
何本かの手縫いのオーダー時計ベルトを組み上げて、
今回のいっぱいの時計ベルト作りも終了。
手縫いは楽しい。リズム良く縫い上げるとステッチが伸びやかな表情伝える。

今回作った時計ベルトの中で、
中央に写っているレディースの小さな時計のベルト作りが一番苦労した。
約5ミリの巾は鞄作り用に調整されたミシンたちでは綺麗には縫えない。
そのため1寸12目のステッチ巾で手縫いしたけれど、この繊細な手縫いもまた大変です。
元来鞄職人の私には繊細過ぎる仕事です。
多くのこの巾の時計ベルトの場合は圧着仕上げだけれど、やはり縫った方が丈夫だ。
そして私は5ミリ巾のベルトを縫い上げる事に成功しました。
時計ベルトのオーダーを休止する前に、満足出来る仕事が出来ました。
「時計ベルトを作るのが本当に好きなのね。だって時計ベルト作っている時は鼻歌を歌いながら作っているもの」とハミが言いました。
確かにウエストベルトを作るより、結構楽しんで作っていた。
時計にとってベルトは、絵にとっての額縁のようなモノ。
そのコンビネーションの妙が面白かった。
時間がある時はこれからも既製で時計ベルトは色々作ってゆけたら良いなと思っています。
そして私自身が持っている時計たちと自身で作った革ベルトたちとのコンビネーションを、
これからも楽しみたいと思っております。
ベルトを作る事で時計たちへの愛が増幅するボンジョルノでありました。

でもって今回作った時計ベルトたちの中でいの一番に組上げたのは、
私のフューチャー・マチック用の時計ベルト。なんてヤツだぁ~。
作業中に着けていて、染料で今まで付けていた時計ベルトを汚してしまっていたので、
新しく新調したいと思っていたのでありました。公私混同・・・・ハイ。
新しく作る時計ベルトでは既存ではあまり使われない色で作りたいと思っていた。
シュランケンカーフのスカイの色が、フューチャー・マチックのレトロポップなダイヤルデザインに、非常にピッタシ合っているではありませんか。
あまり着けていてはまずい繊細な時計なれど、時計ベルトを替えてから頻繁に着けてしまっている。大変に気に入っております。
現行の時計も好きだけれど、時計に融通出来る私の資金は限られている。
そんな時アンティーク時計を知って、魅力を強く感じた。
そしてその時計たちにオリジナルで作った革ベルトをセットした時、
より強くその時計たちに愛おしさ感じています。
万年筆ケース、時計ベルトとボンジョルノ自身の趣味の延長線上の革製品を作って来た。
次に考えているのはカメラの革ストラップと革ケース。
いつ作れるかは未定だけれど、いつか作りたいと思っています。
でも公私混同の革製品作りはしばらくお休み。
趣味の延長線上の革製品作りは楽しい事ではあるけれど、
しばらく本業のカバン作りに集中することにいたします。
題名が過去形になり、いよいよ、ボンジョルノ様の本領が発揮できる年末がやってきましたねぇ~。太ダレスの製作中継を楽しみにしています。
私も「てっちり」「フレンチ」「ぶりしゃぶ」「インド料理のビリヤニ」と年末年始の試練がありますが、ボンジョルノ様の頑張っている姿を思い浮かべながら、乗り切っていこうと決意する次第であります。えへへ
Re: 三好 さん
お呼びがかかったら私はだって時間の算段つけて年末年始の試練は受け入れる用意はありますが、その前に仕事頑張らないと。今助走中。
ル・ボナー松本