機能を犠牲にする事無く出来るだけシンプルに薄くをコンセプトに始めた、残心シリーズの革小物は去年4種類登場して好評だった。その後4種類の残心シリーズの革小物を登場させる予定にしていたけれど、製造工程で機能不全が発生して止まったまま1年が過ぎてしまった。当然初期に生産した4種類の残心シリーズの欠品も補充出来ずにいた。0,5ミリ厚の革二枚を破壊強度で大量に張り合わせるのには設備が必要で、それが出来る工場は限られていた。自分たちで普通に張り合わせると、革が薄い為接着剤を平均して塗布出来なくて革表面に凸凹が見えてしまう。その為どうしてもその部分は設備を有した工場に頼むしかなかった。その工場が動いてくれなかった。その為裁断した材料をその工場に眠らせたまま時が過ぎていった。
でもやっと少しずつではあるけれど動いてくれ始めた。この後大々的には自信を持っては言えないけれど、残心シリーズはこの後も続きます。そして今回久々残心シリーズの文庫本カバーが店頭に並びました。

残心革小物シリーズの特徴は0,5ミリの革2枚の破壊強度の圧着貼り合わせ。その事で革強度は何倍も増し、そして切り込み部分を利用する仕様でもその部分が剥がれてきたりはしません。その上革の質感を高める効果もあります。裏側に貼っている革も肌触りの良いフランスのデュ・プイ社の上質なソフトカーフ。

切り込んだベロ部分はしおりとして使えるし、文庫本サイズのノートなどを使う時は差し込んで使う事も出来ます。その時はその部分にお気に入りのペンを挿して使うのも良いかも。革の質感を最大限楽しめるはずです。

シュランケンカーフではアイリス、オレンジ、ジーンブルー、ライムグリーン、ダークブラウン、黒の6色。税込み10,000円〜。

クリスペルカーフではダークブラウンと黒。税込み12,000円〜。

残心シリーズで最も人気のある黒桟革でもブラウンと黒。国産黒毛和牛を姫路の伝統なめし技法の白なめしで革にし、その上に本漆を何度も塗込んだこの革は大変魅力的な純国産革。税込み13,000円〜。
残心シリーズは今年中にあとお札を曲げないで入れられるスマートな長札を登場させる予定です。私が思うクールな革小物を世に問いたかった。そして生まれたのがこの残心シリーズです。スムーズに製造出来るシステムを構築して、定番としてこれからも作り続けていきたいカタチです。