
いよいよ2008年も最後の12月に突入です。
11月途中に急に寒くなったからなのか、紅葉がいつもの年より素敵な色模様に思える。
ル・ボナーが一番忙しくなる月なのですが、今年の世の中の景気もあるしどうなることやら。
ただ仕事の方は私たち二人いっぱい抱えたまま12月になったので、
年越さないように頑張らないといけません。忙しくなるのは目に見えている~。
でもモノを作る仕事でよかったと思う。
忙しさと達成感が正比例していてややこしくなくて、
疲労からくるヘラヘラと笑ってしまう感覚は、それはそれで充実感も伴う。
自分好きの私なんぞは、「俺って偉いなぁ~」なんて自分で自分を褒めていたりする。
他の誰も褒めてはくれないけれど。
さあ頑張るぞぉ~!。

ハミは現在オーダーのティアの製作中。
まだまだいっぱいバックオーダー抱えているティアだけれど、まずはこの3本。
話しかけても返事してくれないハミ。夢中でバッグ作っています。
ところでハミはバッグはル・ボナーのカラフル・シュランケンカーフのレディースバッグ色々使っているカラフルおばさんだけれど、洋服は黒が多い。
冬になるとそれが顕著で、黒ずくめ。

しかし若かりし頃パフスリープ(ちょうちん袖)好きの赤毛のアン風少女だったハミです。
その影響はハミのデザインするバッグに色濃く感じ取ることができるのだけれど、
黒ずくめの一見シンプルにみえる普段着もひとひねり。
足元がパフスリープではないですか。そんな趣向がハミらしい。

私は寒くなってきたので真冬の定番の親父が52年前に誂えたウールのコートの出番です。
ホームレスみたいと言う人多くいるけれど私は気にしない。
家と仕事場の往復はだいたいこのコート。大変温かです。でも重い。
毛布を着ているようというより絨毯を着ているような感じで、重くて肩がこる。
でもいいのだ。このしっかりした編み込みが重い理由なら我慢しよう。
現在売られているウールのコートは2分の1かそれ以上軽い。楽です。
でもどんなに高価な素材でも軽さ求めたら50年はもたないと私は思っている。

手袋はフィレンツェのポンテ・ベッキオ近くの「Madova」のシープナッパの手袋。
イタリア感じてお気に入りの冬のマイアイテム。
今年はイタリアに行けなかった。来年は何としてもイタリアの空気を吸うぞぉ~!。
軽さを求めたら50年もたない、いい言葉ですね。先日、一応営業運転を終えた新幹線の0系も、今時の車両と違って重たいので、トンネル内でコンクリート片が当たったときも無事であったといわれております。息子が片道40分かけて自転車通学しておりますが、軽量な自転車はこぐのは軽くてもすぐにダメになります。萬年筆も、重いのが好きです。
Re:つきみそう さん
O系の新幹線は座席前の鉄のバーが邪魔してゆったり座れなかったのを思い出します。それに比べて今の新幹線は楽になりました。でも便利を追求しすぎると消耗サイクルも早くなります。少し我慢して不便と折り合いつけると面白いモノがいっぱい見えて来るように思います。
重い万年筆を20本プラスアルファいつも持ち歩くつきみそうさんは肩がこると思いますが、その気持ちよくわかります。私は10本プラスアルファです。
ル・ボナー松本