
去年の5月初め頃に作って以来のミニミニダレスです。出来上がったオーダー品のミニミニダレスを工房に置いていて、それを見たお客様たちの注文で、最初にオーダーしたお客様の了承を得て、今回は作りました。
本格的な仕事で作った小さなカバンはチャーミング。実用的ではないけれど、それと反比例して夢が一杯詰め込めるように思います。お値段は73,500円。
小さくても作る手間はそんなに変わらない。取っ手と枠縫いは手縫いだし、コバは染料蝋磨き。逆に定番のダレスの枠はまとめて金具やさんに作ってもらっているのですが、数を作らないこういった特殊なサイズの枠は、自分で作ります。ホームセンターで買った金属用のノコギリとドリルとヤスリを使って自作です。

最初にこのミニミニダレスを合計3個注文されたお客様に頼まれていて1年以上お待たせしているカバンがあるのです。それはこれまで作ったダレスと同じサイズの小さなアタッシェケース。それもベビークロコを使って総手縫いで作ります。ベビークロコを張り込む木のケースも自作です。小さくても本格的なベビークロコのアタッシェを作ります。存在感があると思いますよぉー。
オーダー品の製作に追われています。納期が大変遅れているのは非常に申し訳なく思っています。お待ちいただいているお客様の方々、もう少しお待ち下さい。今日も遅れているオーダー品の製作にいそしんでおります。
残業していたら、ガラス越しに覗いているカップルが。S君御夫妻ではありませんか。
S君はル・ボナーの昔からのお客様で、去年結婚して久々の来店。神戸のレストランで一周年を祝った帰り、もう閉まっているだろうけれど、外からル・ボナーを覗いてから帰ろうと思っていたら、たまたま私が残業で居たというわけで、会うことが出来ました。
可愛いご夫婦は、1年経っても可愛いままで、良い感じ。この1年の出来事を話しました。
日々の繰り返しの中で、めぐり合った多くの人たちとの思い出が、私たちにとって大事な宝物です。
ミニミニダレス,ステキですね。総手縫いのベビークロコのアタッシェ,贅沢の極みですね。でも,一番気になる作品は,「ティア」ですね。女性用なのですが,魅力であふれてますね。曲線が多いので,この形を作るのは非常に困難な仕事なのでしょうね。