昨日は、春らしいく暖かですが雨降りの週末でした。
良い品を安く購入する名人のF夫妻がやって来て、近くのショッピングビルの催し物会場で、質流れのブランド品や平行輸入したブランド品を大々的に売っているという情報を持って来られたので、見に行くことにしました。
会場は大盛況。エルメスやビトンがいっぱい。エルメスの平行輸入モノは、エルメス・ジャポンで買うより高いけれど、新品といってもいい様な程度のよい中古品は結構安い。
そんな中、中古のブランドバッグがワゴンで格安で売っていました。

現在ではオーラを失ってしまったと私が思っているヨーロッパのブランドバッグの、昔の良い革で丁寧な仕事のバッグはないかと捜してみました。
その中に、気になるバッグが数点あったので、資料用として買ってしまいました。
セリーヌのボックスカーフを使った丁寧な仕事のハンドバッグ。まだカルティエらしい質感のある革を使っていた頃のカルティエ独自の高級を表現したセカンド。それと、思ったよりいただけなかったけれどグッチ一族の手から離れたばかりの頃の、大ヒット商品のバンブーリュック。私の大好きなグッチのフィレンツェのカバン職人の仕事ではない。
このカバンたちは分解して、お勉強させていただきます。
お店に戻ってしばらくすると、「ル・ボナーの一日」に何度かコンメントをいただいている横浜のたかさんが、ご夫婦で来店。初めてお会いするのに旧知のお客さまのように接っしてしまう、不思議な親近感。
そのすぐ後に来られたエリートサラリーマンのAご夫妻、それといつものF夫妻、同年代のお客様がご夫婦で3組。ル・ボナーの店内は談話室と化し、楽しい午後のひと時。

たかさんも困った時計好きです(笑)。気に入った時計を、破格値で購入するのを得意とされる時計好きの方で、写真の時計も相当お安く購入されたようです。それでも、元が高い時計だから相当にリスキーです。私は真似できません。
金無垢のジャガールクルトは大迫力。ジージーと鳴る目覚ましのカラクリをスケルトンで見るのは初めて。面白い。アランシルベスタインの時計は表だけでなく中まで斬新なデザインしている。ここまでオモチャチックに作ってしまう高級時計は、潔いと思う。それにしても私はムーブメント好きであります。
そんなたかさんの時計コレクションの中で、一番私が気になった時計がありました。それは、奥様がドイツのハンブルグに旅行した時、奥様の趣向でご主人のためにオーダーした
ヘンチェルというメーカーの時計。
ホワイトゴールドのケースにア・シールドというデッドストックムーブメントを使った時計で、頼んで一年待って手元にとどいた一品。クラシカルな趣のあるドイツ時計です。ご夫婦の仲の良さが伝わる優しい時計でした。
飛行機往復とホテル2泊付き一人24000円(そんな安いチケットがあるのだと驚き)で来られたたかご夫婦、神戸を楽しめたでしょうか?バーYANAGASEには行かれたでしょうか?。
美しいものを見ると人間の目はキラキラと輝きます。だから,こういった美しいモノが身の回りに存在することは健康によいと思ってます。醜い行いや言葉を心ならずも見たり聞いたりしたときは美しいものをそれ以上に取り入れることにしています。