
革製のデイパックを早速作ってみました。
シュランケンカーフの革の質感が功を奏して、
ふくよかな表情を持った大人が背負うデイパックに仕上がりそうな予感。

前胴とマチ部分一体パターンが融通を効かせてくれる。
二層式ではあるけれど完全に上と下を仕切る事をせず自由度を持たせたので、
A4ファイルもデイパックの形を変形させる事無く余裕を持って入る。
いや今はあまり使われないB4ファイルだって入るだろう。
この仕組みは文章だと説明し難い。
実際にこのデイパックの内部を見てもらうと、
「良く考えたボンジョルノ!」と感心してもらえるはず。

ただ今回のファーストサンプルを作ってみて、
多くの修正をしないといけない部分も実際に分かった。
まずファスナー部分の雨よけのカブセ。
外に開き過ぎた。これでは大口開けたみっともない顔のようだ。
ただ原因は理解出来たのでこれは次回のセカンドサンプルで修正可能なはず。
あと上ポケットのファスナー終わりの引っぱりの形状。
これでは革製としては安易過ぎるとハミの意見。

背負いベルトの付け根の仕様はアルパインデザインで使われていた仕様を、
洗練させて使ってみた。これは大成功とボンジョルノ自画自賛。
ただベルトの一枚仕上げと長さはこれからの課題。
自分の為に作った一眼レフカメラ用の革のストラップがこの一枚仕様で、
これがたいへんフィットして良かったのでデイパックでもその仕様で作ってみた。
背負った時のフィット感は抜群なのだけれど手抜きしたイメージにも取られかねない。

今回は下部のメインの荷室は一枚仕上げ。
やはりピッグシルキー革の内装はした方が良いようだ。
それにしても革でおむすび形状のデイパックを作ってみると、
新鮮な感動を感じる事が出来るボンジョルノでありました。

70〜80年代へのノスタルジーかもしれないけれど、
その時代に青春だった熟年世代には、
私が作ってみたいと思った気持ちに共感して頂けるはず。
まずはこのファーストサンプルを私が使ってみて、修正箇所をしっかり探し出し、
セカンドサンプルを最終サンプルとなるようにして、製品化します。
結構ワクワクしながらこのプロジェクトを進めています。
これは素敵ですね。
タイドアップしたスーツでも様になり、学会やその後の懇親会で身につけても洒落感を醸し出すデイパックって無かったように思います。
今まで長期愛用できるデイパックに巡り合えなかったので、とっても期待しています!
Re: ボンジョルノ より
ビジネス用リュックは別に計画していますが、
このデイパックももしかしたらスーツでもいけるかもしれませね。
頑張ります。