2011年5月アーカイブ

2011年5月31日

このところ増えたささやかなモノたち




私は高価な品はそんなに買っていないし買えない。万年筆の場合10万以上を払ってでも手に入れたいと思う段階が分岐点だと思っている。私はその壁を超えられない。だから私はまだまだ大丈夫だ。そんな私が手に入れたプラチナの70年代の18金ペン先の万年筆。当時売っていた価格4000円のシールが付いた状態で、その同じ価格での入手でありました。




18金ペン先の上にプラチナ得意の細軟であります。書き味も全くもって良いではありませんか。このところ古いプラチナが面白いと感じているボンジョルノ。









シルバーボディーの上海ダンヒルのオイルライターを手に入れた。上海が最もコスモポリタンな迷宮都市であった30年代に一時期ダインヒルが上海に工場を作り、その代表作がこの昇り龍の彫りが入った品で、幻の一品などとネットで調べたら書いてあるページがあった。その時代の上海を思い浮かべながらその残り香を楽しめるなどと思ったが何か信じきれない。そこでル・ボナーの顧客で500個以上のライターをコレクションしているプリティープンチャン氏にメールでその真偽を尋ねてみた。すると明確な答えが返って来た。ダンヒルの名高いフェイクで、50〜70年代に作られたダンヒルとはまるで関係ない偽物だって。そう言われれば確かに彫も相当あまいしパーツもイージーな感じ。でもひと時このライターで夢を見せてもらった。使用には何の問題もなく、偽物だと知った後も気に入って使っている。上海ダンヒルという名は良い響きをやはり感じる。






久しぶりに自転車のパーツも入手した。フランス・マファック社のセンタープルのブレーキ「レーサー」。まだフレームは入手していないけれどクラシックな雰囲気漂うロードタイプの自転車を組みたいと思ってパーツを集めている。パーツは70年代のカンパニョーロとマファックの仏伊同盟のラテン系でと考えている。フレームは何になるのかな。乗らないのに自転車趣味はまだまだ続く〜。それにしても一昔前の自転車のパーツは味があるなぁ〜。入手価格7000円也。

こんな風にモノとのささやかな関わり合いを楽しみながら過ごすボンジョルノであります。無理はいたしません。緩くモノを楽しみたいと思うのであります。

2011年5月30日

アルファロメオ145がラジエター交換から戻って来た




台風の影響で今日は朝から強風を伴なった雨が降っていた。これでは水嫌いで高齢で足腰が少し不安定になってきた愛犬・チャーを連れだっての出勤は大変だ。なので滅茶苦茶近い距離(自宅からお店まで車だと1〜2分)ではあるけれど愛車・アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型で出勤する事にした。チャーも嬉しそうに指定席のリアシートに鎮座している。それにしても5月に台風が接近するなんて何か変だと感じて怖くなる。


それでもってそうなんです。ラジエター交換で入院中だった私のロメオ君が戻って来ているのです。修理代は工賃込みで45000円でした。主治医をディラー使わず市井の自動車修理屋さんにお願いするようになって正解でした。この値段でラジエター交換はディラーでは絶対してくれないでしょう。こんな感じでこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型を維持していけるなら末長く付き合っていける。

その時エンジンオイルも交換してもらったら、交換前はギクシャクした乗り心地だったのがその事だけで嘘のようにスムーズな加速感。この時代のアルファロメオのツインスパークエンジンは傑作だ。車との会話を楽しみながらドライブ出来る。この車とこれからも一緒に歳をとっていきたいと思った。



今年でアルファロメオ生誕100年。アルファロメオを体験したのは22歳の時だった。知人が4ドアセダンのアルファロメオを入手してセカンドシートでその走りを体験した。セダンなのにスポーツカーの走り。危険すら感じるその走りは官能的だった。そのアルファのハートを今30年を経て自らの友としている。このアルファロメオのエンブレムは私にとって特別だ。口の悪い友人はエンブレムだけでしょうと言うけれど、そのエンブレムも含めたアルファロメオは私の大好きなイタリアそのもの。このアルファ145は中古車市場では10数万円の価格でも売れにくい車だ。でも私には維持している事が誇りに思える愛車。



雨中の走行はあまり得意な車ではないけれど、今日は老犬・チャーのため走行時間数分の雨の中の走行。そんな短い走行でも気持ち良いからと3000回転以上をキープしてツインスパークエンジンの音色を楽しんでいる。移動の道具としてはお勧めできないけれどこの車は面白い。

2011年5月27日

クロームなめしの革の魅力は手触り

クロームなめしの革はタンニンなめしの革のように使い込んだ時に大きな変化は期待出来ない。でもよくなめされたクーローム革は使い込んだ時にタンニン革とは違う魅力を持っている。


もう使い始めて1年になるシュランケンカーフのライムグリーンのパパスは、今まで使っていたパパスの定番革のミネルバボックスにはなかった魅力を感じている。ミネルバボックスのエージングは特別凄くて、それがパパスの魅力の一つである事は間違いない。シュランケンカーフで作ったパパスにはその部分は期待出来ない。しかし一年使い続けて腰が抜けてそれでも革は痩せていないから、身体へのフィット感やもっちりした手触りが心地よい。その上汚れも吸収するタンニン革と違って、新品時より艶は出ているけれど汚れは感じない。



クローム革の良さを再確認したのがこのクリスペルカーフ使った残心小銭入れ。私が使っている革小物の中で一番ヘビーな使い方をしている品だけれど、その馴染み具合が大変気に入っている。写真左が新品で右が半年以上ハードに使っている品。写真だとその変化は分かりにくい。でも触るとその違いに驚いてしまう。ねっとりしたゴムのような質感に変化している。これからも長い年月革の生命力を維持するであろう事を感じさせる変化だ。



表面をアップで見ると使い込んだクリスペルカーフの表皮は、細かなシボ(ボックス)が新品時よりはっきりしてくる。多くの型押し革は使い込むと、熱を加えて押されたその文様が薄くなる。よくなめされたボックスカーフ系の革は、その逆に変化をするようだ。

ボックスカーフは牛革の最高峰。タンナーはその技術力をこのタイプの革に全力投球する。だからタンナーの技量はボックスカーフを比較すると一目瞭然。ペリンガーが作るボックスカーフが私の知る限り現行の革の中では最高だと思っている。ただボックスカーフは靴用なので、私たちが使うのはその後もう1工程加えたクリスペルカーフ。靴は最終工程においてスミ入れとバフ磨きがあるけれど、カバンや革小物の場合は革の段階でその工程を加えたボックスカーフを使う。そうでないと起毛などの問題が出てしまう。

使い込んだ時に、よくなめされたタンニンなめしの革は、革の魅力をストレートに伝えてくれる。よくなめされたクローム革は革の持つ豊かさを大人っぽく伝える。目ではなくて手触りで。



この所革靴履いて仕事している。そして初めてアッパーがボックスカーフの革靴が加わった。それも初めてのグッドイヤーウエルト製法の紳士靴。マッケイ製法の靴はスリッパ感覚で地面を革底から感じられて気に入っていたけれど、このイギリス靴は足を包み込む感覚で安定感がある。これはこれで面白い。そんな事よりボックスカーフのアッパー部分の事だ。良質なボックスカーフは手ごわい。歩く度に曲がる部分の凸凹が足の甲部分と接触して痛ぁ〜い。親指付け根がその為擦り剥けた。これを靴が噛むというらしい。それでも我慢して履き続けると徐々にフィットしてきて痛くなくなってきた。アッパーに使われている革が上等である事を感じれる。それにしても靴は革の素性が如実に影響を及ぼす革製品だと思う。スニカー党で長らく来た私ではありますが、革靴が面白いと感じ始めている今日この頃。やはりアッパーは良質なボックスカーフが面白そう。苦行を乗り越えないとフィットしてこない根性持った革だけれど。

よくなめされたクローム革の魅力は奥が深い。


2011年5月25日

エレファント革でもキューブ・ブリーフ









ハミが作っていた2本のキューブ・ブリーフがもう少しで完成です。今回の2本は両方とも太いタイプです。シュランケンカーフのダークグリーンと黒のエレファント革。両方ともル・ボナーらしいふくよかさを十分引き出せたキューブ・ブリーフに仕上がりました。



シュランケンカーフはキューブ・ブリーフの定番革。ダークグリーンの深い緑がシックです。ブッテーロ革お手入れ名人の元へ行くこのキューブ・ブリーフは、どんな風にお手入れされてエージングして行くのか楽しみです。





そして今回はエレファント革で始めてキューブ・ブリーフはを作りました。その上ハミはエレファント革使ってカバンを作るのは始めて。相当手こずりながらも大迫力のキューブ・ブリーフに仕上がりました。

裁断すら牛革と違い苦労する。その上漉きも安定せず手漉きの多用。ただそんな手間が出来上がった時報われる豊かな表情と質感持った革です。






エレファントの革は革の中で一番丈夫な革だと私は思っています。そして牛革好きの私が、貴重品革の中で唯一好んで使いたいと願う革でもあります。アップで写すとこんな突起で覆われていて、使い込むとこの突起が摩擦で臥てツルツルになっていきます。引っ張り強度も表皮の強度も驚くほど頑強で、革の寿命は手荒く使用したとしても一生モノです。エレファント革はワシントン条約の指定動物となり使えない時期がありました。しかし象が増えて砂漠化の問題が深刻になり間引きするようになり、今はまた使えるようになりました。ただワシントン条約前に比べて倍ほどの価格になってしまいました。それにしても外観も迫力ある革です。



2011年5月23日

フォトジェニック




kazubonがリオちゃん連れて来てくれた。1歳と4ヶ月。
可愛いくてハミはメロメロ。
ボンジョルノは親の了解を得て何枚も写真を撮った。
最高のフォトジェニック。












未来を担う子供たちの為にも、
平和な地球でありますよに ハミ

2011年5月20日

阪神電車でぶ~らぶら

ここの所ブログが書けないでいた。書く事を少しの間怠ると益々書けなくなる。5年半の間2日に一話のペースは守って書いてきたけれど、どうもこのところそのペースが崩れかけている。まあそれほど深刻な内容を書いている訳ではないので、どうでもいいと言えばどうでもいい事ではあるけれど、この状態を続けるのはブログ職人と揶揄される事を甘んじて受け入れるボンジョルノ松本としてはあってはいけない事だ。でもって平凡な昨日の休日をなんとなく綴る事にしよう。


休日の朝はチャーのロング散歩から始まるのは、いつもの定番の休日の始まり。この所暑い日が続く。直射日光が結構厳しい。帰宅した時はもう12歳を過ぎた老犬チャーもメタボなボンジョルノもヘトヘト。

その後南米コロンビアに2年間行っている陶芸家の卓袱堂の卓ちゃんとスカイプで長話しした後車修理屋さんへ。実は私の愛車・アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型君がこの所お漏らしするのだ。車庫から車を出すと、今まで停車していた場所に緑の液体がある。どうやらその液体の正体はラジエター水で、お漏らしは止まってくれそうにないので修理屋さんに持ち込む事にした。ディーラーに出すとまた高〜い見積もりを言われそうなので、ル・ボナーのお客様に紹介して頂いた町の修理屋さんに。応急手当てでは無理なようでラジエター交換だそうです。トホホ・・・・。


修理屋さんが阪神青木駅近くにあるので、阪神電車に乗って途中御影駅で特急に乗り換えて神戸元町まで。久しぶりに乗った阪神電車は味わいがある。阪神間を走る鉄道は阪神、JR、阪急とあり、山の手風情の阪急と下町風情の阪神は裏表。JRは無味乾燥だけれど一番スムーズに移動出来るからよく使う。


元町本通り商店街は大好きな神戸。神戸で唯一のカメラ専門店のカツミ堂に取り置いてもらっていた品を引き取りに。決してレンズもカメラも買っていません。付属品を取り寄せて頂いていただけであります。ただ店内を見ていると目に毒だ。P&Mさんにも久しく訪れていないから近所まで来ているから行きたかったけれど時間がぁ~。



三ノ宮駅まで行く途中に三ノ宮センター街を通った。ここが神戸で最も盛況な商店街だが、私は元町本通り商店街の方が居心地良い。


帰りは三ノ宮からJRで住吉。そして六甲ライナーで帰った。六甲ライナーの一番後ろの座席に座るとパノラマビュー。六甲山の豊かな緑が街を豊かに彩る。居心地の良い街だと思う。




愛用しているシュランケンのライムグリーンのパパスにはカメラ2台とポーチ・ピッコロ他色々収めているけれどまだまだ余裕がある。ドラえもんのポケットのように色々なモノがいっぱい入る。

午後3時までには六甲アイランドに戻っていないといけなかった。ル・ボナーのあるショッピング街の、年に一度のテナント総会に参加する為。私はこのショッピングセンターが出来た時からいる最古参。これからもここで続けていきます。



テナント総会終わった後は、シェラトンホテルでいつもの囲碁。囲碁は面白い。負け続けると一皮剥けて強くなれる。負けると深く考える。今攻撃する気持ちを持ちながらディフェンス重視の囲碁を思考している。それがやっと実になってきた。


帰宅は午後10時。
夜風が気持ち良い。
このブログで1166話。
ちょっとスランプだけれど、
これからも書き続けたい。


2011年5月15日

ウサビッチとプラチナプラチナ




昨日の土曜日はWAGNERの「ペントレ@関西」が神戸元町でありました。行きたい気持ちは強くありましたが、週末は稼ぎ時で遊びに行くなんてとんでもない。・・・・・などと言いながら今年は万年筆がいっぱいあるところには意識して行かないようにしています。ここ数年何をトチ狂ったのか万年筆が増え過ぎました。少し鎮静期間をなどと年初に思った次第です。それでもって接客しながら神戸元町の万年筆屋さんのスタッフK女史のイラスト入り発注書をファックスにて頂き、急遽黒に赤ステッチの絞りのペンケースを手縫いで仕上げておりました。何で同色の黒は売れないんだよぉ〜。



そんな昼下がり万年筆だけでなく変なモノ収集家のつきみそう先生がペントレ@関西を抜け出しウサビッチのプーチンとキレネンコのマウスを持って来て下さった。つきみそう先生のブログに登場した時、我が家の3人が口を揃えて「欲し〜い!」と叫んでしまった品です。その事話したら私はそれほど趣味ではなので差し上げますよと素敵なお言葉。我が家では現在「やんやんマチコ」が静かなブーム。その前作の「ウサビッチ」も押さえておきたい?。ザリガニワークスの「コレジャナイロボ」のカルトなセンスに衝撃を受けた私たちは、ちょっとインディーズなキャラクターに魅力を感じる。



そしたら今日朝起きたら、娘がこんなモノを見せてくれた。
おぉ〜キレネンコではないですかぁ〜!。
私は奪い取る事にした。



そしてそして何て事だ。夕方ル・ボナー前をプーチンの着ぐるみ着た人がぁ〜。六甲アイランド界隈では何のイベントもしていないのに何で?。あまりの偶然にびっくりしたぁ〜。でもってプーチンと一緒にハミを撮りました。左の外人のガキは関係ありません。昨日今日と「ウサビッチ」が連続して驚いた。

そして昨日「ペントレ@関西」が終わり万年筆の誘惑からはしばらくの間開放されたと思っていたら、今日関西の親方が健全なるヘンタイ倶楽部の一族郎党引き連れてお出ましだ。それでもって聞かなければ良いのに、その変なメンバーの一人Dさんに「昨日の売れ残った品を見せてくださいよ」なんて言ってしまったのが運の尽き。最初に目に入ったのがシェーファーのPMF。一本所有しているけれど軸が黒。しかしこれは緑軸。欲しい〜と思った。しかし他の万年筆たちもじっくり吟味していたら〜うわぁ〜「プラチナプラチナ」があるではありませかぁ〜!。それも格安で。これは入手しない訳にはいかない。



入手相成った70年代の国産傑作万年筆「プラチナプラチナ」。シルバーの太めの軸はスマートでありながらふくよかさ持った絶妙なフォルム。金属絞りがうみだしたまろやかなライン。ニブはプラチナ使った硬質な書き味。これがまた独特の味わいある書き味。親方にその場で調整頂き完璧だ。

P&Mの吉宗さんがプラチナプラチナを自分用に入手した時見せて頂き、「この万年筆良いでしょう?」と聞かれて「いらないも〜ん」なんて強がり言ったけれど本当は羨ましかった。そのプラチナプラチナを私もついに手に入れたぁ〜!。今年は始めて?の1本。ハミの了解済みでの購入。なんか幸せな5月中旬の週末でありました。

2011年5月10日

露出計のアプリ




ライカM3で写真撮っていると、カメラに興味を持っている通りすがりの人が「M3ですか。良いカメラ持ってますね」と何度か声をかけられた。スムーズに撮れなくて四苦八苦しているボンジョルノではありますが、外観重視の私には大変励みになって気分が良い。

露出はコンパクトなコシナの露出計が頼りです。でもオールアナログなM3にこの電池式の露出計を取り付けて撮るのは何処か抵抗を感じていた。その上老眼が進んでいる私には見にくい。それと撮影に集中していると知らぬ間に露出計のダイヤルに触れて動いてしまい、不正確な露出で撮ったりする事しばしば。あと格好が一番の私はファインダーを付けたライカで撮りたいと願うのであります。無用の長物ではあるけれど。


古い露出計で測ってM3で撮るなんて事出来たらそれが一番望むところ。でも挑戦何度もしてみたけれど、この露出計は難解過ぎる。格好良いけれど。


そんな時お客様がiPhoneのアプリで良いのがあるよと教えて頂いた。セノガイドというアプリ。昔露出計を持っていなくてもこれを合わせて露出を割り出したそうな。最新のiPhoneのアプリだのになんてアナログな。これが使えれば渋いと思うけれど、無理だぁ〜。誰か知っている古くからのカメラ愛好家の方、使い方を教えてくださぁ〜い。



でもって見つかりました。このアプリは便利。撮る被写体に向けてシャカ〜とスイッチ押すとその露出が一目瞭然。これは楽で素早く計測出来る。しばらくはこれ頼りで露出はいってみよう。これでM3はオールアナログな佇まいで持ち歩ける。神戸の自称テブレッソン松本。

2011年5月 9日

イタリア食材がいっぱいだぁ〜!

毎年ゴールデンウイークにはイタリアへ行っているF夫妻が昨日帰国した。今回は帰国当日のボローニャ空港ストライキというアクシデントに遭遇し、一日遅れの帰国だった。個人旅行でこういうアクシデントに遭遇するのが怖い。もし私などがそういう状況に置かれたら、もう顔面蒼白でどう対応すれば良いか途方に暮れる事でありましょう。でも旅慣れたF夫妻は大丈夫。




今回のF夫妻のイタリアは、ボローニャ&トリノとその周辺の小さな町を鉄道を使っての旅。つまりイタリア食材の宝庫地帯の旅です。いっぱい買って来てぇ〜!と頼んでいました。その食材たちがいっぱい。


モデナのバルサミコ酢は20年、30年、40年モノを。本家モデナのDOPの刻印入りのバルサミコ酢は別格の風味。特に40年も寝かして熟成すると酸っぱさが消えて濃厚な甘みのエキスになる。バニラアイスにかけて食すと格別だそうだ。昨年私がモデナを訪れた時に、市場が閉まっていて買えなくて悔しい思いをした事を思い出す。


ボローニャからは5年モノのパルミジャーノ・レッジャーノ。当然DOP認定。5年モノはなかなか日本では手に入れられない。熟成され旨味成分が結晶化したこのチーズはエミリア・ロマーニャ州の食の至宝。30年モノのバルサミコ酢を少しつけて食すともうたまりません。30キロある丸々一個を頼んだけれど、それは無理と今回は1.5キロ。1.5キロでも結構重量級。





あと市場で乾燥ポルチーニと乾燥トマトも。乾燥させる事で旨み成分が凝縮して、イタリア料理に入れると格段に美味しくなる食材たちです。乾燥ポルチーニを日本で入手すると、もっと小さくて粉々になっていて何倍も高ぁ〜い。乾燥トマトの方は日本ではなかなか手にいらない。こちらは1キロでビニール袋いっぱい。

その日の夜から我が家の食卓はイタリアンの連続。サラダだって市販のドレッシングかけずにオリーブオイルと20年モノのバルサミコ酢と岩塩使い、その上から5年モノのパルミジャーノ・レッジャーノ振り掛けると凄すぎます。


お菓子もカラフルな「コンフェッティ」をいっぱい。イタリアン版マーブルチョコレート。私だけは初めて食すコンフェッティは思ったより香ばしいチョコレート菓子。このお菓子から名前を頂いたレディースのバッグ「コンフェッティ」は今月末には完成予定。お菓子と同様カラフルな色で登場〜!。

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F氏が撮ったイタリアは良い。大枚はたいて入手したX100が功を奏して深みのある良い写真がいっぱい。やっと銀塩では撮れてもデジタルでは撮れなかった領域の色合いに到達し、空気が伝わる素敵な写真が何枚もあった。夜が特に良かった。夜は銀塩が苦手な領域。今日はその写真たちをMacの音楽付きスライドショーで見ながら仕事をしていました。

平日来るなんて珍しいシャーロキアンでイギリス大好きなK氏が奥様と来店。来られるといつもイギリスとイタリアのどちらが良いか対決になるお方です。仕事で仕方なく初めて今月中旬イタリアへ行くのだそうです。でも嫌そうではないご様子。仕事柄ランボルギニー、フェラーリ、マセラティの工場にも行かれる予定だそうです。良いなぁ〜。という事はエミリア・ロマーニャ州。きっと料理の美味しさに圧倒されてイタリア良いなぁ〜と実感する事でしょう。

イタリア行きたい病がうずうずし始めたボンジョルノ。
今年は行けるかなぁ〜。

2011年5月 8日

ハミの iPhone4ホワイトモデル

フランク・ミュラーのダイヤルコレクター&アップラーのK氏から「iPhone4のホワイトモデルが出ましたよ」と連絡が発売当日にあった。やはりアップル製品と言えばアルミ削りだしかホワイトでしょうと思っている私です。私は早速ソフトバンクショップに行った。すると今使っているiPhone3のローンがまだ11ヶ月も残っている事を知った。いくら私でもアップラーK氏とは違って二重ローン覚悟で手に入れようとは良識が許さなかった。そこで奥の手をひねり出した。携帯電話は電話とメールさえ出来れば充分だと思っているハミの携帯電話の機種変更という手。彼女は今まで過去の遺物のような携帯電話を使っていたから支払いはとっくの昔に終わっている。あまり乗り気ではないハミを説得し、iPhone4ホワイトモデルが昨日我が家にやって来た。







ワクワクしながら私がセッティング。ただセッティングしながら思った。私の持っているiPhone3より色々進化したのだとは思うけれど、何か私には物足りない。ブラックよりはホワイトがいいのだけれど、見た目を重要視する私にはこの角張ったフォルムが楽しくない。アップルのフォルムデザインに魅了された者にとって、MacBookx Airの感動が欲しかった。フォルムはiPhone3までの方が良いと私は思う。そんな事考えていたら、今使っているブラックボディのiPhone3が愛おしく思えた。もしかしたら11ヶ月後に携帯電話のローンが終わり晴れてiPhone5が購入出来るようになっても、フォルムにアップルらしさを感じない場合は買い換えないかも。その代わりなんてまたまた屁理屈だけれどMacBook Airが欲しいなぁ〜。あのフォルムと質感は凄い。

あまり乗り気ではなかったハミだったけれど、さっそくメル友に画像付きでメールを楽しそうに送っている。気に入ったようだ。ハミが喜んで使ってくれれば大満足。そんなハミを微笑みながら見ているボンジョルノ。

2011年5月 6日

万年筆の伝道師・川口御大来店




セーラー万年筆の万年筆の伝道師(古山萬年筆画伯がそう名けた)の川口御大が、関西の親方と一緒にル・ボナーを訪問して頂いた。関西の親方は昨日もしげおさんと来られたので、二日連続の来店だ。なぜかル・ボナーには萬年筆関連の方々が多く来られる。楽しいからいいけれど何故なんだろ〜。



鞄購入が目的で来られたのだけれどまずは萬年筆でしょう。早速私の使っている?萬年筆をチェックして頂いた。そんなつもりでのル・ボナー来店ではなかったのでペン先調整道具はホテルに置いて来られているけれど、関西の親方が昨日買って頂いたダークグリーンのパパスには常駐していた。そしていっぱいの万年筆の調整をお願いした。川口御大のペン先調整は、その萬年筆が持っているスペックを引き出す調整。特に私の持っている戦前の鍛造ニブの萬年筆たちを楽しそうに調整して頂いた。10本以上診てもらったかな。ありがとうございました。



その川口御大が入手したのはディプロマだった。多くの萬年筆愛好家に支持されているパパスではなくて、渋い大人が似合うディプロマ。このスマートなショルダーバッグが似合う人は限定される。川口御大は似合っている。私は似合わなかった。関西の親方も似合わない。やはりパパスだ。

パパスは早くも次回生産が決定した。ディプロマも少し時間はかかったけれど在庫があとわずかになったのでいよいよ再生産しないと。次回は黒、バイオレット、ジーンブルー、スカイは決定。あと何色を作ろうかなぁ〜。

2011年5月 4日

ミネルバボックスのグリージオ

ゴールデンウイークの真っ只中です。ル・ボナーは木曜日の休日も返上してゴールデンウイーク中は休みなしでお店を開けています。営業時間もいつも通り午前10時から午後8時までやっています。大分や広島からも来店頂きありがたい限りでありますが、いつも休日は長時間居座る常連客がこの時期来ない。家族サービスやら色々あって純粋?なお客様ばかり。顧客とはもう呼べない呼ばない休日限定のル・ボナー無償店員であるF夫妻は今年もまたイタリアだ。今回はボローニャ&トリノとその周辺の小さな町たちだ。私も行きたいなぁ〜。

そんな風にいつも休みの日は居座る連中もいないし、それより何より相棒のハミが風邪でダウンして連休初日から家で寝込んでしまった。かかりつけのお医者さんはゴールデンウイーク中は休みで、その為風邪の症状が長引いている。ゴールデンウイークの前半戦はボンジョルノとチャーだけのル・ボナー。逆に気楽だよぉ~んなんて言えません。機能不全な感じです。やはりル・ボナーは二人と一匹揃ってないと。


本題に入ろうっと。
ゴールデンウイークが始まる前日にパパスショルダーが届きました。そしてパパスお目当てでの来店が多くあり、パパスの在庫はもう相当少なくなっております。なのでまたまた間を置く事なくパパスを生産します。その人気のパパスの中でもミネルバボックスのグリージオが一番人気。ミネルバボックスのグリージオのエージングは驚異的。パパスのグリージオのエージング後のサンプルがないので、履いているエージングしたグリージオの靴と比較してみました。ここまで変わります。


ミネルバボックスのエージングは凄いです。その中でもグリージオ色の経年変化は特別。ここまで変わらずに元色をもう少し残すぐらいがいいのになぁ〜と思っている人もおられるようですがそれは無理です。容赦なくここまで経年変化します。

ミネルバボックスを作っているタンナーはイタリア・バタラッシー社。先代がイタリアの古来の革のなめし技法であるバケッタ製法を研究していた学者さんだったのですが、実際に自身の手で復刻したいと思ってタンナーを始めてしまった。なのでイタリアではバケッタと名乗る革を作っているタンナーは数社ありますが、正真正銘手抜きなしに忠実に復元しているのはバタラッシーのバケッタ革です。だからエージングも特別です。そのバタラッシーが作るバケッタ革の中でもミネルバボックスは特別エージングが強烈だ。プレーンな表面のミネルバリスシオとは、揉みを入れているという違いだけなのだけれど、ミネルバボックスの方がエージングが凄い。それはきっと揉む事で含まれている動物性オイルが馴染むからであろうと私は思っている。そしてそのミネルバボックスの中でもグリージオ色のエージングは突出している。水拭きと乾拭きを繰り返す事で、特別なエージングを堪能出来るミネルバボックスは面白い革です。

2011年5月 2日

フィットする気持ち良さ

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私がこのところよく履いている2足の革靴です。手前の靴がミネルバボックスのグリージオ使って作ってもらったオーダー靴。元色が思い出せないほどのエージング。もう一足のブルーの革靴は知人が大阪の若き靴職人に頼んで作ってもらってテーラーに卸していた売れ残りを安く買った品。一緒に買ったル・ボナーの顧客が正価でも手に入れたいと願う「幻のハチカメ?シューズ」と呼ぶ履き心地抜群の紳士靴。

今まで革好きではあったけれど革靴にはあまり興味を持っていなかった。ラフな格好でも問題のない仕事だった為、もっぱらスニーカー党でつい最近まで通していた。革靴と言える代物は持ってはいたけれど、ワークブーツやビブラム底のアウトドアな革靴ばかりだった。東京に居た頃に近所の家で不幸があった時に黒の革靴を持っていなくて黒長靴履いても気が付かれないと思って夜のお通夜には行けたけれど、革靴ないばかりにお昼のお葬式は辞退したこともあった。

そんな私も年齢も50歳過ぎるようになると、少しはちゃんとした格好に見えるアイテムを身につけなければと思うようになった。冠婚葬祭用の黒い革靴ぐらいは恥ずかしくない程度の紳士靴を持っていようと考えるようになった。革靴は高校生の頃アイビー全盛であった事もありロファーを通学に履いていた時期があり、これが硬くてパカパカ踵が浮き靴擦れ起こす代物で、その記憶がトラウマになってこの年齢まで避けていた部分がある。

そんな私がここ最近革靴を履いて仕事するようになった。足にフィットする紳士靴はスニーカーやアウトドア系の革靴より、履いていて気持ち良いという事をこの年になって始めて知った。美しいフォルムした靴が生み出す足元は、気持ちもシャキッとさしてくれる。

私の場合はまず自分の足にフィットするというのが一番。その上足が呼吸していることを実感出来る事も大事。それに加え足裏が地面を靴底を介して感じれる事。そしてシンプルでスマートなフォルム。その結果縫製方法はマッケイでもグッドイヤーでもかまわないけれど、呼吸し地面が感じられる革の底が良い。

革靴は革の良し悪しを最も反映する革製品だとこの頃思う。また量産品、オーダー靴問わずに職人の手仕事を強く感じられる革製品だと感じている。鞄作りに比べて靴作りは多くの拘束と制約の中で個性を主張しなければいけない。そんな革靴も面白いと感じている今日この頃。革製品はフィットするという事が大きな魅力なんだと更めて思うのでありました。

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