新型に変更してから1年が過ぎたパパスショルダーでありますが、その間何度かの生産を繰り返し、多くの方々に支持されル・ボナーのメンズカジュアルバッグの中で不動の定番品となっています。
今回イタリアからの革の入荷が遅れ、グリージオとタバコの色より1ヶ月以上遅れてコニャックが完成しました。パパスらしい色はやはりこのコニャック色。

パパスは新しくなって1年が過ぎた。
その新パパスの実際の使用感をインプレッションするために、私は実験台?として使い始めて11ヶ月あまりが経ちました。
そして私は自信を持って言えます。旧タイプより価格は高くなったけれど、その価格以上の喜びを加える事が出来たと。
フィット感と使い勝手の向上を意識した変更によって、豊かさを持ったカジュアルショルダーになりました。
旧パパスと比較して変更点を今一度ご説明させて頂きます。
比較品の旧パパスは私が使っていた同じコニャック色がエージングした品です。

旧パパスはワイン色のナイロン生地でした。
新パパスは国産原皮のピッグシルキー革。
前ポケットと内側ファスナーポケットの中側はナイロン素材使っても良いのではと思ったけれど、顧客の多くが「オール革が良い~」との意見尊重して全てピッグシルキーを使った。そのため表革の倍の量を内装で使っています。

ショルダーベルトも生地テープから革巻きに変更して厚みと質感が向上した。
ただ革だけだと片掛けした時すべり落ちやすいので裏は生地テープ使っています。

旧パパスだとA4ファイルを曲げながらでないと入らなかった開口部も工夫して、4cm広げる工夫をしました。これでA4ファイルはスムーズに入れる事ができるし、中に入れた品たちを確認するのもし易くなった。ファスナー口もバインドをして厚みふやしてしっかり感加えました。

ショルダーの付け根部分も肉盛りして質感と強度を高めた形状に変更。
カシメもフジ鋲使いました。

前ポケットのカブセもバインドして厚みを加える事にしました。

これからも作り続けてゆくル・ボナーのカタチです。
このミネルバボックスの3色を定番として、時々違う革や色で作るパパスも作ったりしながら、ずーと作り続けていきます。
「パパス」といえば,やっぱりコニャック色が基本ですね。再認識しました。こうやって見ると,各部分が進化してますね。
Re: orenge さん
そうなんです。結構変更した部分があるでしょう?。より良く進化していると思っています。価格アップ以上の価値を付加出来ていると思っております。
ル・ボナー松本