
チェザレ・エミリアーノがボンジョルノ松本の処にやってきましたぁ~!。
これは私の今年の万年筆収集のハイライトであります。
そう簡単には見ることのないイタリアの珠玉の一本であると私は確信している。
と言うより、私のイタリア好きの波長にぴったしの意匠の万年筆なのです。

譲っていただいた万年筆愛好家の28氏は、
ボンジョルノにイタリア万年筆の魅力を伝えたお人。
去年の暮にはスティピュラの世界限定198本の黒のダヴィンチと、
デルタの限定アルファロメオを譲ってもらったのも28氏。
pen and message.の魔の委託販売ブースにも多くの万年筆を出品している。
28氏の選択眼は素晴らしく、今まで上等な意匠の万年筆を数多くコレクトし、
現在その珠玉の万年筆たちを数多く放出し、私はその恩恵を得ています。
それにしても28氏は高級万年筆を何本所有しているのか。

ペン先もオリジナルの刻印が入っています。
書き味もウゥ~ン ビューティフル!。
スターリングシルバー部分のカービングも手彫りだそうです。
それが全体の意匠の質を、高めていると思う。

胴の水牛部分はまるで古代ローマの大理石の柱のよう。
手作りの味わいを強調する。
チェザレ・エミリアーノはトリノに工房があるということだけは分かっているけれど、
詳しい事はよく分からない独立系の万年筆工房。
でもこの万年筆の名は知らなくても、万年筆自身の質感と意匠が上質であることを伝える。

入っていたケースは革巻きで、その革が革マニアな私が見ても、
文句つけようのない素晴らしいワイン色のイタリアンカーフ。
昨今これ見よがしに立派なケースに入った限定高級万年筆を良く見ます。特にイタリア万年筆。
チェザレのケースはシンプルでこれ見よがしな部分がない、素敵に上質を演出する革ケース。
現在ではこの質感の革を作るタンナーはイタリアにはなくなったなぁ~。
ル・ボナーはデッドストックでこのタイプのクロームなめしのイタリアンカーフを持っているけれど。

今回もまたまた、放蕩オヤジの犠牲者のハミさんにと
28氏は上の3点をハミにプレゼントしていただいた。28氏は太っ腹。
そんな28氏のような優しい万年筆好きの人たちが、
ハミを隠れ万年筆コレクターにしている。感謝、感謝ぁ~。
デュポンのオランピオではないですか。
書き味も良いのだけれど、それ以上にキャップを閉じる時の質感が上質。
さすがライター作りのノウハウが、万年筆に生かされている。
病みつきになりそうな締め具合であります。
万年筆は色々な視点から魅力満載で面白い。
だから抜け出れなくて困るのだけれど。

このスネークウッドの定規は、親しくしているイタリアチョイ悪Y氏プロデュースで、
Y氏が親しい独立系のギター職人にお願いして出来あがった品なのですが、
最初「5000円は高ぁ~い」が私の第一声。
しかし頂いて使っているうちに、これなかなか良いではありませんか。
思いのほか持っていて豊かさを醸成するのです。
「高いけれど良い」に意見変更。

さりげない白蝶貝の象嵌の目盛りが、いかにもギター職人の仕事。
銘木の質感を高める役目を担っています。
この銘木定規はpen and message.のネットショップでも好評販売中。
大量生産の工業製品は幅広い層にまんべんなく売らなければいけないので、
価格というファクターが重要で、売れる価格にするために、
生産システムを考え、量のメリットを最大限利用して、絞り込んでゆく。
そうでない我々独立系の職人が作る品は、
価格は高低バラバラ、良し悪しは価格とは関係なく有る。
そんな独立系の作る品は隙間産業で、でもそれが世の中を面白くしていると思う。
チェザレ・エミリアーノもこの銘木の定規も独立系職人が作り出した品。
購入者が自身の感性で選択すればいい。
作る側は、自分に正直に作ればいい。
あとは一部の興味を持つ人たちに支持されるかは時の運。
チェザレ・エミリアーノを手に入れて興奮気味なボンジョルノ松本であります。
この万年筆の威光よろしく、しばらくはイタリア万年筆は見ないことにいたしまぁ~す?。
すごい!!!
今度見にいかせてください。