2012年9月アーカイブ

2012年9月29日

いっぱいプティトート

素材や部分的な仕様は変えながら基本のカタチはそのままで、
30年以上もの間作り続けているル・ボナーのプティトートも、
タンクトートと一緒に色々な色で店頭を飾っています。

このトートバッグは着物でも大変いい感じ。
そして小さいようで驚きの容量。

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人気のトープとバイオレットは外せません。
作るたびに毎回この2色から売れて行く。

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それに加えて今回はライムグリーンとライトレッド。

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それとジーンブルー。
前々回作った黒もまだあります。
多くの鞄屋さんの場合黒のバッグから売れて行く。
でもル・ボナーではいつも黒が残ってしまう。特にレディースにおいて。

これからも作り続けるル・ボナーのカタチです。税込み44,100円。

いっぱいタンクトート

このレディースのトートバッグは年に何回リピート生産を繰り返しているだろうか。
今回も色々な色で作ってみました。

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コンビで作るのは久しぶり。今回はライトグレーにトープを付属で使ったタイプ。
それとゴールド。この色はタンクトートで使うと人気がある。

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ライトレッドでこのカタチを作るのは久々。
それと人気のバイオレット。


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あと夏は過ぎたけれどジーンブルー。

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前回作ったグリーンもあと1本残ってます。
この色は定番色じゃない珍しいシュランケンカーフの色。

タンクトートは書類やパソコン入れて使う働く女性を意識して、
サイズも仕様も考えて作ったレディースのトートバッグ。
なので他のル・ボナーのレディースバッグとは少し違い、
しっかり補強で芯材を貼り込んだ仕様になっています。
このカタチも作り始めて10年ほどになりました。
これからも作り続けるタンクは税込み50,900円。

2012年9月28日

りんくうタウンへ行って来ました

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かかりつけのオタニ動物病院の紹介でチャーのCTを撮る為に、
泉佐野にある大阪府立大の獣医学科に行って来ました。
阪神湾岸線を走らせ一時間弱で到着です。
対岸には関西国際空港が見えます。

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いつも行くチャーにとっての恐怖の館・オタニ動物病院とは逆方向だし、
何をこれからされるのかも分かっていなくていつもより落ち着きはらった表情。

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検査に3時間ほどかかるというので、
その間 近くのりんくうアウトレットモールを見物する事にした。

どうも私たち二人はこういったショッピングモールを楽しめない人種のようだ。
それでもバッグブランドのお店は一応覗いた。
日本で二番目に売れているというアメリカのバッグブランドは、
メンズとレディースの2店舗があった。
日本に登場した頃はアメリカンな泥臭さを持ちながら、
強い個性があってある種の魅力を持っていた。
しかしもうその頃の面影は全然感じない。
これで日本で二番目によく売っているバッグブランドなのだ。
大変考えさせられた。

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なので大部分喫煙コーナーで過ごす事になってしまった。
でもそんな事どうでもいい。

結局検査が終わって私たちの元にチャーが戻ってきたのは4時過ぎだった。
結果は予想以上に良くない状態である事を説明された。
出来るだけチャーが苦しまないで余生を過ごして欲しいと私たちは願った。
これからも四六時中私たちと一緒に普段通りの日々を過ごす事が、
チャーにとって一番幸せなはず。
22キロあった体重も18キロになっていた。

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2012年9月25日

「鞄談義」最終打ち合わせ

 仕事も遊びもヘトヘトになるまで苦しさも含めてやるから面白いと思っている面々が、ル・ボナーのある神戸の離れ小島の六甲アイランドに集結した。自費出版で出す「鞄談義」という本の最終打ち合わせを、印刷をお願いする大和出版印刷さんの担当者とする為。集合時間は23日午後3時。73歳にして現役のビジネスマンとして世界を飛び回るケンサキ御大は、余裕を持って颯爽と時間前に来られた。中谷でべそ氏は阪神電車に乗るはずが阪急電車に乗ってしまい遅れる事約30分、ヒィーヒィー言いながらの登場。それからまた30分後「肩が壊れるよぉ〜」と言いながらヨタヨタと原画100枚以上と色々一杯持って古山画伯登場。

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古山画伯がこの本の為に描いた原画。100枚ほど描いたその一部。

 この本は鞄好き6人と革好きの私の7人が出資して共同で本にした大変偏った内容のまとまりを欠いた鞄の本です。それを校正したでべそさんはもう半泣き状態。でもそれをケンサキ御大が編集したページをiPad上で見ると、自費出版の本レベルじゃない事にびっくり。御大の撮った鞄たちの写真は作品と呼べるレベル。画伯の白黒ページの為に色無しで書いた鉛筆画も原画が欲しいと思ったけれど、「売るとしたら安くは売らないよぉ〜」なんて言うので、本の印刷の絵で我慢しよっと。大和出版印刷さんとの最終打ち合わせは専門用語飛び交いボンジョルノにはチンプンカンプンなので、ケンサキ御大とでべそさんにお任せ。

 写真集並みの印刷レベルと鉛筆のタッチも確認出来るスキャンレベルを求められ、その上見栄えのする紙を指定された変形の四角の本を、少ない軍資金で作り上げる事を求められた大和出版印刷さん。これは受けたは良いけれど大変な仕事だろうなと同情いたします。でも宜しくお願いいたします。

 ある意味ル・ボナーの主人である私が加わった事で、ル・ボナーが頻繁に登場する為少し躊躇もあります。いっぱい本が売れたとしたら一番得するであろうメンバーは私でしょう。もし鞄談義vol2が出せた時にはル・ボナーの事は書かずに鞄業界の事とか気になる職人さんの事を書くようにしたいなぁ〜と少し思っております。

打ち合わせが終わった後、島内で食べて島内のホテルのバーで飲んで、鞄の事、万年筆の事、生き方を熱く本音で談義した。この三方も一緒だった2007年9月に行った「美女とランドセルを背負ったオヤジたちのイタリア珍道中」(ブログ内の題名)の事が懐かしく思い出された。この三方と一緒に遊ぶのはハードだけれど楽しい。

翌朝印刷製本をお願いする大和出版印刷さんへ表敬訪問。大和さんの本社屋は同じ六甲アイランド内にあってシルバー基調のモダンな建物。印刷を外注して自前で印刷工場を持たない印刷屋さんも多くなっている昨今、この会社は最新の高性能な印刷機その他を積極的に導入して、より印刷技術の高みを求めている印刷屋さん。

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巨大なドイツ製のオフセット印刷器が2台。凄い迫力。

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その横には50年使い続けた2台の活版印刷機が今も現役で頑張っていた。その担当は81歳の職人さんとその弟子の20代の女性。3人は案の定その活版印刷機の方が興味津々。温故知新。古きを尊びその心を引き継ぎ最新の機械の能力を最大限活かす印刷屋さんを目指す大和さんです。81歳の三木さんを加えないと平均年齢30代の素敵な未来が描ける印刷会社です。この会社を訪れるとエネルギーを貰える。

是非来年初春の印刷コンクールにはこれから作る「鞄談義」の本を出品すると良いと思うよぉ〜。それほどこの本の印刷製本は大変だろなぁ〜と私は感じております。

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少し遅めの昼食を海が目の前に広がるマリンパークにあるレストランで食べた。海を見ていると時間がゆるやかに過ぎて行く。今日は3人で神戸を探索してから帰ろうと計画していたのに私が引き止めて、この神戸の離れ小島の六甲アイランドを満喫してもらう事になってしまった。でも楽しんでもらえたようで良かった良かった。午後3時過ぎ六甲アイランドでの24時間を堪能して頂いて、新神戸駅までの直通バスで関東へと帰って行かれた。密度の濃い24時間だったなぁ〜と感じているボンジョルノ。11月にはこの「鞄談義」販売開始のはずです。

2012年9月22日

いよいよ「マエストロ」本生産開始

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指揮者の佐渡裕さんに作った「マエストロ」を、サイズダウンして細部の変更を加えて販売する事は、何度かこのブログで触れたと思いますが、いよいよ本生産に突入します。その前に念には念を入れて最終サンプルを作りました。重さが気になったので内装をナイロン生地で作ってみたのですが、そうすると驚くほど軽くなる事を実感。一瞬裏地をナイロンにすると使い易くなるという誘惑に負けそうになりましたが、やはり多くの方の要望である使い易さより質感と持つ喜びを優先しピッグシルキーに。今回はシックなダークグレーで統一する事に。

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佐渡さんモデルの元祖「マエストロ」

それと私が強く願った今回のサンプルでも使ったスタイリッシュな錠前は、残念ながら使えません。金具屋さんに注文したらもう生産を停止していて在庫もない事が判明。その結果佐渡さんで使ったドイツ製錠前の少し小さめのタイプのみで今回は行く事にしました。

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この錠前が2つ前に付くタイプになります。

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後ろファスナーポケットは深さが22cmありMacBookAir11インチも余裕で入る深さを確保。そしてキャリーケースのハンドル部分に挿す為のベルトの位置の変更により、ハンドルに挿したままでもこの後ろポケットが使えます。サイドのベルトもマチのギリギリ上部にループを持って来た事でサイドの広がりを押さえ込む事に功を奏しています。

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ショルダーベルトは肩当て部分をカーブさせる事で、提げた時よりフィットするように工夫しました。ハンドルも手に馴染んで良い感じ。

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二分割のマチ付きの前ポケットの片方には丁度iPadが入るサイズ。つまりB5が。

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底もベルトを通す事にしました。その事で安心感が増したのでは?。

10月末完成予定で現在製作中です。シュランケンカーフの黒、ネイビー、チョコ、トープの4色で作ります。ステッチの色は同色系です。価格は税込み136,500円での販売となります。

2012年9月21日

EF100mmF2.8マクロがボンジョルノの元へ

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キヤノン純正のEF100mmF2.8マクロレンズがやって来ました。
これまた私のカメラ道の師匠・O大先生からです。
商品撮影に強い味方が加わりました。
でも手ぶれに敏感で三脚の助けを借りないと満足に撮れない。
その上重くてかさばるので持ち歩く事はまずないだろう。
商品撮影は今まで85mmF1.4オンリーであったけれど、
これからはこのレンズが主役の座を奪うか。

これでキヤノン一眼レフ用だけでもレンズが7本。
ズーム3本と単焦点4本。十分だけれどまだまだ気になるレンズが。
そしてなんと最軽量35mmフルサイズ一眼レフデジカメのキヤノン6D発売の情報が。
軽いフルサイズはボンジョルノにとってはあまりにも魅力的。
発売は12月頃らしい。そうか今年のイタリア旅行には間に合わない。
いやいやまだ購入を決めた訳ではない。でも大注目。
カメラとレンズまだまだ増殖していきそうな気配。

(追伸)

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そのマクロレンズでベルトキーホルダーを撮ってみました。
革の質感をやっと画像で伝えれそうな予感。

iPhone5の発売日

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今日はiPhone5の日本での発売日。
アップルストアで並んで買ったり、
この日の為に予約するなんてしていません。

今まで使っていたiPhone4Sで十分満足しているので、
そんなに強い関心がある訳ではないけれど、
その革ケースを作る為には必要だという理由をつけて、
ボンジョルノは購入しないといけないと思っている。
本当は入手しなくても作れるけれど。

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画像のiPhone5は早々手に入れたお客様が見せびらかしに来られたので、
私のiPhone4Sを横に並べて撮りました。
薄くて少し長い。工作精度も今まで以上に精巧になったみたい。
当然アップル宣教師・K氏も入手したとの電話があった。

対局時の三種の神器

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定休日の恒例の楽しみは夕方からのシェラトンホテルでの囲碁。
現在私はやっとアマチュア初段。2段になれる気配は当分なさそうだ。
でも盤上での戦いは面白くて10年以上続けている私の隠れた趣味だ。

そんな盤上での戦いの時には必ず携帯するモノがある。
万年筆と時計とライター。
囲碁には直接関係ないけれど、ないと落ち着かない。
あると充実した戦いが出来る。

昨日は最初2回連続して勝って今日は良いぞと調子に乗ったら、
その後中押し負けで2敗して結局五分。
思うようにならないから面白い。

2012年9月19日

万年筆はやはり面白い

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先日ご夫婦で横浜から車で四国までのドライブ旅行の途中にル・ボナーに寄ってくださった。そのご主人がこのところ万年筆に興味を持ち始めたという。そういう初心者を引きずり込むのが得意な私は、久しぶりにマイコレクションの書き味を堪能していただきながら熱く語ってしまった。このところ万年筆関係で来店される人たちは、私より全然深みにハマってしまっている人たちばかりで、私の持っている万年筆程度では全然動じない人たちが多かったので、そんなこの道の先達たちとあえて万年筆の話しはしない事が多かった。久々に私ごときがしゃべる万年筆談義に興味を感じる方が登場すると、おのずと私もヒートアップ。持っている80本ほどの万年筆の半分ほどの万年筆の書き味を楽しんで頂いて、その上私のつたない万年筆理論?を興味深く聴いて頂いて、私も楽しい時間を過ごせた。

その後少し距離を置いていた万年筆たちが無性に愛おしく感じられ、ペン先を洗いインクを補充し、一本一本書き味を試している自分がいた。万年筆に興味を持ち始めてまだ5〜6年の万年筆初心者の私ではあるけれど、これはやはり面白い世界だと再確認した。原価計算すると納得出来ない価格は時計以上。その上手をかけながらでないと気持良い書き味を維持し続けない厄介な筆記具。だから数本で満足した方が維持し易いのに、愛おしく思えば思うほど増殖して行く。一時の増殖ぶりは止まり冷静さを今は持っている私ではあるけれど、今まで増え続けた万年筆たちと久々戯れてみると、これはやはり不条理だとは感じつつも魅力が失せない世界だと思うボンジョルノでありました。

現在多くの万年筆趣味の方々にル・ボナー製品を使って頂いている。ある万年筆好きな集まりに行くと、パパスをさげた人を多く見ると聞いている。そのパパスの中にも多くのル・ボナーの革小物たちが。私の万年筆趣味はそのように大きな販促効果を生み出している。この効能は私が万年筆以外で興味を持っているカメラや時計や自動車や自転車においてはあり得ない事であります。その事を免罪符にこれからも増殖させる事は可能かと思われますがまあ徐々に。

そしてその横浜から来られた万年筆に興味を感じ始めている方は、奥様がお持ちのタンクトートと同じ色のライムグリーンのパパスを買って行って頂いた。やはりいっぱい筆記具を入れて持ち歩くならパパスはベスト。下心を持ちながら今日も朝一番万年筆の具合を確かめるボンジョルノでありました。

2012年9月16日

久々勢揃い「デブ・ペンケース」

長く人気を維持している「デブ・ペンケース」。
結構間を置かずにリピート生産しているけれど、
人気ある故に全色店頭に勢揃いする事が少ない。

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特にその中でも人気のブッテーロ革のデブペンは、欠品している色が完成した頃には在庫があった色が売り切れるというのを繰り返していて、全色揃うのは久しぶりです。後ろ左からグリーン、ネイビー、ワイン、茶、赤。前は左からチョコ(ダークブラウン)、オレンジ、黒。茶にグリーンのステッチを入れるのは、ミラノのバレクストラがしていて、それが格好良いなと思ったのがきっかけ。黒に赤ステッチは多くの筆記具好きの方々の要望で始めた。

上手にお手入れをすると全く以て素晴らしく清潔感のある美しいエージングをする革で、そんなブッテーロお手入れ名人がお手入れした画像見ると自分もと思う人たち多くおられますが、同じようになるには相当な努力が必要だと多くの方達は悟るだろう。かくいう私も大らかな性格が災いして理想と現実のギャップを感じる次第です。でもまあそれも味あるエージングだと自分を納得させている。エージングにおいては使う方の違いで大きく差がでる革だけれど、爪傷の付き易さも天下一品だけれど、私の知る限りタンニンなめしの革の中で、最も生命力、復元力、強度を持った革だと思っている。

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どんな使い方をしても間違いないエージングをするミネルバボックスでは、左からコニャック、タバコ、グリージオ。革別ではブッテーロだけれど個別だとミネルバボックスのグリージオが一番人気。なぜなんでしょう?。

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使い易さでは一番のシュランケンカーフタイプでは現在この5色が店頭に並んでいます。

30年以上作り続けたカタチ。
これからも作り続けたいル・ボナーのカタチ。
大きめのペンケース「デブ・ペンケース」をこれからも宜しくお願いいたします。
税込み9,450円で好評発売継続中。

2012年9月15日

チャーとの3泊4日

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我が家のリビングがいつもと違って寂しい。
ハミは千葉の実家に両親を看る為に昨日からいない。
今回は娘も一緒に行っているので、
本当に久々の男二人(ボンジョルノとチャー)の松本家。
家事その他まったく家の事はしてこなかった私はこんな時大変困る。
その上チャーが居るので外食が出来ないから晩飯を作る。
作ると言っても昨晩はインスタントラーメンと真空パックのご飯をチンして卵かけご飯。
そんな程度でも私にとっては一騒動。でも何とか作って食べた。

問題はチャーである。
真っ暗な家に戻り誰もいない事で、
今ある状況を把握して動揺。
夜中の3時に急に切ない声で遠吠え。
私は眠い目をこすりながら1時間ほどチャーの頭を撫ぜ続けた。
そしてやっと落ち着いて寝てくれた。

翌日の朝も大変。
8時過ぎにいつものように一緒に出社しようと首輪にリードを付けようとしたら、
何を思ったのか自分の寝床から動かず歯を剥き出して私を威嚇する。
手に何カ所もの吸血鬼の歯形のような痕。痛ぁ〜い!そして参った。

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この私に似た?男前犬のチャーが本当に鬼の形相に変わる。本当なんだから。

その後なだめすかしたり怒ったりしたけれど動こうとしない。
3時間が経過し膠着状態が続いた。
このままお店を開けないで済ませる訳にはいかないのでもう強行突破。
手を出すと危ないので両足で押し込んで部屋の隅に押し付けて、
顔も足で押さえる高等技術てリードを付けることに成功。
付けるともういつもと同じで従順に一緒にお店まで。

ああぁ〜あと二晩を男同士で過ごす。
一番一緒に過ごす時間が長い飼い主の私なのに、
私以外の二人が居ないとなぜにこうまで動揺するのだろうか?。

今日は何を作って食べようかなぁ〜。
夜中は起きないで寝て欲しい。
もうあと二日はリードを付けたままにしておこう。

2012年9月14日

市井の車修理屋さん

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昨日は休みだったのでアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型を、
「オートガレージエルサンク」さんに持ち込んだ。
問題多く発生すると言われているアルファロメオを、
納得出来る修理代で維持する事を生き甲斐?としている私は、
近所の市井の車修理屋さんとの信頼関係を心地良いと感じている。

私はそんなに気にはならないけれどハミが室内がガソリン臭いというので、
それを診てもらうのが主な目的で、ついでに法定点検も。
ああそれと今悩んでいるアルファロメオGTVアルファコルセの相談も。

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帰りは最寄駅の阪神青木駅から電車に乗って帰った。
神戸の山の手を走る阪急電車の方が乗っていて良い感じではあるけれど、
この神戸の下町を走る阪神電車もまた神戸らしい別の味わいがあって素敵だ。

(追伸)

持ち込んだ翌日の午後3時にエルサンクさんから電話があった。
ガソリン臭はホースの付け根の部分からほんの少し漏れていたから、
その部分を占め直した事で解決。
もうゴムホース類の経年劣化が出てるから徐々に交換していった方が良いとの事。
走行距離は少なくても14年経っているのだからそれはしかたがない。
ついでにオイルとワイパーブレード交換と法定点検をしてもらって
料金は税込み15,900円也。これからも宜しくお願いいたします。

2012年9月10日

お礼!

昨日の空ですが、夏の終わりを告げるような雲です。

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あたたかなコメント、お電話下さった方々、本当にありがとうございます。

父さんは、何怖がってんだよ、痛くも痒くもないんだから
俺ならさっさと手術するな。と言うのですが
メスを入れる、と聞くだけで背中がゾワゾワして逃げ出したくなる位
こういう事には臆病で、診断されてから数年気持ちをなだめながら
放っていたんです。
それでもこの年まで大病もせず過ごせた事、
あたたかく見守って下さる方々、
仕事ができる事に感謝しなければなりませんね。
本当にありがとうございました。

2012年9月 9日

白内障

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手術の後、一週間後の検診が終わりました。
やっと洗顔できるようになります。そして、
フィルムカメラからデジタルカメラに替わったくらい、
つまり、上記の写真のように、
全てがすきっと抜けて見える様になりました。大成功です。
先生、ありがとうございます。

濁った水晶体を人工水晶体に入れ替えるのですが、人工故に
焦点を合わせる機能?が無いので、遠、中、近と何処に合わせるか
選びます。視界がぼやけるのは嫌なので遠くに合わせることにしました。

少し手術時のおはなしをしますと、
心拍、血圧等の器具を付け、酸欠状態をみるクリップを指に挟み、
一眼分穴の開いたカバーで顔全体を覆い
(この頃から機械を通して聞こえる私の心音、間隔がどんどん短くなっていきます。
怖いよ〜って。)
瞬きしないよう瞼は何かで止められ、乾かないよう?お水が流されるのです。
水中から空を見ているような感じです。
水晶体を注射器で吸い出すそうですが、
ぼんやり見えていた照明はみるみる小さくなり
真っ暗な宇宙から太陽に照らされた惑星を見ているみたいで、
人間の体のつくりに感心してる間にパ〜っと明るくなって虹色の世界が広がるのです。
天国があるとしたらこんな感じかもしれない、と思った程美しい一瞬。
赤ちゃんが生まれ、外の世界が見える様になるまではこんな感じなのかな〜。
はい、終わりましたよーと先生。その間5分10秒、なんと言う早さでしょう。
祖母の頃はなす術が無かったことを思うと、医学の進歩に力を注がれたお医者様方に
頭が下がりますね。
見えてるのか見えていないのか、直ぐにガーゼを張られカッペと言うカバーで
翌朝まで覆われますが、翌朝の検査で完璧!と先生の声に安堵しました。

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頑張りましたね、ってお客様よりお花頂きました。
M様ありがとうございます。
30年来の友人・店長(愛称)からはサングラス。ありがとう。
手術後も掛けるよう言われたけれど父さんに取られそう・・・

手術に踏切った理由は、光が眩しく、午後になると眼鏡越しに見る
ステッチやコバなどが幾重にもなり頭痛も伴う毎日で、もともと遅い仕事ペースが
ガクンと落ちてしまったからです。
手術しなければ良かった、という友人がいますのでとても不安でしたが、
先生に話すと、大丈夫、仕事出来る様にするからね、って。
不安が少し軽くなったように思いました。

まだ近くを見るとちらちらぷるぷるしますが、安定するまで3ヶ月位掛かるそうで、
老眼鏡はその後に作るよう言われています。
暫く目の調子をみながら仕事を進めて行く事になりそうです。
大変お待ち頂いていて申し訳ございませんがどうぞ宜しくお願い致します。

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2012年9月 8日

この業界で37年

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カバンを作り始めてもう37年になるんだなぁ〜。
私ほどこの業界のあらゆる立場を経験した者はそういないだろうと思う。
まず二十歳前に手作りカバンを作るグループで鞄を作り始めてその後すぐに独立して、
鞄屋さんにオリジナルの革製品を卸し始めた。
その後お店を持ったけれど3年ほどで幕を閉じた。その後が凄い。
大手アパレル(リーバイス、オンワード樫山、三陽商会、ワールド)や三菱商事とも取引きをした。それも個人の超零細なのに口座まで持って。
でも社会の仕組みが理解出来ていないその頃の私は人生の中で一番貧乏だった。
その後鞄問屋からオリジナルブランドを出したりもした。
自前で生産し営業までをハミと二人でする方法しか知らなかったその頃の私たちには無理があった。今思うともったいない話しだ。
それでその後 世界ブランドを目指した鞄ブランドの企画として、短かったけれどサラリーマンも経験した。しかしバブルがはじけてその会社も解散。
あのサラリーマン時代が一番楽だった。そして多くの仕組みも学んだ。
その後量産組み上げ職人も経験した。
あの時組み上げた鞄はたしかレノマというブランドだったなぁ〜。
一ヶ月に200個生産は私には無理だったぁ〜。
そしてまたまたオリジナルブランドを始めた。
その時はセレクトショップのバーニーズにも置いてもらったりした。
その後10年ぶりに再びお店を神戸に持て て、これはつぶさず19年が経った。
でもそれからも落ち着かず、職人を育てて規模拡大を試みて苦しい状態を続けた。
それが私には身の丈以上の事だと悟り、やっと落ち着いた現在の日々になってまだ7年ほどしかたっていない。その落ち着いた時期頃からこのブログも書き始めた。
今まで七転八倒しながらこの業界の隅々まで経験した事がやっと実になった。
現在信頼する職人さんたちとの良好な関係で協力してもらいながらカバン作りを楽しめる日々を過ごせているのも、そんな過去が多いに役立っている。

それにしても貧乏だったなぁ〜。
でもそんな一昔前が無性に懐かしく思い出される。
貧乏はもうイヤだけれど愛おしい。
きっと貧乏な日々が懐かしいのではなくて、
空振りだらけだけれど一生懸命に生きた日々がかけがいがないのだ。

鞄職人を長く続けているけれど終着点は見えない。
私は職人として足りない部分だらけで、
その事を自覚出来たから今日まで続けられているのだと思う。
手先は不器用だし、個性あるデザインセンスも持ち合わせいない。
経営の知識もなく、事業としてビジネスを構成する才覚もない。
そんな私にあるのは一生懸命カバン作りしてきた日々と、
私が持っていない技術や知識を素直に受け入れ吸収する能力。
これを能力と言うのかは分からないけれど、
多くの才能ある人たちと知り合ってその事を糧として今日に至った。
一つの能力に秀でている人は万能ではない場合が多い。
でも秀でた能力はその部分だけを見ると多くの事を教わる事が出来る。

そんな私の半生を詳細に綴った文章も載る「鞄読本(仮名)」という、
鞄好きな仲間たちと共同で作った自費出版の本が今年中には出来上がります。
いっぱいの挿絵は古山画伯。いっぱいの写真はケンサキ御大。編集はでべそ会長。
共同出筆者は7人。印刷製本は大和出版印刷さんです。
是非買って読んでみてくださいね。

過去を振り返り、未来を思う。
私の半生の記憶は私だけのかけがいのない財産。
その財産の積み重ねから、
ル・ボナーしか作れないカタチをこれからも二人で創出していきたい。
過去の遺産があるからあせらず少しずつ確実に。

2012年9月 4日

ポルコロッソ(紅の豚)の蚊遣り

私の節目節目の万年筆の供給元であるつきみそう先生は、
変なモノコレクターとしてありがたぁ〜いお人です。
インディーズキャラクターのウサビッチに私たち二人が興味津々になった時、
氏はいち早く色々なウサビッチグッズを収集されており、
2つ持っているからと私たちはおこぼれを頂戴し楽しませて頂きました。
その時頂いたプーチンを模したパソコンマウスは、
その後ハマったP&MのK女史の愛機として現在活躍しているはずです。
キレネンコのマウスは現在も我が家のパソコンの横で元気にしています。

先日そのつきみそう先生が奥様と久々来店。
そしてまた「2つ持っているから」と頂いたぁ〜!。
それにしてもなぜいつも2つなんだ。

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その品は「ポルコロッソ(紅の豚)の蚊遣り」。これは可愛い。
ポルコというのは英語でポークで実際は「紅の豚肉」らしい。洒落ている。
東京三鷹のジブリの森の野外テーブル下にはこの蚊遣りが鎮座しているそうです。
ジブリの森には一度行ってみたいなぁ〜。

現在先生は「仏像模型」に凝っておられるようだ。
この先生の収集の趣向には一貫性があり、共通するのは「何か変だよなぁ〜」。
歴史には残らないあだ花とでも言いましょうか。
そんなモノたちが好きなお人だ。

そして20年以上乗り続けて相当ポンコツ化しているらしい
「エスカルゴ」で日々通勤している先生でありました。
先生にはこの車で定年を迎えて頂きたいと勝手に思っております。

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それにしてもハミの還暦の誕生日にはいっぱいプレゼントがあったけれど、
私の56歳の誕生日のプレゼントはもしかしてこの豚の蚊遣りだけ?。
それも私の誕生日を意識して持って来られた訳ではないようだし。
日々の行いの差かぁ〜。まあ良いのだけれどぉ・・・・・。

2012年9月 3日

やはり「フラスキーニ」のデッドストック革使おうかなぁ〜

 今年も神戸シンジケート?企画の四角いダイアリーノートの季節がやって来ました。そして私の思いとは関係なくその革カバーを作らないといけません。今年も四角いダイアリーノートを購入するお客様は大部分がリピータだろうから、もう作らなくてもいいじゃないの?と消極的なボンジョルノ。でもP&Mの吉宗さんの「松本さんの好きな革で作って良いですよ」の言葉に、俄然革好きボンジョルの琴線に触れて、作りたいという衝動が生じた。どの革使おうかなぁ〜?。

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 せっかくの機会だから、ル・ボナーしか持っていないであろうデッドストック革を使おう。そして革置き場にて革棚の奥の方からストックしているボンジョルノコレクションの革を引っ張り出して思案するのだった。このねっとりしっとりのソフトレザーは素晴らしい。でもハードタイプのダイアリーカバーに使うには向かない革。

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 そして目に止まったのがフラスキーニ社のデッドストック革。フラスキーニ社の革の裏には「BURENTA』のいう判が押してある。これは北イタリアのブレンタ川沿いで作っていると言う事らしい。今では顔料厚塗り革しか作らなくなったタンナーなので現行の革は使わないけれど、一昔前までは最もイタリアらしいねっとりしたクローム革を作っていた。

 クロームなめしの革の場合はクローム液をその都度洗浄して入れ替えてピット槽に漬ける。一昔前のフラスキーニーはそういう常識は無視して、うなぎの秘伝のタレのように交換する事なく継ぎ足して使っいて、その事で特別ねっとりしたクロームなめしの革を作っていた。きっと科学では解明できない?何かが作用して、その時代のフラスキーニの革は特別だったのだろう。異臭(アンモニア臭)はするし革表面は傷付き易いし綺麗ではない。でもそういう欠点に目を瞑っても使いたい魅力的ななめしの革だった。そのフラスキーニのイタリアンカーフでもロッソ(赤)は特別。

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 このフラスキーニのボックスカーフ系の革も色はロッソ(赤)どう見てもワイン(バーガンディー)でしょうと思うけれどイタリア的には赤だそうだ。その独特の濃厚さは牛の血を混ぜていると言われていた。そのデッドストックしていたフラスキーニのロッソで、今回のダイアリーカバーは作ってみたいなと思った。この革で作るときっと革の持つ奥深さを感じて頂けるはず。

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そして内側の革もいつものブッテーロじゃない方が楽しいなと思い見ていたら、このドイツの今はタンナー自体が廃業してしまって作れないサフィアンゴートが目に止まった。凄く面白いゴート(山羊)革だ。でも表のロッソと会わせ難い色しか在庫がない。ここは思案のしどころ。

 絵はその絵に合った額縁に入れるとより魅力的になる。私たちの仕事もその額縁職人さんに似ている。素敵な革と出会ったらその革自体が主張している。それをより魅力的に見せるのが私たちの仕事だとこの頃思う。作る事を楽しみながら。

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