出来るだけ雑談の方もブログで時々更新しようと思った。この所Facebookやインスタで本職以外の趣味部分はアップしていたけれど、ブログに力入れ直そうと思った次第であります。それが実際に続くかどうかは自信がありませんが68歳でもうすぐ69歳になる鞄職人ボンジョルノ松本やってみます。皆様再びのお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
今回は革靴。私の革靴趣味は10年ほどの新参者です。それまでの60年弱はスニーカー人生、特にアディダスカントリーは30年ほどそれだけ履き続けてボンジョルノ松本の代名詞なるほど?ズ〜っと傷んだら買い換えながらそればかりだった。何故革に携わっているのに革靴じゃなかったかというと、材料の原価が職業柄分かってしまうので、材料原価に比べて上代が高すぎるんじゃないか思ってしまって近づきませんでした。しかし原価計算には大きな見落としがあった事に気づきました。工賃です。靴は工賃が革鞄よりかかるのです。そのわだかまりが晴れたら一気に革靴がふえていきました。
そんな革靴の中でローファーが特に大好き、紐調節が出来ないのでフィットするローファーと出会えると幸運です。私のジャストフィットローファーはJMウエストンのシグネチャーローファーの6Dです。最初大変締め付けが激しく圧迫感が苦痛でしたが、我慢して履き続けると素足の延長線のような履き心地に変わる。それが分かっているのでローファーはウエストンの6D買っていれば間違いないのですが、価格が高過ぎてもう買えない。なのでアッパーの革が良くて手をかけてるのに安価な靴を探す旅に出ましたぁ〜?
そんな時、オールデンのようなフォルムに加えてハンドソーンのローファー発見。その靴はインドネシア製の「ジャランスリワヤ」。購入価格ウエストンの1/5。
ただ、これが私の足に全然合わない。馴染ませる為に我慢して履くけど歩行が苦痛。このまま履き続けても良くなる道筋が見えない。そして履く事なく月日が過ぎていったが、革靴趣味は続き、YouTubeで靴作りや古靴修理の動画を楽しく見るボンジョルノでありました。そして合わない革靴を後加工でジャストフィットに仕上げるのが趣味となった私。そしてその鍛錬の日々の集大成がジャランスリワヤのローファー。
自家製タンパットをまず装着。フィットさせるのにインソールよりタンパットの方が効く事を発見した。それも市販のタンパットだと微調整程度だけど、市販の倍ほどの厚みの自家製タンパットは効く、多くのフィットしない革靴はこれでジャストフィットに導いた。
しかしこのローファーはそれでも歩行すると踵がパカパカ抜ける。これは裏が部分ゴムソールが災いしているようだ。革靴ソールは同一素材が良い〜でないと自然なソールの歩行時のそりが得られない。口元広くて紐調節出来ないローファーは特に言える。
そこでワークブーツとかでよくあるクッション部分を加えた。丸紐を中に包んだバックスキン革を貼る。こうすることで踵が当たる部分が深くなって止めも効くはず。見た目もそんなに違和感ないのではないでしょうか?
そして歩いてみたら〜おぉ、踵がパカパカ外れない!!
ジャストフィットして歩行時に踵について来るローファーになったぁ!!!。ただ無理くり合わないローファーを後加工で仕上げたローファーは、店舗で最初に足入れした時ピタッときた感覚得られた靴と同等レベルは頑張っても望めません。でも春夏はローファーしか履かないボンジョルノなのでローテーションするローファーが1足加わって嬉しいなぁ〜。
Leave a Comment