
「楔」の永田さん主導で内装をル・ボナーで仕上げた太軸の万年筆が10本入る銘木くり抜きペンケースが仕上がりましたぁ~!。
今回ファーストロット(私の使っている品)で感じた問題点を改良して登場です。
ヒンジを大きくし、磁石も強力なものにしました。
開く側を間違える方が多かったので開く側に標しで象嵌しました。

黒檀と花梨のコブ。
黒檀はすごく上等なのだけど大変重ぉ~い。
これだけ内装は濃いグレーのピックシルキー革で仕上げました。
花梨のコブは前回紹介した時にフレンチトーストだと思ったという人多く、
確かに間違えそうだけれど良いのだぁ~。

ウォールナットで作ったcomplotto-10も素敵です。
それにしてもくり抜いて木くずになった部分で筆記具の軸が10本は作れる事を思うと、
このペンケースは本当に贅沢な仕様であります。
永田さんがこのcomplotto-10の紹介文を書いたので記しておきます。
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complotto-10 (コンプロット・ディエーチ)
コンプロットはイタリア語で、秘密計画・陰謀と言う意味です。
この箱は、『10本の秘密計画』と言う意味でこの名をつけました。
中に入れる10本の万年筆達、それは自分だけの秘密のもの、そんな悪餓鬼っぽい感じで名前をつけました。
この箱は、木のパーツを組み立てる指物ではなく、一つの塊から刳り抜き形を作る刳物という技法で作りました。それにより、木目を途切れる事無く木の存在感と重厚感を出すことができました。
仕上げは、オイルフィニッシュ。オイルを何回も塗り重ねて、木の質感をより生かした仕上げとなっています。
そして、使うほどに艶が出てきて、色も濃くなり、木の味わいが一層出てきます。
この商品のデザインは意匠登録出願済です。(意願2007-035030)
開けるときに、指を挟まないデザインが特徴です。
素材は、渦巻き模様の花梨のこぶ杢。(¥79000 税込み)
波模様のウォールナット(胡桃の木)のちじみ杢。(¥74000 税込み)
縞模様が綺麗な黒檀。(¥79000 税込み)
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このcomplotto-10は4月11,12日に開催される「ペントレーディングin東京」でデビューです。
つまり永田さんと私はペントレに出店しまぁ~す!。
これはあくまで仕事であります。働き者のボンジョルノは偉いなぁ~・・・・・・?。
私一人での出店を最初考えていたのですが、そうするとブラブラ遊び回れないことに気付き、
永田さんを相棒に出店することにいたしました。
私は販促活動の一環として万年筆に興味を持っているフリをしているだけなのだとル・ボナーに来店される万年筆フリークの方々には言っているのですが誰も信用してくれない。
今回はスペースの関係上本気で売る気満々の永田さんの作った品がメインで、
ル・ボナー製品は隅で細々。その上大和出版印刷のオリジナルペーパー「リスシオ」やP&Mのお客様が出版した本の紹介もしなくてはいけないので、ル・ボナーは影が薄い。
しかしル・ボナーに来店出来ないお客様たちとも会えるこの機会を利用したいと思います。
実際に見たいル・ボナー製品ありましたら出来るだけ持って行くようにしますので、
コメントないしはメール(info@kabanya.net)でお知らせくださぁ~い。
どんな万年筆が並ぶのか楽しみだぁ~。
恒例のダッシュ(奪取)の練習をしないと。
「ペントレーディングin東京」に出店ですか。私は行けませんが、ぜひ「ティア」「フルール」は持って行ってほしい。この女性用バッグは好きです。
Re: tsugu_u さん
万年筆愛好家の集いなので、レディースは持って行かないでしょうね。スペースの都合もありますので。
「ティア」は奥様に似合うと思いますよ。是非オーダーしてください。4月にシックな新色スカイが入荷します。
ル・ボナー松本