ブリーフケースの中にも納まるサイズで、必需品は一通り収める事の出来る、
スマートなメンズポーチ作りたいと思った。
そしたら出張時のオフタイムの夜など、ブリーフケースやボストンバッグはホテルに置いて、
邪魔にならないスマートなポーチに必需品だけ入れて、颯爽と夜の街へ。
冠婚葬祭時にも重宝するスマートなメンズポーチ。
メンズポーチは今の時代流行らない。
一時メンズポーチはブリーフケース並の容量を持った巾のある大きいサイズが流行って、
それを小脇に抱えて持ち歩くおじさんが多くいた。
その姿を見ていたその時期中年予備軍の世代はカッコ悪いと感じたのでしょうか、
最近本当に大容量でマチ巾広いメンズポーチは人気がない。
でもポーチは便利だ。
最小限の必需品を納められるスマートなポーチなら、
これからの時代でも支持されるはずと思った。

そして考え出したカタチがこのポーチ。
このサイズバランスと縫製方法が相まって、
スマートな外観からは想像出来ない容量を持ったメンズポーチです。
ただ最終的な組上げを手縫いに頼らないとカタチにならなかった。
それでは価格が上がり、市場性が損なわれる。
なんとかミシンで全て組上げられないものかと試行錯誤を繰り返した。
足立の名人職人と何度かのサンプルを作りながら、
縫製方法の案のキャッチボールを繰り返し、
ミシン縫製でこのカタチを損なわずに縫う手立てを探り続けた。
凝り固まった作り手の方法論を少し違った視点から見るようにしたら、
出口見えなかった1ヶ月ほどが嘘みたいに、見つかったぁ~!。

見えない部分での工夫は色々していますが、
外から見ても中から見ても手縫いで作った時との見える部分の違いは、
ファスナー周りのステッチが二重になった違いしか発見できない。
でもこれが今まで何度かサンプル作っては失敗に終わったこのカタチを、
スムーズにミシンで組上げる要です。
これでこのカタチも10月には登場させる事ができます。

スーツのポケットに入れるとかさばる携帯品もこのように納まります。
それでいて巾はスレスレ収まるサイズで作っているので、
ブリーフケースの中にも違和感なく収める事が出来ます。

最終的にこのメンズポーチの内装部分の財布として使えるマチ付きポケット部分は無しで、
ポケット付きの仕切り部分のみのシンプルな内装にすることにしました。
その方が持ってる長財布を入れてその上他の身の回り品もこの巾の中に収める事が出来るというお客さまのご意見多くあったからです。
それとこの高さでも少し横長のコンデジのGRDも収める高さありますが、
ギリギリなので少し余裕をもたせるため1cm高さを増やしました。
横幅とマチ巾はこのサンプルのままいきます。
出来上がり外寸 縦12cm×横21cm×巾4cm での登場です。
ファースト生産では表ブッテーロとクリスペルカーフを使い、
内装にはオールブッテーロ革使って作る事にしました。
表をブッテーロで作るタイプは
クロ 内装 赤 ステッチ 赤
茶 内装 茶 ステッチ 緑
ワイン 内装 ワイン ステッチ ワイン
表クリスペルカーフで作るタイプは
クロ 内装 クロ ステッチ クロ
ダークブラウン 内装 チョコ ステッチ ワイン
で作ります。価格は現在思案中ですが、
表をブッテーロ革使ったタイプで3万円前半の価格で販売する予定です。
クリスペルカーフで作るタイプは3万円後半で納める事が出来るといいけれど。
スーツスタイルをスマートに決めたいと思っている人には必須のアイテムとなるはずです。
出来上がったら私も使いたいと思っています。
私はスーツ着ないので、愛用のパパスショルダーの中に入れて使う予定です。
このポーチの名前は「ピッコロ」と命名。
量産可能な状態に辿りつけて、本当にホットしています。
メンズポーチの復権を託してル・ボナーが考え出したカタチです。
こんにちは♪
タバコ、ライター、携帯電話、デジカメ……
あと、単行本は無理でしょうか?
Re: 匿名 さん
それぞれサイズが色々あるのではっきりした事は言えませんが、私の持っているそれらの品であれば全部入ってもう少し何か入れられます。
ル・ボナー松本