神戸の中でも離島のような六甲アイランドにあるル・ボナーは、
お客様が平日よりは多く来店頂ける土日と言っても、そう店内が混雑するような事はない。
しかし今日は珍しく混雑した。
まず朝一番に愛媛から車を飛ばしてやって来られたご夫婦。
「いつもブログ見ていました」と挨拶されて、鞄職人じゃなくてブログ職人だなんて言われながらも書き続けた私の販促努力?が報われた思いでありましたぁ~!。
お昼ご飯食べて日課のチャーのお昼の散歩を済ませて戻ってくると、久々に岐阜に限りなく近い滋賀のみずうみのほとりからTさんが来られていた。万年筆をP&Mさんの委託販売コーナーに出す前に、私に見せに来られたのだ。モンブランのモンテローザ4色揃い。欲しいのは山々なれど、今年は万年筆は少数精鋭で行こうと思っているので泣く泣くパス。あくまで万年筆趣味は販促活動の一環として・・・なんて言い訳はもう鼻で笑われるだけだよなぁ~。

でもってそんなボンジョルノを哀れんで、上の写真のモンブラン#030頂いたぁ~!。
スティールペン先なれど、さすが60年代モンブランの書き味は凄い。
ビィンテージモンブラン共通の切なさ感じる魅力的な書き味。
Tさんが帰られた後の数時間が、今年になって一番お客様が連続した。
月に一度東京から車でやって来る不思議なカップル。そしてoyajiご夫妻も来られた。
秋田から来店されたお客様は初めての来店。でも知っているお顔。東京出張時にユーロボックスで会った。その後ペントレーディング会場でも再会した人物だ。万年筆の気配ある場所にこの人あり。カバンの話はあまりせずに、万年筆談義に花咲かせるボンジョルノでありました。

そんな状態のル・ボナーにモノ好き候補生も。
怪我して入院中に近くにあったP&Mさんに行くようになって、万年筆の魔力にはまった若者。
今日は自慢の自転車に乗っての来店。
ル・ボナー界隈にはこのところなぜか自転車好きが多くなったと感じる。
そしてこのミニベロ(小径タイヤの自転車)タイプに乗る人も何人かいる。
この自転車は英国製のブロンプトンという折りたたみ式のミニベロ。
チェーンはカンパに変えたそうだけれど、見ただけでは私には分からない。
シマノの部品は一つも使っていない英国製。
ミニベロタイプの自転車は、アレックス・モールトンぐらいしか今まで知らなかったけれど、
色々なタイプがある事を最近知ったボンジョルノです。この世界もなかなか面白い。

私も自転車欲しくなった。しかしよく考えるとあまり乗らない。
そうだぁ~!。高性能車が欲しい訳ではないのだから、今持っている自転車のフレームだけ残して、それ以外の部品はすべてカンパで揃えるなんていう改造も面白いかも。
そんな事思いながら、多くのお客様が来店した一日が過ぎて行きました。
そしてまた万年筆が1本増えたぁ~。
No.030というモデルもあったんですね。
30番代にも関わらず、ウイングニブが付いているように見えますが、もしや金ペン先では?
この時代の2桁モデルは、外側からは刻印が見えないのが普通ですので。
最近、60年代のモンブランに魅せられておりまして、羨ましい限りです。
Re: レッドのコッカー さん
シルバー色のペン先なので、この時代に金ぺんにシルバーのメッキはないでしょうから、スティールペン先だと思います。でもビィンテージモンブランの金ペンに負けない書き味です。
ル・ボナー松本