
お店の棚から姿を消していたフェルディーの登場です。
今回は4色のシュランケンカーフで作りました。
このバッグは革のしなやかさを伝えたくて、芯材は極力使わないで作っています。
自然なドレープが出ているバッグだと思いませんか?

ハミは最初もっと大きなフェルディーを作りました。
自然なドレープはもっと豊かにでていたのですが、女性が持つには大きすぎるハンドバッグでした。
少しサイズを小さくして作ったら、それが好評でもう7年近く作り続けている定番品になりました。
フェルディーという名は最初期このタイプはシュランケンカーフではなく、スエーデンのボルゲ社のフェルディナンドカーフという、柔らかでシットリしたシュリンク革を生かすデザインとして考え、その革の質感を伝えるデザインとしてピッタシだったのでフェルディーと命名しました。
今は残念ながらそのフェルディナンドカーフは入手できません。でもカラフルなシュランケンカーフにしてから年齢に関係なく多くの女性に支持されるバッグに成長したので良かったのかもしれません。
フェルディナンドカーフは深みのある色の革だったので、購入層の年齢が高めだった。
もう入手出来ない革ですが、ル・ボナーには少し残っています。
残っているフェルディナンドカーフのチョコ色で、注文品のボストンバッグのレジェを作ります。
それで最後、大きなバッグが取れる量のフェルディナンドカーフはなくなります。

今回、ジーンブルー、ゴールド、ライトグレー、オレンジと明るめの革ばかりで作りました。
春を意識した色たちです。
短めのショルダーにして小脇に抱えた時はドレープが豊かな表情を作り出す。
シックな洋服にも似合います。
ショルダーを長くしてタスキがけで使うと、フォルムがすっきりカジュアルな服装に似合います。
二通りの表情を見せるバッグです。
ドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフで作ったフェルディー。67,200円です。
良い表情しています。
ダレスバッグやフェルディーが出来上がってくる画像を見ると、なんだかワクワクします。
お店が華やかになったような思いを頭の中で、想像しています。
一番好きなブログネタは、バッグの紹介と、革の紹介、松本様ご夫妻の仕事に対する姿勢に関しての記事です。
思いつきを書き込んですみません。
お二人のスタンスが大好きです。