
ル・ボナーのバッグたちはトータルなイメージを持っていない。
ハミと私が作りたい形を好きなように色々作り、
雑多に統一感なくお店にはバッグたちが並んでいる。
そんな中でもネコリュックは特別異彩を放つ。
25年ほど前にハミがデザインし、この地にお店をオープンした当初までは販売していたけれど、10年ほど作っていなかった。
でも10年前に購入されたお客様で、再び作って欲しいとの要望が多々あり復活した次第です。
今回は初めてカラフルな色のシュラケンカーフでも作ってみました。

トープ色で作ったこのネコリュックが今回作った中で一番大人しい。
前回このトープより明るいライトグレーで作ったけれど、今回はトープ(もぐら)色だぁ~。

お客様の要望で作ったライムグリーンとジーンブルーのネコリュック。
出来上がるまでどんな風になるか不安だったカラフルな色のネコリュック。
とても素敵ではありませんかぁ~!。

パープルもブルーも良い感じです。
これからネコリュックもフルール同様カラフルメインでいきますよぉ~。

ネコリュックはル・ボナーのバッグの中で唯一裏張りなしのカジュアルな仕上げ。
ベルトもブッテーロの元厚の1枚革使って作っていたけれど、今回からシュランケンカーフの2枚貼りに変更。柔らかな感触になり変更して大成功~。
可愛さ最優先で作る素朴な作りのリュックだけれど、
多くのハートにメルヘン持った女性に支持されて25年。
細部の変更繰り返しながら、魅力は失われずに進化しています。
前々回のブログでフルールのライトレッドが大変気に入りましたが今回の1枚目の画像でも鮮烈です。ところで、何回か貴店にお邪魔するたびネコリュックは大変気になっていました。それは男たるわたくしが背中に背負う姿を自分で想像し、その違和感の度合いを測っているからでもあります。はなから女性用だと決めてかかりたくないくらいに男たるわたくしも欲しいのですが、これを背負うにはやっぱり蛮勇が必要かもしれませんねえ。そこで、もうすこしフォルムを太くしてタヌキリュックを作ってもらえませんかねえ。わたくしと同じようにネコリュックを内心は欲しがっている男性はいるのではないかと推測しています故に、タヌキをモチーフにすれば男性も「これなら大丈夫!」と胸を張って背負えるのではないか、と考察する次第であります。タヌキがダメならカバでもいいです。テーマは「これなら世間も許す」ということで…。それにしてもハミさんの考案する鞄は妙に男心をくすぐるので困ります。
Re: pretty-punchan さん
今まで何人かの男性が自身で使うと言って黒のネコリュックを買って行かれました。細身のスタイリッシュな中年男性と70過ぎの可愛いおじいさんは記憶しております。タヌキやカバはネコ以上に笑ってしまうのではないでしょうか。要はデフォルメの度合いではないでしょうか。希望するフォルムのデザイン画を描いてみられては?よければ製品化いたしますよ。
ル・ボナー松本