
145のテールラインは最高ぉ~!と私は思っております。
このアルファロメオ145・クワドリフォリオ前期型が我が家に来て1年になります。
FFアルファの中で最も面白い走りを堪能出来るとの
先輩アルフィスタの意見を信じ、探し続けて見つかった、
10年前の車だのにワンオーナーで走行距離16000キロの奇跡の一台。
10年経っているのにその少ない走行距離の方が怖いとのマイナス思考の意見には耳をかさず、
それでも少し不安だったから、大丈夫そうな消耗部品でもディーラーで全部交換して、
我が家にやって来た。
中速域でのエンジンレスポンスの敏感さは、まさに快感まっしぐら。
高速を大人しく走るのであれば、リッター15キロほどの低燃費を実現するとのことでしたが、
アクセル踏み込み気味で、下道メインで乗る私の場合、夏場だとリッター6~7キロほど。
アルファは3000回転以上をキープしながら走らないと面白くなぁ~い。
コーナーはきしみ音をさせながらネバリ腰で駆け抜けるのがラテン車の真骨頂。
高速道路の直線道でもフットワークしたがる、直進不安定性がまた面白い。
アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型(前期であることが大事なのだ)に惚れこんでいる。
決して高級感は感じられないエクステリアとインテリアではあるけれど、
ファミリーカー然としたこのアルファが、私には特別に感じるのであります。
どんな高級車にも負い目は全然感じない。
嫉妬を感じてしまうのは145前期型より以前のロメオにお乗りのアルフィスタ。

ABSの不調のためにチップ交換したら、とんでもなくお金がかかった事を嘆いていたら、
常連のF夫妻は、ボンジョルノの日々の生活において車は不必要、特にアルファはと。
まるで社会の良識の代表者のごとき論理で、快感ラテン車趣味を否定する。
アルファを維持する費用を考えたら、レンタカーを借りた方が全然安上がりで、
その上色々な種類の車が乗れるじゃないですかだって。
確かにその通りとハミまで納得してしまう始末。
この論理は正しいかもしれないけれど、私は納得できなぁ~い。
私は移動する道具として車を所有しているのではなぁ~い。
移動を楽しむために、車を所有しているのだぁ~!。それとこのエンブレム。

アルファマーク入りケイタイと、デルタのアルファロメオ万年筆と、光輝く?アルファのキー。
イタリア溺愛人間ボンジョルノ松本の証。
人生のすべての時間を楽しみたいと願う私にとって、
アルファロメオを知ってしまった今となっては、もう手放すなんて事はあり得ない。
しかしABSごときの修理でこの出費は確かに痛い。
マイナートラブルの出費はボクシングのジャブのように効く。
電子機器に頼らない時代の車だったらマイナーなトラブルなんてないのだけれど。
アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は中途半端に現代の車なのだ。
大金との引き換えにアルファとの蜜月の日々を、
少し延ばすかどうかの判断に迫られる時がいつかくるのだろうか。
その緊張感も楽しみながら、アルフィスタの道を進む私でありました。
いっその事、もっと古い心底妥協なしにカッコイイと思えるアルファロメオも良いなぁ~なんて
よからぬ妄想に耽る私であります。

このジュリエッタが私の憧れの究極のフォルムのアルファロメオ。
車を普段使うために所有する事を完全に考えずに、こんな選択もありかなと思ったするけれど、
関係者は私以外誰一人納得しないのは明らかだ。
プラモデルかミニチュアカーで我慢しなさいと言われるだろうなぁ~。
多くの常識人の非難を浴びながら、
私のアルフィスタの道は始まったばかり。
許されるなら、少しでも長くアルフィスタでいたぁ~い。
追伸
神戸元町のpen and message.の吉宗さんが
フィアットのプントのカタログを見ていたという情報を得た。
しめしめ、飛んで火に入る夏の虫ではないか。
吉宗さんが新車至上主義なら、是非来年発売されるアルファロメオMiToをお勧めします。
フィアットは万年筆にはならないけれど、アルファは万年筆になぁ~る。
それでいてMiToはフィアットのトリノ工場で作った安心?もおまけでついてくる。
是非吉宗さんもアルフィスタのお仲間に参加してくださぁ~い。
元々電気系統が国産車より弱い(良い高電圧半導体は日本製のみ)ので、輸入車を保有している限り電気系統の修理は宿命でしょう。
145は運転免許を取ったときに憧れましたが、維持費の高さと優秀なディーラーの不在から諦めた記憶があります。