2016年7月アーカイブ

2016年7月31日

「ビジィーリュック」今回はダークブランでも

大好評を頂いている「ビジィーリュック」登場です。このリュックは予想以上の人気を博しており、現在一回30個を年に二度特例で作っています(パパスショルダー以外は通常年一回の生産)が間に合っていません。これ以上の数は無理と組み上げをお願いしている職人さんにも言われております。零細鞄屋の10万中の高価なリュックがここまで受け入られるとはありがたいお話です。

今回は色数を減らして人気色中心に5色。

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ビジネスシーンでの使用を意識したリュックなので、黒とネイビーはこのリュックの場合突出した人気色。

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ダークグリーンとトープ、それに初めてダークブラウンでも作ってみました。

ハンドル持ちだと重たぁ〜いと感じるほど荷物をいっぱい詰めた状態でも背負うとあ〜ら驚き、重さが半減して感じられ手放せない相棒となること確実。

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今回も少し仕様を変更。ストラップ下部受け部分のステッチの縫い終わりを内縫い止め方向に。このちょっとした改良が強度を飛躍的にアップ。今まで作ったビジィーリュックで1個だけこの部分がほつれた製品があった為に変えました。

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それとキャリーケースのハンドルに通す部分を3,5cm長くしました。これでキャリーケースの多くのハンドルに対応出来るはずです。

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ハンドル付け根の金属のカンと抑えの間にはル・ボナー製品では必ずしているエレファント革を見えない部分に貼り込んで磨耗防止。

ご予約頂いていたお客様にはこの後順次ご連絡させて頂きます。税込み151,200円で絶賛人気継続中(ル・ボナーレベルで)。

2016年7月30日

「紐財布」欠品色追加生産

「紐財布」はル・ボナーを代表するレディースのいっぱい収まる長財布。蓋を止めるのがホックや錠前だと容量に融通が利かないので調節出来る方法の方が何かと便利。調節可能でもバックルベルト方式だとかさ張るしバイカーズ風になってレディースとしてはイマイチ。そこで考えたのが紐、さりげなくてそれでいて個性が出るはず。これは時代劇に出てくる紐でぐるっと巻く「道中財布」からヒントを得た。これだと見た目以上の容量を収めても融通が利く。

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この財布だけは欠品状態を生まないようにしなが作っています。なので多色残っている状態でも欠品色の補充をしました。今回補充制作したのは、黒、ネイビー、アイリス、ピンク、ターコイズブルーの5色。

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そして紐財布は現在11色が店頭を飾っています。

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今回作った5色ではヌメ革に内装を変更しました。左が今回使った内装革で、右が前回までの内装革。

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内側の仕様はまったく同じでいっぱいのポケット。カード収納部分12カ所です。税込み32,400円で好評販売継続中。

2016年7月29日

還暦記念に「棒屋根ボストン」制作

私も今年8月23日に還暦を迎える。此処の所、自ら作るのは量産品のサンプルぐらいだった。老いは職人としての体力や気力を低下させるし、何より老眼が邪魔する。全盛期のようには集中力を持って鞄を作れなくなってきたなと自覚する今日この頃だった。でも60歳を迎える前に鞄職人ボンジョルノ松本まだ健在という鞄を作りたいと思った。そしてこの大きくて重い棒屋根ボストンを作る事にした。

この鞄は今までブッテーロ革を使い内側に固めの芯材を張り込んでハードな作りだった。棒屋根も三角形に屋根形状させていた。それはそれで迫力満点だったけれど、今回はシュランケンカーフの元厚のしなやかさを出してみたくて、芯材は最低限にして柔らかな質感の棒屋根ボストンに仕上げた。それでも迫力十分。外装のステッチはベルトのステッチ以外は手縫い。手縫いが得意ではないボンジョルノですがこの鞄はしかたない。最大厚15mm(ゲタループ部分)の手縫いは菱切りで開けた穴に針を通す時の締まりがキツくてペンチ片手に一目一目ヒイヒイ言いいながら。

他の仕事もしながらの合間仕事だし手が遅くなっているから、還暦の誕生日までには作れないだろうと予想していたが、作り始めると楽しくて早く完成させる事ができた。精緻とは言えないけれど職人ボンジョルノらしさが出せた鞄に仕上げられたのではないでしょうか。

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作っていて楽しかった。まだまだやれば出来るという自信にもなった。私はプロなのでこういう一点モノも販売はします。でも売れなくてお店にいつまでも鎮座していてくれても嬉しいな、税込み864,000円也。買わなくて見に来てください。これからもこの手の実用には向かない迫力ある鞄を、鞄職人確認作業として毎年作れたらと思っています。来年は大割れボストンにしようかなそれともトランク。

2016年7月 1日

ベストサイズと仕様の「ポーチ・ピッコロ」

自信を持って言えます。21×11×4.5のサイズでありながら内にも外にも縫製の出っ張りがない仕様が、見た目のサイズから予測出来ない容量が収まる驚きのポーチです。インナーバッグとして収まる細身でありながら、冠婚葬祭の時にはポーチとして身の回り品を十分収める事が出来て、スーツをスマートに着こなせる。何度このサイズと仕様に行き着くまでサンプルを作ったことか。そして辿り着いたこのポーチは、我ながら傑作だと思っています。作るとすぐ売り切れになるこのポーチ・ピッコロですが、今回はオーソゾックスに渋目の色中心にいっぱい作りました。注文頂いているお客様にはこの後順次ご連絡させて頂きます。卸先の南青山の「サークル」さんには明日送り出しますので日曜日以降店頭に並んでいると思います。

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シュランケンカーフではトープ、黒、バイオレットの3色で。やはりピッコロは黒が人気です。お葬式とかでも使い易いからでしょう。税込み37,800円

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クローム革の傑作革・クリスペルカーフではネイビーとダークブラウンの2色で作りました。税込み47,520円

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黒桟革は今回は黒のみ。国産黒毛和牛使って姫路の伝統的ななめし技法のしろなめしの革に本漆を10回以上シボのトップ部分に塗布した坂本さんが作る日本の皮革産業の宝をこれからも使い続けていきたいと思っています。税込み47,520円。

クリスペルカーフや黒桟革はデリケートな革です。丁寧に育てられたら上等なエージングを楽しむ事が出来ますが、そうでないと厳しいのでシュランケンカーフの方が気にせず使えます。なので私もシュランケンカーフのピッコロを10年近く使っています。

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そしてエレファントでも作りました。黒はやはり渋い。グレーは前回作った時とは違って今回は明るめのグレーです。エレファントの革はワシントン条約で一時使えなくなった革です。その後アフリカの大食漢の象が増えて砂漠化が深刻な問題となり間引きする事となり、その間引きした象の皮と象牙は特例として市場に出回るようになり今では使う事が可能となりました。と言っても貴重革である事は変わりありません。税込み88,560円。

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内装は贅沢にイタリア・ワルピエ社のブッテーロ。お札も収まるポケットが付いた仕切りがあるだけで至ってシンプルな内側。その方が自由度が有り使い手次第。内側に出っ張った部分作らない縫製方法が小さいのにいっぱい入る肝。この縫製方法を見つけ出すのには苦労した事も今は懐かしい思い出。

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私はこんな感じで収納していますがまだ収める余裕をこのポーチは持っている。

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これがシュランケンのバイオレットの仕様後仕様前。左が私が10年ほど使っているピッコロで右が今回出来た新品。クローム革はエージングしないというのは迷信です。良く鞣された革はクロームorタンニン問わずエージングします。その逆はタンニン革でも厳しいです。使って頂けるときっと貴方もポーチ・ピッコロが手放せなくなるはずです。

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