2015年6月アーカイブ

2015年6月30日

継続は力なりかぁ〜6月も続けます。

今月もなんとかぎりぎりいつものようにモノたちを紹介。もうそんなにいらない、今あるモノを愛でればそれで良いかもという心境になりつつあるボンジョルノです・・・? 本当です信じてもらえなくてもいいですけど。

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時計は先月に続いて2ヶ月連続ロードマーベル32000。私が持ってる時計でこの時計が一番精度があると、先月からアメリカ旅行をはさんで今月も付けていますが痛感しております。それが気持ち良くて変えれません。ベルトをアノネイ社のライムグリーンのボックスカーフで作ったNATOベルトに変えて、カジュアルな感じでこの夏ず〜っとこの時計しているかも。この満足感は何なんだ。セイコーの歴代の時計の中で、GSよりもこれが一番の傑作だと私は思っている。

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結局、アメリカにはこのパイロットのエリートのスターリングシルバー軸を持って行った。フリーマーケットで2,000円で手に入れた品ですが気に入っています。硬めの細字の書き味に魅力を感じ始めたのは、この万年筆との出会いから。来月は久々万年筆が増えます。

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レンズはコシナのCOLOR-SKOPAR21mmF4。α7Rで使うと周辺が赤みを帯びて撮れるので使えないでいたけれど、このデジカメで使うと許容範囲で撮れた。それでニューヨークではこのコンビメインで撮っていた。今まで広角だと立体感に乏しい画像しか撮れなかったので使うことが少なかった。しかし工夫次第でそれは解消されると知るに至った。画像に満足できればこのコンパクトさは重宝する。

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上画像は、このコンビでF11まで絞って撮ってみました。雲の前後が感じられて立体感が出てきたのではないでしょうか?。縁の赤みも我慢できる範囲です。広角は無限遠での撮影が多いので、慣れないレンジファインダーでのピント合わせに苦しまずに済む。このコンパクトな広角レンズを生かせる。

それでもってライカM9が面白いと思った。今までレンズが画像の質を決めると思っていたけれど、このデジカメを使い初めてボディーのポテンシャルも大きいと痛感した次第です。こんな世界に迷い込むとは思わなかった。中古カメラ屋さんが下取りする時の金額で譲るという知人の甘い言葉に乗ってしまった。そして、その魅力にハマったボンジョルノ。M9インプレッションはまた日を改めて。

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帽子はニューヨークで買ったラルフローレンR.R.L.のコットンキャップ。真夏はちょっと厳しいけれど今ならまだかぶれる。通勤外出時はパナマ帽だけど、エアコンの効いた店内にいる時に被ってます。

6月アップギリギリセーフ。

2015年6月28日

シュランケンのL字ジップウォレットが出来たよ〜

「L字ジップウォレット」のシュランケンカーフタイプが店頭に並びました。今回はシュランケン5色での登場です。大手通販会社を通じて販売した時はコストの制約から型押しの国内革を使わざるおえませんでしたが、その制約から解き放たれたL字ジップウォレットは使う革だけでなく、ディテールも見直しアップしています。使うと分かるその便利さを、多くの方に知って頂きたいお財布です。_DSC3323.jpg

トープとバイオレットははずせません。

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カラフル系はジーンブルーとオレンジ。大きな鞄の中にごちゃごちゃ収める時は、カラフルな色の方がみつけやすよ〜。

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そして今回人気急上昇のネイビーでも初めてL字ジップウォレットを作ってみました。

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上がL字ジップで下がラウンドファスナー長財布。L字の方が5mmスマートです。ラウンドは5番のエクセラでL字は3番のエクセラ使っていて、その差が幅の違いとなっています。スマートにファスナータイプの財布を持ちたいと思っている方はL字がお勧め。その上3方ファスナーを走らせなくて2方で済むのは使い勝手が結構違ってスムーズ。

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ファスナーの付いていないコイン入れ部分が使い易い。ファスナー付けなくても本体ファスナーを閉めていると、入れたコインは他に移らない。コイン入れ部分トップと本体ファスナーとの絶妙な距離がなせる技。これもスマートな外観に貢献している。内装の革はオリジナルで作ってもらったバングラキップ。ソフトな質感が良い感じ。

シュランケンカーフのL字ジップウォレットは税込み28,080円での販売です。来月中には好評のラウンドファスナー長財布も登場予定です。その後残心の長財布と続きます。皆様よろしくお願いいたします。

2015年6月27日

クロモリが好き

私は自転車も好きだ。最新のカーボンとかそういう速さを求める自転車には全然興味がない(痩せ我慢に聞こえるかもしれないけれど)。何故ならば、スピードを競う気が全然ない事が最大の理由。それに加え私なりの解釈において美しさが何より大事で、若かった頃憧れたクロモリフレームの自転車たちの細さと曲線(フォーク部分など)の美しさに魅了される。そしてそんなに乗らないのに増えた。

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ズノーのフレームに初期デュラエースのパーツたちが美しい。ハンドルとブレーキカバーはブッテーロ革、サドルはデュプイのソフトカーフ使った自作。職業柄の特権。タイヤは唯一イタリア国内生産の超高価な品。空気を目一杯入れてもパンクしていないのに半日で抜けてしまうけれど、これはそういうイタリア製らしいタイヤなのだそうだ。

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テライのフレームのランドナーはまさに70年代ど真ん中。やはりハンドルとブレーキのカバーは自家製だけど、サドルはイングランドと記された古いブルックスなのでそのまま。ハンドル前とサドル後部に革製のバッグを作りたいと思い続けているけれど、意匠も決定済みなのだけれど、まだ作れていない。

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これは親しい顧客が家庭の事情で置く場所がないという。その結果あげないけれど置いておく事になった、その時代世界最軽量のクロモリフレームのTANGE。そしてなんとリムだけはカンパニョーロじゃありませんか。正直この自転車たちの中で一番楽で早く走るのはこれ。タイヤは私のおこずかいでチェコ製を付けたので、半分以上は私に所有権は移っているはずだと私だけは思ってる。

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そして最後に控えるのは、70年代のロットブレーキの大衆車。ヤフオクでデッドストック品を15,000円で入手した。こういった自転車に価値を感じる人が少ないのか無競争で最低落札価格にて私の元へ。パーツ一つ一つが丁寧な仕上げで、これが一番好きな自転車かも。

TANGE以外はフレームの色がマルーン色。これはル・ボナーのショップカラーで神戸や阪急のカラー。これは意味あると思われがちだけれど偶然の賜物。でもこだわって集めているなんて言っちゃたりしている私。そんな風に増えた。後はイタリアの70年代のフレームがあれば、これまで収集してきたその時代のカンパのパーツで珠玉の一台を組めれば良いなと思ったりしている。あと一台一番乗った自転車があるのだけれど、それはサビも出ていて転んだ時あちこち痛めているので、一度分解してフレームは再塗装して、パーツ類は磨き直し&交換でいつか蘇らせたいと思ってる。それまでは公の場には・・・・やはり一番色々な思い出があるのでこの自転車も。

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2015年6月26日

再び修理で手元を離れたマイアルファ

私の相棒がアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型になって4度目の車検。つまり8年の付き合いとなった。10年落ちだのに18000キロしか走行していない中古を購入。それでも20世紀最後の失敗車と呼ばれているよとの助言に恐れをなし、購入時に購入価格の倍ほどの部品交換をディーラーに頼んだ。そしてその後の2度の車検は問題はあったけれどユーザー車検で格安でくぐり抜けて来た。しかし前回の車検からは、信頼出来る修理屋さんと知り合えた事もあり、交換する部品も多く出始めたので頼んでいる。

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そのマイアルファが半年ぶりに昨日の定休日、車検&部品交換修理を終えたと連絡があった。。今回のメインの修理箇所は、やはりいつもの事ではあるけれど車検でひかかったヘッドライトの光軸交換、それと異音を発しながら風量調節が効かなくなった(オフか最大の5のどちらかしか選べない)エアコン。そんなに走ってはいなけれど8年間の歳月で経年劣化しているであろうタイミングベルトの交換。その他etc 。

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今日はいつも以上に暑い日だった。喜んで六甲ライナーから阪神電車を乗り継いで青木にある「エルサンク」さんに向かった。

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私はイタリア人気取って、汚れは車のコーティング効果などと言い訳しながら洗車などの行為はあまりしないのですが、お願いしていなかったけれどサービスで洗車および室内のクリーニングもしてもらっている。やはり綺麗な方が気持ち良い。

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このツインスパークエンジンに魅了される。このエンジンと軽い車体と柔いボディーと猫足サスペンションが人馬一体のドラビングフィールを少し不安を脳裏に持ちながら感じさてくれる。その不安を抱かせる部分が一番の安全性能だと私は解釈している。この車を運転していて一度も睡魔が襲ってきた事はないことからも証明される。

車検諸費用&部品交換整備代は今回少し多くかかって15万円台。エアコンのガスも入れたので、いつもよりは効きの良いエアコンの風を感じながら、我が家へとスムーズに戻って来た。だが戻って再びエンジンをかけようとするとかからない。参ったぁ〜。JAFの助けを初めて経験しながら再び修理屋さんのガレージへ。 JAF会員で良かったと初めて思った。欧州車のエンジンポンプは突然ダメになるらしい、それが今日訪れてしまったらしい。部品が届くまで少しの間お預け状態の日々が再び始まる。でも可愛いアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型。そんな暑い定休日の一日でした。

2015年6月19日

「ペーパームーン」シーリズで復活を模索

私は不器用で決して手先の器用な職人ではない。縫製力もほどほどだし丁寧な方でもない。それでも今まで何とかやれてきたのは、業界の中を七転八倒しながら色々な立場を経験し、秀でた特徴を持った先達たちに出会い、その技術やセンスを吸収出来た事。その中で得たものをル・ボナーの製品にフィードバックする事で今何とかやれている。そんな経験の中で、私がちょっとだけ秀出た部分があるとすれば、パターンの構築力かなと思う。それが一番上手くカタチに出来たのは「ペーパームーン」じゃないかなと思う。

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ル・ボナーにおいて最も売れたバッグはパパスショルダーではなくて、このペーパームーン。もう自重が重いバッグは勘弁とナイロンバッグになってしまっていたけれど、軽ければ本当は革のバッグが持ちたいと思っておられる高齢の方に好評だった。フランスのデュプイ社製のソフトカーフを使った自重430gのB4サイズのショルダーバッグ。これは大手通販会社からミドルエイジ以上のニーズに応えられる革のショルダーバッグを販売する事を前提に作った。

このカタチを発想する時、このしなやかなソフトカーフを活かしたいという思いがまずあった。そして量産する職人さんが数を上げれる縫製も大事。その相反する両方をつなぐのがパターン。しなやかな質感を生み出す折りと緩みをパターンで意識的に生み出した。パターンが複雑なので量産をお願いする組み上げ職人さんは最初出来ないと必ず拒否される。それでも手順を説明し一筆書きのようなコツを伝授して作ってみてもらったら、あ〜ら不思議、スムーズに組み上がる。そして軽くて丈夫。芯を入れた硬い鞄は衝撃を受けた場合にダメージが大きいけれど、柔らかだと衝撃もソフトに受け止める。

その後大手通販会社での販売が終わってからも、このカタチは作り続けていた。しかし、使っているデュプイ社のソフトカーフはもう作っていなくて、持っている在庫も底を尽きつつあった。変わるソフトカーフを探していたけれど、なかなかデュプイのソフトカーフ並みの革はみつけられないでいた。そんな時、ヨーロッパ原皮を使ったソフトカーフを作っているタンナーを知った。そして取り寄せてみると、その素晴らしさに驚かされた。この革ならペーパームーンを作り続けられる。そして念願だったペーパームーンのトータル化も出来る。

ショルダーは革が変わっても変更点なしに今までのパターンで作れるので、まずはA4ファイルを収める事が出来るサイズのリュックを作ってみた。

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革の厚みはデュプイカーフに比べて数ミリ厚くなりましたが、コシはよりソフトなのでもっちりした魅力的な質感が増しました。その柔らかさを支える骨のような役目は、内装に使う厚みのあるイタリアのリモンタナイロンが担います。それでも重さを測ってみると750g。荷物を収めて背をってみると、一瞬背負ってないんじゃないかと感じる軽さ。それでいて素材は高級ヨーロピアンカーフを日本のこだわり持ったタンナーがなめした素敵なソフト革。色は要望した色に染めれるけれど、顔料使わず染料のみなので発色の良い色は作れない。まずは黒、ダークブラウン、グリーン、ネイビー、ワインあたりを作ろかと思ってます。

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背中にも両サイドにも前にもポケットいっぱいです。その上、前ファスナーポケットに500ccのペットボトルをおさめても、出っ張らない容量ががあります。というかペットボトルが収まる事自体、予期せぬ驚き。_DSC3130.jpg

この部分が量産でやれるかが不安。この内縫いをひっくり返て中にウレタン入れた後縫ったショルダー部分の感触が絶妙で、我ながら大変気に入っているのだけれど、これをスムーズに作る(量産レベルにおいて)方法は検討しないといけない。

いつもお願いしている職人さんたちは現在手いっぱいだけど、このシリーズはコバ処理がないので違う方に頼めるので、製産に入ればスムーズにこれらのカタチは登場させる事が出来る。ペーパームーンシリズはこれにブリーフケースを加え3品そろったら本製産スタート。ブリーフケースは型紙は出来たのでこれからサンプル作り。もうしばらくパターンと試作品作りが続きますが、ミドルエイジ以上の紳士淑女の皆様、乞うご期待。

2015年6月13日

「デブ・ペンケース」いつもと違う色でも

ル・ボナーのベストセラー、「デブペン」が店頭に並びました。この形を作り出して35年ほど経ちます。しかしこんなに売れ始めたのは10年ほどで、丁度私の万年筆趣味が始まった時期と重なります。きっとその趣味が後押したのだと思います。「カンダミサコ」さんのペンシースに万年筆を挿してこのデブペンケースに5本収めて持ち歩ける重装備が、一部のマニアな世界で流行っているらしい。そんな重装備でなければいっぱいの筆記具が収まる大きなペンケース。こんなにいっぱい入る革のペンケースはそうないはずです。筆記具マニアは是非、使うとその良さを実感できるはずです。これからも作り続けるル・ボナーのカタチです。

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ブッテーロでは8色。まず上画像は左から茶、チョコ、黒、ネイビー。黒は今回グレーステッチで作ってみました。茶はバレクストラ風に緑ステッチはいつものパターン。

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左から人気のグリーン、オレンジ、バイオレット、ワインです。バイオレットでデブペンは珍しい。バイオレットとワインは内光だと間違えそう。でも大丈夫、それぞれ薄紫とワインのステッチ入れているので。

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シュランケンカーフタイプは初めてチャイナレッドで作って見ました。これはオレンジではありません、チャイナレッドです。それと前回作ったバイオレットが少しまだあります。

今回もいっぱい作りました。しかしこのデブペンケースの主戦場は卸先のお店。神戸の「Pen and message.」さん、「分度器ドットコム」さん、名古屋の「ペンランドカフェ」さん、東京南青山の「サークル」さんたち。出来上がって連絡したら予想以上にいっぱい注文頂き、いっぱい作ったのにル・ボナーの在庫はあと少し。これもまたまたすぐに次回の生産計画をたてないと。今度はどんな革色で作ろかな。

税込12,960円で今なら全色店頭に並んでいます。

2015年6月10日

懸案事項だった「ビィジーリュック」ようやく始動。

製産の前段階でつまずいていた「ビィジーリュック」の製作が7月に確定しました。私が作ったファーストサンプル完成段階から多くのお客様から仮注文頂き、そのご要望に応えるべく生産調整しておりましたが紆余曲折ありまして遅れておりました。何とか道筋が出来て、その本製産の前出しサンプルが今日届きました。

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 さすがル・ボナーのエースのWさん、私が作ったファーストサンプルより素敵な仕上がりで、本生産のビィジーリュックたちが届くのが今から楽しみです。_DSC3042.jpg

 正面の面構え。

やはりハンドルはいつものように両側肉盛りで行く事にしました。その方がやはり持ちやすいですから。あと背負いベルトは表裏シュランケンで中ウレタンの豪華仕様で。外観での大きな変更点はその2つぐらいかな。

背中の見え方は

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 背負う時はこんな感じ。

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ベルトを収納してしまうとこんな感じでスッキリ。

容量的にはマエストロと同じぐらいでいっぱい入る。内装は革ではないけれど、あの有名なイタリアのリモンタナイロンの緑色統一。内側のポケットはパソコン用の大きなポケット一つとファスナーポケット3つと、小物が収まる小さなベタポケットが6箇所。

価格も決まった、税込151,200円也。

もう一つの懸案事項の「コンフェッティ・ブリーフ」も同じ頃店頭を飾れるように製産を進めています。こちらの価格も決まって税込118,800円です。

 

2015年6月 8日

アルゴンキンのマチルダ

今回のニューヨークの最大の楽しみはマチルダに会う事だったかもしれない。100年以上の歴史を持つ老舗ホテル・アルゴンキンではロビーで「マチルダ」という猫を飼っていると、一緒に行ったWORKERSの舘野君が教えてくれた。彼は5匹も飼っているネコ好きで、その中の1匹はマチルダという名を付けているそうだ。1930年代後半からホテルで代々飼われていて、ニューヨークの衛生局から難癖つけられても飼い続けたという。このホテルに泊まりたかった。しかしちょっと宿泊費が高くて残念した。しかし「マチルダ」には会いたくて、割高なのは分かっているけれど会うために朝食をこのホテルで頂く事にした。

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私たちが泊まったホテルはタイムズスクエアー近くの猥雑な雰囲気のある地域にあり、そこから五番街(フィフスアベニュー)を横断して落ち着きある場所にアルゴンキンホテルはあった。徒歩5分ほどの距離だけど、随分通りの雰囲気が違う。映画で見た30年代のニューヨークに迷い込んだみたい。

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何処に「マチルダ」がいるのか発見出来ずに、そのままフロント奥にある古い書斎のような空間で朝食を頂いた。私はホテルで食する朝食はレアなスクランブルエッグを包み込んだようなプレーンオムレツが好きなのだけれど、立派に中までしっかり焼いた卵焼きだった。その後も私の望むプレーンオムレツはアメリカ滞在中一度も出会う事はなかった。美味しいオレンジジュース、旨味感じないコーヒー、パサパサのトーストとこれとで40ドルは高いよね。でも居心地は最高だから許せる。

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前の円卓には親子なんだろう、老夫婦と中年夫婦がゆったりと会話を楽しんでいる。横の席には海兵隊の軍服着た老人が一人、本物の軍人さんなのかは不明。給仕する人も相当年配でこのクラシックな場に合っている。アメリカンアーバンノスタジーをその場所に感じた。

帰り際、フロントマンに英語がしゃべれる舘野君がマチルダの所在を尋ねると、ニッコリしながら指指す先に「マチルダ」は居たぁー!。

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マチルダは彼女用に設えられたフロント横の什器の上で眠っていた。しかし顔を拝めずフサフサの毛しか見えない。こっち向いてよと少し粘ってその場にいたけれど一向に動こうとしないので、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去った。

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やはり顔を拝みたい。翌朝、再び「マチルダ」詣でを決行した。朝食代を払って。

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何とか世界一優遇されているネコちゃんの寝顔を拝むことに成功。

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またニューヨークに行く機会があれば、その時はこの小さなクラシックホテルに泊まってみたいと思う。そして「マチルダ」の起きてる時の画像を撮りたいと思う。

2015年6月 7日

これも久しぶり「ディプロマ・トート」が出来上がりました。

トートバッグはぽっちゃり幅広が多くて、スマートなトートは珍しい。A4ファイルが丁度入る、ペットボトルとポーチ・ピッコロだって問題なく一緒に入れられる。それでいてスマートな「ディプロマ・トート」が久々店頭に並びました。女性やスマートな男性なら肩がけ出来る長さんのハンドル。私でも夏場の薄着なら何とか肩がけ可能な長さ。今回はシュランケンカーフ5色で。

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ネイビーは今人気急上昇の色。

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カラフル系ではジーンブルーとオレンジ。ディプロマはショルダーバッグもこのトートも、ジーンブルーが特に人気色。

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そしてトープとバイオレットははずせません。

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裏無しの一枚仕上げ。でも同じシュランケン使ってファスナーポケットと2つのベタのポケットが落としで付いていて、底板も芯材を中に入れてシュランケン2枚貼り合わせ。

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いいですね〜このベルトの盛り上がり具合。

ビジネスシーンでも、オフのお稽古時のバッグとしても良い感じ。税込58,320円

2015年6月 6日

シュランケンのパパスも出来ました。

お待たせしていたシュランケンカーフのパパス・ショルダーが店頭に並びました。ミネルバ4色に続きシュランケンでも7色並びました。エージング楽しむミネルバボックス、革のもっちりした質感と発色の良さを楽しむシュランケン、パパスはこのイタリアとドイツの革でこれからも作り続けていきます。

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ライムグリーンとジーンブルー。今回作った中で発色楽しむならこの2色。

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バイオレットとダークブラウン。久々ダークブラウンでも作りました。生成りのステッチがカジュアルさを出してます。内光だとダークブラウンにも見えるバイオレットですが、外光だと歴然。

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同じ色のステッチだとどちらがどちらなのか判明しにくい黒とネイビー。今回は黒はグレーステッチでネイビーはブルーステッチにしたので迷う事なし。

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そしてゴールド。この色を生かすならやはりステッチは生成りがいい。

今回は作り始める時にいっぱい残っていたので(前回いっぱい作ったから)、トープ色は作っていなかった。しかしその後売れてしまって現在在庫なしは大きな誤算。次回はいっぱいトープは作ろっと。初めてアイリスでも少し作ったのですが、店頭に並べる前に・・・・。

またパパスショルダーの人気が復活する予感。一ヶ月ちょっと前に店頭に並んだミネルバボックスタイプも残りわずかになり、今月中には生産開始予定。次回もオルテンシアを加えた4色で作る予定。ミネルバボックスタイプ 税込64,800円、シュランケンカーフタイプ 税込70,200円にてオールキャストで現在店頭に並んでいます。

 

2015年6月 4日

今朝空を仰ぎ撮りながら。

神戸は昨日梅雨入り宣言したらしい。しかし今朝は青空に雲が映えるので、撮りながらお店へ。無限遠での風景撮影ならレンジファインダーのピン合わせに自信がなくても撮れる。寄っての開放付近での撮影はおいおい慣れるとして、今はこの色乗りと抜けの良さにワクワクドキドキ。M9にカラースコパー21mmF4を絞ってRAW現像後加工なし。

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追加、5日早朝6時の南の空

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2015年6月 1日

メイン州〜ボストン〜帰途

レンタカーを借りてメイン州へ。風邪気味の舘野君でしたが、海外で松本さんの運転に身を任せる恐怖を思うとしんどくても運転すると。30年前アメリカ西海岸を2週間運転した私の昔取った杵柄運転を信用してくれない、せっかく国際免許を取ったのに運転させてもらえない。

アメリカの高速道路は5車線当たり前。広大な森の中の高速道路を走らせまずはニューポートのL,L,ビーンへ。「Made in U.S.A.カタログ」に載っていたワーゲンのキャンピングカーが店前に駐めてあったあの木造のショップを思い描きながら。

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しかし、思い描いたニューポートのL.L.ビーンのお店は無くなっていた。そしてそこは多くのアウトレットショップが共存するショッピングポイントになってしまっていた。仕方ない事だと思うけれど時の流れは残酷で、若かった頃憧れた場所は思い出の中にのみ存在し現実には消えてしまった。映画で見たニューヨークのクラシックな摩天楼は今もあったのに、雑誌で見た木造のノスタルジーはもうなかった。

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その日泊まるポートランドの宿はクラシックな私好みのホテル。街も赤レンガのクラシックな街並みが続く。倉敷の美観地区に似た趣な街、さしずめその中心にあるこのホテルはアイビースクエアという感じ。昨夜と違って暖かで散歩には最適。アメリカの温度差激し過ぎる。

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中華やベトナム料理を食べる事が多かった旅行中の食事事情ではあったけれど、朝はちゃんとアメリカンな朝食を頂いた。オレンジジュースは本当に美味しい。私は中がぐちゅぐちゅのプレーンオムレツが好みなのだけれど、そういったタイプのオムレツとは一度も出会えなかった。ベーコンをカリカリに上げる事や無味乾燥なパンや旨みを削ぎ落とした薄いコーヒーはアメリカの食思想の不文律らしい。そんなアメリカの思想を朝食だけは楽しんだ。

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ボストンまでの帰り道は迷わずスムーズに帰れた。風邪の症状で苦しみながらも、やはり私にハンドルは任せてくれない舘野君。森しか見えないメイン州の高速道の風景が続く、淡い色合いの森が爽やかな風を運ぶ。それにしてもレンタカーで借りたトヨタのカローラは日本で走っているカローラとは違って思える。中速域からの加速もトルクフルでフロントマスクも精悍な顔してるし内装もプチ豪華な感じ。トヨタ車を避ける傾向にあるボンジョルノも、これなら良いよなぁ〜と思ってしまった。だが運転はさせてもらえなくて助手席オンリーなボンジョルノ。

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ボストンに無事帰還。素敵にシックな街並みが私たちを迎えてくれた。この街❤️かも。

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ボストンの港にて。

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ハーバード大学のキャンパス内にて。

年月を経てなお仲良く二人の時間を大事にしているご夫婦が魅力的に感じた。

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喫煙者にはヒステリックなほど厳しい国と聞かされていて不安だった。しかし思ったほどではなくて、東京の銀座みたいなNYの5thアベニューでも喫煙歩行多くいたし、室内絶対禁煙ではあったけれど建物外での喫煙には困らなかった。またその方がメリハリがあって喫煙者にも良いかも。この習慣は日本でも続けたいと思った。という事で、ル・ボナー店内は今後禁煙とする事に決定。喫煙時は私と一緒に外で吸いましょう。喫煙用ベンチと灰皿はおいおい用意します。

今回のアメリカ東海岸の旅では、ヨーロッパの街を散策すると見る事が出来た物作りの現場は見る事が出来なかった。というよりもうこの国ではそれが絶滅危惧種なのかもしれない。その道を今の日本も後追いしている部分を感じる。それを強く感じれただけでもこの旅は意味があったと思う。やはり来年はイタリアかな。

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午前3時に起きてボストン空港午前6時発でシカゴ乗り換え成田のANA便で帰国の途へ。

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シカゴの空港は大きいですねぇ〜。

年に一度は異文化を体験したい。その事で日本の良さが再確認出来、自分自身も再認識する。今回最も大きな収穫は、一人でモノ造りと格闘しているWORKERSの舘野君と多くの意見を戦わせた事。自身のアイデンティーを表現する手段としてモノ作りをしている私たちは、それを成就する為に小さな産業を生む必要性があった。しかしそれを小資本で続けるには多くの工夫が必要で、その部分において親子ほどの年齢差の年上の私より彼の方が長けていて、今回の旅の間の会話の中で刺激を受け具体的な懸案事項も明確になった。それが今回の旅において一番の収穫だったと思う。

ボストン空港を飛び立って我が家に辿り着くまで28時間を要した。結構ハードな旅行だったんじゃないかな。それが功を奏して今の所は時差ボケはない感じ。さあこの後作り出すぞぉー。まずはペーパームーンリュック。

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