2010年9月アーカイブ

2010年9月30日

もうすぐ10月 9月色々




この暑さいつまで続くのかと思っていた猛暑も突然終わりを告げ、秋らしい今日この頃。何か気候も余韻のない唐突な変化をするため、戸惑いすら覚える日本人ボンジョルノであります。ただ秋らしくなって仕事モードは順調にアクセルON状態。今年もあと3ヶ月、ル・ボナーも正念場です。


オーダーを今は受けていない時計ベルトをやんごとなき理由ありまして久々作った。時計ベルト作りはやはり面白い。シンプルな作業だけれど、それだけに微妙な工夫で大きく表情を変える。今回はレディースの時計ベルトだったので、薄く優しく。


こういったカジュアルなタイプのバッグも、頼まれればオーダーで作っておりました。フルオーダーでのバッグ製作も、この2年お待ち頂いてようやく作ったこの2本で一段落。これからはル・ボナーのカタチ生み出す仕事に集中。





要望あるのだけれど、なかなかまとめ作りする事が出来ないでいたラウンドファスナータイプの長財布が、まだ在庫で残っていた。シュランケンカーフでライトグレー、ブラウン、黒、ゴールド。ブッテーロではチョコと黒。


大人気のベルトキーホルダー「ル・ボナー」ですが、なぜかブッテーロ革タイプばかりが売れて、シュランケンカーフで作ったタイプはまだいっぱいの在庫。シュランケンカーフで作るベルトキーホルダーも良いのに。どこかで時間を作ってブッテーロ革でこのベルトキーホルダー作らないといけないなと思っています。ル・ボナーらしさ伝える特別な革小物。


先日枻出版社の取材があった。電話があった時、万年筆関連の取材かと思っていたら本職の方だった。毎年出ている「日本の革」という雑誌No.3の取材だった。日本の革に対して悲観的な私は躊躇したが、それでも良いからと言われたので受けた。本題はほどほどに、カメラマンの人とカメラについて楽しく雑談した。キャノンの5Dといっぱいのレンズ持ち込んでおられて、それらは使い込まれ味わい増していた。良いモノは新品時より使い込んで味わい増す。


大和出版印刷さん、分度器ドットコムさん、Pen and message.さんの3社共同企画の2011年版四角いダイアリーノートが、色々紆余曲折ありましたが今年も発売開始出来ました。万年筆の書き味にこだわって作り上げたリスシオ・ワン紙の魅力をこのダイアリーノートで愉しみながら、2011年の日々をお過ごしくださいませ。このダイアリーノート用の革カバーを今年も3社に頼まれているので、頑張って作らないといけません。

今日で9月も終わり。2010年もあと3ヶ月。今日は雨の休日。茨城県の田舎から来神する友人を仕事場で待っている時間を利用してブログ書いている午後の時間。

2010年9月29日

パパス・ショルダーは不滅だぁ~

多くのお客様にお待ち頂いていたパパス・ショルダーがようやっと完成しました。本当にお待ち頂いていた多くのお客様ありがとうございました。パパスはル・ボナーのカジュアルなメンズバッグの代表。私も使い続けておりますが、大変気にいって使い続けているショルダーバッグです。特に万年筆愛好家の皆様には好評で、サークルの集りでは多くのパパスを掛けた人達が遭遇するそうです。そういう場には感染すると思い恐れて訪れない私は、お客様から聞いて知るのですが。私の販促活動は確実に実績を上げている~。








定番のミネルバボックス革使ったパパスは3色揃い踏み。上からコニャック、タバコ、グリージオ。イタリアの伝統的なめし技法のバケッタ製法の本家本元のバタラッシー社の作る革の驚くべきエージングは、他の追随を許さない。思ったよりいっぱい入る。でも中身いっぱい入れなければ体にフィットしてコンパクトに収まる柔軟性をこのバッグは隠し持っている。





シュランケンカーフでも今回もトープとジーンブルーで少々作った。シュランケンカーフでもこのパパスを作るようになって、ふくよかな質感がミネルバボックスとは違ったパパスの魅力を引き出してくれる。私もシュランケンカーフのライムグリーンを使い始めて、その革の質感に魅了されております。

旧パパスは6年ほど前に、私自身が使いたいと思うショルダーバッグを模索する中生み出した。その後雑誌「サライ」でライターN氏に紹介して頂き、多くの方に支持されるに至った。あの取材がライターN氏と知り合うきっかけだったなぁ~。何度も繰り返し作った。そして良く似た、あるいはソックリなバッグも登場するようになった。その事がきっかけで、使い続けて感じていた改良したい部分の変更を実行に移しバージョンアップした新パパスが誕生した。価格アップしたけれど、その価格以上の価値が付加していると多くの方に認めて頂き、これからも繰り返し作り続けるであろうル・ボナーのカタチです。




2010年9月27日

オメガのハーフローターが戻って来た




1950年代のオメガのハーフローターです。自動巻機械式時計が作られるようになった最初期にあった機構で、ローターが振り子のような往復運動してゼンマイを巻き上げる。その時奏でるグルッグルッというロータの音と振動が妙に心地良い。ただ耐久性に難があるからか、巻き上げ効率が悪いからなのか、今は作られていない。このタイプの自動巻時計が私は好きだ。だだ中古のハーフローターはムーブメントの部品たちが磨耗していて問題を抱えている事が多々ある。私が持っているもう一つのハーフローターのルクルトのフューチャーマチックは修理代いっぱいかける事になってしまった。このオメガのハーフローターも相当厳しい状態だ。リューズが棒ごと抜けた時にはもうゆっくり眠らせてあげよう思った。そしてそのまま月日が経った。

先日ル・ボナーのお客様の中でナンバー1のブッテーロ革お手入れ名人のFさんが来店されて雑談していた時、お義父さんは78歳にして現役の時計修理職人だという事を知った。その上時計修理職人としての向上心を今だ持ち続けておられて、オリジナルでムーブメントのパーツ作るための設備を整えようとしているのだそうです。その話し聞いていて多いに刺激感じた職人ボンジョルノでありました。

そしてその時思った。このオメガのハーフローターをその78歳の現役時計職人のFさんのお義父さんに診てもらいたなぁ~と。Fさん快く了解して頂き、リューズが棒ごと抜けてしまったオメガのハーフローターを持ち帰って頂いた。
持ち帰って頂き一週間経っていない今日、大事なお昼休みを削ってFさんがその時計を持って来店された。やはりこんなに早く戻って来るという事は修理不可能だったという事かと思い気や、ちゃんと動いているではありませんか。それもハーフローター独特のグルッグルッという音色と感触に重厚感が増したように思える。精度も50年以上前の時計にしては十分だ。という事はもう御陀仏かと思っていたオメガのハーフローターの復活か~?。

イヤイヤそんなに簡単な事ではなかった。聞くと裏蓋開けてムーブメントを診てみると、磨耗した部品が相当見受けられるそうで、応急処置はしたけれどアクシデントがまた発生する可能性大なり。なので部品が揃い次第大手術決行をお願いした。その日まではリューズ巻かずにハーフローターの自動巻オンリーで可動し続ける事にしよう。フューチャーマチックと違ってパワーリザーブが無いからゼンマイの巻き上げ具合は分からないから、この時計をグルッグルッという音色感じながら毎日お供してもらい、停止させる事なく動き続けてもらう。

それにしてもこの時計良い。ダイヤルのやれ具合が渋くて、ケースのカップゴールド(金張り)のエージングも味わい増している。ルクルトと違ってオメガだと短い時期製造のハーフローターのムーブメントの部品だとしても、まだ入手出来る可能性は高い。つまりスイス本国送りの修理でなくても可能なはず。そしてこの後50年また動き始める。1950年代のモノたちが愛しい。

作り手の思い伝わるモノは、その思い使い手にも伝わり長く生き続ける。そして78歳で現役の時計修理職人さんと出会い、よりこのオメガのハーフローターが輝きを増すように思うボンジョルノでありました。やはり時計も面白い。









2010年9月24日

Pen and message.3周年記念日の夜は皆で極上の中華

私と万年筆との出会いは4年半ほど前になります。忘れもしないカトウセイサクジョカンパニーのセルロイド軸の金ペンの万年筆が最初だった。その万年筆を購入したのが今はない神戸の老舗文具店の本店の5階万年筆売り場だった。このペンシル形状した上向き細長いビルの5階は素敵な空間だった。ブランドショップのような過度な装飾なく質素で、窓越しから見える三ノ宮センター街の喧騒からは距離を置き、ゆっくりモノとの会話楽しめる場所だった。それがいけなかった。そんな場所を知ったものだから、その場所の居心地の良さも相乗効果生んで、私の万年筆趣味は加速していったぁ〜。その場所で始めて吉宗さんと出会った。押し売りでない接客と、誠意を持ったペン先調整をして頂いたカトウセイサクジョカンパニーのそのセルロイド軸の万年筆は、今も私の宝物。あの場所を万年筆をゆっくり愛でる事の出来る特別な場所にしているのは、吉宗さんだったと後で理解した。

その後その居心地良いペンシルビルの5階はなくなった。それから月日経ち吉宗さんは独立し、神戸元町の喧騒から少し距離を置いた場所に「Pen and message.」という小さな万年筆専門店を開いた。あの居心地の良い筆記具好きの休息の場所が神戸に戻って来た。あれから3年。その居心地の良いペンショップは、万年筆を介した文化を創出する試みを続けながら、素敵さ増している。Pen and message.さん3周年おめでとうございます。これからも仲良くしてね。

そんなP&Mさんの3周年の昨夜、親しい連中でお祝いの食事会をした。当然年長者の私がおごれば格好良いという思いはありつつ、いつもの様に割り勘食事会。今夜は神戸・東灘の下町・青木にある「天清」だ。このお店はカウター席だけの小さなお店だけれど、手抜き無しの丁寧な仕事から生まれる中華料理は素晴らしい。その上申し訳ないほど安い。美味しい料理を思う存分頂いた。

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写した料理と麺やチャーハンを2人前ずつ頼んで5人でシェアして食した。お腹いっぱい〜。どの料理も驚きや感動隠し持った料理たち。それで一人3000円以下だから頭が下がる。素敵な神戸が阪神青木駅前にもあります。

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今回の食事会も、ルータンタクシーのアルファロメオ147での送り迎え付き。そんな配慮の人・分度器ルータン見てみると何か違う。6月のヨーロッパ周遊旅行中に人生最大の肥満であった事で苦しんだ事が相当ショックだったようで、その後の3ヶ月の間に15キロ減量の無茶なダイエットを決行した。そして成就してしまった。何て意思強固な分度器・ルータンでありましょうか。

今年6月行ったハードだったけれど楽しかった欧羅巴文旅の想い出語りながら、来年も行けるよう互い頑張ろうと言いながらお開き。神戸に来て良い仲間たちと知り会えた喜びをしみじみと感じるボンジョルノでした。私も少しダイエットに励もうかなぁ〜。

2010年9月22日

品不足気味なシュランケンカーフ

現在ル・ボナーの定番中の定番革となったシュランケンカーフは、カラフルな素敵な色がいっぱいある。染料仕上げの革ではこの色合いは難しい。またただ顔料を厚塗りした革だと、この質感は得られない。染料仕上げした上に革の質感損なわない塩梅を見ながら、顔料を薄塗りする。そしてその絶妙のバランスが、本シュリンク加工した革のシボの凹凸の陰影がより味わいを深める。素敵な革です。

このドイツ・ペリンガー社が作るシュランケンカーフがこのところ品薄状態。このシュランケンカーフを使い始めた6〜7年前は日本でこの革使って製品作りするのは2〜3社だけで、思いのまま入手することが出来た。しかしこのところ人気沸騰し、多くの人たちが使うようになり、思うように入手出来なくなってしまった。輸入元のサライ商事の常務は、ブログ職人・ボンジョルノがシュランケンカーフは良い革だと連呼するからで、自業自得だなんて言う。それにしても困った事であります。

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そんな理由からスポットでの入荷だけでは品薄状態解消しないので、前回ペリンガー社の社長さん来日時に正規のシュランケンカーフを頼む事にした。その時頼んだ何色かの中でスカイ色だけ届いた。11月になると言っていたのに、スカイのシュランケンカーフだけが先に。正規品は見た目全然変わらないのに、スポット品に比べて1、5倍の値段してしまう。しかし品薄解消にはいたしかたない。

このスカイ色は一部の人たちに絶大な人気がある色なのだけれど、スポットでの入荷は一度のみでその後全然入荷がなくて、痺れを切らしての注文となりました。スカイ色の製品が登場するのは、今しばらくお待ち下さい。何を作ろうかなぁ~?。


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アイリスは今年の新色だ。ル・ボナーでシュランケンカーフの中で1番人気の、光の具合でチョコ色にも見える深く上品な色のパープルを、明るく軽やかにしたライトパープルなアイリス。この色では現在製品化進行中。まずはクレール。マチがなくて薄いショルダーバッグだけれど、シュランケンカーフのふくよかさが思う以上の容量を生むレディース・ショルダーバッグ。アイリスの爽やかなパープル色が映えるはず。それと大和出版印刷、分度器ドットコム、Pen and message.の3社コラボレーション企画の四角のダイアリーノート用のル・ボナー製革カバーでもこのアイリス色でも作ります。

他にもいっぱいのカラーバリエーションあるシュランケンカーフだけれど、思うように揃いません。でもこれからもシュランケンカーフはル・ボナーの大事な定番革です。

それにしてもこの業界は不思議です。数年前までの円安時代は当然のように値上がった革や付属資材。だのにここまで円高なのに見直しされない価格。輸入皮革は当然だし、国内の革も原皮は海外からの輸入品だから同じ。だのに高止まりのまま。色々な理由は聞かされるけれど、やはり変だ。市場原理が働かないこの業界の理不尽さ。益々海外ブランド品が幅をきかすことになり、業界規模縮小の原因となるのに。そんな業界と関わりながら、我が道を進み続けるル・ボナー。

2010年9月21日

この3本があれば十分満足なはずだけれど





高校入学時に親父がセイコーの自動巻時計を記念に買ってくれた。しかしその頃は全然時計に興味がなかったものだから直ぐになくしてしまった。それから30年以上時計を付けないで過ごした。でも全然不自由はしなかった。しかし50歳直前になった頃強く興味を持つようになった。そのきっかけがこのSTOWAのアンテア。装飾のないバウハウス的ドイツ時計。今でも最も使用頻度の高いマイ時計。




私はすごく興味があっても、10万円の壁は越えられない。時計においても同じ。そんな私が中古時計方向に進むのは理に叶っていた。そんな私が最初に手に入れた中古時計がこのセイコーのロードマーベル36000。私はこのロードマーベル3600が最も魅力的なセイコーの機械式時計だと思っている。




そして真打ちに控えるはルクルトのフューチャーマチック。これもお宝寺の住職から10万円以下で手に入れた。その後スイス本社での修理をお願いし、高級品はやはり維持するには高くかかる事を実感すれど、私にとって特別な一本。防水性皆無のこの時計は寒い時期限定時計。付けないこの時期でもリューズがないハーフローターの自動巻を、一日一回グルグルと言う独特の巻き上がる音を楽しみながらゼンマイを巻き上げる。

この3本あれば十分だと思うボンジョルノです。他にも持っているけれど、実際付けてるのはこの3本。この3本に行き着くまでに時計は増えた。しかし5本あれば十分と言えるあと2本を探して、アンティーク時計の迷路をこれからも彷徨し続けるボンジョルノ。時計への興味は、万年筆より実は長い。どちらにしても自己満足の世界で遊べればそれで十分。

今回のブログは写真の方が主。F1,4 50ミリのレンズのギリギリの能力を試してみました。撮ったままパソコンでの後調整なしの3枚。私が撮りたい写真。カメラも本当に面白い。ボケ味道をこれからも進んで参る所存であります。





2010年9月18日

ポーチ・ピッコロの可能性

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私が半年ほど使い続けているシュランケンカーフのパープル色のポーチ・ピッコロです。使い続けて思います。このメンズポーチは良いと。そしてこれから色々な可能性を秘めているカタチだと。

コンパクトサイズでありながら、驚くほどの収納力を実感する事の出来るのは縫製方法と絶妙なサイズです。内縫いだと内側に縫い代の出っ張りがスペースの無駄を生む。外縫いだとサイズよりひとまわり収納スペースが狭まる。外観そのままの収納力を求める時にはこの縫製方法しかなかった。同じ縫い方でもファスナーが直接本体に縫い付ける薄マチであれば何の問題もなく縫製する事可能だけれど、ファスナーの幅以上の幅広となると急に難しくなる。手縫いだと時間はかかるけれど可能だ。しかし手縫いだと設定上代範囲に納める事は不可能だ。ポストミシンだと縫えるだろうと試作してみて縫える事は縫えたけれど、コーナ部分がシャープには仕上がらない。その後も試行錯誤繰り返し、やっと辿り着いた縫製の道筋。研究熱心な柔軟性のある職人さんと色々な鞄造りを経験してきた私の共同作業から生み出された縫製方法のコロンブスの卵。分解してみれば鞄造りしている人ならすぐ理解出来ると思うけれど、製品見ただけだとミシンではこのカタチは組み上がらない。この縫製方法を導き出すまでに何度サンプルを繰り返し作った事か。しかしそれだけでは終わらなかった。身の回り品が不可分なく収まるサイズバランスを求めてその後もサンプル作りを何度か繰り返しそして製品となったポーチ・ピッコロなのです。

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私は普段この程度の品を収納して使っています。何時も持ち歩く必需品をこのスペース内にどのように収めるか工夫するのも、ジグソーパズルするより面白いかも。その時実感するはずです。思った以上に収まる快感を。

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余談ですが今私は革巻するのに凝っております。今までディテールが好みでなという理由から、持っているけれど使った事なかったジッポーですが、革巻きしたら愛着が湧いてきた。万年筆愛好家の私は、それなりに万年筆はいっぱい持っていますが、普段持ち歩く時は3本。その3本の内2本が最近革巻きした萬年筆。昭和の味わい感じるパイロットの2本。ステンレスの軸がどうも好みでなくて使わず収納庫に収まり続けていた2本だったけれど、革巻したら書きたくなる2本に大変身。

そんな万年筆が好きな店主の居るル・ボナーには万年筆愛好家の方々が訪れてくださる。今日も関東方面から来られた。いっぱいの万年筆持って。普通の人はいっぱいの万年筆を持って旅行はしない。でも万年筆愛好家の皆々様は。そこで思った。ポーチ・ピッコロに万年筆を収めたら何本収まるだろうかと。それも1本1本接触することのない工夫して。そう思ったら試作したくなってしまった。

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その結果こんな風になりました。普通の長さの万年筆が15本。余ったスペースにペリカン100よりショートサイズなら7本収納出来て計22本。そのどの萬年筆も接触する事なく収める事に成功。革に包み込まれた万年筆たちは幸せそう。この工夫を煮詰め込んで製品化したいと思った。今年は無理だけれどいつか。ポーチ・ピッコロは内装を工夫すれば多様な可能性を秘めていると改めて思うボンジョルノでありました。

2010年9月17日

まだまだ続きます デブ・ペンケース

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在庫薄になっていたブッテーロのデブ・ペンケースの追加生産もやっと出来上がり、これだけのデブ・ペンケースが店頭に並んでいます。これだけ揃うとなかなか壮観であります。特にブッテーロ革はデブ・ペンケースのメインレザー。使い手のお手入れ次第で驚くほど清潔感のあるエージングを楽しむ事が出来ます。これで当分デブ・ペンケースの在庫はあるはずです。ブッテーロ革の黒に青ステッチご希望のお客様、今回はごめんなさい。次回生産まで待っていてください。

少し大き目のデブ・ペンケースがこれほど皆様に支持されるとは思いもしなかった。P&M様と分度器ドットコム様での販売が大いに貢献していると思っています。2社様本当にありがとうございます。そしてこれからも2社のご協力の元、作り続けていこうと思うル・ボナーの定番ペンケースです。このデブ・ペンケースは筆記具いっぱいじゃらじゃら納める事を想定して作りました。しかし筆記具が大好きなお客様たちは、仲間の「カンダミサコ」さんが作るペンシースに大事な筆記具納めてその状態でまたまた二重にこのデブペンに収めて使う方を多く知っております。ペンシースに大事な筆記具を収めた状態では五本が収まる。筆記具に対して何て過保護な収め方でありましょうか。

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このデブ・ペンケースの販売の主戦場はネット文具通販界の風雲時・分度器ドットコムさんと、創業3年にして万年筆専門店として全国区となったPen and message.さんの2社様ですが、売れ筋の色がそれぞれ違います。デジタル分度器さんでは、自分が好きだからという理由も手伝って、何は無くてもオレンジです。そんなルータンの要望で、これまた大人気のポーチ・ピッコロの次回生産では、メンズポーチでオレンジ色のブッテローが登場という暴挙。そしてアナログP&M吉宗さんでは、黒に赤ステッチ。もう赤ステッチばかりじゃなくて他の色のステッチをと進言すれど、赤ステッチを望む方多くおられるからと継続中。そして今回もブッテーロの黒には赤ステッチ。私も徐々にそのコンビネーションが好きに成りつつある。これから順次登場する3社で販売するZASHIN革小物シリーズでも、リスシオ・ワン用革カバーでも、黒革は赤ステッチ。

他にも三種類の革で色々な色のデブ・ペンケース揃いました。私の息子は20年間このペンケースを使い続けています。それでもまだまだ現役です。新しいデブ・ペンケースと交換する?と尋ねた事があるけれど、使い続けたいと言う。使い続けると愛着増す丈夫でチャーミングなデブ・ペンケース。

2010年9月14日

ティアの里帰り

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ル・ボナーのレディースバッグを代表するカタチ「ティア」です。
このカタチの原型はフランス・H社のガオGaoというバッグですが、
まるで別物へと昇華出来ている思っています。
ハミの鞄職人としての技量が遺憾無く発揮されたカタチです。
内縫いが生み出すふくよかなボリューム感と、
強度を必要とする部分の優美な頑強さが合間って、
特別なフォルムが生まれる。
こういった表情ある内縫いはハミの真骨頂。
私はこのカタチ造り出せない。

ハミが「ティア」を作り始めて、もう7年ほど経っています。
5年ほど前に購入された「ティア」がメンテナンスで戻ってきました。

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革は年月経つと痩せてきます。
少し不安を持ちながら包みを開けました。
包みから解放されたティアは、5年使い続けられたとは思えないほど凛としたカタチ。
革の表面の汚れが気になるとの理由でのメンテナンス依頼。
内縫いのバッグの問題点である角の擦り切れも発生していなくて、
それ意外に手を入れる部分はない状態だ。
ネイビーのシュランケンカーフも水拭き乾拭きを繰り返して、
少しデリケートクリームをすり込んであげれば、
購入時の状態に限りなく近づくはず。

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革は5年も経つと少し痩せているはずです。
でもショルダーの付け根のボリューム感も、
玉ブチより本体がせり出すふくよかなフォルムも変わらない。
贅沢な裁断、楽しない縫製がそれを可能にしているのだと思う。
それと使う人の愛情が加味して特別であり続ける。
作った品がこういった形で里帰りし、
しばらくの休息の日々を過ごした後、
また一緒に思い出共有する御主人の元へ。
それを見届けられる作り手は幸せだ。

2010年9月13日

iPadでブログ記する日々

パソコン音痴なボンジョルノであります。写真取り込むのとブログ書く以外は、困った事が起こると周りの詳しい皆々様に助けを懇いながら7年ほどのパソコンライフを過ごして参りました。そんな私ですから、Windows or Macと選択を迫られた時に、少数派Macを選択するのには憧れながら躊躇がありました。しかしMac信奉者の皆様の情熱は大変強いものがあります。雄弁にMacの魅力を私に語り聞かせ続ける。そして携帯電話をiPhoneに変えて、始めて携帯電話を私にしてみれば十分使いこなせた経験も後押しして、Macユーザーへの道を歩み始める決断を下したのでありました。元々パソコンのほんの一部しか活用していなかった私にしてみれば、多くのパソコンに詳しい方々が心配していた支障は感じる事なく、すんなりWindowsからMacへ移行する事が出来た。その上操作することが楽しく、遊び感覚で作業が出来る。これは面白いではありませんか。もっと早く知っていれば、もっと前からパソコンと楽しく付き合えただろうと思うほどであります。


そんな私の元へiPadがやって来た。電子書籍で「ル・ボナーの一日・セレクション」が大和出版印刷株式会社から発売されたけれど、読む機器がないから著者自ら読む事かなわずではまずいからという言い訳駆使して購入に漕ぎ着けた。実際はiPhoneでも読める事はハミに隠して。

発売当初から興味を感じたアイテムだった。ヨーロッパ周遊旅行中まだ日本では発売開始されていなかったiPadを、得意げに使う分度器谷本氏に対して嫉妬すら覚えたあの品です。ベッドに寝転んで何のストレスも感じる事なくブログを更新し続けるセイウチを横目で見続けるボンジョルノの日々。裸眼でも十分過ぎる視力を持ちながら必要のないメガネをかける谷本氏とは違い、老眼が進むボンジョルノは旅行中のiPhonの小さな画面&キーボードと格闘しながらブログを書き続けた日々は結構苦痛を伴った。あの時からいつかiPadと思い続けていた品をやっと入手出来た。

使い始めて実感した。大きな画面&キーボードでなくてもいい人は、iPhoneやiPodあれば機能は十分事足りるという事を。がしかし私の様な老人性遠視を患うおじさんには、この大きさの画面とキーボードがストレスなく作業するギリギリ。持ち歩かない時は誕生日プレゼントで頂いたワイヤレスキーボード使って作業すればもう十分過ぎる至福の時間。



アップル社は人の五感を刺激するモノとシステムを創造する。その心地良さを知ってしまったボンジョルノは、また新しい楽しみ見つけた。今回のブログもiPad使って書いています。メールもこのiPad使って送受信する事が多くなった。キーボード操作は今でも片手でしか打てないボンジョルノでもすこぶる使いやすいと感じている。画面に触れて指先使った拡大縮小の独特の仕組みが、10インチほどの画面を有効に使うのに役立つ。そしてこのシンプルで美しい外観のフォルムとデザインが何より心豊かにしてくれる。短い月日の間に、私のネットとの架け橋は全てアップル社製品経由でのアクセスに。流行に乗っかりやすいタイプの人間なのかもしれない。でも良いのだぁ〜(バカボンパパ)。

2010年9月12日

革巻き教室初心者コース開催

今日はル・ボナー別館(倉庫)で「万年筆調整教室」が開催された。いつもは先生役の親方の、 革を万年筆の軸に巻きたいという要望あって、今回は「革巻き教室」となった。いつものように北海道からの参加は皆勤賞。恐れ入ります。





革巻きする作業はいたって簡単なので、一応一通り説明するけれど、我儘なオジサンたちは我が道を行く。まあそれでいいけれど、仕上がりの収まり具合に差が出ます。そんな中器用な親方は優等性。革巻きするには難しい形状の萬年筆に何とか巻く事が出来た。ライターケース、ルーペにも巻いていた。この人覚えが早い。





そして私の自作革巻き萬年筆も増えた。これは結構面白いじゃありませんか。ただ基本的にはお勧めしません。巻いた革を剥がして元のオリジナルな状態でやはり使おうと思っても、それは色々な理由から難しい。その決断が要ります。でも綺麗に巻ける(そうでなくても)と、限定1本の特別なオリジナル萬年筆に早変わり。今まで引き出しの奥に眠っていた、ペン先は魅力的だけれど軸がどうしても好きになれなかった出番少なくなっていた萬年筆たちの復活だ。
萬年筆趣味が予期せぬ方向にも進んでいるボンジョルノ。

2010年9月11日

革巻きしてバージョンアッププゥ〜

他に色々気になるモノ好き方向ありまして、
欲しい万年筆色々ありますが、
増えていない今日この頃。

「万年筆はもういらなぁーい」とか、
「万年筆は販促活動のため」とか、
戯言言い続けているボンジョルノですが、
やはり好きなようです。脱出出来ません。

シェーファーのノンナンセスというおふざけた名のスティールペン先のステンレス軸の万年筆を、ル・ボナー別館(倉庫)にて開催された「第一回ペン先調整教室」参加記念に親方から頂いた。自身で調整(最終調整は親方)した書き味は鉄ペンなれどすこぶる良くて大変気にいって使っている。しかしステンレスの軸はデザインを感じない無骨さ。

前々回のペン先調整教室はペン先ロジュウムメッキ教室だったように、次回では軸に革巻きしたいと親方言っていた。と言うことは師範役はボンジョルノではありませんか。革を扱い続けて30年以上の私なのだからプロらしいところ見せないと格好つきません。そこで予行演習兼ねてこの「ノンナンセス」に革巻きしてみました。




そして今マイブームの革・黒桟革を巻いたノンナンセンスがこれ。
作業時間約10分。なかなか満足な仕上がり。一見高級万年筆の雰囲気出たのではないでしょうか?。これで革巻きの指南役する自信がついた。

高級万年筆も好きではあるけれど、本当は欲しいけれど、
万年筆とのこんな関わり方も面白いと思うボンジョルノでありました。

2010年9月10日

ディプロマ・トートを新革でも

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ディプロマ・トートッバック早ばや再生産再登場です。
今回のシュランケンカーフバージョンは、
前回最初に売り切れになった黒(赤ステッチ)とダークブラウン。
それとオリーブ色を加えた3色での登場です。
今回は秋を意識して落ち着いたシュランケンカーフの革色で作ってみました。

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それに今回始めてペリンガー社のノブレッサーカーフ使って作ってみました。
フランスのH社では「ボーグレネクシュベール」という名で使われているカーフ革に型押しを入れたタイプの革です。元厚が13㎜と薄い革なので一枚仕立てのディプロマ・トートには少し不安があったのだけれど、出来上がった姿なかなか良いではないですか。薄いけれど革のコシがあることが良い効果を生んで、スタイリッシュな雰囲気で仕上がった。その上シュランケンカーフタイプに比べて相当軽くもなった。今回ノブレッサカーフではネイビーとゴールドの2色。シュランケンカーフと同じ税込46200円で。

ユニセックスなトートバッグを標榜し生まれたディプロマ・トートは、分度器ルータンとP&M吉宗さんとのトライアングル販売網の恩恵もあって好調に今回のリピート生産と相成りました。両店ソールドアウト状態だったポーチ・ピッコロも2社の店頭を飾っています。ル・ボナー同様に両店でも宜しくお願いいたします。この後順次登場させていく「ZANSHIN」シリーズの革小物たちもこの3社に東京の(株)猪瀬さんの「フラソリティー オンラインショップ」が加わって販売していきますので乞うご期待。

2010年9月 8日

黒桟革でポーチ・ピッコロ

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ポーチ・ピッコロ再登場です。
ブッテーロ革の黒に赤ステッチは作らない訳にはまいりません。
なんせル・ボナー界隈では今人気のコンビネーション。
ただ今回はブッテーロではこの黒だけ。お手入れ楽しむならブッテーロ。
でも傷付けたらしばらくの間は消えない革でもある。
バッグinバッグとしても使うポーチ・ピッコロなので、
清潔感のあるエージング楽しめるこの革では、今回は黒のみです。

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その代わりと言う訳ではないけれど、シュランケンカーフは3色で。
現在入荷量が極端に少なくなっているパープル(内装ワイン)と、
これまた珍しいオリーブ(内装グリーン)と、
誰かさんが黒(内装チョコ)にダークブラウン系の糸が合うというお言葉信じて、
黒にチョコステッチのコンビネーションの3色。

今私はシュランケンカーフのパープルのポーチ・ピッコロを、
パパス・ショルダーに入れて日々持ち歩いているけれど、大変重宝している。

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傷を気にせず使えて、その上このシュランケンカーフのソフトな質感が持つ楽しさ教えてくれる。税込み33600円で使えば使うほど、その良さ実感できる。

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そして最後に控えるは「黒桟革」のポーチ・ピッコロ。
国産黒毛和牛の原皮を使い、姫路の伝統的皮なめし技法である水なめしで革にし、その革を手揉みして出来たシボに本漆を塗って仕上げた、オール日本製の革を始めてカタチにしました。
内装もステッチも同色使い渋く作ってみました。これ良い。

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和装でも違和感なく持てて、正に「日本」感じるじゃありませんか。
ル・ボナーの定番革としてこれから積極的に使って行こうと考えている次第であります。
表面の光の粒は、まるでガルーシャ革のよう。
自然界の美を人の手で作り上げた。それもオール日本製で。
黒桟革のポーチ・ピッコロは税込み44100円。

2010年9月 7日

暑過ぎた夏ももうすぐ終わりそう。





8月の最後の土曜日の夜は、ル・ボナー店舗前は毎年賑わう。この人工の島・六甲アイランドで一番盛大な行事である「夏祭り」が行われるからだ。この夜ばかりはいっぱいの人。六甲アイランドではこの行事が終わって夏も終わる。

がしかし今年の夏は、9月に入っても35度オーバーの日が続く。私が子供だった頃は、日中30度超えたら暑い日だと言っていた記憶がある。若い頃は暑さを楽しめたが、今ではこの暑い夏が早く終わるのを願うばかり。

例年夏はカバン屋にとって商売的に厳しい季節だけれど、今年は例年以上に厳しかった。その分いつもは秋冬に向けての製作に集中出来る季節でもあるのだけれど、今年の夏は驚異的な暑さと売り上げの悪さのダブルパンチで、テンション下がり続けたル・ボナーの二人。

しかしそんなスランプ状態も底をついた。開き直ったとでも言いましょうか、ヨーロッパではこの時期はバカンスシーズン。動物たちが冬眠するように、「夏眠」の季節だったと思う事にした。そう思うようにしたら少し気分も上昇傾向。





このところのル・ボナーの二人のブームは、撮った写真を音楽付きスライドショーをバックで流しながら仕事する事。iPhotoのスライドショーは洒落ていて楽しい。今年6月に行ったヨーロッパ周遊旅行の写真をよく流している。音楽をバックにズームインズームアップ動作のスライドショーが効果的。Macになってパソコンが私たちを楽しませてくれている。

秋冬に向けて作る仕事の方は山積み状態。頑張って「夏眠」していた時間を取り戻さないと。そんな風に思っていたら、日中はまだまだ暑いけれど、朝夜は爽やかな風が吹き始めているのを感じた。秋はもうすぐ。革製品の季節の始まりも近い。





暑い時には熱い飲み物が良い。
今日はカフェマキアートをダブルで飲みたい気分。
イタリアンコーヒーはやはりカップは「illy」マーク入り。
元気が出る熱々カフェマキアート。

2010年9月 4日

銀塩カメラを遊ぶ

つい最近までカメラには全然興味がなかったボンジョルノ。でもブログに画像添付するようになり、撮り続ける間に面白くなった。当然デジタルカメラだ。私にはそれで十分カメラの楽しさ満喫できた。ボケ味命と明るいレンズで全てボケボケでも、これぞボンジョルノらしい写真だぁ〜と悦に入りながら楽しんでおります。
カメラに興味を持ち始めて気が付いた。来店されるお客様たちには、カメラ好きが多い事を。万年筆と同様に楽しみ方色々。これもまた面白い。

特にアナログな銀塩カメラの世界は摩訶不思議なオジサンたちのワンダーランド。フィルムは手間だしお金もかかる。その上デジタルカメラと違って撮ったその場で確認出来ないから不安になる。何かと面倒多いけれどそれを愉しむ奥深い趣味世界。

物欲少ないP&Mの吉宗さんはデジタルカメラにはさほど興味を感じなかったけれど、ローライ35と出会ってアナログカメラ趣味に開眼したようであります。アナログ趣味的な筆記具・万年筆に魅力感じるタイプの人種は、銀塩カメラに共通の何かを感じるのかも。どこに行く時でも持ち歩きパチパチ撮っている。どんな写真が撮れているのでありましょうか。

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そのローライ35をP&Mに持ち込んだ張本人T先生がル・ボナーに来店された。今回持って来られたカメラはローライ35とバルナック・ライカ。この時代のカメラたちの佇まいは、手仕事の魅力を十二分に伝えてくれる。万年筆、時計、オーディオetcと多趣味なT先生ですが、カメラ趣味は父上の影響もあり若い頃から。それがデジタル全盛の平成の今、復活したぁ〜。

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そのT先生が『使ってみてください』とMマウントの35㎜と50㎜の最新のカールツァイス・レンズを持って来られたぁ〜!。これでライカM3が普通に使える〜。ファインダー以外借り物だらけのボンジョルノの銀塩カメラワールド完成型〜!。

90㎜で気持ちだけは『木村伊兵衛』と思いつつ撮るけれど、F2のズミクロンは初心者には非常にシビアなピント合わせ。ボケ好きもいい加減にしろというぐらいボケまくる。やはりライカは35㎜で気持ちだけは『アンリ・カルティエ=ブレッソン』で〜?。急にライカで撮るのが面白くなった。はたして撮った写真はいかがな仕上がりでありましょうか。現像した写真を見るのが楽しみです。。

メインはあくまでデジタルカメラ。そうでないとブログに画像添付出来ない。しかし格好から入るタイプのボンジョルノには、銀塩アナログカメラが大変魅力的に感じている次第です。安易でなくて作法が必要で、それが楽しい。その上撮って待つ時間が想像力も楽しませて頂ける。

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2010年9月 2日

使い込んで良い感じ フラボナ・ポーチ

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B5サイズが入る薄身のショルダーバッグそしてポーチとして使えて、その上可愛いボックス型のポーチにもなる、3通りにアレンジ出来るフラボナ・ポーチ。
使っている革は、素晴らしいエージングが楽しいミネルバボックス。

1年ほど使われているコニャック色のこのポーチをお客様がお持ちになって来店された。そのフラボナ・ポーチが写真右端の品。その左に並べた同じコニャック色の新品と比べると、素敵にエージングしているのが歴然。それより何よりボックス型ポーチにした時の収まり具合が絶妙なのに驚いた。新品時だと革が馴染んでいなくてこんな収まり具合にはならず、左側のようなボックス型ポーチ。それが1年使うと革が馴染みこんなに収まった形になるとは、作った私自身思ってもいなかった。

このフラボナポーチを使われている多くのお客様が、ボックスタイプのポーチとして使わず、カジュアルにショルダーバッグとして、または薄身のB5サイズのポーチとして使われていますが、こんなに収まったカタチになるのだったら、ボックス型ポーチとして使うのも楽しいんじゃないでしょうか。

フラソリティーbyル・ボナーのオンラインショップでも黒、タバコ、コニャックの3色で販売しています。税込29,400円で好評発売中。

2010年9月 1日

ル・ボナーにガラスケースがやって来た

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今日のル・ボナー。
工房部分は今まで通りゴチャゴチャだけれど、
店舗部分はすっきりした。
お客様の導線をしっかり確保した上で、
顧客の方々がゆっくりくつろげるスペースになった。
そのために什器を入手した。
写真右側に見えるのがそれ。

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前々から陳列用のガラスケースが欲しいと思っていた。
しかし西洋アンティークのガラスケースだと100万円近くの値で売っていたりしていて、
高価で手が出なかった。でもお店の什器として入手したいと思う気持ちは持ち続けていた。
そんな時、ヤフオクだと安く手に入れられる可能性があると知った。
前回ロッドブレーキのデッドストックな自転車を安く手に入れた私とハミは、
ヤフオク拒否症から解放されて、3度目の挑戦と相成った。
そしてこのガラスケースも格安でで落札する事に成功した。

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そして届いた品は十分満足出来る品。
ル・ボナーの革製品をこのケースに納めると益々素敵に見えるではありませんか。
ただ試練が待っていた。棚部分になるガラス板が割れていたぁ〜。
厳重な梱包がしてあって、どうやら輸送中に割れたようだ。今運送屋さんと交渉中。
ネット購入だけでなく、ガラス部分の多い家具を購入する時は、皆様気をつけましょう。

こんな風に世の中便利になった。
安くて望みの品を、ネットから入手出来る。
その上そういった情報も安易に知る事が出来る。
人は便利を豊かさと思い、社会は進化し続ける。
そしてその恩恵は私も受けている。

でもその便利という豊かさをに疑問を感じる私がいる。
生まれた時にはまだテレビは普及していなかったし、
デジタルという言葉を知ったのも成人した後だったし、
ネットがここまで普及したのはつい最近だ。
便利は良い事だ。でも不便が楽しい記憶を作り出す部分あると思う。
デジタルな時代になり、実質的にも精神的にも隙間(余白)が埋め尽くされる時代。
無駄や遠回りって大事なように思ったりする。

何よりの贅沢は時間。そんな風に思える年齢になった。
それがままならない時、時間を遊ぶモノたちが無性に愛おしい。
ル・ボナーには色々な趣味を持った人たちが訪れるけれど、
共通する部分はアナログで合理的でないモノたちが好きだという事。
そしてアナログな鞄作りを生業としている幸せ感じながら、
手間のかかるモノたちを愛おしく思うボンジョルノでありました。

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