ル・ボナーの一日

シュランケンカーフを使ったクレール

2006年03月27日

クレール.jpg シュランケンカーフを使ってクレールを作りました。 ソニーファミリークラブの通販で3年ほど売り続けているクレールはオイルを含んだタンニン革で作っていましたが、今回お店だけの限定で、私たちの大好きなシュランケンカーフを使って、作ってみました。今までのものより軽くて、カラフルな色合いなので、春にはピッタシだと思っています。 ドイツのペリンガー社のシュランケンカーフはH社の指定革のため、年に2度程度スポットで買うことしか出来ず、安定供給が難しい革です。そのためこの革の方が良いと分かっていても、通販のような数が動く製品には使えないのです。お店で売る場合はそういったことを気にせず使えます。 このクレールはソニーファミリークラブで、オーダー店使用のショルダーバッグという名称で3年ほど前から売り始めたのですが、まだ続いている息の長いショルダーバッグです。優しくて安心感のあるデザインが長続きの理由のように思います。 5月にはシュランケンカーフが今年になって初めて、まとまった数量と多色入荷します。特別な色のものは無理しても買い込んでしまいます。今回初めての色はオリーバという名称の色で、どんな色かは来てのお楽しみです。きっとオリーブ系の色だとは思うのだけれど。H社の指定する色作りには感心します。色の種類の多さ、発色の鮮明さは特別です。 ケーキ屋さんのショーケースは色とりどりで、見ていて楽しい気持ちにしてもらえます。そんな色いっぱいで楽しい気持ちを提供できるかばん屋さんになりたいな。これからもシュランケンカーフは、ル・ボナーのお店にはなくてはならない大事な革です。 親しくなったお客さんも、ハミのことをハミさんと呼びます。ハミと呼ぶのは、彼女の旧姓が蓮見で、幼友達がみなそう呼んでいたので、私も30年間ハミと呼んでいます。その後親しくなった友人も、取引先の人もハミさんと呼ぶようになり、気が付くと親しいお客さんもそう呼ぶようになっていました。 そのことが、すごく幸せに感じました。何気ないことなのだけれど、親近感を感じていただけるそういった人たちに包まれて、私たち夫婦はありがとうと言います。 クレールは、そんなハミがデザインした、ハミらしいショルダーバッグです。

Le Bonheur (08:35) | コメント(0)

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

アーカイブ