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2018年7月 6日

元祖はこの革「パパス・ショルダー」

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パパス・ショルダーバッグはこの革から始まった。発色の良さと革のフィット感なら後発のシュランケンカーフのパパス、でもエージング楽しむならミネルバボックスのパパス。今ではル・ボナー製品の中で唯一ミネルバボックスを使ったバッグ、パパスだけはこの革使って作り続けて行きたいな。

ミネルバボックスをちょっと詳しく説明。バタラッシーの先代は最初、無くなったイタリア古来のなめし技法のバケッタ製法を研究していた。そしてその技法を復刻させたくてタンナーになった。そのバケッタ製法からまずミネルバリスシオが作り出され、それを揉んで腰を無くしたのが「ミネルバボックス」。揉んでオイルが馴染んだからなのか、リスシオよりボックスの方がエージング度合いは高いと思う。今ではバケッタ製法の革を作るタンナーは数社あるけれど、バタラッシー社が元祖。イタリアには100%タンニンで鞣した革を認定する協会があって、バタラッシー社の革もその認定を受けている。その100%ピュアタンニンのフランス原皮のショルダー革に動物性油脂を入れアニリン染め(染料染め)して出来上がり。ちなみにワルピエ社のブッテーロもタンニンなめし協会認定革、含まれているオイルは植物性だけど。

今回も4色登場。エージング度合いが高い順に紹介。ただエージングは個人差あります、基本乾拭きして含まれているオイルを出してあげましょう。それとエージング最優先なので色止め加工していないので、濃い色は色落ちするので白い服にはご用心。エージングしちゃえば色落ちも緩和されますが。

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オルテンシア。色抜けする場合もありますが、深い光沢を持ったグリーンかかたブルーにエージングした個体を見た時には驚かされた。

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グリージオ。間違いなく茶色になります。でもそのエージング具合は特別。この色のままが良いという方は、シュランケンカーフのオリーブをお勧めします。

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コニャック。ミネルバボックスのパパスの中ではやはり王道かも。

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コニャックのエージング具合を見てみましょう。右がエージングした状態。この深みを持った艶感は魅力的です。

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タバコ。この色が4色の中で一番変化度合いが少ないかな。

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使い込んだタバコのパパスが前です。

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パパスのデザインの中で部分的にはこの内縫いの膨らみが好きかな。

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この工夫で旧パパスより同じサイズなのにファスナー口が4cm広くなった。旧型は曲げながら入れないといけなかったけど、これだとA4ファイルがスムーズに入る。

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改良する時に一番贅沢したのが内装。ナイロン素材からピッグシルキー革に。それも顧客のご要望に応えて、前ポケの中も内ファスナーポケットの中も同じピッグシルキー革だし、中央で仕切られた内ポケットも実はピッグシルキー革二重なんです。きっと内装は外の2倍以上の革を使ってるはず。顧客の要望がなければしなかった暴挙。その後他のル・ボナー製品でも内装が革の場合、ナイロンや布との併用はご法度となってしまいました。色は統一の濃いグリーンですが、これは汚れが目立ちにくくて大正解。

これからも作り続けるミネルバボックスのパパス・ショルダーバッグ4色、税込み64,800円。どうですか?ピッグシルキー革の大量使用を聴くとお安く思えてきませんか?。宜しくお願いいたします。

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このページは、Le Bonheurが2018年7月 6日 18:10に書いたブログ記事です。

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