
ブッテーロのブルーにグリーンステッチで仕上げ、トップの巾広フレームにイタリアのO.B.I.社の錠前付けたタイプの太ダレスが、出来上がりました。フレームが巾広なので少しふくよかなフォルムの威風堂々とした太ダレスの出来上がりです。
ただこの太ダレスはトップの枠と錠前が定番の形状と違うだけではありません。
何と取り外し式ではありますが、初めて作ったリュック形式の太ダレスなのです。
私はダレスバッグにショルダーを付けたり、いわんやリュック形式にするなんて今まで拒み続けてきた。特に太ダレスのようにトップに向って本体が曲線を描くバッグだと変形する原因になるからと、断っていた。
しかし今回のオーダー主は、会社への通勤時は、最寄駅まで自宅から自転車で通っておられる。しかしは私は、ブッテーロ革で作った鞄は傷が付きやすいから、自転車カゴに入れないで使ってくださいと頼んだら、だったらリュック形式にしてとおっしゃる。で断る事出来ずに、変形その他使っていて発生する問題は受け入れるとの了承の元、作る事になった。

スーツ姿の中年オヤジがこの太ダレスリュックを自転車に乗って背負っている姿を想像してみてください。学手風ブリーフケースをリュック形式にして背負うイメージは、英国風に想像出来るけれど、太ダレスリュックは想像しにくい。ただ間違いなく目立つ。そして個性的だ。でも何かチャーミングなような気がしてきた。
太ダレスをリュックで使う!凄い!でも両手が空くというのは便利で実用的です。大人のランドセルが欲しいなぁ。
Re: ノブ さん
太ダレスをリュックにするのは特殊だとおもいますが、学手風ブリーフケースをリュックとしても使えるようにした品はお勧めです。ツイードのブレザーに学手風リュック背負って自転車なんて良いですよ。
ル・ボナー松本