ル・ボナーの一日

今日のル・ボナーは千客万来

2010年02月20日

神戸の中でも離島のような六甲アイランドにあるル・ボナーは、 お客様が平日よりは多く来店頂ける土日と言っても、そう店内が混雑するような事はない。 しかし今日は珍しく混雑した。 まず朝一番に愛媛から車を飛ばしてやって来られたご夫婦。 「いつもブログ見ていました」と挨拶されて、鞄職人じゃなくてブログ職人だなんて言われながらも書き続けた私の販促努力?が報われた思いでありましたぁ~!。 お昼ご飯食べて日課のチャーのお昼の散歩を済ませて戻ってくると、久々に岐阜に限りなく近い滋賀のみずうみのほとりからTさんが来られていた。万年筆をP&Mさんの委託販売コーナーに出す前に、私に見せに来られたのだ。モンブランのモンテローザ4色揃い。欲しいのは山々なれど、今年は万年筆は少数精鋭で行こうと思っているので泣く泣くパス。あくまで万年筆趣味は販促活動の一環として・・・なんて言い訳はもう鼻で笑われるだけだよなぁ~。 10%E5%B9%B4%EF%BC%91%E6%9C%88%20190.jpg でもってそんなボンジョルノを哀れんで、上の写真のモンブラン#030頂いたぁ~!。 スティールペン先なれど、さすが60年代モンブランの書き味は凄い。 ビィンテージモンブラン共通の切なさ感じる魅力的な書き味。 Tさんが帰られた後の数時間が、今年になって一番お客様が連続した。 月に一度東京から車でやって来る不思議なカップル。そしてoyajiご夫妻も来られた。 秋田から来店されたお客様は初めての来店。でも知っているお顔。東京出張時にユーロボックスで会った。その後ペントレーディング会場でも再会した人物だ。万年筆の気配ある場所にこの人あり。カバンの話はあまりせずに、万年筆談義に花咲かせるボンジョルノでありました。 10%E5%B9%B4%EF%BC%91%E6%9C%88%20181.jpg そんな状態のル・ボナーにモノ好き候補生も。 怪我して入院中に近くにあったP&Mさんに行くようになって、万年筆の魔力にはまった若者。 今日は自慢の自転車に乗っての来店。 ル・ボナー界隈にはこのところなぜか自転車好きが多くなったと感じる。 そしてこのミニベロ(小径タイヤの自転車)タイプに乗る人も何人かいる。 この自転車は英国製のブロンプトンという折りたたみ式のミニベロ。 チェーンはカンパに変えたそうだけれど、見ただけでは私には分からない。 シマノの部品は一つも使っていない英国製。 ミニベロタイプの自転車は、アレックス・モールトンぐらいしか今まで知らなかったけれど、 色々なタイプがある事を最近知ったボンジョルノです。この世界もなかなか面白い。 10%E5%B9%B4%EF%BC%91%E6%9C%88%20182.jpg 私も自転車欲しくなった。しかしよく考えるとあまり乗らない。 そうだぁ~!。高性能車が欲しい訳ではないのだから、今持っている自転車のフレームだけ残して、それ以外の部品はすべてカンパで揃えるなんていう改造も面白いかも。 そんな事思いながら、多くのお客様が来店した一日が過ぎて行きました。 そしてまた万年筆が1本増えたぁ~。

Le Bonheur (22:17) | コメント(6)

Comments

  1. No.030というモデルもあったんですね。
    30番代にも関わらず、ウイングニブが付いているように見えますが、もしや金ペン先では?
    この時代の2桁モデルは、外側からは刻印が見えないのが普通ですので。
    最近、60年代のモンブランに魅せられておりまして、羨ましい限りです。
    Re:  レッドのコッカー  さん
    シルバー色のペン先なので、この時代に金ぺんにシルバーのメッキはないでしょうから、スティールペン先だと思います。でもビィンテージモンブランの金ペンに負けない書き味です。
                              ル・ボナー松本

  2. orenge より:

    モンブランのチョイ昔「鉄ペン」,そういえば,私のは,軸がオレンジでキャップがブラックの「カレラ」(ポルシェ)。試し書きくらいしかしたことがありませんが,「書き味がいいのかも?」と思えてきました。シェーファーの「ノーナンセンス」(鉄)の書き味は大好きです。こういう自転車は車に乗せて・・・と思いますが,実際面倒で・・・
    Re: orenge さん
    この自転車は1分以内で汲み上がりました。その上何のためなのかわかりませんが畳んだままゴロゴロ運ぶ事が出来るようになっていました。面白いです。
                             ル・ボナー松本

  3. ひろなお より:

    フレーム残して、ALLカンパは無いと思いますよ。
    サンプレックッス、ユーレー、TAなどの古いパーツを探して組み立てるほうがかっこいいと思います。
    そしてぜひ、応援の意味の込めて、VIVALOでフレームもオーダーしてください。(まだやっているでしょうか?)
    けど、自転車もカメラ同様お金がかかりますよ!
    (車と違って維持費はあまりかかりませんが)
    Re: ひろなお さん
    正直言って私は自転車について詳しくありません。部品もカンパかシマノぐらいしか知りません。ですのでイタリアンなカンパなんて考えた訳であります。古いパーツを探して装着するというのは考え付きませんでした。面白そうですね。詳しくまた教えてください。
                              ル・ボナー松本

  4. 足袋子 より:

    はじめまして。
    夏か秋には注文したチェザレ・エミリアーノの万年筆が出来上がってくるはずで、待ち遠しくって検索してました。
    そしたら素敵な鞄に出会った!って感じです。
    いつか直に鞄をみにお伺いしたいです。
    Re: 足袋子 さん
    チェザレ・エミリアーノを注文されたという事は、京都のお店でですか?。チェザレは良いですよね。価格以上の価値を感じれる素敵なイタリアンだと思っています。ル・ボナーにも一度お出でください。その時にはご注文されたチェザレを是非見せてください。
                              ル・ボナー松本

  5. ノブ より:

    今日はWAGNERの定例会へ参加してきました。オリジナルのパーマネントインクは危険な香りがする魅力的なものです。何に入れるか迷うところです。また、2009SP1、2009、2010など魅力的な万年筆が並べられていましたが、金欠の私は「見てるだけ」の状態です。少数精鋭を宣言できるボンジョルノが羨ましい。週1本から月1本ペースですか?
    Re: ノブ さん
    東京近郊に住んでいなくてよかったです。東京には色々な誘惑が多すぎます。月1本なんて~と去年を振り返ると、月1,8程度なのにあらためて驚かされます。今年はどうなりますやら。目標は購入品は年4本です。100円万年筆2本は除外して。
                              ル・ボナー松本

  6. (仮称)候補生 より:

    ボンジョルノさん、その節は大変お世話になりました。
    来店される皆様による今まで知らなかった世界の話(しかも全てが超ディープ!)
    をお聞かせ頂き、大変充実した週末を過ごせて幸せでした。
    このところ、趣味の逸品を入手する際に意識せずとも結果的にですが
    「この人から買いたい」と強く心が動くと財布の紐が織田信成に。
    パパス最高です。所有する喜びに満ちています!次はピッコロ?財布?
    今度お邪魔する際はもっと奇天烈な自転車に乗って行きます。フフフ...
    Re: (仮称)候補生 さん
    パパス御購入ありがとうございます。
    革の魅力を存分に味わってください。
    まだ他にも自転車お持ちなんですか。恐ろしやぁ~。
                              ル・ボナー松本

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