メイン

ハミの製作日誌 アーカイブ

2005年10月16日

どんなバックになるか、お楽しみに、、。

カラフルトート.jpg
新作サンプル
2色使いのため、6本製作。
それにしても、シュリンク革のコバ処理にかかる時間は果てしなく、毎回何か良い方法はないものかと考えています。手軽に持っていただきたい商品のため、今回は特にその思いが深く、、、。
あっ!そうか。もっと楽に自由に考えてみると、何か見つかるかもしれない。
うーん?少しひらめきましたよ!早速試してみます。

2005年10月18日

出来上がりました

カラフル1.jpg
散歩道、落ち葉の中にひっそりと咲いていた花。
花の形そのままを鞄に取り付けたり、アップリケにしたり、は見かけるけれど、他にないかな、、と思い
作ってました。見かけは花とほど遠いけれど、上から覗くとね。自己満足(笑)

携帯入れポケット。底板、底鋲付き。長札もすっきり収まります。
沢山仕入れた革も少なくなり、いくつ作れるかしら、と考えつつその前に大切なことがありました。
皆さんに喜んでいただけるかしら?

こんな風に勢揃いすると色の氾濫?にも見えますが、明るい色を身に付けると、沈んだ心を励ましてくれ
空いっぱいに両手を広げたくなります。

2005年10月26日

ドラえもんのポケットになるといいな

ボストン途中ウエぶ.jpg
ボストンバックの内ポケット、ふ~。出来寸の倍が必要で、内張り全部で2枚のピックスキンを使いました。今までは生地仕様でしたが、ピックスキンの質感がギャザーとタックにより十分に出ていてうれしくなります。私はいつも今、製作している商品が一番好き。これは何度同じ商品を作っても昔から変わりなく、はじまりから完成までのワクワク感は初めての地へ旅するそれと同じように思っています。
ボストンはあと2パターンありますが、年内に出来るかなー。

2005年10月31日

キューブ ボストンの完成

キューブボストンウエブ.jpg
重さは2kgありますが、提げてみるとさほど重さは感じません。
このサイズはゴルフバックとして使われているお客様が多いのですが、その分使う頻度が多く、うれしく思っています。旅行用のみですと、たんすの上で淋しく自分の出番を待つことになりますから。
持ち手、私が握りやすい太さにしていますが、注文時、その方に合わせて太さ、長さ、もちろん革の色、
内装の革の色も選んでいただきます。でも、作れるのは来年かな、、、。

2005年12月28日

フルールが完成

ふるーるウエブ.jpg
やっと、フルールが完成しました。
試作で色々な色で作り、その時のフルールはあっという間に売れてしまい、多くのお客さんを待たせてしまいました。そのフルールが5種類の色あわせでやっと完成しました。
エルメスが色指定したドイツ、ペリンガー社のシュランケンカーフを使って、その発色の良さを最大限生かしたカラフルなバックを作りたくて、このフルールをデザインしました。
お値段は36,750円です。内側の生地はナイロンを使い、ポケットも大小4つあります。
お店に並べると、色とりどりの花がぱっと咲いたようです。
写真が上手に撮れなくて、素晴らしい発色をお伝えできないのが残念です。
お店で実際に見てください。

2006年01月27日

本当は参加したいのだけど、、

後ろ姿.jpg
私はブログになかなか参加できません。
とにかく忙しい!  ただそれだけです。
じゃあ、父は暇なの?というと、そうではありません。
父が書き込んでいるときには、私はぐっすり眠っています。
十分な睡眠は明日への活力ですから。
目の下のたるみも気になりますし。

2006年03月14日

お久しぶりのプティトート登場

プティトート.jpg
久しぶりにプティトートがお店に並びました。今回はアップルグリーンとブルージーンとネイビーで作りました。3年ぶりに仕入れることができたシュランケンカーフのアップルグリーンの革も残りわずかになってしまい、あと小物を少し作れる程度しかありません。5月に入ってくるシュランケンカーフはどんな色があるか、ドキドキで心待ちにしています。
作って間がないのに、ブルージーンの在庫は残りわずかになってます。この形を作り始めてもう25年近くなりますが、変わらぬ人気を保っている、ル・ボナーの定番中の定番です。
一緒にタンクトートも、オレンジ、ブルージーン、ゴールドを作ったので、ル・ボナーのお店の中はカラフルで、先に春が来たようです。色々な色のバッグが咲き乱れると、気分もウキウキします。

2006年04月11日

私の居場所

店長の椅子.jpg
私はよほどの事がない限り、休日でも仕事場に来てしまいます。
製作を始めると、ずぼらな私は道具など全てを身近なところへ置くため、
スペースが狭まり決してきれいではないのです。
研究所からの払い下げの机、古びた安い椅子。
でも、ここが私のいちばん居心地のいい場所です。

以前、古くからの友人と主人の三人で海辺のレストランで昼食。
優雅に飛び交うかもめを見つめながら、誰とはなしに、何とはなしに、しあわせの話になりました。

友人は「ハミさんのしあわせは簡単さ。自分の作った鞄がお客様に喜んでもらえることだろ!」って。
解ってくれてるうれしさと、初心を再確認できたことで、より一層製作が楽しく、
自分の居場所を大切に思っています。

この椅子は、その友人が転勤で神戸に住むことになり、用意したものです。でも、
彼はもうすぐ、彼のいちばん居心地のいい横浜へ、
桜の花びらと共に戻ってゆきます。
この椅子は、彼が留守の間、いま愛用しているこのバックの居場所になります。
そして、今度来てくれるときには、
彼の大切な人のための椅子を、もう一脚用意することになるでしょう。

続きを読む "私の居場所" »

2006年04月29日

まだまだ途中

学手トチュウ.jpg
内装が出来上がりました。
次は、仕切りをまちと底に挟み込む、縫いに入ります。
クライマックスの橋の取り付け、手縫いはもう少し先になります。
シュランケンカーフに夢中な私には久しぶりのブッテーロですが、タンニンなめしの中ではとても好きな
革です。男性的な革だと思っています。
使い込むほどに、円熟味を増した紳士をおもわせる堂々とした風格が好きです。
(もちろん使い方にもよりますが、、)

型紙を出し、見つめながら手順を整理し、新たな工夫を考えているときから、胸が高まってきます。

お客様のI氏は、旅は旅行雑誌をみている時から始まる、と話しておられました。
物作りも共通するように思えます。

2006年08月09日

キューブシリーズ

取っ手裏.jpg

学手が終わり、キューブボストン(中、小サイズ)、キューブ(大、小サイズ)あわせて9本製作中で、店頭にはボストン小サイズが1つ並びます。
これは、大裁ちした持ち手で伸びを防ぐため革を二枚あわせています。シュランケンカーフの裏に、デュプイ社のチェルケスを使っています。張りとこし感が、シュランケンカーフと合わせたとき絶妙なのです。
以前は主人の激怒を恐れ、目を盗みながらチェルケスの革を使用、いつも主人には「仕事でなく趣味だ!」と言われ続けたのは、採算を度外視して製作する所以なのでしょう。お前は本当に頑固だよな、とも言われ続けていますが、自分では素直だと思っているのだけれど。ファスナー口.jpg

ファスナー口の裏にも革を貼ります。開閉を繰り返すことでの歪み、よれを防ぐためです。
キューブシリーズは、見た目シンプルなゆえ隠れた箇所に気を使います。斜め漉き.jpg

キューブの内装はステアの革を使用。
マチを包み込むため、ゴロゴロ厚くならぬよう斜め手漉きはかかせません。
すべての内装がもうすぐ出来上がり、表のパーツ磨きに入ります。

2006年09月28日

キューブシリーズ出来上がり

キューブたち.jpg

やっとできあがりました
8、9月と体調を崩し寝込んでしまうことが多く、大変遅くなりました。
お待ちくださったお客様方に、お詫びと共に感謝申し上げます。
トープと名付けられたグレーに近い色、光の加減で深みが変わり、不思議で上品な色のシュランケンカーフです。

2006年10月27日

思わぬ贈り物

ハミの筆箱.jpg
一週間留守にして戻ってみると、机の上は郵便物の山。ほっとする間もなく、あー整理しなきゃと脳裏をかすめた時、その中に小さな包みがありました。にこにこ顔の主人は「あけてごらん」と。
丁寧に包まれた中身はこれ!
ブリキやセルロイド品が世の中から少なくなった頃、偶然みつけたセルロイドの筆箱を大切に使っていた20代、無くしてしまい悲しくて、でも今また出会えるなんて思ってもしませんでした。
いつも笑顔を絶やさない優しい青年からの贈り物です。
開閉時の音はセルロイドのもろさを感じ、大切にしてね、と聞こえてきます。
机上が明るくなり、太陽にかざしてみたりして遊んでいます。

私の留守をいいことに、幼い頃の写真を公開してしまいました。
チェック係りの私がいれば即、没ー!のはず。
それにしても、あんな幼い頃からショルダーを下げていたなんて。見るからにビニール製ですが、迷子娘には必需品だったのかもしれません。

過去のブログから想像する主人の人柄、どうぞそのままであります様、祈りたいものです。

2006年12月12日

試作から・・・

まず最初に.jpg

試作リュック.jpg
長くお付き合い頂いていますお客様からのご依頼リュックを作り始めています。
質感のあるソフトな革が見つかるまでお待ちいただいていましたが、定番化されていない革をサンプル買いされた方より分けて頂き、やっと製作に至ります。

色のみ、のご指定であとはお任せですが、雑誌の切り抜きのみで実物を見た事がないのでまずはサイズ確認のため生地での試作。

次に型紙上の問題点を見つけるため、デットストックで仕入れたカーフで試作。
価格的に上級な革ですが、表面の仕上げや、肉質感がイメージと少し異なるため、主人の言葉をよそに使用してしまいました。
私なりの便利さを考えファスナーポケット等を付けています。
実際に荷物を入れてみて、重みでどう変形するか、ショルダーの位置等の問題点を確認し、少し型紙の修正を行い、本生産用の革で裁断、今パーツの磨きをしています。
試作の革もそうですが、ソフトななめしのためコバ面の傷みが早そうなので蝋入れでの処理をしています。
蝋ですが、養蜂園から取り寄せた蜜蝋を煮溶かし、ゴミ等の不純物を取り除き固めたものを使用しています。働きバチがお腹から蝋を出して巣を作るんです。煮溶かすお鍋をみつめながら想像して愛おしくなったりしています。
物作りは和食と似て下ごしらえに時間がかかりますね。大切な作業です。物作りは皆一緒ですね。組上げはまだ先になりなす。

ロダニール、頬ずりをしたくなるほどマットな仕上げで厚みも程よく、上品な大人を思わせる革です。
この革を生かし、良い表情が出せるかどうか、、です。

2006年12月30日

もうすぐ完成なのですが

リュック完成寸前.jpg
糸処理と紐先の磨きを済ませると完成です。
もっと早く出来るはずでしたが、今年の12月は雑事が多く予定より遅れてしまいました。雑事も大切な仕事のうちなのですが、前もって予定を組めないのが悩みの種です。
細かな仕様説明などは年明けになってしまいます。明日31日は工房のお掃除、自宅の大掃除は・・・・
やはり無理かな~。

2007年01月08日

完成です

リュック完成(2).jpg


年を越してしまいましたが、出来上がりました。如何でしょうか、革の質感、感じられるかしら?
小物を入れるポケット、本体に通じるファスナーを付けました。そのファスナーを隠したい故に手順等考える時間が多かったように思います。
裏地はピッグシルキー、ショルダーは柔らかですが中に革をサンドイッチしての3枚合わせです。
持ち手等細かなパーツは、私好みのチェルケス合わせです。外からは見えませんが、底、背、上下の帯の裏にも革を貼っています。でも出来上がってみると、上の帯の裏にピックシルキーを貼りあわせたこと、少し後悔しています。しっかりしすぎました。
私は昔のあるブランドが好きで、以前見せて頂いたハンドバッグは、強度の必要な箇所はしっかり厚く仕上げてあり、繊細とは言いがたいのですが注意深く良く考えられており、感銘を受けてから、ついつい厚めに仕立ててしまいます。厚めのミシン縫い、苦労するのですが。
試作から改良して、背中に馴染み背負い易くなり、位置も変更したため変形を防げたと思います。
試作のリュックは私が使い始めています。種類は違えどカーフ、がんがん使ってどんな風合いになるか楽しみです。
紐の先.jpg
先っぽ、かわいいでしょう~。

2007年01月16日

キューブボストンの製作に入りました

キューブ 19,1、.jpg

棚卸しの整理が終わり、キューブボストンの製作に入っています。
昨年は持ち手のことでしたが、今回は根革。根革というのは、持ち手の下のカンを押さえているパーツのことです。大きな本体をたった2cmの巾で支えてくれる頑張り屋さん。しっかり強く、作ります。

キューブパーツ 19,1.jpg

2枚合わせの上にステッチ3目位入るところまで、もう1枚革を張り合わせています。
当然のことですが、染めムラや傷などは避けて裁断しますが、伸び難く丈夫な部分の革はまとめて山西さんに厚みを変えて割って頂き、強度の必要な箇所に使用しています。
今回の根革の裏にはロダニール、その上にブレンダを使いました。ロダニール、表面はデリケートですが割ってみて解ったこと。なかなかどうして、非常に強い革です。革の個性の新たな発見、うれしいなあー。
お客様のご希望で、中のピッグシルキーはオレンジ、若草色、薄チョコ色と、どれも綺麗な色で裏地製作が待ち遠しい。

2007年02月09日

あともう少し

ドレープ.jpg

キューブボストンの内装、ポケットにゴムを入れる前です。
この作業をする度に、柔らかい革をふんだんに使ったタックやギャザーのふわふわしたバッグを
作りたいなーと思いますが、なかなか時間の都合がつかなくてイメージばかり膨らませています。
今、持ち手を付けるべく手縫いをしています。数日で完成します。
長い間お待ちくださったお客様方に感謝と共に、あともうすこしです!

2007年05月28日

遅れております。皆様ごめんなさい

5,27グラス.jpg

当店はお越しくださった方のみのご注文を受けておりますが、数にも比例して遅れています。
出来上がってきた錠前を取り付けました。これから、中央マチ、かぶせ(ふた)、前胴のトップのコバ処理に入ります。今回のご注文は全てシュランケンカーフで、4~5年前によく生産していたチェルケスと異なり、ソフト仕上げ。加えて書類鞄の場合、耐久性を考えるとどうしても厚め厚めに仕立ててしまうこと、裏地の革を含めるとコバは4枚、前胴は6枚合わせになります。
裏地(革)を控え薄みにすれば美しさが増し、コバ処理にかかる時間も軽減されるのですが、なかなか思い切ることができません。次回は挑戦してみようかなあ~。
さてと、ひたすら磨き、に入りますがご注文の順番に納めさせていただきます。
遅くなり、本当に申し訳ございません。

グラスアップ.jpg

以前の金具と違い、蝶番のあそびを最小限に抑えてあり、グラつくこともなく、閉じる時の感触と音も良いのです。蝶番の上のネジ、お解りになりますか?
くもりが出たらネジを外して、磨き直すことができます。お持ち下さっても良いですし、ご自身で楽しい時を過ごされても良いかもしれませんね。
本業でお忙しい中、無理を快く受けてくださったK社長さん、一体削りだしのプログラミングを考えて下さった
イケメン青年方、ご紹介下さったイタリアちょい悪おやじ様はじめ、この金具のために力を注いでくださった多くの方々に深く感謝しております。
次は何を作って頂こうかなあ~。
バックルもほしいし、デザインの異なるいろんな錠前もほしいし、札バサミ用のお洒落な止め具もいいな~。あまり無理を言って嫌われたら困るので、ゆっくり考えよっと!


2007年09月14日

ライトグリーンのミセス完成

%E3%83%9F%E3%82%BB%E3%82%B9%EF%BC%99%EF%BC%8C%EF%BC%99.jpg

先月、ご夫婦で
「ハミさんはきっと忘れているかもしれないね」、とオーダーの再確認に来られました。

その通りでした。正式な注文とは受け取らず、聞き流しておりましたのが2年前。
さ~大変!
忘れていたライトグリーンのミセスは、日差しの元気なうちに持って頂きたいし、今月末完成約束の鞄が2型、どう段取ろうか・・・と回転の悪い頭で手順を考えながら、それぞれのパーツを全て作りあげ、
2年待ちのミセスを先に組上げました。
今回は1枚しか手元に届かなかったライトグリーンでしたが、救われた気持。

やっぱりこの革はいいなぁ。
ブッテーロが経験を積み重ねたうえで成り立つ落ち着いた紳士だとすると、
シュランケンカーフは一昔前のお母さん、と勝手に解釈しています。
ふくよかであたたかくて、のイメージを崩さぬよう縫い代の漉きに気をつけています。
繊維の方向や密度により、巾、厚みなどに差ができ、左右対称でなくなるとフォルムに影響するため
漉き機の微調整は欠かせません。

小さなかぶせ、毎回もう少ししっかりふくよかに、と考えてしまうけど、開閉しにくくなるのでは、と結局
薄みにしていますが、全体のフォルム
叩いて形成することなく、ふくよかなミセスに仕上がったと思っています。

主人の、もしかしたら・・のお土産付きでお客様をお待ちいたしましょう。

只今、あと2型製作中。遅れ気味のため、店頭用は作れませんでした。


まだメールだけですが、素敵な方と知り合うことができました。
特注も受けておられる鞄屋さんです。

細部まで気配りのある丁寧なお仕事も然ることながら、
感性、デザイン、アイディア、どれも素晴らしく、欲しい!と思ったほど。
近々お来し下さるようで、待ち遠しい半面、失望されたらどうしよう・・・の思いでドキドキしています。

目白でお店を構えておられますので、皆様是非どうぞ!

http://pelleteria.blog89.fc2.com/   (初挑戦の貼り付け、やったぁ~!)

2007年09月25日

年下の幼なじみと再会

 髪が長く、付き合いも長い親友と共に

 まるさんが来た。

 子供の頃、縦の社会で毎日一生懸命遊んだ仲間が、大人になり再会した、
 そんな思いにさせてくれるお二人。

 ほんの数週間前、メールで知り合えたばかりなのに、懐かしい。
 なぜだろう。
 人見知り(これ、本当)の私が、私のままでいられる心地良さ。
 初対面で、慣れる事ないチャーまでも甘えている。

 時を越え、話が弾み、はしゃいでしまったひと時。
 時間が足りない・・・

 またひとつ、大切な心をいただいた。
 大事にしたい。

%E3%81%8A%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%92%EF%BC%92%E7%A8%AE.jpg

 S先生ご夫妻に頂いた差し入れ、まるさんからのお土産
 常連さんとお客様へ、しあわせのお裾分け。
 中身はみんなのお腹の中。
 美味しかった~! ありがとうございます!
 

2007年10月06日

クリスペルカーフのグラス

%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9.jpg

画像からでは分かり難いかもしれませんが(フォト、主人)
ほんの少しの膨らみや、カーブでも明暗ができ、見つめていると幻想的な世界へ引き込まれ、
つい手が止まってしまいます。パーツを光にかざし、角度を変えて眺めていると、映画「2001年宇宙の旅」の世界へも・・・。
細かな捨型の成せる技でしょうか。

美しいクリスペルカーフ
指先のほんの汚れでも曇ってしまう、デリケートな肌。
傷付けぬよう、指先を見、手を洗い、慎重に慎重に作りましょう。

でも・・・先日、
ピーマン切ってて皮膚切った!大きくしっかり皮膚を切り取ってしまった。
幅広傷テープ、左人差し指をピン!と立て、革に触れないよう作っています。

高貴なまでに美しいクリスペルカーフ
とんでもない価格のクリスペルカーフ
久しぶりに出会え、ドキドキするほど良くなめされたカーフ
シュランケンカーフの製造元、ドイツ、ペリンガー社の革です。

革屋さんがサンプルとしてのみ入荷したため、後がない。もっとこの革で鞄が作りたい!でも後がない。
ねぇ、革屋さ~ん。 独立系鞄職人みんなが、2~3枚ずつ買ったら定番で仕入れてくれるかしら?
(そーんな数じゃダメっすよ~。高くて誰も買わないっすよ~)と、担当のA氏の声が聞こえる。

たなか様、もうしばらくお待ちくださいね。

7日、8日は、主人が留守になるため営業時間は夜7時までとなります。
宜しくお願い致します。

2007年11月05日

クリスペルカーフで作ったグラス

%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%EF%BC%92.jpg

たなか様のための、たったひとつのグラスが出来上がりました。


%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%EF%BC%93.jpg

錠前の手油のふき取りを忘れての撮影ですが、
キメの細かさ、お伝え出来たでしょうか?

%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%20077.jpg

硬質でありながら、しなやかさも兼ね備えた美しい表情


%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AE%E5%86%85%E8%B2%BC%E3%82%8A.jpg

内装は、デットストックのブレンダボックス
イタリア、フラスキーニ社の革


%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%A0%EF%BC%92.jpg

錠前は、ロジュームメッキのシリアルナンバー 02/10

ブリーフケース作成の場合、芯材の検討から始まります。
それぞれの、革の表情、個性をどう生かせることが出来るか。
切れ端に、いろいろな芯材を貼り、感触を見たりカーブをつけてみたりと
出来上がりのイメージを想像しながら、つい時間を忘れてしまいます。

クリスペルカーフには、薄く、かつ密度のあるしなやかな芯材を数年ぶりに使いました。
悩んだ価値がありました。ドン!ピシャ!です。
持ち手の芯は、定番より少し細身に削ったため、美しいラインが出たと思っています。

クリスペルカーフでの鞄製作は、もう訪れないかもしれない、と思うと残念でなりませんが
この革に出会えたこと、そして充実した楽しい製作時間がもてたこと、大変しあわせです。

クリスペルカーフは、口数の少ないしとやかな貴婦人
着飾った派手さはないけれど、すれ違い様にふっと振り向いてしまうような、
魅力を秘めた女性を思わせる革だと思っています。

写真撮影難しかった。
間接照明の下、高貴なまでの光沢が浮かび上がることをイメージしながらも
失敗の連続、きめの細かさが伝わらない、反射が強すぎる・・・
数日かけての、F氏と主人の力作?画像です。
クリスペルカーフの魅力、お伝えできたかしら?


2007年11月15日

父さんの、優しい休日

%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%8C%EF%BC%91%EF%BC%95%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1.JPG


今日は定休日。
残りの裁断を済ませた午後。
アルファでドライブは?

よし!任せとき!
西に走らせる車。

ここ覚えてるかい?

うん、お父さんが務めていた県庁だわ。
結婚する前、「おやじがいたところだ」と連れてきてくれたの。
建物の重厚さに言葉が出なかったの、覚えてる。


%E6%97%A7%E7%9C%8C%E5%BA%81.JPG

,あっ、お土産を買いたいわ。

じゃぁ、少し歩いてみようか。この辺来たことないだろ~。
なんとなく、いい店が増えてるんだ。

まぁ~、昔の原宿の裏通りみたい。
それから、昔よく散歩した下北沢の、狭くて細い路地裏みたいね!
私たちの青春が蘇ったようよ!
さっき見かけた青年は、70年代そのものよ!

ねぇ~、ここはボタンが一杯。もめんやまきの風の生地屋さんもあるわ。
見てみて、ここのお店、帽子が素敵ね。
あっ!このアンティークやさん、建物がロマンチックでこのまま欲しいくらいだわ!

%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%BA%97.JPG


ところでさぁ~、楽しんでくれたのは嬉しいんだけど、
お土産どうするの?クリスマスが近いから何かいい物みつけてよ。

うぅ~ん、お二人に喜んで頂けるのはみつからなかったの。
って言うより、私がトアウエストを楽しんでしまったわ。

道を挟んで大人の西側。
さっきの懐かしい興奮は私たちの昔。
静かなこの道が、今の私たちには落ち着くな。

プレゼント先のお店を、こそっと覗くと
お客さまでいっぱい。

今日は、私が一人で行けるよう、
お店への行き方を教えてもらった。
それでいい。

お土産は私一人で持ってゆこう。
pen and messege へ。


2007年11月23日

パフ

%E3%83%9C%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%B3.jpg

世界中で3つめの、ライトグリーンのミセスが完成し、

パフの製作に入ります。
昨年ご注文頂きました、レッド、ワイン、ブルー、ブラックの4点です。

この革は四方60センチぐらいの小さな小さなシープで、
フランス、ボダンジョアー社のブロンジェ。

ピレネー山脈の、なだらかなフランス側で大切に育てられたのでしょう、
シープでは最高峰、と言われいるほどで、私達は今まで手にしたことのないほど
傷が少なく銀面(表皮)が整っていて嬉しくなってしまいます。

画像でわかるかしら?
色がきれいでしょう!
赤、は嫌みのない澄んだ本当の赤、
青、美しいでしょう!
こんな色、日本では作れないでしょうし、
地中海、映画「グランブルー」の海を思い浮かべ、
乾いた空気のもと、空の青さが海に映る。
この青を作りだしたボアンジョアー社はヨーロッパを感じるし、
この青を選ばれたお客様は色を楽しまれてる。

なめらかなほどに柔らかく、優しい優しい肌ざわり。
平面的な仕立てでは、このしなやかさが生きないなぁー、と思い
パフ、が生まれました。

用途が分からないバッグ、花瓶?という男性陣の批判?をよそに
望んで下さる方が多く、いつの間にか革の在庫がなくなってきました。

たぶん、個人営業では私達しか持っていないかもしれない。
サンプルとしてのまとめ買い、非常に高価だったことは覚えています。
もうあんなに勇気ある買い物はこの先出来ないかもしれない。

文化服装時代、(あの頃は鞄科として独立はしていなかった)
週1度の鞄の授業、
仕立てられる以前の、革、大きく広げられた、革
初めて見て、触れて、「これだぁ~!」、と決めたのです。

だからね、革が好きで好きで、この革で仕立てたいと思う革がどんどん増えてゆく。
それぞれの違った個性の革に出会い、触れ、
それぞれの違った個性を生かし、どう膨らませることが出来るか、考える
その時間が、私には最も重要で、大切な時間。
ブロンジェのサンプルに触れ、
このブロンジェ、どうしても欲しかったし、仕立てられる幸せを今、かみしめています。
だって、この4点で、ブロンジェのパフは、もうおしまい!

もう!おしまい!

2007年11月27日

パフ、パフッ!

%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%20136.jpg

タックのステッチがけが終わりました。4色勢揃い。

%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%20137.jpg

うねる稜線。やわらかなくぼみ。

%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%20143.jpg

革、でもなく、バッグ、でもない。  別の世界。
さぁ、未来は開かれた。前を向いて進めぇー!   なんてね。

%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%20131.jpg

内装の裏地。
ドレスみたいでしょ!
でも、口元が狭いパフ。持たれる方にもドレスは見えない。
それもありだけど、でも、もったいないので、このパターンを表にして、
普段使いのできるバッグ、来年作ろっと!
ブロンジェはおしまいなので、何の革にしようかな。

2007年12月18日

パフ、パフ、パッフーン!

%E3%83%91%E3%83%95%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%8C%EF%BC%91%EF%BC%98.jpg

パフの完成

先を急いでるため、アップが遅れました。


%E3%83%91%E3%83%95%EF%BC%88%EF%BC%92%EF%BC%89%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%8C%EF%BC%91%EF%BC%98.jpg


柔らかく波打つギャザー、いかかでしょうか。


ソフトな質感のブロンジェ
パターン上は底も丸いのですが、置くとこの様なかたちになりますね。
でも、物を入れた時、まーるくなります。
また、
物を入れた時の極度な変形を防ぐため、内装の裏地は、原寸よりかなり小さくしています。

もう、ブロンジェでのバッグ製作は叶わぬ夢になりますが、
各色、少しずつ残っているので可愛い小物、つくりましょう。


%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E4%B8%AD%EF%BC%91%EF%BC%92%EF%BC%8C%EF%BC%91%EF%BC%98.jpg


そして今、キューブボストン4色の製作に入っています。
ブラック、ヴァイオレット、トープ、グリージオ。
他の色をご希望くださった方々の分は、来年、革の入荷後になります。

内装はキューブボストン定番のピッグシルキー。
表の革色と内装の色はお客様のお好みで選んでいただいておりますが、
皆様、悩まれている時間を楽しまれてるような、そんな風に私には思えます。

%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%B3%EF%BC%94%E8%89%B2.jpg


シュランケンカーフを原厚で使用する場合、
裁断後、一日過ぎると元気いっぱい縮んでくれるので (生きているんです!)
予め大裁ちし、パーツ、付属、内装等全て揃った後、型紙通りに裁断しています。

シュリンク革(なめす工程で薬品により革の繊維の特性どうりに縮めた革)で、なめしが甘いと
伸びようとする力が多いように思いますが、
このシュランケンカーフは、縮まろう縮まろうとします。
・・・ということは、より繊維が凝縮し、風合いをかもし出す力が増え、
丈夫さにも繋がっているように思っています。

今回は店頭に小さいサイズが並びます。

さぁー!年の瀬が迫ってきました。
さぁー皆様!、風邪をひかぬよう元気に、張り切っていきましょうー!!


2008年10月20日

野菜がいっぱい

%E5%8F%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%91.jpg

ランドセルおやじも一目置く方から贈り物
料理法付きで、どっさり、秋野菜のてんこ盛り
肉嫌いの私には生命の源です。うれしいなぁ~!

%E5%8F%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%92.jpg

冬瓜、丸まる1個
本日いただく以外は、さっと湯がいて冷凍庫へ
二年前、突然味覚を失い(検査結果異常なし)、その後序々に戻ったものの自信は無く
我が家の味覚達人、娘に味見。
からだに優しいスープの出来上がり!

%E5%8F%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%94.jpg

さといも
家族だけなので面取り無し
ホクホク秋がいっぱい詰まってます

%E5%8F%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%93.jpg

はやとうり
白くて皮が剥き易く果物みたい。お初にお目にかかります!
豚肉と炒め、シャキシャキ歯ごたえさっぱり味
おいしかったぁ!


%E3%82%B7%E3%82%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%98%8E%E5%A4%AA%E5%AD%90.jpg

料亭用の明太子。18歳からの気心知れた友人から。
「ちょっと、大丈夫?ちゃんと生活出来てんの?」と
いつも心配してくれるあたたかぁ~い友達
炊き立てご飯に最高です!

秋いっぱいの食卓で、全て完食いたしました。大変美味しゅうございました。
ごちそうさま!!


2008年11月04日

お財布

1031%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E9%95%B7%E8%B2%A1%E5%B8%83.jpg

先日、信州から関西に出張のお客様が、長札2つお買い上げくださいました。
数日後、そのお客様より電話があり

「あの~、お財布のことなんですけど・・・」
しばらく沈黙があり、不安に思った私は
「何か不備がありましたでしょうか?」

「いぇ~・・・あのぅ~」
またまた長い沈黙
不安はつのるばかりで「何でもおっしゃてください」と私

「実は・・・妻が撫でると・・・出るんです・・・」
「?・?・なにが・・・」

お客様は、絞り出すようような声で

「・・・小判が・・・」 と、おっしゃいました。
「小判!!」 と・・・

そこで、
目が覚めたのです。
朝方見た夢、でした。

娘に、「今時小判なんてねー」
「小判は純金だよっ!換金できるじゃない!」
「わぁ~そうだよねっ!お金持ち!」と二人で盛り上がっていましたが、
父さんには軽くあしらわれてしまいました。

なぜ、こんな夢を見たかは不可思議ですが、
お札でいっぱいになる財布だといいな、なんて思っています。

その後の一昨日、信州のお客様より、
嬉しいメールを頂きました。
ありがとうございます!

About ハミの製作日誌

ブログ「ル・ボナーの一日」のカテゴリ「ハミの製作日誌」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のカテゴリはル・ボナーの一日です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35