ル・ボナーの一日

「ペーパームーン・ボストン」最終サンプル完成〜

2021年01月28日

本体もマチも少し台形なので最大幅で言うと横45cm×縦33cm×幅22cmの結構立派な大きさのペーパームーン・ボストンの最終サンプル完成〜!ここまで来るのにサンプル4度とシエラザック並みに苦労しました。旅行ではキャリーケースが主流で革のボストンバッグはゴルフの時に使うぐらいで人気薄な時代になりました。でも昭和生まれの私には、旅のお供はボストンバッグなイメージが強い訳で、不人気でも今の時代だから重宝するボストンバッグをル・ボナーのアイテムに加えたかった。軽くて柔らかくて荷物いっぱい詰めても身体にフィットする事でより軽く感じられるボストンバッグ。そうなるとペーパームーンシリーズの発想でボストンバッグは最適ではなかと思った。微調整を繰り返して4度目の正直がこれです!

正面は威風堂々ペーパームーンシリーズの佇まい。

後ろ側のパターンは最後の最後で一番苦心した部分。キャリーケースのハンドル部分に挿せるようにどうしてもしたかった。ただベルトを2本縫い付けて通すという発想だと、ステッチを出来る限り見せないというペーパームーンシリーズのデザインコンセプトからすると反している。それでどうしたかって?それは後の方の画像で分かると思います。

使っているディアキップという名のソフトキップは柔らかくて負荷のかかる部分は伸びる、なのでこのペーパームーンシリーズは裏のリモンタナイロン生地に骨&伸止めの役割を担ってもらっている。ショルダー&ハンドルの付け根は裏ナイロンと一緒に止める事で強度高めております。

ハイ、これがハンドルに通した画像。本体と後ろポケットの間を通している訳です。ただ通すだけだと左右にずれるし後ろポケットがだらしなく下がるので見えない箇所に左右端から10cmあたり縦一直線にステッチ入れてます。ペーパームーンシリーズのパターン自体複雑で分解して型紙取ったとしてもそう簡単に組み上げれない代物なのに、この部分のパターンがそれに輪かけて複雑で頭の中がぐちゃぐちゃになったボンジョルノ。

ペーパームーンシリーズはショルダー、リュックに続き真打ちに控えしボンストンバッグが登場します。ル・ボナー最大の卸先のCIRCLE さんの7周年に間に合うように急ピッチで量産に入ります。価格は税込み110,000円での販売予定。

旅のお供に硬いキャリーケースにソフトな革のボストンバッグのコンビネーションは素敵ではないでしょうか?今は厳しいですが自由に旅行が出来るようになったら、このペーパームーン・ボストンに荷物をいっぱい詰めて旅に出れば思い出もいっぱい入ります。詳細は2ヶ月後のCIRCLEさんのブログにて。

Le Bonheur (11:20) | コメント(0)

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