ル・ボナーの一日

「ORTUS」表敬訪問

2014年12月12日

東京国立博物館の表慶館で開催されていた「エルメス レザー・フォーエバー」を見終わり、その足で「ORTUS」の小松さんに会いたくなって銀座に向かった。独立系鞄職人の中で今最も素敵な鞄を作り続けている一人。

それにしても「ORTUS」の場所が分かりにくい。グーグルマップで検索しながらすぐそばまで来てるはずだのに迷う。そして上を見上げると二階ベランダ壁面に鞄が。きっとここだと思って階段を上がるとありました「ORTUS」。

_DSC8367.JPG

店内正面にはオーダーサンプル用のバッグが並んでいます。どれも素敵な鞄たち。精緻な技術に加え革の魅力を最大限生かす感性と工夫が、素敵な鞄たちを生み出している。

_DSC8369.JPG

この棚に近々並ぶ新作のトランクの製作途中の品を見せて頂いた。厚みのあるコバの処理の美しさに感銘を受けた。日々手縫いのオーダー品を作り続けながら、その合間に制約なしに作るこれらのサンプル鞄を組み上げている時が、最も楽しくワクワクする時間と言う。本当に鞄を作るのが好きなんだと感じた。

_DSC8371.jpg

タバコを吸う為ベランダへ。そこにディスプレーされていた鞄の外縫いの底に向かって内側にカーブするラインを見て感動した。マチと本体の長さを調節意識することで生まれるライン。このカーブを意識することで、一室の外縫い鞄でも使い込んでも嫌な変形が出にくい。そういった工夫はなかなか出来ることではない。

仕事の手を休めさせてしまいご迷惑かけてしまいましたが、老いぼれを暖かく迎えてくれた小松さんありがとうございます。正直言いますと、エルメスのイベントよりも小松さんの作る鞄たちの方が大いなる刺激を受けた次第です。東京日帰り出張?は大きな成果を得た次第でありました。もうしばらくは私も老骨鞭打って若い人たちには負けるものかという気概で頑張ります。

Le Bonheur (19:30) | コメント(2)

Comments

  1. ORTUS より:

    先日はお忙しい中、ご来店頂きまして誠にありがとうございました。
    お久しぶりにお会いする事が出来まして、とても嬉しかったです。
    度々ご紹介頂きまして大変恐縮しております。
    ありがとうございます。
    またいつか色々とお話をお聞かせ頂く事が出来ましたら幸いです。
    今後とも宜しくお願い致します。
    ありがとうございました。
    ORTUS 小松 直幸

  2. Le Bonheur より:

    こちらこそ、突然行っちゃってお邪魔してごめんなさい。また東京に行った時はお邪魔するかもしれませんが、よろしくお願いします。

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

アーカイブ