
使い始めたクリスペルのポーチ・ピッコロを「これ良いねぇ~」と称する大和出版印刷の社長。
彼の所有する革製品は全部ル・ボナー製。ありがたくもル・ボナーのヘビーユーザーだ。
今回の新作も早速使ってもらっている。
長財布に入れていた多くのカード類も普段使わないカードはポーチに納めることで、
財布をスマートに使えて重宝しているそうだ。
使い方自由自在で、ブリーフケースにも収まるスマートなこのポーチ・ピッコロは大好評。
それでもって、初回ロットは売り切れた色続出で、
色によってバックオーダーを抱える状態になり、
急遽連続して生産することになりました。
そのセカンド生産品が完成しました。

クリスペルカーフの黒は、
今回私の願望とお客様の要望もあって3色のステッチで作ってみました。
冠婚葬祭用には黒ステッチでなければと思って、前回黒ステッチのみ作りましたが、
今回黒、青、緑のステッチで作ってみましが、どのステッチもシックに収まりました。

分かりにくいですが右から青、緑、黒のステッチで仕上げたクリスペルカーフの黒。
どの色のステッチもクリスペルカーフの繊細で緻密な漆黒を引きたてています。
それにしてもクリスペルカーフというボックスカーフ系のこの革は、
素晴らしい表情を持った革だとつくずく思う。
その上しっかりなめされて鋼のような腰を持っていて、
芯材で整形していないのにふくよかな表情のポーチ・ピッコロのフォルムは、
クリスペルカーフで作ると突出している。

ブッテーロの黒では今回冠婚葬祭用にと同色の黒ステッチでも作った。
前回最初に完売御礼となった内装と糸が赤のタイプは、
今回は多めに作ったのだけれど、またまた店頭に並べる前に完売となりました。

なぜここまで当店では黒の革に赤ステッチが人気あるのか分からない。
黒革に赤ステッチ人気の火付け役は誰なんだぁ~?。
今年はもう再生産は予定していないけれど、
次回作る時は相当数黒革に赤ステッチのタイプを多く作らないと、
またまた店頭に並べれない事態が発生するかもしれない。
本当にこの人気はなぜなんだろう。

今回シュランケンカーフでポーチ・ピッコロを作るとどんな感じになるか見たくて、
パープルの一色だけ作ってみました。
ソフトな革なので仕上がり具合が不安だったけれど、
思いの他雰囲気持ったポーチ・ピッコロに仕上がったと思います。
次回はカラフルなシュランケンカーフ使ったポーチ・ピッコロも
何色か登場させようと思っています。
今年の秋の新作ポーチ・ピッコロは大好評で、ボンジョルノは大満足であります。
この後これも多くの人が待っているショルダーバッグ・ディプロマも、
相当予定より遅くなってしまいましたが月末前後には登場します。
ポーチ・ピッコロはクリスペルカーフ税込42,000円。
ブッテーロとシュランケンカーフは税込33,600円です。
前回制作したクリスペルカーフのダークブラウンとブッテーロのワインと茶は
まだ在庫が少し残ってます。
クリスペル・カーフ、素晴らしい色合いですね。
さっそく、ブラックにグリーンのステッチ、内装のものをオーダーさせていただきました。
似たようなメンズポーチは他社でもありますが、以前ブログで「コバ出して外縫いで仕上げれば何の苦労もない」と書かれていたのを読んで、他のポーチとの違いが、素人の私にもよくわかりました。
本当に、松本さんのブログは勉強になります。
Re: ビルロード さん
このポーチ・ピッコロはコンパクトでありながら予想以上の収納力に驚きを感じて頂ければ、大成功だと思っています。そのためのベストサイズと内装の仕様と縫製方法を繰り返し試作を作ってこのカタチになりました。今後ユーザーの使用後のご意見聞きながら、部分的な変更はするかもしれませんが、このサイズと縫製方法のまま作り続けたいと思っています。
ル・ボナー松本