趣味と実益を兼ねて時計ベルトのオーダーもするようになりました。
毎月の仕事としてベルト同様定着してきました。
時計ベルトは普通のベルトと違ってフルオーダースタイルで注文をお受けしてます。
私は時計には金属ブレスより革ベルトとのコンビネーションが好きです。
永遠を願う時計と滅びの美学を持った革ベルトとのコンビネーションが、
時計をより魅力的なモノにすると思っています。

オレンジのシュランケンカーフを使ったこのコンビネーションは大胆。
その上ベルト通しはライムグリーン。
でも作っていて面白かった。

50年代のロレックスのオイスターにはシックなクリスペルカーフ使ったベルト。
ブルーの糸が効いている。この時代のロレックスは私は好み。

右の時計ベルトはIWCのポルトギーゼ用に紫かかったチョコ色のバッファロー革で。
この革はタンニンなめしのバッファロー革なので、
間違いなくエージングして艶々の光沢が出て来ます。
ベルト通しはシュランケンカーフのバイオレットを使っていて、
新品時には同じ革のように見えるけれど、使い続けると違いが出て来て面白い工夫。
左はシュランケンカーフのチョコ色使ったミシンステッチの時計ベルト。
時計ベルトは手縫いでの注文が多いけれど、ミシンステッチでも十分質感がある。
ミシンステッチだとクロコなどの貴重品革使わなければ、税込10,500円。
ル・ボナーで時計ベルトを作り始めた初期の品はベルト通しの厚みが薄かった。
その修理が時々ある。それで現在はベルト通しの厚みを倍以上に厚くして作っています。

アンティーク時計好きの私ではありますが、夏場はこのストーワの時計をよく着けてます。
汗をかくこの時期は防水に配慮した現行品の方が安心であります。
3回の夏を経験した時計ベルトは汗染みが出て来て厳しい状態になっていたので、
ジャバジャバ水洗いしてみました。
その後陰干ししてデリケートクリームを塗ったっら十分なコンディションに復活しました。
あと何年かはこの時計ベルトで夏場を越せそうです。
ただこの方法は裏表と中に入っている芯部分も革で作ってある時計ベルトに限ります。
大好きな時計にオーダーして作った革ベルト付けて、
自分らしい個性を表現するのって楽しいですよ。
こんにちは
ご無沙汰しております。
すっきりしない天気が続きますが、蝉の泣き声を聞くと遅れている梅雨明けももう直ぐかなと思っております。
さて、出来上がったようですね。近々に伺います。
現物を見るのが楽しみです。
Re: こばやし さん
近々ではなくて早速当日来店頂きありがとうございました。良い雰囲気に仕上がったと思っています。
馴染むまで少し固さ感じると思いますが、きっと革の時計ベルトの良さを感じて頂けるはずです。
ル・ボナー松本