
今月の注文分の時計ベルトが出来上がりました。
今回はエレファントの1本以外はミシン縫いでの注文だったので、
非常にスムーズに仕事が進みました。
レッドとライムグリーンはシュランケンカーフを使ってます。
アンテークなレディースのロレックスはクリスペルカーフ。
3本はご婦人のオーダーだったので、カラフルカラーで柔らか仕上げ。
趣味と実益を兼ねて時計ベルトのオーダーを始めたけれど、思いの他毎月注文が入ります。
嬉しい悲鳴をあげながら、楽しく仕事こなしております。

神秘的な表情を見せるサフィアンゴート革
時計ベルトも作り終え、次はメンズの長財布の裁断に突入であります。
まずは裏貼りに使う革を裁断していますが、思いの他いっぱい使います。
巷で市販されている多くの財布だと、生地や合皮を使う部分です。
1個の長財布で25デシほど使います(1デシは10センチ四方)。表に使う革より多く必要です。
でも革小物の裏貼りには革が良いと考えているル・ボナーです。
大阪西成の割り漉き名人・山西さんの高等技術を駆使していただき、
0,3ミリの極薄に割った革の二枚貼り合わせという方法で強度を出しながら
裏貼りが革だとは思えない薄さで仕上げた、
ル・ボナーらしい長財布が、来月の末頃登場します。
今回はル・ボナーが保有しているヨーロッパのデッドストック革を色々使って、
小ロット多品種で革の見本市状態で作りまぁ~す。
サフィアンゴート、フラスキーニのムスタング・ブレンダボックス、クリスペルカーフ他色々。
貴重品革ではエレファントでも作ります。
定番のブッテーロ革でも作りますが、今回はワイン(バーガンディー)だけ。
なめしがしっかりした革たちは、それだけで素敵な表情を見せてくれる。
その事を長財布という形にして、見比べていただこうと思っています。
「時計を格上げする時計ベルト」かたさも心材などで調節しているのですね。質問ですが,このDバックルはル・ボナーのオリジナルですか?価格はいくらなんでしょうか?サイフの場合,ちょっといいものでも「あけてガックリコース」「こば厚塗りコース」が多いですね。ル・ボナーの長財布の場合「あけてニンマリコース」ですね。