2011年6月アーカイブ

2011年6月29日

暑い季節が始まろうとしている




暑い季節が始まろうとしている。若い頃はこの季節にいっぱいの思い出を作った。夏は青春を謳歌する季節。しかし年齢を重ねるとこの季節が一年で最も過ごしにくい季節と変化して行った。出来るだけ外出は避けてこの眩しい季節を横目で見ている。

革製品のみを扱うル・ボナーにおいて夏は最もお客様の来店が少ない時期。他の革製品のみを扱うお店に比べて夏でも爽やかに持てるカラフルな色合いが多いお店ではあるのだけれど、それでも極端に来店数は減少する季節。革は暑い季節には持ちたくないと思うのは仕方ない事。なので売り上げには目をつぶって秋以降の為に製作に没頭する日々。それににしてもまだ6月だというのにこの蒸し暑さは困ったものです。この後始まる盛夏が思い悩まされる。


12歳を過ぎた(人間年齢に換算すると70歳前後)チャーも例年にも増して暑さが堪えているようだ。冷たい場所を探して寝ている。そんなチャーの仕事場でのお気に入りの場所がこの仕事机裏の隙間。ここの所毎日この場所で寝ている。


そして私のお気に入りはこのアイスカフェオレにバニラアイスを載せた一品。3時のおやつの時間にこれがたまりません。氷とアイスの触れる部分に出来る薄いシャリシャリした氷が良いのです。そんなささやかな喜びに涼を得ながら、いつも以上に静かなル・ボナーで仕事に励んでおります。

2011年6月27日

パパス・トートのサンプル製作中

7〜8年前に作っていたトートバッグの修理をして置いていたら、そのバッグが欲しいというお客様が何人もおられた。そこでそのメンズの大きなトートバッグをもう一度復刻する事にした。ただ人気があったのに定番として作り続けなかったいくつかの理由があって、それを克服した上で新しく登場させようと思った。外観のフォルムは大人気のパパスショルダーのトートバッグ版でいい顔している。しかし使い勝手の部分で修正加えたい部分があったのだけれど、その時その改良方法が思い浮かばなかった。そうこうしているうちに7年あまりの時間が過ぎて行ってしまった。お客様に言われなければそのまま二度と日の目は見なかったであろうメンズの大きなトートバッグだった。

まず最大の改良点が、ハンドル部分の長さを変えられるようにする事。ハンドルとして持つ事も、肩がけして持つ事も、出来るようにしたかった。安易な方法としては本体に4個のピンバックルを取り付けベルト部分の長さを変えて使うという方法。しかしこれだと自分側にも外側にも金属バックルの突起物が出る事になり、洋服やその他色々な部分に負担がかかるのでイヤだった。そして考えた方法が表に金属の突起物を使わないでサイズを変える事の出来る工夫。これを考え出した時は、我ながらグッドアイデアだと自画自賛した。その上十分な重さを支えられてシンプルな佇まいまで加わる方法。これはサンプルが出来上がってから公表します。

それとトートバッグらしさを損なう事なく口元にファスナーで閉じる工夫を加える事。大きなトートバッグなので、ボストンバッグ的な使い方も考えるとトップが閉まる工夫は必要だ。しかしそれをするには多くの克服すべき部分がある。でもいける方法が見つかった。

その他にも内部の補強や色々な工夫を加え、その結果出来上がったこの大きなトートバッグは新たな定番となるか。名前は「パパス・トート」の予定。



今そのトートバッグのサンプルを作っています。パターン段階では気がつかなかった問題点を修正しながら、ミネルバボックスの黒を使ってワクワクしながら作っています。このトートバッグもパパスショルダー同様ミネルバボックスとシュランケンカーフで本生産はしようと考えています。やはりカバン作っている時が一番楽しいなぁ〜。






2011年6月26日

空と雲

神戸に暮らすようになって、空が広いと感じている。
日々の生活の中で、空を仰ぎ見、
雲模様を楽しむ事が多くなった私たち二人です。
そんな空をカメラで撮る事が多くなっている。
特に雲は日々違った模様で、私達を楽しませてくれる。



































もっといっぱい毎日のように撮っているけれど、
ここから後は、昨日の夕方に店舗前からハミが撮った雲模様。




























2011年6月22日

アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型を安く維持する私




愛車・98年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は、ユーザー車検した後その足で市井の修理屋さんに法定点検とパーツ交換を頼んでいた。そして今日元気になって戻って来た。私は本当はディラーで車検を受ける財力はあるのだ・・・・・。しかし同じ年代の同じ車種の車検が部品交換込みで56万かかったということを聞いた時に決心した。20世紀最後の問題車と言われるこのアルファ145を、消耗部品はケチる事なく変えながら出来るだけ安く維持する努力をする事で、アルファロメオという魅力的な車を普通に維持出来る道筋を導き出したいと思ったのでありました。

今回のパーツ交換は異音のするファンベルトと、4年間替えていないバッテリーと、折れたヘッドライトの光軸。購入時ディラーで交換修理したパーツなので、ディラーでの価格は分かっていた。この3つでディラーだと確実に10万オーバー。今回ファンベルトは純正品、バッテーリーは新品の社外品、そして問題のプラスティック製の光軸はすぐ折れるのに高価なので、中古パーツを探し出してもらい付けた。それとユーザー車検中に外れてブラブラになったボンネットを開ける時のレバーは強固に元あった場所に固定してもらい、何十項目もある法定点検をしてもらって消費税込みで4万円弱。納得出来る価格を大きく下まわりお礼の言葉しかない。この値段には頭が下がる。ユーザー車検の時にかかった車検代、自賠責保険、税金を加えても10万以下で2年に一度の試練をくぐり抜けた。ディラーでの車検という安心という幻想の変わりに、市井の修理職人の誠意を頂いた。




145前期型の時代まではエンジンを覆うカバーはアルミ製。現行の車たちのようにボンネットを開けてもエンジン本体が隠れて見えない色気のなさとは違い、魅力的なエンジンルーム。官能的なアルファサウンドを奏でるこの傑作4気筒ツインスパークエンジンの中でも、吹け上がり感はこの時代のツインスパークが最高。軟弱ボディー剛性のアルファ145においてギリギリのパワーを持ったこのツインスパークエンジンは、恐怖と官能をドライバーに提供する。

皆様に助けて頂きながらこれからもこの車を安く維持してゆく所存であります。ただ出来るだけ乗らない事がこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型と長く付き合っていける最大の秘訣である事は確かだ。1年間で1500キロしか走行距離を伸ばさなかった私のような者にはベストなチョイス。3万キロに一回は交換しなければならないと言われているタイミングベルトの交換もこのペースだと一生しなくていいかも。愛しのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型との蜜月の日々はこれからも続く。私の145と同時代のGTVには魅力を感じているし、どうせそんなに乗らないのだから車の中で最も美しいと私は思っている1960年代のジュリエッタ・スパイダーをいっそなどと浮気心はない訳ではないけれど、この20世紀最後のアルファのファミリーカーに十分な満足感を感じているボンジョルノであったのでした。

2011年6月21日

ブッテーロという革には今でも驚かされる

ブッテーロのエージングは驚くほど清潔感を持った変化をする。そのブッテーロ革のお手入れにおいてル・ボナーのお客様の中で名人級は何人かいて、ハンカチ使った磨きにおいては、グリーンのブッテーロ大好きのFさんが最高峰。ハンカチで磨き続けると革が締まり艶やかな深みを増して行く。昨日雨の中お友達ち連れて来店頂いたYさんは、ブラッシングによるお手入れ名人。初めて見るタイプのブッテーロのエージングをした、ワイン色のフラボナの3本挿しのペンケースの変化具合に驚いた。ブッテーロという革のエージングは、使い手によって千差万別。その潜在能力にはまだまだ新しい驚きを感じる。











左がYさんがブラッシングし続けている三本挿しで右が新品。あきらかに違う。その上初めて見るエージング。ブラッシングだと表面をあまり締めつけないで、気孔から内側に含まれているオイル分が染み出て不均一に表面を飾り、不思議な光沢を生み出している。











このエージングは今まで見た事がなかった。ハンカチの乾拭きにしろブラッシングにしろ、その刺激によって内部からオイルが出て来て表面をカバーした状態を生み出した場合は、水拭きはしない方が無難なようです。この地道なお手入れは私には出来ないので、私は水拭きしながらほどほどのお手入れでブッテーロ革使った製品は楽しんでいる。それでも十分楽しめる。でもそのレベルでは満足出来ない方はFさんのハンカチ磨きやYさんのブラッシングのようにブッテーロの潜在能力を引き出して楽しんでください。でもこれは相当根気が必要です。でも間違いなく特別です。











革小物の場合は磨く面積がまだ少ないので満遍なく摩擦を加える事はまだ可能だ(私は出来ないけれど)。カバンサイズになると相当大変。でもそのサイズでもお手入れに励んでいる方たちが何人かおられる。ブッテーロのカバンを美しくエージングさせる事に成功した人は、お手入れ名人より凄いからお手入れの達人だ。それにしても手間暇かけたお手入れしたブッテーロの製品のエージングは美しいなぁ〜。

そのYさんが持参していたマーレの初めて見た万年筆が良かった。上2枚の写真の中央に鎮座する万年筆。カーボンとシルバーのコンビネーションなんて驚いてしまう。さすがイタリア万年筆の仁義なき美意識。この万年筆いいなぁ〜。




2011年6月17日

時計はやはり革ベルトが良いと思っている

私は時計は革ベルトでないと付けない。これは仕事柄もあるけれど、金属ブレスの時計を付けた時の装着感には抵抗を感じてしまう。フィット感が全然違う。私はやはり革ベルトが良い。汗をかく季節には革ベルトはやはり抵抗を感じると思っておられる方は多くおられるだろうけれど、夏こそ余計に革ベルトのありがたさを感じる。汗をある程度吸い取り、装着感は金属ブレスより快適。革は塩分を一番嫌うけれど、夜外した時に濡れたタオルでその革ベルトの裏を拭いて塩分を緩和してあげると、耐久性も十分10年選手。今は作るのをお休みしているけれど、ル・ボナー製の時計ベルトの裏に使っていたブッテーロだと、より脅威の耐久性。オーダーで時計ベルトを作っている独立系の皆さん。是非時計ベルトで一番酷使される裏革にはブッテーロがお勧めですよぉ〜。


私が腕時計をするようになってまだ3〜4年。安心感からつい最近まで革ベルトにはDバックルで使っていた。しかしやはり金属の肌との接触部分が多いDバックルに抵抗を感じるようにこの頃なって、オーソドックスなピンバックルを装着して使うようになった。これが思いの外良いのだ。革の肌との接触部分が多くなり、より時計のフィット感が増した。大きな重い時計の場合は問題多くあると思うけれど、私の好みのケースサイズ35ミリ前後の時計にはピンバックルが気持ち良い。


このところ時計は増えていない。今所有している時計で十分幸せだ。まああと何本かの意中の時計はまだある事はあるけれど。そんな私は今所有している時計に私なりのアレンジを加える事で、細やかに楽しんでいる。このロードマーベルに装着しているエレファントの革ベルトは4年夏を越えた。まだまだ使い続けていけるコンディション。ただグレーのステッチが飽きたのでイエローステッチで縫い直した。こういった気分転換は面白い。この作業は誰でも出来る。手芸屋さんでお気に入りの色の太目の絹糸とメリケン針を入手してチェーンステッチすればいい。縫い直しはステッチ穴が開いた状態なので素人でも大丈夫。


これもオレンジステッチをほどいて水色ステッチ。まだ十分使えるけれど古くなった時計ベルトをリフレッシュするにはステッチを縫い直すのが効果大。

永遠を感じられる時計本体と滅びの美学を隠し持った革ベルトのバランスが、より時計への愛おしさを増幅させると私は思っている。そんなバランスの美意識において、ピンバックルは控えめに語りかける。何時の間にか時計を装着していないと落ち着かないタイプの人間になっているボンジョルノ。Dバックルよりピンバックルが良いと思うよになるなんて、俺も大人になったのかな?。

2011年6月16日

2度目のユーザー車検

今回も私のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型はユーザー車検でいきました。今回は市井の修理屋さんとも知り合えた事だしユーザー車検はやめようかなと思っていた。でも前回助けて頂いたYさんから電話があり、「今回も車検はユーザーでいきましょう〜」と言って頂き、その日が今日だった。



あいにくの雨が朝から降り続いている。現在マイアルファはエンジンが温まるまでエンジンルームあたりから耳障りな金属音がする状態。車検通してから消耗部品をいくつか交換してもらい整備点検をしてもらおう。

神戸の陸運局は住んでいる六甲アイランドからすぐ近くの場所にある。書類を揃えて、自賠責、重量税、車検代(1800円)合計56750円を払っていざ車検コースの列に並んだ。まず最初はエンジンルームの点検。その為ボンネットを開けるハンドル下にあるレバーをと思ったらなぁ〜い。よりによってこんな時にこんな事がぁ〜。ボンネットを開ける為のレバーが外れてぶら下がっている。そのぶら下がっているレバーにかろうじて付いていたワイヤーを何度も力一杯引っ張って何とか開いたぁ〜。



事件はそれだけでは終わらなかった。左のヘッドライトの光の高さがクリアー出来ない。その時アルフファロメオ145は運悪いと4〜5年でライトの光軸が折れると、買った時ディラーの整備士の人が言っていたのを思い出した。これはまずいではないですか。Yさんが急ぎテスター屋さんに持ち込み診てもらうと、やはり光軸が折れていた。修理は後でやるとしてまずは車検を通す為捻り出した方法は、ヘッドライト本体は点灯せずにパッシングライトを点灯したままそれを認識させるという方法。その方法がまんまと成功し、2度目のユーザー車検も何とか成功しました。私一人では絶対このアルファをユーザー車検で通すのは無理です。全てYさんのおかげ。


それにしてもこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型には驚かされる。光軸が頻繁に折れるなんていうのが許されたり、ボンネットのレバーが何時の間にやら外れてぶら下がっているなんていう安易な接続であったり、どこかいつも不安を心に感じながら付き合い続けなければいけない車。先日知人がこの車を運転した時に「ありえなぁ〜い!」と奇声を発した。ドアミラーは左右違う見え方をする鏡が着いていて、左ハンドルの車を右ハンドルに作り変えた時はドアミラーも左右交換するのだけれど、このアルファはそのまま左ハンドル仕様のままだと言うのだ。そのミラーで確認して運転していたら酔いそうになったと言う。その他多くのイタリア的好い加減さを内包しながら、私はより強い愛おしさをこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型に感じるのでありました。



ユーザー車検を終えて整備点検にアルファを持ち込みました。今回は交換する部品が色々あります。でも出来るだけ純正部品でなくても済む部分は国産の社外品に交換していくので丈夫になっていきます?。その車屋さんにイタリアの至宝・ランボルギニーのモデルカーが2体。聞くと今回も大変お世話になったYさんが入手したけれど家に持ち帰ると何かと問題があるので置いている品だという。だったら私がル・ボナーに展示するからと持ち帰って来た。ハンドルとタイヤが連動している精巧な大きなモデルカー。

私のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型はこの2年の間に3000キロしか乗っていない。車を持っていなくても何の支障もないボンジョルノだと言われれば確かにその通り。モデルカーで歴代のアルファを集めた方が健全?かもしれないけれど、やはりこれからもアルファロメオを最小の出費で維持していきます。

2011年6月15日

「タンク・トート」の公開が少し遅くなったら〜

タンク・トートは先週完成していたのですが、ブログにアップするのが遅れてしまいました。その間に思いの外減ってしまいました。シュランケンの8色が一瞬店頭を飾ったのですが、人気のトープ色は今は売り切れてありません。タンクトートはル・ボナーのレディースバッグの中で安定した支持を受け続ける定番バッグです。



トープとパールグレー。
カラフルなシュランケンの色揃えの中にあって、落ち着いた色合いの筆頭格のトープ色。シュランケンカーフの中で一番人気はこの色かもしれない。で早々売り切れごめんなさい。
初めてパールグレーでタンクトート作りましたが、夏にピッタシ。


オレンジとライトレッドはタンクトートではよく登場する色目。
白いお洋服で持つと映える色たち。


ジーンブルーとブルーの青系も夏に持ちたい革色。


ゴールドと黒も前回作った品が店頭展示している各1本のみあります。

A4ファイルも収まりビジネスユースでも使えるレディースのトートバッグ。
これからも税込50900円で作り続けてゆきます。

ヨーロッパ皮革が秋から値上げすると仕入先の革屋さんの副社長から連絡がありました。ユーロ140円台後半の時に設定した値段が現在のユーロ安の時期になぜ値上げするのと聞いたら、ヨーロッパ原皮が高騰していてもうユーロ安の差益では含み込めないところまで値上がってしまったとの事。何か納得できないけれど弱い零細製造業者のル・ボナーは受け入れるしかありません。でもル・ボナーは値上げせずに今まで通りの価格で販売していきますので宜しくお願いいたします。

2011年6月13日

ダニエル・ロートのパーペチュアルカレンダー

偉大な独立系時計師ダニエル・ロート氏が去る前の「ダニエルロート」の時計は孤高の美しさを秘めていた。
そんなダニエルロートのトゥールビヨンを初めて実際に見て触って音色を聴いた時は衝撃を受けた。
http://www.kabanya.net/weblog/2008/06/post_541.html
それもカジュアルな服装で来店されたお客様の腕にされげなく付けられていた時計がダニエルロートのトゥールビヨンだったのだからより衝撃が強かった。
それもシリアルNo.1。No1はダニエルロート氏自身が組み上げた時計だと聞いている。
あの時の時計から受けたオーラーは今も忘れられない。

そのお客様が家族連れで久々来店された。今回もカジュアルスタイル。またまたロート氏のトゥールビヨンを拝めるかなと声をかけると、今日は違うダニエルロート。なんとスケルトンのパーペチュアルカレンダー。その上またまたシリアルNo.1だ。圧倒的です。この時計には時のエンジェルが隠れ住んでいる気配が感じられた。







2011年6月12日

久々に夜の神戸へ〜




久々に夜の神戸の繁華街に出かけた。大和出版印刷株式会社社長と二人で。あいにくの雨模様ではあったけれど、大和@社長の運転する最新のアウディーA4は私のアルファと違って、何の不安感も抱かせる事なくハーバーハイウェイをスムーズに疾走する。あれまぁ〜途中コーナーでフェラーリ・テスタロッサが側壁にぶつかってボコボコ。その横で運転していたであろう青年が雨に打たれながら携帯電話をかけている。少しの同情も感じる事なくその横を通り過ぎていった私たちであった。



まずは晩御飯。今週3回目という社長@大和氏お気に入りの中華のお店。B級中華と言っていて店構えはそれ的ではあるけれど、味の方はA級で優しい美味しさ。その上安い。これから何度も訪れたいと思った中華だった。



今夜の社長@大和氏の時計はジェラルド・ジェンタのジェシカ・サファリ。私の趣味ではないが面白い時計。私たち仲間の中で唯一正真正銘のブルジョアである氏は、インパクトのある時計が好きだ。その中でもこの時計は一番存在感があるかもしれない。イタリア的なスレスレの美意識のバランスに興味を感じた。欲しくはないけれど。

今大和出版印刷株式会社は新たな夢を持った会社に脱皮する分岐点。神戸人が持つハイカラ持った会社。それがより増強された会社になろうとしている。あそこは特別だと同業者が憧れに似た感情を持ってしまう会社。その進化を近くから見ていたい。



その後バー「キース」へ。ご主人の井伊さんのダンディズム感じる素敵なバー。今年最も鞄職人としてのボンジョルノ松本が興味をそそられた企てを話し合う為に共謀者の社長@大和氏と井伊さんとお話しする為に初めての訪問だ。



お店にあるお酒で一番古いイタリアのリキュールも飲ましていただきました。まるで年代モノのバルサミコ酢のような、薬草のような、トロ〜っとした摩訶不思議な世界を味わいました。

私としては相当量頂いて、自宅に帰り着いたのは午前3時過ぎ。翌日の午前1時に携帯電話に井伊さんから電話があり企て進行中。

2011年6月 8日

6月4日は33回目の結婚記念日だったぁ〜。

先週の土曜日はレディースの新作「コンフェッティ」のファーストロットが出来上がり、朝から慌ただしく動き回っていた事に加えて、やっとパーマネントの研究者となった息子が里帰りしていた事も加わって、いつもの様にその日が私たちの結婚記念日である事に気づかないままに通り過ぎていった。気が付いたのがその日から2日してから。32回の結婚記念日の大部分が数日してから気付く私たち二人。それにしても4日の日は珍しく家族4人と1匹が揃った日だったのだから、息子か娘のどちらかが気が付いてもいいと思うのだけれど、二人とも自分の事だけで精一杯。



その日お客様に撮って頂いた家族全員集合の写真。息子と娘は一般市民なので、よく分からない様に写真をデフォルメしております。しかし息子は30前半にして私並みにハゲている。血の繋がりは怖いなぁー。3代続けてハゲの血統。

それにしても私たち二人は30年以上一緒に居る。それも仕事もず〜っと一緒にしているので一般的なご夫婦より何倍も一緒に居る時間が多い。その上考え方も趣向も相当違っている。だからよく喧嘩もする。でも私は生まれ変わっても再びハミと一緒になりたいと思っている。その事においてもハミはその反対の思いを持っているらしい。どちらにしても残りの人生をハミが好むと好まざるとに関わらず一緒に過ごす事は決まっていると私は思っている。一緒にこれからもル・ボナーらしいカタチを生み出しながら人生を楽しんでいきたい。

少し遅れてしまったけれど、ハミが何より欲しかった大きなプレゼントを送る事が出来そうだ。ハミが喜んでくれれば私の物欲なんてどうでもいい事だ。アッハハハァ〜。でもレンズが欲しいなぁ〜。

これからも作り続けるレディースの定番「プティトート」

私はハミの創造するカタチが好きだ。私の場合は経験と機能からカタチを考え出すけれど、ハミはそういったセオリーは後回しにして自由な心で優しいカタチを生み出す。違った個性が連動しながらル・ボナーらしさが生まれている。

そんなハミが生み出したレディースバッグの中で最も長く作り続けているカタチが「プティトート」。このカタチが生まれたのは30年ほど前になる。最初はタンニンなめしの革でこのカタチを作っていた。そしてシュランケンカーフという発色豊かな革と出会った事でより輝くようになった。

本体の縦横比に比べてマチが極端にある。セオリー無視のサイズバランス。しかしそのアンバランスをマチを閉じるという工夫だけで、可愛い丸みを持ったトートバッグになる。その上小さく見えて実は一杯入る不思議も持ち合わせている。

そのプティトートが4色で店頭に登場しました。












トープ、オレンジ、ライトレッド、ジーンブルーの4色。
このカタチはこれからもずーっと作り続けていきます。





2011年6月 4日

「コンフェティ」が出来上がりましたましたぁー!

ル・ボナーらしさがカタチになったレディースバッグの新作「コンフェッティ」のファーストロットが出来上がりました。見た目より驚くほど収納力のある可愛いレディースバッグの登場です。出来上がるまでサンプルを店頭に展示していた事もあり、出来上がる前から3分の2は売約済みという人気。そのためセカンドロットも間を開けずに始動しています。今回出来上がったコンフェッティは6色。


















パールグレーとコンビで作ったコンフェッティは4色。上からターコイズブルー、ピンク、オレンジ、イエロー。華やかな色たちがパールグレーとコンビネーションして締まって良い感じ。









単色では今回ライムグリーンとバイオレット。落ち着いた感じに出来上がりました。カラフルなライムグリーンですらコンビタイプの4色よりシックな佇まい。

それにしてもシュランケンの発色の素晴らしさには感心させられる。その発色の素晴らしさをコンフェティは十二分に表現出来ていると思う。

















内装にはピッグシルキーを使った贅沢仕様。ベタのポケットとファスナーポケットが付いてます。ポーチピッコロが2個と紐財布2個だって収まる内容量。そんな入れ方する人はいないだろうけれど。

















ふくよかさを表現する工夫を散りばめてコンフェッティ。
この内縫いの豊かな表情はル・ボナーらしさの真骨頂。

















縦175×横200×底幅140(トップ幅110)のコンフェッティは税込46200円。好評につきセカンド生産もすでに始動。次回は単色で5色(黒、バイオレット、アイリス、トープ、ジーンブルー)でシックなコンフェティ作ります。ターコイズブルーでも唯一コンビで再度作ります。ターコイズのシュランケンの在庫はこれでお終い。再びターコイズのシュランケンは入手困難な気配。そのターコイズブルーが映えるコンフェティ。

ご注文されておられるお客様には順次ご連絡させて頂いておりますが、連絡するのを忘れている場合が多々ある私たちなのでメールにて連絡ください。宜しくお願いいたします。

( 追伸)



初回限定プレゼント決定〜!初回生産分のコンフェッティをお買い上げの皆様に本物のコンフェッティ(フランス名・ドラジェ)を差し上げまぁ〜す。そのお味も楽しんでください。



2011年6月 2日

フラボナ・ポーチの気づかなかった使い方

フラソリティー バイ ル・ボナーのミネルバボックス・ポーチは使い方が3通りだと考えていた。iPadが収まる薄いタイプのポーチ。この場合はショルダーバッグとして使う事が出来て、サイドを閉じた丸いポーチの場合はショルダーを取り付ける場所がなくなるのでポーチのみ。それで3通り。しかし昨日来られたお客様が、この可愛い丸いポーチでもショルダーバッグにならないかと希望された。簡単にそんな使い方出来ないものかとない頭をフル回転して閃いた。





右のフラボナ・ポーチがその工夫から発想されたショルダーバッグ(ポシェット?)。可愛いではありませんか。このサイドを閉じた丸いカタチでもポーチ・ピッコロの倍以上のの収納力があるフラボナ・ポーチです。実際に満タン状態にしたポーチピッコロが2つそのままこの中に収まった。そのカタチでもショルダーが付けれれば4通りの使い方が出来るスペシャルなカジュアルポーチにバージョンアップ。






丸くする時にサイドを閉じるその部分にDカン金具を追加しただけ。こんな工夫がなかなか思いつかない。長くカバンを作り続けていると経験という保守的な常套手段に陥りやすい。この発想はコロンブスの卵だと自画自賛。このカタチのショルダーバッグとしても使いたいと思われたフラボナ・ポーチを現在使用されているお客様は、来店時にその事伝えてください。Dカン金具を実費にてお分けします。これは可愛いですよ。

〜追伸〜



フラボナ・ブリーフも同じくこのミニボストン形状でもショルダーを取り付ける事が可能な事を確認出来ました。これも可愛いではありませんか。女性のお客様には良いのではないでしょうか。

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