
アルファロメオという車が気になりだしてもう数年が経ちます。それも147の1600ccマニュアル。
車に詳しい人たちの多くは、アルファは問題の多い車だから、長く乗り続けるのは大変だよと忠告を受けます。
タイミングベルトの交換は3万キロごとだし、エンジンオイルは3000キロごと。電気系のトラブルは日常茶飯事。果ては、走行距離が多くなるとボディーが歪み、雨漏りが始まり窓ガラスが外れたりするという人までいます。
そう言われても、私のアルファへの思いは強くなるばかりです。
私はステータスを誇示するような車には全然興味がなく、それより自身の勝手な思い込みであったとしても、私のアイデンティティーが持てる車に乗りたいわけであります。
そんな屈折した車趣味が1968年式ビートルを選ばせたわけですが、遠出をする時はレンタカーを借りている現状を変えるには、現在の道路事情でも普通に走ってくれて、なおかつ私の屈折した車趣味を満足させてくれる車を手に入れたいと考えたわけです。
行き着いた車がアルファ147。
調べれば調べるほど、私のためにある車であることを確信するに至ったわけであります。
それもモデルチェンジ前のツインスパーク1600ccマニュアル。
車は壊れるモノ。要は修理してでも乗り続けたいと思えるかどうかということが大事だと思うのです。
アルファロメオ147を初めて知った時、映画スターウォーズのダースベーダーのようなフロントマスクに衝撃を受けました。変ですが正にアルファらしい顔なのです。運転席周りもスポーツカーのようにコンパクトに収まった私好みのコックピット。

私のアルファ147への思いを理解していただけるY氏は、ポルシェは3星レストランのシェフが選びぬいた食材でつくる料理のようなもので、アルファは、それもツインスパークエンジンのアルファは、料理自慢のイタリアのお母さんが、冷蔵庫の残りものの食材を使って作った美味しい家庭料理だと。この喩えは、私にとって大変魅力的な喩えであります。
そんなY氏はポルシェを筆頭に多くのドイツ車その他を乗り換えながら、マセラッティまで所有した結果、現在はアルファ147GTAというじゃじゃ馬に、体力消耗しながら乗っている、私には理解できる屈折したアルファロメオ信奉者であります。
数ヶ月前、ホンダのビートを運転してみたことがあったのだけれど、このミッドシップエンジンの軽自動車のドライビングは、大変私好みのものでした。
同じ気持の良いドライビングが、5人乗りのファミリーカーであるアルファ147の1600ccのマニュアルだと味わう事が出来るとY氏はおっしゃる。
私が60歳になった時に乗っている車を想像したとき、私にはこの車しか思い浮かばない。
中古車でも全然かまわない(今まで新車は所有したことがない)ので、じっくりハミと蝉のような顔がイヤだという娘を説得して、アルファ147を手に入れたいと思っております。
何時の事になるやら。
ついにブログに登場しましたか(笑)
色は何を選ばれるのですか?ひょうとしたら私が先かも(えへへ・・・)、もちろん選ぶのは1600CCのマニュアルです。色はう~ん