2013年10月アーカイブ

2013年10月31日

母が亡くなりました

93歳になる母がなくなりました。大往生でした。

「ありがとうございます」と心底思い送り出しました。

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8月に実家に寄った時撮った母の横顔。膝が駄目で歩行が大変ではあったけれど、93歳の8月まで要支援1で、自分で出来る事は頼らず自分でする母でした。そんな母が苦しくて救急車を呼び病院に運ばれたのが9月初め。高齢なので治療は難しく、その後実家近くのケア医療病棟のある総合病院に。そんなに苦しむ事なく10月27日まで静かな時間を過ごしました。27日の日昼食を食べ終えた後、息苦しいと言う事で酸素を増やした後から眠っているだけのような寝息に。そしてその後苦しむ事なく28日午前12時半に逝きました。最後まで自分で出来る事は自分で出来るだけし、女性の恥じらいを持ち続けて亡くなりました。

私を生んだ母は私が物心つかない時に病気で亡くなり、今の育ての母が私が6歳の時3人の子供がいる父の元へ嫁いできました。私は末っ子で特別愛されたように思う。宮崎で県議会議員、町長などをした名士の家の出で、戦前の地方都市育ちなのにクリスチャン系の女学校を卒業している。お花、お茶は師範の免状を持ち、和裁、洋裁などはプロ並みだった。そして料理はすこぶる美味しくて、食した人皆が感銘を受けた。今ではハミもそんな母の味に強く影響を受けた料理を作る。小学校の参観日の時、そんな母の和服姿での参観が自慢だった。

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葬儀は子供と孫だけの家族葬で。母の事を思い描くと、父が亡くなった後洋服しか着なくなったけれど、和服姿しか思い出せない。小紋の着物を着て化粧した母は93歳とは思えない美しさでした。そして父の元へ旅立って行きました。

2013年10月28日

今月末までお休みさせて頂きます。

93歳になる母が亡くなりました。 大往生でした。 その為今日から31日までお店を休ませて頂きます。 ご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします。

2013年10月27日

お知らせ

急な事ですが今日は午後3時までとさせて頂きます。

ご迷惑をおかけします。

2013年10月25日

綿棒は怖ぁ〜い

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革コバの狭くて込み入った部分などに染料や顔料を塗る時に、重宝して使っている綿棒。メーカーに寄って綿の締まり具合が違っていて、水分を含んでも簡単にぶよぶよにならない製品を選んで使っている。

その綿棒で水曜日の午後7時過ぎに耳掃除をしていた。普段あまり耳をほじったりはしない方の私ではありますが、何かこのところ聞こえづらいと感じていてやってしまった。そしたら突然変になった。密閉性の良くない耳栓をしているような状態に。時間が経過すれば元に戻るだろうと楽観視していたけれど、全然戻らない。

そして頭をよぎったのが「突発性難聴」。娘がつい最近なってようやく治ったら、今度は父親がなってしまったかも。今年は絶食入院とかも経験し厄年だよなと思うボンジョルノ。避けたいステロイド治療だ。副作用であちこちしんどい思いをしないといけない。

家に帰りハミにその事を伝えた。しかしハミは「ストレスを貯め込まないお父さんが突発性難聴にだけはならいでしょう」と。ハミは私という人間を知り尽くしていると思っている。デリケートなハートの持ち主だとは全然思っていない。私はこの耳の違和感に何度か夜中目をさましながら、誰にも同情されることなく朝を迎えた。

朝になっても治らない。急ぎ耳鼻科へ。待合室で順番を待つ間色々な心配事が頭をよぎった。そして私の順番が来た。そして診てもらった。「耳垢がいっぱいですね。まずは掃除をいたしましょう」。それが終わったらあーら不思議、全ての違和感がそれだけでクリアーに。ただそれだけの事だった。

お医者さんに言われました。半年に一度は耳鼻科で耳のお掃除に来て下さいと。耳かきで掃除のし過ぎはいけません。ただ私のように全然しないとこんな経験をする可能性が生まれます。綿棒は搔き出せなくて一番問題を生じるようです。でも「突発性難聴」ではやはりなかった。

2013年10月22日

大和出版印刷さんの特別バージョンも出来上がりました。

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大和出版印刷さんで販売する特別バージョンの四角い革カバーも出来上がりました。

今回はシュランケンカーフの定番12色にはない、

つまり日本で一番シュランケンカーフを多色使った(今まで28色)ル・ボナーが、

在庫で少しだけ持っていたミコノスとピンクで作っちゃいました。

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シングルタイプのみ。

内側の革はフランス・アノネイ社のボックスカーフタイプの

ライムグリーンとサーモンピンク。

ボックスカーフ系の革はそのタンナーの技術力を計るカーフの最高峰。

その高級皮革をノートで大部分隠れる内側に使った贅沢仕様。

税込14,700円にて大和さんのオンラインショップにて近々発売開始。

2013年10月20日

四角いダイアリーノートカバー登場

萬年筆の書き味に拘りを持って製紙工場さんに直接頼んで作り上げたペーパー「リスシオー1」。その紙を使って毎年四角いダイアリーノートを大和出版印刷さんは作り続けています。その革カバーをル・ボナーでは作り続けています。去年はちょっと私だけ消極的な参加ではありましたが。2014年度のリスシオ−1のダイアリーノートが販売されて遅れる事一ヶ月とちょっと、ようやくその革カバーが出来上がりました。今年は頑張りました。

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今回はシュランケンカーフの黒、赤、ネイビーとノブレッサカーフのゴールド(茶)でシングルタイプとダブルタイプの両方登場です。

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ステッチはネイビーが青、黒がチョコ、赤が黄色、ゴールドも黄色。

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内装のブッテーロはネイビーはネイビー、黒はチョコ、赤とゴールドは黄色。

唯一今も3つの刻印が並ぶ3社共同企画品。谷本さんや吉宗さんたちと行ったドイツ〜チェコ〜イタリア文具旅は、今まで何度か行った海外旅行の中で最も想い出深い旅だった。その後始ったこの共同企画品を作るたびに、あの優雅とは真逆のヘトヘトに楽しんだ欧州での日々が思い出される。今回は刻印を入れるのを専門の職人さんに頼んだので、私が押したのと違って今までで一番綺麗。その職人さんが使う箔押し機は、ジブリの映画で出てきそうな蒸気機関のような古〜いマシーンらしい。使い続けるその東京下町の職人さんも相当頑固者らしい、一度はそのマシーンと職人さんに合いたいな。

ダブルタイプは18,900円、シングルタイプは12,600円で、3社の刻印が入ったタイプはPen and message.さんと分度器ドットコムさんとル・ボナーでの販売です。数日遅れで大和出版印刷さんから特別バージョンのシングルタイプの革カバーも登場します。それは表革がシュランケンカーフのピンクとミコノスで、内装にデッドストックしていたフランス・アノネイ社のカラフルなボックスカーフのサーモンピンクとライムグリーンを使った仕様です。そのタイプは14,700円です。来年も作りますが間違いなく値上げします。宜しくお願いいたしまぁ〜す。

2013年10月18日

アルファロメオと私

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私の愛するアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型はやはり楽しい。加古川の母の入院している病院まで、私の運転するロメオ君だと危険と拒否していたハミが、私の度重なる説得によってやっと了承してくれたので、このところ走行距離が伸びている。運転するたびに、この緊張感と快感が背中合わせに共存する魅力に惚れ直す。どこまでも伸びる傑作ツインスパークエンジンのレスポンスは素晴らしい。ハンドルやアクセルなどからこんなにダイレクトに路面状況を感じ取れる車は、現行の普通車ではまず味わえないだろう。水温計だって外気温と走行シチュエーションによって60〜100度を上下する敏感さ。それらが相まってドライバーに緊張感と快感を提供してくれる。安心を与えないこのドライブフィールが、どんな安全装置よりも優れているはず。私はこの車を運転していて眠気を感じた事が未だかつてない。スーパースポーツカーで時速250キロで味わう興奮を時速100キロで味わう事が出来る。

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このテールラインの美しさは秀逸と思っている。

ヘッドライトの光軸を毎回の車検で交換しなくて済むように改善した事で、ヘッドライト点灯と上向きしか選べず、スモールランプだけをつける事は出来なくなった。エアコンは最大風量以外は動かない問題が発生している。内装材の生地があちこち剥がれ始めている。ウインドウの開け閉めが渋くて危うさ感じる。と言った事は大した事ではない。横にベンツが来ようがポルシェが来ようが臆さない。本当に。母が入院する病院の駐車場にこの15年落ちのアルファレッドの愛車を止めて周りを見渡した時、私としては完全自己満足ではあるだろうけれど「勝った」と思うのだった。売れば逆に廃車費用を請求されるこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型が私には愛おしい。

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車の中で最も美しいと私は思っているアルファロメオのエンブレム。フロントの楯だって現行のアルファと違い小さめで奥ゆかしさがあると私は思っている。

そんな風に愛しているアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型ではあるけれど、実際にはあまり乗っていないボンジョルノです。なくても実質生活には何も悪影響を及ぼしません。デリケートな私のハートには大きな穴が空く事になるとは思いますが。

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そんなアルフェスタな私の事をご存知のお客様から、このミニチュアカーを頂いた。イタリア出張時に立ち寄られたトリノの自動車博物館でボンジョルノが喜ぶだろうからと。実は歴代のアルファロメオの中でも、この時代のジュリエッタスパイダーが最も好きなエクステリアデザイン。フェデリコフェリーニの映画の中でマルチェロマストロヤンニが乗っていたあのアルファ。

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そんなに実生活で車を必要としないボンジョルノ。であればこの本物のアンティークカーを所有するというのも良いかも。移動には主にレンタカー借りて、六甲アイランドの周回道路を楽しんで走るぐらいで維持するなんて。でもってネットで調べてみたらびっくり仰天のお値段。これはいくらなんでも。その夢はあっけなく潰えてこのミニチュアカーで満足する事にしようっと。

私はアルファロメオという車に移動する為の道具以外の何かを感じている。私が感情移入出来る唯一の車ブランド。魅力が価格に比例しない心地良さ。ただその魅力を楽しむ為には、溺愛と過保護で接しないといけない。それも楽しい。

2013年10月15日

パテックフィリップのカラトラバ

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大変親しくしている顧客のF氏、46歳既婚のサラリーマン。決してあぶく銭があった訳ではなく、15年間思い続けてある時計を遂に購入した。それもその間、機械式時計は結婚の結納返しで買ったIWCのポートフィノのみ。車もレンタカーの方が無駄がないと考える合理主義者。しかし時計における興味と知識は深く、私はその影響を強く受けた。そのF氏が15年間思い続けて買った時計は、あの雲上ブランドの中でも筆頭格のパテックフィリップの超薄型の2針時計の自動巻の「カラトラバ」。それも正規輸入代理店のカミネでの購入。15年前は今の価格の半分ぐらいだったろう。

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F氏は集めたりはしない。一点豪華主義で念入りに調べ尽くしてモノを購入する。そんなF氏が選んだ上がり時計がこの秒針すらないホワイトゴールドのカラトラバ。このチョイスに感服してしまったボンジョルノ。きっと時計に深く興味がない人が見たらスルーするだろう。しかし日本文化の究極のカタチ「侘び寂びの世界」をも表現したスイス時計だ。時計業界の最高峰ブラウンドが長きに渡り作り続ける、高級なシンプルの具現化。そして彼は選ばれしサークルへの招待状も手に入れた。

いっぱい集めたいボンジョルノはそんな清い選択は出来ません。でもそのカラトラバを見ながら思った。一時凄く時計に興味を持ってしまい買い集めた時計たちの中で、最も愛おしい時計はどれだろうと考えた。そしたらやはりすぐにルクルトのフィーチャマチックが頭に浮かんだ。防水機能は全然駄目で、自動巻オンリーなのに巻ききった時にパーワーを逃がす機構がない。その上ハーフローターがぶつかる音が不安を生む。その為久しく付けていなかった。

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汗の心配をしなくて済む季節になったし、この愛しい時計を主に付けよう。パワーリザーブの針を注視しながら、満タンにならないように気をつけて。万が一壊れた時は今までのように悪戦苦闘しながら直せばいい。儚さも「侘び寂び」の世界?。

モノを愛おしく思う気持ちは千差万別。私の場合は右往左往しながらアンティークで楽しむ道を進む。壊れるのが怖くて付けないのは本末転倒だと気付いた。

2013年10月12日

ミネルバボックスのパパスいっぱい作りましたが

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ブログで公開するのが遅れましたが、ミネルバボックスの三色(グリージオ、コニャック、タバコ)で作ったパパスショルダーが、今週始めに出来上がっておりました。いっぱい作りましたがその間に多めに作ったグリージオ以外のコニャックとタバコが売り切れに。なので店頭には現在グリージオのパパスのみ。グリージオ以外のパパスをご希望のお客様は、卸し先の「C.O.U.」さんの銀座店か京都店にお問い合わせください。まだあるかもしれません。また第2弾が来月始めには出来上がりますので、それをご予約されるというのも方法かも。宜しくお願いいたします。

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それと、コニャックをご予約頂いたお客様の中で、お一人だけ連絡先が分からない方がおられました。ご予約されていてまだメールでの連絡が出来ていないお客様、そのコニャックのパパスは取り置いておりますので御連絡宜しくお願いいたします。

2013年10月 8日

シュランケンのパパスが特別値上がりする訳

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シュランケンのパパスは黒のみとなっています。

11月から一斉にル・ボナー製品が値上がりします。

ヨーロッパ皮革の輸入元が平均3割値上げを決定し、

もうそれを製品価格に反映せざるおえない状況となった為です。

製品価格は平均15%の値上げを考えいます。

その中で突出した値上げとなるのがシュランケンカーフのパパス・ショルダー。

税込52,500円から税込68,250円(本体価格65,000円)となります。

ミネルバボックスのパパス・ショルダーは本体価格60,000円で5000円の差が出ます。

これは元々革の価格が違う上、

ショルダー革に比べカーフ革(特にシュリンク革)は、

取り都合が大変悪いのです。

シュランケンカーフを同価格にて販売する事自体無理があった訳ですが、

男性にもシュランケンカーフの魅力を知って頂きたいと言う思いがありましたし、

その頃まだ当店舗内での販売のみで、

卸売りは考えずに価格を決めた経緯がありました。

それをこの機会に見直す決断をした訳です。

というような理由の製品は他にも何点かあります。

ミセス、ネコリュック、デブ・ペンケースetc。

ル・ボナー製品は他社製品と見比べた時、

値ごろ感があると思われていた部分があります。

確かにその事を意識した価格設定で続けてきました。

そのアヘッドは今後少なくなるでしょう。

それでも魅力を感じて頂ける製品作りをこれからもして行かなければと、

心新たにしているル・ボナーの二人です。

2013年10月 7日

「パパス・トート」がレ・ザルティザンバージョンで

大きなトートバッグ「パパス・トート」が店頭に並びました。今回はスイスの時計たちの日本との架け橋として頑張っておられる三島の勤ちゃんのご要望に応えて、「レ・ザルティザン」仕様として作りました。スイスに一ヶ月に一度以上のペースで、リモアのアルミケースとこのパパストートにいっぱいの荷物を詰め込んで行き来をくり返している勤ちゃんのハードユースにお応えして、ショルダーの留め具を最強のドイツホックにバージョンアップしての登場です。

今回はシュランケンカーフで4色。

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シュランケンカーフの色の中でル・ボナーでは人気ナンバー1のトープ。

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ネイビーはメンズにおいて絶大な人気がある。

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三島の勤ちゃんカラーのオレンジははずせません。

店頭に並んだのはここまでの3色。

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ジーンブルーは予約でいつの間にかいっぱいいっぱいで完売。

今回は「レ・ザルティザン」仕様にて作りました。このドイツホック仕様は重い荷物を詰め込んだ時の安心感が格段に向上した。次回からもこの仕様で作る事にしよう。でもって今回は値上げ前最後の生産という事で、ドイツホックはくちばしギボシに比べて格段に高価だけれど、それは含み込んで税込94,500円。

2013年10月 4日

素敵に輝いている「カンダミサコ」

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大丸神戸店一階にて「カンダミサコ」の展示販売が始っています。早速ハミと表敬訪問に行ってきました。新作のリバーシブルで使えるトートバッグは面白い。定番のバッグはどれも作りが益々進化している。そしてセンスの良い革小物たちは輝いて見える。私達二人が今最も刺激を受け続けている若き独立系鞄職人の二人です。

「カンダミサコ」が生み出す革製品を見るたびに思う。美意識とセンスが先に有り、それを生かす縫製技術が加わった時、作る楽しさを伝えられる世界が生まれる。

今回のブースも一番奥のスペース。ここは他のショップが避けたいスペース。そんな奥まった場所なのに、その催事スペースの全体を見渡した時に「カンダミサコ」のブースが一目瞭然輝いて見えるのは私だけだろうか。本当に作り出すカタチのレベルが高いと思う。

そんな魅力的な革製品を、ある程度まとめて二人で作り出す生産力にも感服する。独立系鞄職人の多くはその部分を避けたいと思う場合が多々ある。そんな時「カンダミサコ」のお二人は、数を作る事で表現したいカタチを自由に生み出す事を選ぶ。そして生み出されるカタチはオリジナリティーが有り美しい。

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独立系鞄職人として生業(なりわい)を続ける方法は色々あると思う。そんな中で若き独立系鞄職人の「カンダミサコ」のお二人の自由で創造的なモノ作りの姿はピュアだ。

地方都市・神戸は、そんなに大きな商圏ではないし知名度を得るのも大都市に比べて不利だ。でもそんな不利な部分があるからこそ、工夫と努力にセンスを加えて輝きが突出したモノ作りも生まれるのかもしれない。本当に「カンダミサコ」のモノ作りはその製品だけでなくてビジネスのカタチも素敵です。

「カンダミサコ」のホームページをよーく見て見ると、何やら家を建てる?。その事を色々直接尋ねたら、神戸を代表する坂道のトアロードを上がり切って左に折れてちょっと上がった場所に土地を購入。そこに新々気鋭の建築家と相談しながら工房兼住居を建てる計画を進めているという。店舗兼住宅を買うとかではなくて、一からモノ作りする空間を創造するという選択に感服。その事を決行する為の準備(場所探し、資金計画etc...... )を、ハードにモノ作りしながら進めていた事にも驚いた。その家の計画が進んでいくのも、自分の事のように楽しみだ。モノ作りを楽しみながら、人生をも楽しむお二人に乾杯。

2013年10月 1日

「WORKERS」の素敵なモノ作り

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冬用にと「WORKERS 」のフラノのジャケットを購入しました。

アウトドアから50歳過ぎてちょっとイタリア伯父さん風のファッション方向に行きつつあったけれど、「WORKERS」の舘野君と知り合ってから少々軌道修正しつつある今日この頃のボンジョルノ。舘野君が作り出す洋服を着ていると、幸せな気持ちも一緒に得られる。これは何故なのだろう。

私は若い頃シェラデザインズというアウトドアブランドが好きだった。若い二人の青年が始めたこのブランドのもの作りの姿勢に共感出来て、そのブランドが作り出す製品を使う事で、一緒に夢が見れるように思った。「WORKERS」の洋服を着ていると、その時のワクワクした気持ちに似ていると思った。

「WORKERS」は舘野君一人で企画、生産、営業、販促、すべてをやっているアパレルメーカーです。それも岡山空港近くの田舎(失礼〜)に会社はあります。多くのハンディがある訳ですが、それを逆手に取って素敵なモノ作りをしていて、素敵に輝いて私には見えます。

アメリカワークウェアのレプリカから始めた「WORKERS」はそれをベースにしつつも、舘野君の感性を加えてプラスαな価値を加えてきた。資金力なんてバックに何もなければある訳ない。でも作りたいという思いがあれば工夫して事業として成立させる。ただその為には既存の方法では駄目。既製品はある程度の量を一度に作らないと製造は動かない。それを小資本で持続させる方法として、生産現場密着型で予約生産方式で価値を生み出す。

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「WORKERS」の紙袋や封筒やタグは捨てられない。だって何かカッコ良いんだもの。

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今回はフラノ素材のジャケットとベストを購入。ジャケットの肩のラインが独特のパターン。着てみたら何ともチャーミング。楽しくなる。ベストは私の冬の必須アイテムで何着か持っているけれど、アメリカンな無骨なタイプのベストは持っていなかった。ごわっとした厚みのあるフラノ素材といっぱいのアウトポケットが、ヘビーユースを予感させる。彼が生み出すカタチからこれからも目が離せない。

この時代に生きた証を残したいと思う。

それぞれ皆持っている資質や環境が違うから、

表現するカタチはそれぞれ違う。

しかしこの時代に小さな記憶として残せたら素敵だな。

隙間少ない息が詰まりそうになる現代社会において、

個が輝きを持ってモノ作り出来る価値。

芸術作品でも工芸品でもないモノ作りという仕事においてそれが出来るなら、

私達は心から自分たちの人生に満足できるはず。

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