ル・ボナーの一日

独立系鞄職人、バゲラ・高田夫妻

2006年03月07日

バゲラ・アタッシェ.jpg http://www.bagera.jp/ 先週、バゲラというブランド名で、神戸の垂水で、オーダーメイドで鞄を作っていられる高田夫妻が娘さんを連れて、ル・ボナーに来てくださいました。 作られたものを何点か見せてもらいましたが、丁寧な仕事に感心しました。私たちが高田夫妻の年齢の頃、作っていたものといったら、全然中途なもので、今思うと恥ずかしくなってしまいます。 独立系鞄職人の場合、作るものが偏る場合が多々見受けられるのですが、高田夫妻の場合、作るもののバリエーションも豊富で、オーダーする人も安心して自分の希望を伝え、満足のゆく品が出来上がってくるだろうと思いました。それは夫婦二人で作っているからと思うのです。 高田夫婦を見ていると、わたしたち夫婦の若かった頃を思い出してしまいます。 子供を育てながら、プロの職人として自己流で鞄作りを夫婦でつづけるのは、色々な壁にぶつかります。今考えると、ぶつからなくても良かった壁もたくさんありました。 高田夫妻もこれからも色々な壁にぶつかり、乗り越えて前に進んでゆかれることでしょう。そんな時私たちが少しでもお手伝いできれば幸いです。 ル・ボナーではフルオーダーは顧客の仕事で手一杯なので、新しいフルオーダーは休んでいます。小物は定番商品のみでフルオーダーはやっていません。そのためお断りするケースが多く、せっかく来店していただいたお客様の希望をかなえられないことがあります。そんな時バゲラさんであれば安心して紹介することが出来ます。良い仕事をされているから。 個人でモノ作りをする上で、ハンデのある地方都市。そんな地方都市、神戸で独立系の鞄職人、高田夫妻、靴職人の鈴木君など若い才能が育っています。一緒に刺激を受けながら、切磋琢磨して神戸が独立系職人が多く集う町になり、イタリアのフィレンツェのような町になればなんて素敵なことでしょう。 人は多くの夢を自分の人生の中に描きます。一生懸命生きていれば、その中の大事な何個かの夢はかないます。かなうようにしなければいけません。夢を現実にするため、一歩一歩着実に進んでゆきたい。

Le Bonheur (08:26) | コメント(1)

Comments

  1. オカザキ より:

    お世話になっております。
     私も“バゲラ”さんの存在をとある雑誌で知り、HPも拝見いたしました。
     機会があれば、バイクで一っ走りして伺ってみたいと思います。

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