ル・ボナーの一日

フィット感の価値?

2025年08月19日

50歳過ぎてから身の回り品好きになったボンジョルノ。特に筆記具(特に万年筆)、時計、革靴、カメラ&レンズ。革鞄もだけど、それは仕事なのでどうにでも出来るので別。そして年齢を重ね体力の衰えて来て、軽さ、柔らかさ、フィット感の価値を強く感じ始めた。そんなボンジョルノの一押しを紹介〜

まずは革靴から。私は50歳前まではアディダスカントリー一筋のスニカー派だった。これ良いよと言う靴コレクターの二回り若い友人の勧めもあって、パリを訪れた時に当時日本での販売価格の半分ほどでJMウエストンのゴルフを入手。それ以後増殖し続けた。そして辿り着いたボンジョルノ一押しの革靴がこのウエストンのローファー。夏場は特にこれ履いたら他履けません。紐で調節できないローファーなのに歩行時踵がついてくるし、足裏の土踏まずも程良く刺激してくれる。時々スニカーも履いてみようかと足を入れてみるのですが、やはり脱いでしまいこれ履いてホットする。履き続けてフィットするローファーに出会うと、それは至上の喜び。足の形は人それぞれ違う為、合う靴はそれぞれ違うけれど、多くの場合無難に緩めを購入しがち。それだと革靴の魅力を知らないまま老後はスニーカー履くようになる。そんな一足と出会う為の彷徨は続く〜ちなみにこのJMウエストンののワインカラーのシグネチャーローファーはハミに買ってもらいました。

時計も色々増えました。そして仕事で時計ベルトのオーダー注文も受けているので、私の所有している腕時計は全て革の自家製ベルト。私は径35mm前後サイズの薄みの時計が好き。重くて嵩張る時計はあまり好みではない。そんな小さめの時計には柔らかな革ベルトが付け心地良い。耐久性は少し落ちますが、このベルトは裏表デッドストック革のテイカのソフトベビーカーフ。Dバックルとか使うとこのソフトな巻き心地は阻害されるのでピンバックルで。重くて大きい時計にはこの柔らかさはちょっと厳しいかな。

一番50歳以後増えたのが筆記具。その中でも万年筆は増殖し続けております。久々にモンブランの149で書いてみました。皆が好きなモンブラン149、へそ曲がりのボンジョルノは最近までこのキングオブ万年筆を所有していませんでした。、びっくり価格になったこの定番万年筆をもう現行では購入する事無いよなぁと思っていた矢先、P&M3の委託販売ケースに3万円台で70年代?の149が出ていました。そして入手してペン先を走らせてみると〜これは何なんだぁ〜作家先生になった気分。太すぎると思っていた径が豊かさを伝え、軸に使っているプラスチックがしっとりしていて指先にフィットする。149だけが持つ上等な世界を感じてしまった。好き嫌いは別にして書くならこの万年筆が一番豊かと感じた私。

この画像以外、このコンビで撮ってます。この20年、増殖し続けたカメラ&レンズ。最初のフルサイズはCANON5Dだった。それに重いEF24-70mm F2,8のコンビを海外旅行時にも提げて行った。それはもう無理と色々試行錯誤しながら辿り着いたコンビがこれ。レンズはフルサイズ対応純正レンズ最軽量(120g)で総重量830g。明るいレンズは魅惑的ではあるけれど重い、それがもう旅行時厳しくなった。最新のレンズ一体型フルサイズデジカメRX1ならF2のレンズで500gだけど60万円也。それなら持っている機材で最軽量コンビがあるべき姿。

夏場になってペーパームーンショルダーバッグ使い始めました。ずーっとパパスショルダー一択だったボンジョルノでありましたが、暑くなりよりフィットするショルダーバッグはないかと考えた時、このショルダーバッグが思い浮かびました。柔らかで収まりににくく思えますがその分フィットするし、工夫すれば収まり方も理路整然と収納出来る。ペーパームーンシリーズのショルダーバッグ、リュックサック、ボストンバッグは工夫次第でこれほど人に添うバッグは無いのではないでしょうか?

暑い日々がまだまだ続きます。いろんな身の回り品から知恵をお借り?して、フィット感こそ正義と信じて革製品作りをしていきたいと思っています。それにしても暑い、ボンジョルノはひんやり冷シートを頭に載せてそれをパナマ帽で隠して行き帰りしています。これが大変暑さを和らげる事を実感したので皆さまに伝えると、髪がない禿げた人には有効かもしれないけれど髪があると邪魔して冷気は感じないと言われた。禿げてる事がありがたいと初めて思った。ボンジョルノ爺の無駄話しでありました。

 

 

Le Bonheur (16:14) | コメント(0)

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