフの黒にグレーステッチの、デブ・ペンケースをお待ちのお客様はもう少しお待ちください。
順次作っていますので今月中には何とか出来上がると思います。
その時シュランケンカーフの黒に赤ステッチのタイプ他色々登場します。

少し大きめのペンケース。名前はデブ・ペンケース。
だから筆記具いっぱい入ります。
筆記具好きの玩具箱。税込9,450円。

2010年2月 2日

愛しのロードマーベル36000

ル・ボナーのホームページにもリンクしているウェブマガジン「グレッシブ」がこのところ面白い。
このウェブマガジンは大変魅力的だった時計雑誌「TIME SCENE」の前編集スタッフが去年の秋立ち上げた。その中身はあのメンバーが作ったのだから当然大変密度が濃くて面白い時計ウェブマガジンになっているのだけれど、少し前に終わった「ジュネーブサロン」で爆発したぁ~!。

特に臨場感ある「速報ブログ」は面白くて、毎日欠かさず見ていた。
雑誌などの紙を使った媒体だとこれほど早くは伝えられない。
ネットの強みを使ってプロが記したブログは大変刺激的であります。
特に名畑副編集長、いやこのブログではライターN氏と言った方が皆知ってるあのお方の今回の頑張りは相当なもので、面白くジュネーブサロンの空気を感じ取る事が出来ました。
バーゼルも楽しみです。ライターN氏ご苦労様でしたぁ~。


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それにしても昨今の魅力的な時計は高価だ。
やはり私なんぞはアンティーク時計道まっしぐらで、現行の時計は見て楽しむだけ。
そんな私にアンティーク時計の面白さを感染させたのはライターN氏です。
そんなN氏に、手頃な価格で手に入るのに素晴らしいスペックを持った時計はこれと言われて入手した時計が、このロードマーベル36000。

この時計はヤフオクで落札した。
完全デッドストック状態の品だったので、どうしても落札したくて延長戦を制して入手した。だから相場より相当高い価格での入手となった。その時が始めてのネットオークションだった私は、その後二度とネットオークションはしていない。欲しいと思うとヒートアップする自分が怖くなったため。
でも手に入れてしまうと買った値段は忘れてしまうもの。

その後色々な私好みのアンティーク時計が増えていったけれど、
このロードマーベル36000は私にとって特別な時計として存在し続ける。
2度のイタリア旅行時もこの時計を着けて行った。国産の時計の中で一つだけと言われればこの時計を私は選ぶ。グランドセイコーのファーストモデルは欲しいけれど、私にはこのロードマーベル36000の方があっている思う。


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久しぶりにこの時計を着けている今日この頃。仕事中はSTOWAだけれど、自宅と仕事場の行き帰りは、このロードマーベル36000を着けてる。
そして大部分の私の時計は革ベルトにDバックルで使っているけれど、この時計だけはセイコー純正のピンバックルで使っている。それが不思議と馴染む時計だ。


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このロードマーベル36000を着けていると、この時計があればそれで十分じゃないかなんて一瞬思ったりするけれど、なかなかそうはいかないボンジョルノ。時計も面白い。

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